【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夏の顔の競演

2008-08-16 17:18:09 | 香る庭の花綴り


   今日の空は、起床時からカ~ッと太陽が・・。
  おまけに南の空には、入道雲が見えます。
  この夏の風物詩、今年ほど多く見た事は、ありません。

   そろそろ天気も下り坂・・との事ですが、今の所、その気配はありません。
  そうそう、今日は久し振り、蝉の声も耳にしました。とは言っても僅かな時間です。
  入道雲に比べると、この蝉、今年は随分少なくなったように思います。

   まだまだ夏の盛りの日本。
  いつも思うのですが、『アンの世界』 の夏は、随分、穏やかな夏のようです。

   “暖かい煙るような夏の午後だった。
  世界は咲き競う花で輝いていた。
  長閑のどかな谷間には、もやが一面に立ち込めていた。
  森の小径は影が射し、野は夏菊の花の紫で飾られていた。”

                                         【「アンの愛情」 第14章】

 


   今朝も、朝の挨拶は “朝の美人” こと、朝顔への 「おはよう!」 から。
  冒頭の写真は、花びらをバッタに食べられてしまった、
  (カマキリではありませんでした)「暁の海」 です。

   昨日、他所(よそ) に放したのですが、又やって来たようです。
  今日は、この通り、無残な姿になりました。

   その一方で、バッタと同様に花びらに入り込んだ蟻は、朝顔の花びらに、
  しっかり閉じ込められて、出るに出られず、もがいていましたっけ。

    朝顔の天敵がバッタなら、【蟻の天敵】 は朝顔や、ハイビスカスなのですね。
  蟻は、朝顔やハイビスカスのように、花びらを散らして終わる花ではなく、
  しっかり花びらを閉じてしまう花に、お手上げなのです。

   そんな中で、真っ白な朝顔が今朝は、涼やかに開花しました。
  そして黄色のハイビスカスは、又々、真っ直ぐ上を向きました。

   横を向いたハイビスカスもいいけれど、
  上を向いたそれは、清々しくて希望を貰えます。

   そして、こちらは昨夕の空です。
  こんな雲なら乗ってみたいですね。

   “すみれ色と灰色の
  混ざった夕闇が丘の上に
  訪れて来た。
 
   夏の夜のとばりが下りた・・
  びろうどと囁きの夜である。”

          【「炉辺荘のアン」 第37章】