今日の空は、起床時からカ~ッと太陽が・・。
おまけに南の空には、入道雲が見えます。
この夏の風物詩、今年ほど多く見た事は、ありません。
そろそろ天気も下り坂・・との事ですが、今の所、その気配はありません。
そうそう、今日は久し振り、蝉の声も耳にしました。とは言っても僅かな時間です。
入道雲に比べると、この蝉、今年は随分少なくなったように思います。
まだまだ夏の盛りの日本。
いつも思うのですが、『アンの世界』 の夏は、随分、穏やかな夏のようです。
“暖かい煙るような夏の午後だった。
世界は咲き競う花で輝いていた。
長閑な谷間には、もやが一面に立ち込めていた。
森の小径は影が射し、野は夏菊の花の紫で飾られていた。”
【「アンの愛情」 第14章】
今朝も、朝の挨拶は “朝の美人” こと、朝顔への 「おはよう!」 から。
冒頭の写真は、花びらをバッタに食べられてしまった、
(カマキリではありませんでした)「暁の海」 です。
昨日、他所(よそ) に放したのですが、又やって来たようです。
今日は、この通り、無残な姿になりました。
その一方で、バッタと同様に花びらに入り込んだ蟻は、朝顔の花びらに、
しっかり閉じ込められて、出るに出られず、もがいていましたっけ。
朝顔の天敵がバッタなら、【蟻の天敵】 は朝顔や、ハイビスカスなのですね。
蟻は、朝顔やハイビスカスのように、花びらを散らして終わる花ではなく、
しっかり花びらを閉じてしまう花に、お手上げなのです。
そんな中で、真っ白な朝顔が今朝は、涼やかに開花しました。
そして黄色のハイビスカスは、又々、真っ直ぐ上を向きました。
横を向いたハイビスカスもいいけれど、
上を向いたそれは、清々しくて希望を貰えます。
そして、こちらは昨夕の空です。
こんな雲なら乗ってみたいですね。
“すみれ色と灰色の
混ざった夕闇が丘の上に
訪れて来た。
夏の夜の帳が下りた・・
びろうどと囁きの夜である。”
【「炉辺荘のアン」 第37章】