【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

待ち遠しい紅葉便り

2006-10-30 23:52:49 | 煌きの硝子(ランプ含む)
   今日も秋晴れの下、出掛けて来ました。
  相変わらず、汗ばむ陽気です。

   この気候は・・丁度1ヵ月前のよう。
  これから10月になるのでしたら、
  分かる気がするのですが・・・。

   でも帰り途・・日暮れの早さは、すっかり “秋”。
  時間は、午後5時前くらいだったでしょうか・・。

   既に出ている “上弦の月” を眺めながら、
  (勿論まだ青い空に白い月です)
  帰って来たものです。

   帰宅すると間もなく、
  夜の帳(とばり)に包まれてしまっていました。

   明日も秋晴れとのこと。
  今週一杯、このいい天気は続くそうですね。

   そう言えば、お月様、
  ほんの2、3日前は、まだ三日月でしたものね。

   そうそうこれに関しては、アン とアンの教え子の 
  ポール の会話が、これまた素敵です。

 




   「三日月は、小さな金色の小舟の夢を
  一杯積んでいるんだね。」
  「そうよ。三日月が雲に乗り上げて傾くと、
  夢がはらりとこぼれて、眠りの世界に落ちて来るの。」


 



   こんな教師と生徒なら、今世間を騒がせている、
  いじめや学級崩壊などは、ないでしょうね。








 


 




   写真は昨日撮り損ねた、季節外れの朝顔です。
  あるお宅の道路脇のフェンスに、咲き乱れていました。

   ブルーの朝顔は、夏咲くからこそのもの。
  今頃花盛りの様相とは、一体どうなっているのでしょう。

   それにしましても、こんなに暖かいと、
  今年の紅葉の見頃は12月なんてことも・・・。

   昨日の、1月が紅葉シーズンというニュースも、
  俄かに真実味を帯びて来たような気がします。

   今日は又、薔薇の硝子ポットを買って来てしまいました。
  本来は、キャンディー入れですが私は勿論、
  花びらを淹れます。

   ちょっと見えにくいけれど、
  真ん中のコルク栓の瓶は、
  5年前、富良野で買ったラベンダーのポプリです。

   5年たった今も、しっかりと香っています。
  ポプリは香りが飛んでバカみたいになっても、
  叩いて潰して苛(いじ)めれば、再び香るようになります。

   ストレスが溜まった時など、
  スパイス砕きはいかがでしょう。

   シナモンやスターアニスなどをすり鉢に移し、
  ゴリゴリ、ガリガリ・・・。

   香りが全身に吸収されて、
  リフレッシュすること、請け合いです。 

秋の夜長のピンクの夢

2006-10-30 00:49:38 | 私の手作り夢時間
   秋晴れが続きます。
  程なく11月だと言いますのに、
  今日も外は汗ばむ陽気でした。

   例年なら金木犀が終わると、
  後は、紅葉シーズンを待つばかりの筈ですが・・・。

   それなのに、我家の庭でも未だに朝顔が咲き、
  道端にはコスモスに混じって、
  まだまだ向日葵(ひまわり)が元気なのです。

   折しも夕方のニュースでは、地球温暖化現象で
  100年後には、我国も5月から10月迄夏が続き、
  1月が紅葉シーズンなんて言っていました。
  一体、どうなっているのでしょう。



   秋にピンクは、
  ちょっと季節外れかも
  知れませんね。

   でも、ピンク大好きな
  アン に倣って
  作ってみました。

   ご覧の通り、
  左の作品は、ビーズだけ。

   右の財布は、その余った
  ビーズと、足りない分を
  補った、スパンコールとの
  組み合わせです。

   ピンクって、心がフワッと
  温かくなり、いい気分ですね。

   ついさっき迄、季節感がなくなったなんて
  嘆いていましたのに、この変わり身の早さ。

   でも、ものは考えよう。
  ここに、いち早く春が来たと思えばいいのですものね。   

   左のポシェットは、ピンク大好きな
  1年越しの私の小さな生徒へのプレゼントです。



   
   ピンクの春から一転。
  今度は秋らしい装いに。

   可憐な野の花を
  挿してみました。

   素材は、何年か前に
  綾の里で求めた、
  麻のタペストリー兼花立て。

   布の中に、プラスティックの
  円筒が入っていて、
  花を活けられるように
  なっています。

   この野の花は、どうやら
  “ヨメナ”? らしいです。
  薄紫の可愛い花が気に入っています。

洋服でアン気分

2006-10-28 23:45:32 | リラのお気楽ユメ日記
   昨日よりは幾分、雲が多目だったものの、
  今日も概ね晴れの、いい天気でした。
  それにとても暖かく、動けば汗ばむ陽気。

   今日はこの時間になっても、全然気温が下がりません。
  そう言えば、明日は朝のうち、
  ちょっと雨が降るかも知れないとか・・・。











 



   ところで昨日の外出、最近アン気分どっぷりの私のこと、
  最初、写真上の格好で出掛けようと・・。

   でもいくらアン・・と言ったって、
  これではさすがの私も勇気がありません。

   それで・・同色の、シルクのベストを持って来ました。
  写真では良く分かりませんが、やはりビーズたっぷりです。

  ちょっと羽織っただけですが、
  今度は雰囲気、がらりと変わってしまいました。

   上部のフリル、レースはすっかり隠れてしまい、
  かろうじてスカートに、名残りを留める程度。
  それでも、いっぱしのアンになった気分。

   バッグもアンティーク調にして、
  履物はブーツといういでたちでした。
  でも、たまには好きな物着て、お洒落しなくてはね。

 




   「流行の服を着ていると、
  いい人になるのも、ずっとたやすいの。」


   


   この アン の言葉は、
  好きな服でも同じ事が言えますね。

   一昨日も触れました、レスリー・ムア 。
  彼女は、いつも身の回りに “深紅の物” を付けているのです。
  髪のリボンだったり、ベルトだったり・・・。

   黒や紺の洋服にさり気ない 「赤」 って素敵です。
  赤は、彼女にとって、特別な色なのでしょうね。

時空を超えて~映画 『地下鉄に乗って』

2006-10-27 22:56:20 | 映画の香り
   今日も秋晴れの下、
  映画 『地下鉄に乗って』
  を観て来ました。

   予定通りの行動・・
  と言いたい所ですが、
  色々と雑音が入って。

   今日に至る迄、ちょっとした
  心の逡巡がありました。

   “いつもの地下鉄を降りると、
  そこは昭和39年の東京だった―。” 

   レトロ大好きな私のこと。
  このキャッチコピーに惹かれたのは、
  言うまでもありません。

   それに私自身、なぜか地下鉄に潜在的な恐怖感、
  (穴に引きずり込まれるような感覚)を
  抱いていたこともあり、タイムスリップにも
  全くと言っていいほど、違和感などありません。

   そしてあの映画、『三丁目の夕日』 の
  堤真一と来ているのですから、期待は膨らみます。

   (因みに 『三丁目の夕日』 には、
  それはそれは感動しました。)

   でも・・セットは貧弱、
  最後も私の好きなハッピーエンドではありませんでしたし、
  ストーリーも暗かったし・・で、
  残念ながら今回は感動、とまでは行きませんでした。

   原作を読んでいないので、何とも言えないのですが、
  やはりこういう作品は、映画にするには
  無理があるのでしょうか。
  ストーリー的にも色々矛盾が出て来て・・・。

   でも同じように矛盾があった、
  映画 『イルマーレ』 には、
  至極寛大になれたのですから、人間って、面白いですね。

   しかしながら、原作がしっかりしているからこその、
  何気ない会話の中に、心に残る言葉もありました。

   例えば・・・。
  「お母さんの幸せと私の愛した人の幸せを
  秤にかけてもいいですか。」 
   

   親っていうのはねえ、
  自分の幸せを子供に望んだりしないものよ。」
等など・・・。

   そうそう、私の隣に座っていらした
  スーツ姿のサラリーマン風の方、
  初めから終わりまで、ずっと居眠り。

   感動するしないは兎も角、テンポも速く、
  それなりに画面には、釘付けになった筈なのですが・・。
  余程、お疲れだったのでしょうね。






   帰り途、リラ版 「輝く湖水」 で、
  オレンジに染まった、雲一つない
  黄昏の空を撮ってみました。

   今月30日は 「上弦の月」。
  空には三日月がぽっかり。

   (生憎、月は写っていません)
  “秋の夕日に、照る山紅葉・・”~♪
   思わず鼻歌が・・・。

暮らしの中の雑花香

2006-10-26 16:22:30 | ハーブと香り雑学
   今日も晴れ渡りました。
  気持ちの良い青空です。

   昨日の日記の星空もそうですが、
  今日のような青空を眺める時、
  四季のある日本に生まれた事を嬉しく思います。

   なぜだか、ふと、
   「あたしは、人生の美しさを
  増したいと思うの。」
 

   こんな アン の言葉が浮かんで来ました。
   ~秋ですね。         
          










 



   ところで、先日の縫い物の天才、ミス・コーネリア の次は、
  アンの 『夢の家』、 (フォア・ウィンズ)でのもう一人の隣人、
  レスリー・ムア に、触れない訳には行きません。

   彼女とは、アンの大好きな砂浜で出会ったのですが、
  海の妖精かと見まがうほどの美貌の持ち主です。

   しかしながら彼女にも色々あって、
  海だけが心を許せる存在だったようです。
  やがて、アンとは無二の親友となるのですが・・・。

   前置きが長くなりました。
  注目はその二人が出会った砂浜です。
  (尤も、アンの一番好きなのは岩浜ですが) 

   景色は言うに及ばず、
  そこはいい香りのする草が生える素敵な場所。
  
   土地の人達が、甘草( カンゾウ、リコリスとも言う)
  と呼ぶその草を人々は、籠に編み、
  その中にハンカチーフなどを入れて大切に使ったとのこと。
  生活の知恵とは言え、何ともロマンティックです。

   でも ジム船長(『夢の家』での友人) によれば、
  最近では、すっかりその数も減ったということです。

   あの時代でさえそうなのだとしたら、
  今の時代では、もう手に入らないのでしょうね。

   その香りのいい甘草の薬効には、凄いものがあります。
  沈静、美白、抗炎症、抗菌、抗酸化、活性酸素消去、
  抗老化作用、等など・・・。枚挙に、いとまがありません。

   硝子が好きなこともあって、
  ついつい取って置いた洋酒の瓶。
  花びらを入れてもいいし、花を挿してもいい・・・

   そんな事を考えたら、捨てるに捨てられません。
  相当、“捨てられない病” は、重症のようです。
  いやはや・・。

澄んだ秋

2006-10-25 17:39:56 | ちょっとアンティーク
   昨夜、休む前に何気に見上げた夜空の星が、
  やけに綺麗で・・。

   慌てて二階のベランダに飛んで行き、
  今度は、ゆっくりと眺めることが出来ました。

   そう言えば、夕方のお天気コーナーで、
  「今日は、北風が吹きましたので、
  今までになく空気が澄んでいます。・・」 
  ~なんて言っていましたっけ。

   お月様は良く見るけれど、
  星はほとんどここでは見る事はありません。
  でも、こんな事もあるのですね。

   “一つ、一つの星って、
  こんなに大きかったの?” と言う位、
  じっくり見たのも初めてですし、
  思わぬプレゼントでした。

   そう言えば、アン も、
  星空のことをこんな風に言っていましたね。 

 




   「・・・ハリソンさんの楓の木立の上のあの大きな星を! 
  銀色の空が取り巻いて、神々しい、静けさに満ちているわ。
  ・・・あのような星や空を眺めていられれば、
  小さな失望や、災難なんて、
  たいしたことに思えないわね?」
    

   ~本当にその通りです。






  


 



   私の大好きな物に、壺があります。
  特に何とも言えない味わいのある、
  素朴な土物が好きなのです。

   丸だったり、四角だったり、
  はたまた細長かったり、厚ぼったかったり・・・。

   焼き物の産地に思いを馳(は)せながら、
  色々な形の壺を見ているだけで、心が和みます。

   中には古い物もありますが、
  骨董的価値なんてものは全然なく、
  ただ単に古いだけです。

   先日から野山の雑草を沢山採って来ましたものね、
  必要性に駆られて、そのドライフラワーを挿してみました。

   これまでのように、ただ置いているだけでも
  良かったのですが、こうして使用すれば、
  壺も喜んでくれますね。

   左の写真の壺は一見、土物に見えますが、
  銅製です。時代は分かりませんが。
  古い物です。

   右は硝子ですが、実は硝子製品も大好きなのです。
  これは、アンティークでもなんでもなく、
  ナルミ硝子の物。昭和40年代の物です。

   これには、先日の薔薇と野の花のドライフラワーを。
  これから少しずつでも、紹介して行けたら・・と、思います。

夢のビーズ~ちょっとだけ手作り

2006-10-24 17:55:05 | 私の手作り夢時間
   昨日の雨も上がり、今日は又、
  いつもの青空に戻りました。

   とは言っても、これまでの抜けるような青空ではなく、
  ちょっぴり多目の雲です。

   そしてそれは、晩秋の趣きのようでもありましたが、
  決して気温は低くありません。

   つい、今しがた空を見ると、
  それはもう茜色に染まっていました。

   やがて茜色から薄墨色へ・・・。
  釣瓶落としの秋。
  もう間もなく夕闇に包まれることでしょう。






  


 



   写真は見ての通り、
  小さな小物入れと携帯電話ケースです。

   光物大好き人間の私のこと、
  市販品にちょっと手を加えてみました。

   小物入れは良くある黒い布製のケース。
  携帯入れもそうです。

   いずれも市販品にビーズを縫い付けただけの物ですが、
  たったそれだけで、自分だけのオリジナル品の出来上がりです。
  ちょっと夢気分!

   小さな小物入れは、
  小銭入れとしては深いので使いにくいし・・
  ということで、キャンディー入れとして生まれ変わりました。

   バッグの必需品として、
  映画鑑賞時などに、とても重宝しています。







  


 



   昨日より一段と花びらが開きましたが、
  もう一輪、蕾の薔薇が加わりました。

   紅白の薔薇は配色的にはもう一つですが、
  そこは我慢して・・・。そしてもう一つは・・。 

   アン もこよなく愛した、ピンクの薔薇です。
  尤もこちらはミニ薔薇ですが・・・。

 



   「やっぱり本当の薔薇は、ピンクのだけね。」 
「ピンクの薔薇は、愛と誠実の花よ。」
   

 


   アン と ダイアナ の会話が、
  ほら! どこからか聞こえて来そうです。

決断の雨

2006-10-23 16:57:02 | 香る庭の花綴り
   今日は曇り空だったせいか、
  夜明けの空は、昨日と違って薄暗いものとなりました。

   季節的には、これからだんだんと遅い夜明けになるのは
  当然ですが、何だか一抹の淋しさを覚えます。

   雨降りと思いきや、午前中は薄日も射して来て、
  こうなればなったで、気持ちも穏やかではなくなります。

   なぜなら先日、新聞配達のお兄様から頂いた、
  映画の券が、今月27日迄の有効期限。

   天気予報で今日が雨ということと、
  連日の外出で今日はゆっくりしたいということもあって、
  諸々の事情を汲んで、最終日の27日に行くとやっと決めたのです。

   でも、いつものことながら、空が晴れると、
  家にじっとしていられなくて、
  心は振り子のように、行ったり来たり・・・。

   そんな自分に苛立ちながら、同時に予報通りに? 
  降ってくれない雨に、八つ当たりしているのですから、
  何をか言わんです。

   あれ程、やきもきした雨は、先程からやっと降り始めて、
  いつもの騒動は? ひとまず終了。

   これって・・一体、何なのでしょうね。
  最近、こんなことばかりです。






  


   




   そうそう、やっとのことで、
  待ち望んでいた白薔薇が綻び、いつものように花瓶に・・・。
  奇しくも紅白の薔薇となりました。

   でも、この薔薇に鋏(はさみ)を入れる時、
  なぜか躊躇(ちゅうちょ)している、私がいます。

   その行為は花のためには、決して悪い筈ではないのに、
  いつまでたっても慣れることが出来ません。

   やはり薔薇に対する気持ちには、
  特別な思いがあるようです。

   そんな私の気持ちを知ってか知らずか・・
  悔しい程、凛とした姿で、
  他を圧倒する気品を漂わせてもいるのです。

   これは何も私だけではなく、
  あの アン もそうですし、
  実に様々な人々の顔が浮かびます。

   例えば、ミス・コーネリア
  (アンが新婚時代を過ごした “アンの夢の家” の隣人) 

   青と白の縞柄のエプロンに、
  大きなピンクの薔薇を散らした、
  チョコレート色の更紗の肩掛けという姿で
  アンの家にやって来た程ですから。

   彼女は縫い物も、薔薇の刺繍も大好きなのです。
  その上、彼女の手先の器用な事と言いましたら!! 
  さすがのアンも脱帽です。

   そう言えば、薔薇と正反対の感がする
  野の花に最近、心惹かれてもいます。

   普段は、誰からも省みられることのない雑草だけれど、
  ほんの少し花瓶に挿すだけで、心和みます。
  これには、土物の素朴な壺が一番似合う気がします。



   今朝、掃除していて
  気付いたのですが、
  ビーズが2粒、3粒、
  落ちているではありませんか。

   慌てて昨日買った
  それを確かめましたら・・・。
  一気にパラ、パラと・・・。

   以前、気の遠くなる思いで
  1粒、1粒縫い付けた写真の物は、
  未だにしっかり貼り付いていると
  言いますのに。ガックリです。

きらきら光る・・

2006-10-22 23:41:53 | リラのお気楽ユメ日記
   今日もいい天気! 
  さすが、午後になってからは雲が多くなりましたが、
  それでも概ね晴れの行楽日和でした。

   ずっと続いた晴天でしたが、
  どうやら明日は、それも下り坂のようです。

   昨日、今日と連日出掛けていましたので、
  ほっとしている私がいます。



   今日は、光物大好きな私のこと、
  こんな物見つけて
  思わず求めてしまいました。

   ビーズ作品は
  自分でも作ります

   なのに、これからの季節、
  黒いセーターの上からでも
  気軽に羽織れ、重宝するの
  では・・なんて思ってしまって。

   何しろ、こういう物には
  目がないのです。

   考えてみれば、最近は演奏会も
  ご無沙汰ですし、パーティーなんて、
  それこそ、ありません。

   タンスの肥やしになるのが関の山なのでしょうが、
  気持ちだけでも優雅な気分に浸れます。
  ~ナンテ・・言い訳ばかり。

   そうそう、あの ミス・ラベンダー のように、
  パーティーをするつもりになるのも、いいかも知れませんね。
  お洒落して、薔薇の絵柄の付いた食器でお食事とか・・・。

   こうなれば、アン のサマーサイドでの下宿先、
  柳風荘 の チャティおばさん の会話が思い出されます。
  (アンがサマーサイド中学校の校長として赴任した時代)

   




   「年を取り過ぎてますかしらね、シャーリーさん? 
  私は、みっともない真似はしたくないけれど、
  前から ビーズの肩マント を欲しくてたまらなかったのですよ。
  あれこそ所謂いわゆる洒落しゃれた物だと、いつも考えていたのです。
  それに今又、流行っていますからね。」


   いつも思うのですが、
  ここでも アン の言葉は揮(ふる)っています。

   



    「年を取り過ぎて自分の着たい物が着られないなんて
  いう法はないわ。
  年を取り過ぎていなすったら、
  それを着たいとは、お思いにならないでしょうからね。」


   



   面白いですね。
  100年も前のあの時代も、ビーズが流行っていたなんて。

   しかも又・・とあるからには、
  それより以前も流行っていたことになります。

   本当にアンの本は、読み返す度に、
  前に読んだ時には気付かなかった、
  新しい発見に出会います。読書の素敵な所ですね。

セピア色の風景 Ⅱ

2006-10-21 23:28:50 | レトロ(素敵)な空間~散策
   今日は又、目にも眩しい青空が戻って来ました。
  陽射しが、しっかりありましたので、日中は汗ばむ位の陽気。

   しかしながら光と影が、くっきりしていて、
  しみじみ秋を感じたものです。






 





   




   朝から出掛けたのですが帰り途、
  今日はちょっと遠廻り。

   本当の意味の、セピア色の風景です。
  写真のレトロな医院は、今も開業しているようです。

   年代を経た重厚な造りの木の家。
  入口は、これも昔懐かしい、
  ガラガラと戸を開けて入ります。
  昭和の匂いが、プンプン・・しますね。

   そして先日の 『紫苑の花』 が、
  あの庭に、まだ咲いていました。

   そう、あの 『赤毛のアン』 にも度々出て来る紫苑です。
  「シオン」 より、やはり 「紫苑」。

   紫苑って、語感も爽やかだけれど、こうして漢字で書くと又、
  一番ぴったりのような気がして来るから不思議です。

   こんなに沢山、咲き乱れているのに、
  何とも淋しげで、ロマンティックです。

   別名が 『鬼の醜草』 (おにのしこくさ) とは、
  以前にも触れましたが、「醜」 とは強いという意味だとか。

   こんなに頼りなげで、かよわそうに見えるのに、
  本当は芯に秘めた強さがあり、
  どんなに強い風が吹いてもすぐに起き上がる・・・。
  こんな女性だと、素敵ですね。

   



   「明日の朝、あたし特別早く起きようと思うの。
  しなくてはならないことが沢山あるんですもの。」


   



   アン の言葉を真似する訳ではないけれど、
  明日も野暮用の私。

   日曜だと言うのに、早起きしなければ、
  仕事が片付きません。私も特別に早起きしようと思います。