【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

寒に咲く華やぎ

2015-01-31 17:07:27 | 四季のスケッチ



【木香薔薇の冬の貌】








樹木は多くの人間どもと違って、
知れば知るほど良くなる。
最初にどんなに好きであっても、
だんだんとなお好きになる。
そして長い長い年月、四季の変化を通して
その美しさを知った時に、
最も深く愛するのである。   
                【「エミリーはのぼる」 第19章】







   今日は時折、風花の舞う寒い一日。
  昨日同様の寒さでありながら、
  日射しが戻って来た分、有り難く思います。
  今日で1月も終わりですね。

   「1月往(い)ぬる、2月逃げる、3月去る」、
  これからもこんな調子で、アッという間に
  月日は過ぎ去るのでしょう。

   寒いとか暑いなんて、
  言っている場合ではありませんね。
  そう言えば生協のチラシに早くも「うすいえんどう」 が登場。

   「あしたは豆ご飯よと小さな息子に言うと
  あしたは春なの? と聞いてきた」
   
  
   ~という随分、前の新聞に載った詩の一節が思い出されます。



                                 【冬に燃えるゼラニウムの葉】
   枯れているように
  見える木にも既に
  新芽が用意されて
  いる事は先日も
  記しました。

   それにしても、
  木の生きざまは
  様々ですね。

   全ての葉を落とし
  新芽だけ出している
  リラの木。

   かと思えば、
  茶色の葉を付けたまま
  その奥から新芽を出している紫陽花。

   一方、木香薔薇は・・。(冒頭の写真)
  葉を落とす事なく、それも趣きのある色に変えながら新芽を。

   小さくても、さすがに薔薇! 
  花の咲かない冬の日も、こうして華やいでいるのですね。

紙片が届ける絆のある暮らし

2015-01-30 18:55:08 | 心の宝石箱















それはストーブというストーブの中でも・・・
(中略)
中に硬木のまきを詰めますと、
薔薇色がかった赤い色に輝き、
驚くべき熱を発散し、どんなに心地良いか
お分かりにならないほどです。
あたしは今、ストーブの前に座り、
その小さな炉辺に足を載せ、
膝の上であなたへの手紙を書いております。                
                      【「アンの幸福」】






   こちらは再び雨となりました。冷たい雨。
  それはさておき、今日の気温。

   何と最高気温が5度で最低気温が2度との事。
  その気温差は、たった3度しかありません。

   こんな幅の狭い気温差がかつてあったでしょうか。
  少なくとも私の記憶にはありません。

   













   さて、今日のように寒いこんな日。
  パチパチ薪が爆(は)ぜる音を聞きながら、
  本でも読みましょうか・・。

   でも、そこは何だか気持ち良くて、
  ついうとうとしてしまいそう・・。
  ならば・・手紙を書きましょうか・・。

   ~なんて。
  相も変わらず 「想像の余地」 には事欠きません。

   ところで先日描いた、レターBOX。
  ドーナツ盤のレコード入れに使っていましたが、
  今日は本来のレターBOXに。(一筆箋を入れています)

   今では、手紙を書く事は、礼状以外、ほとんどなくなりましたが、
  それでも一筆箋は、まだまだ使用頻度が高いですものね。
  贈り物に添えたり、近所の友人を訪ねて留守の時等など・・。

   雨は上がりました。
  ちょっと頂き物を持って友人宅を訪ねてみましょう。
  となれば・・留守であって欲しい? そんな気もします。

冬萌の季節の別れ葉

2015-01-28 18:35:55 | 四季のスケッチ














「・・・ご覧なさい、3分前には
黄昏だったのに、もう月明りよ。
あの 移り目の刹那
つかまえなかったのは残念だわ。
でも、そんな瞬間はどうしても
掴まえる事は出来ないわね」                    
               【「アンの愛情」 第2章】







   やっとお天気回復。同時に冬も戻って来ました。
  おまけに時折、風花も舞う寒い一日です。
  尤も、家の中にいる限り、あまり寒さは感じませんが。

   それに1月も終わりになりますと、日も大分長くなり、
  それだけで春が近付いている気がします。

   春の訪れというのは、
  誰でもある種のワクワク感がありますものね。

   それにしても起き抜けの空は、
  一面の朱鷺(とき)色に影絵のような菫色の雲。

   その空の写真を撮ろうと階下にカメラを
  取りに戻り、もたもたしている間に平凡な空に。
  移り目の刹那 は、掴まえる事が出来ません。
  
      
















   さて、厳寒の季節の庭の木々や草花。
  枯木や枯草のように見えますが、
  既に新芽が用意されている事に気付きます。
  それを冬萌(ふゆもえ)と言うそうですね。

   寒さの中にも堅く縮こまって、
  冬の寒さに、じっと耐えている小さな芽。
  そんな中でも、ひと際目立つのが薔薇の葉。

   葉を落としているのもありますが、
  錆(さび)色と言いますか・・
  紫檀(したん)色の趣きのある色に変わり、その存在を誇示。
  尤も薔薇には、そのつもりは毛頭ないでしょうけれど。

   とは言え、今の季節、赤や黄に
  変色している葉は、病葉(わくらば)。

   しかしながら、別(わ)くる葉が変化したという説も
  あるそうですから、そちらの意味の方に捉えましょう。
  別れる前の精一杯の華やぎですね。

恵みの香り葉

2015-01-27 19:01:28 | ハーブと香り雑学
















もみの枯葉の匂いって確かに素敵ね。
あたし、クッションを作って、
樅の葉を詰めようと思うわ。
あんたも一つ作ったらいいわ、アン」
「そうするわ・・・そして昼寝の時にするわ。
そうしたら、きっとあたし、木の精か、
森の精になった夢を見るでしょうよ」
                  【「アンの青春」 第6章】






   昨日の雨は上がりましたが、
  なかなかすっきりした天気という訳には参りません。

   ただ、気温の方は昨日以上の暖かさ。
  厚い雲に覆われ、日射しがありませんのに、この気温。

   一気に春が来たようです。
  それもその筈、3月中旬から4月上旬頃の気温との事。

   とは言え、明日から又、真冬の寒さに逆戻りとの事。
  まだまだ油断は出来ませんね。


















   さて、『アンの世界』 の香り葉は樅ですが、
  こちらはレモンユーカリの葉。

   この葉は香りがハンパではありません。
  そのままでも十分、芳香浴気分に。
  その葉が随分、溜まりました。

   こんな風ですから、小さなサシェでは詰め切れず、
  作り溜めていた(市販の物もあります)
  袋が急遽(きゅうきょ)サシェに早変わり。

   レースあり、パッチワークあり。
  サシェの口を開けるまでもなく、
  外から触っただけで、プ~ンといい香り!

   アンダイアナ のように、クッションの詰め物にも
  十分、イケます。ただ、詰め物にするには足りません。
  今年はせっせと株を増やさなければ・・。

綺羅の煌き

2015-01-26 19:08:18 | リラのお気楽ユメ日記




 






「あたしも憂鬱で失意のさなかにあるのよ」
と、ステラは寝椅子に身を投げ出した。
「何もかもする張合いがなくなったの・・」
(中略)
「ステラ、そういう気分になるのは
頭の疲れとお天気のせいなのよ・・・」
                  【「アンの愛情」 第35章】







   一旦は日の出を見た今朝。
  時間の経過と共に重い空になりました。

   それにしても一体、いつ頃から降り出したのでしょう。
  午後も1時を回っていたでしょうか・・。

   何気に空を見上げると雨が降っているではありませんか。
  夏の雨とは違って、静かで慎ましやかな雨です。













   雨はひっそりと
  慎ましやかですが、
  薄暗い室内。

   昨日のような
  良いお天気の日とは
  やはり気分が違います。

   こんな日は大好きな
  キラキラ☆ に囲まれる
  のも一つの手ですね。

   一番手近にあった物を
  並べただけですが、
  パッと心の中まで
  煌(きらめ)きます。

   そうそう、
  一つ良い事も。

   小さなポーチは、
  旅行などに行く時、
  アクセサリー入れ
  にもするのですが、
  その中から、
  いくら探しても見つからなかった、
  お気に入りの赤いビーズのネックレスが出て来ました。

   もう諦めていましたから嬉しくて。
  持っているだけで安心してしまいっ放しでしたから。
  たまにはこんな風にお披露目も必要ですね。 

饒舌な薔薇

2015-01-25 17:35:07 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編












「まだ灯りはつけないでおきましょうよ」
と、ヘイゼルが頼んだのに対し、アンも、
「ええ、そうしましょう。
暗闇を友としていると
ここは素晴らしいでしょう?
灯りをつけると、暗闇が敵になって、
恨めしそうにこちらを睨みつけるのよ」                       
                      【「アンの幸福」】








   少々、寝坊した休日の朝。
  雨戸を開ける前からその向こうが明るく輝いている予感。
  既に太陽は上がり、煌々(こうこう)と光を放っています。

   雲一つない快晴。
  尤もこんな日はいつも以上の冷えですが。
  今日も昨日同様、暖かくなりました。
















     さて、こんな春を思わせる今日。
    先日描いた、薔薇のランプの下で、
    コーヒーを頂きたくなりました。

     灯りをつけるほどまでではなくても、
    ランプ・・この場合は蝋燭の灯りですが、
    寛げますものね。

   となれば、およそ10日振りですね。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。     



   今日は和のカップ
  と和のお菓子、
  和洋折衷という事で。

   生憎、カップは
  どこの産地の物か
  分かりません。

   そうそう、お茶請けの
  お菓子は、播州銘菓、
  「糖変木(とうへんぼく)」。

   播州のお菓子は、
  (私の好きな)硬いお菓子が多いのですが、
  これはそれほどでもありません。
  いいえ、柔らかい方でしょう。

   薔薇のカッティングボードをマット代わりに。
  薫り高い珈琲が入りましたよ ~

夢を運ぶトレー Ⅷ

2015-01-24 19:31:11 | 私の手作り夢時間











レイチェル・リンド夫人は秘蔵の客間用の
ランプを食卓に持ち出して灯を灯した。
実を言えばそれは嫌な赤い球体の付いた、
感じの悪いランプであったが、
しかし、何と暖かな、薔薇色の、
この場にふさわしい光を全ての物の上に
投げている事だろう!
影が何と暖かく、親しげな事か!       
                      【「アンの幸福」】











【午前7時10分の空】







   
   こんな空で明けた今朝は、予想に違(たが)わず、
  冬日和となりました。日溜りは、まるで春!

   ここ何日か、お天気が不安定だった事もあり、
  今日の快晴は、ひとしお身に沁みます。

   ただ、日の光につられて外に出ると思いの外、
  風は冷たくて。季節を思い出させてくれる瞬間です。
  





   



【明りを灯して】




   さて、昨日に続き、
  薔薇第二弾。

   薔薇のトレーが
  出来上がりました。

   トレーは随分、
  久し振りです。
  (前回は、【こちら】

   同じ色合いの、
  以前に描いたランプを
  並べてみました。

   尤もこれまで何度か
  登場していますね。

   明りを灯すと、
  ガラッと雰囲気が
  変わりまね。

   そうそう、このトレー、
  今回は木製ではありません。

   実は、てっきり銅製だと思っていた代物です。
  まさに銅色をしていましたから。

   おまけに、古色蒼然といった趣き。
  古美術云々・・といった文字も見えます。

   尤も、私の単なる早とちりだったのですけれど。
  磁石がくっつきますから真鍮なのでしょうね。

   改めて箱書きを良く見ると、「銅製仕様」
  ~なんて。お笑い草です。

   ともあれ、銅製でなければ気は楽。
  思い切り、塗り潰す事が出来たという訳です。
  何が幸いするか分かりませんね。

春を待つパートナー ~ 薔薇編

2015-01-23 18:37:37 | 私の手作り夢時間











   昨日の雨は上がりましたが、
  なかなかスッキリとした天気にはなりません。

   まだこの時期、雨が暖かさをもたらすという事は
  ないでしょうが、昨日も今日も気温は高め。
  当然の事ながら、独特の春の匂いは感じません。











   さて、庭に薔薇が
  なければ、咲かせて
  みせましょう・・。
  ~なんて。

   途中で放り出した
  物を仕上げたり、
  修復したり。

   久し振りに絵筆を持つ
  手習しは出来ました。

   やはりと言いますか・・
  待ち切れなくて薔薇を。

   と言っても、
  まだ小さな作品です。

   手持ちの蝋燭立ての笠に
  薔薇の絵を描きました。
  私にとっては馴染みの薔薇。

   (絵を描く前の
  蝋燭立ては 【こちら】

   兎にも角にもこんな
  ランプ大好きな私。

   無地の黄緑色が味気なくて、いつの間にか
  棚の隅っこの方に追いやられていたものです。

   前述のように、あまり大きなものでは
  ありませんから一日で仕上がりました。
  ただ、素材が和紙のようなもので描きにくかったこと!

   蝋燭を灯すと仄かに薔薇が浮かび上がります。
  ほんの僅かでも自分の手が加わると、
  特別の思いが加わりますね。

   とは言え、改めて写真を眺めると、
  無地のものも灯りが灯ると悪くありません。
  スッキリ感もありますし。なかなか難しいですね。

   ともあれ、この灯りの下(もと)で、
  お茶を頂く事に致しましょう。きっと美味しい筈・・。
  そう思う以外にありませんね。

春を待つパートナー

2015-01-21 19:18:38 | リラのお気楽ユメ日記













「確かにどっさり付けていたわ。
ダイヤモンドやら、白繻子しろじゅすやら、しゃ
れーすやら、薔薇やオレンジの花やらで、
澄まし返った小さなジェーンが、
埋まっちまいそうだったわ」
(中略)
「・・・髪にはスターフラワーを挿そうと思うの。
今、『お化けの森』に一杯咲いているのよ」                 
                   【「アンの愛情 第41章」】










【午前7時10分の空】







   
   冬らしい趣きのある空で明けた今朝は、
  殊の外、冷えました。

   それもその筈、昨日、二十四節気の一つ、
   「大寒」 を迎えた今頃は、
  一年中で一番寒い季節ですものね。

   それでも凍結・・庭に置いている如露の水に
  薄い氷さえ、張るという事もありません。何だか意外。
  ただ日中は、寒さも緩んで来たようです。











   さて、世は、
  冬枯れの季節。

   しかしながら、
  一たび目を転じると、
  そんな寒さをものとも
  せず、ピンクを初め、
  オレンジ、赤の花が
  咲き乱れています。
  ~なんて。

   実はこれまで
  作り溜めていた
  コサージュを
  ケーキドームの中に。

   お陰で、一気に
  春が来た気分。
  華やぎますね。

   最近は全く作らなく
  なったケーキですので、
  ケーキドームは、
  いつの間にか無用の
  長物と化してしまった
  という訳です。

   尤も私の事ですから、これまでは 【ポプリ入れ】 に。
  それはそれで気に入っていましたが、蓋を開けると、
  どうしても花びらがこぼれてしまいます。

   でも、コサージュなら大丈夫ですね。
  行きつけのお店のレイアウトを真似た訳ですが、
  何より綺麗ですし、手早く取り出せます。

   今、インフルエンザが流行っていますので、
  極力、人混みなど外出を控えています。

   胸元にバッグに・・コサージュを付けて、
  颯爽(さっそう)と出掛ける事の出来る春を待ち望んでいます。   

カントリーをつまみ食い

2015-01-19 18:23:22 | 私の手作り夢時間












   今日は穏やかな冬日和となりました。
  スコーンと晴れた、ピーカンの空ではありませんが、
  白い雲がポカン、ポカンと漂っている、そんな空。

   見ようによっては様々な物に姿を変え、
  「想像の余地」 満載の大層、楽しい空でもあります。

   そんな今日は、少々早いけれど、
  今年初めて “春” を感じる一日となりました。








   さて、一昨日に続き、
  再び忘却の彼方? 
  にあった作品の登場です。

   先日と同じ薔薇以外
  の花と家の形をした箱。

   (中にはブローチ
  等が入っています)

   今日は、先日の昭和から
  「カントリーのつまみ食い」
  という事で。

   尤も今回は途中、
  放り出したものではなく完成品。

   気に入らない所は多々あれど、
  手直しはしていません。

   直しても結局の所、自己満足にしか過ぎませんし、
  触れば触るほど、変になってしまう気がして。

   ところで先日も記しましたが、
  大作にはなかなか腰が上がりません。

   何より、やすりをかけたり、広範囲の地塗り・・
  ~なんて、億劫この上なし。そんなこんなで。
  いつも市販品に描いたりして、お茶を濁しています。

   それより何より押入れに眠っている、
  膨大な白木の材料を減らさなければなりませんのに。
  困ったものです。