【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

洗練された浪漫の香り

2014-11-29 19:40:56 | 心の宝石箱



【スカート & 肩掛け】




【ビーズのブラウス】

  










母はゆったりした、
引き摺るほどのレース の袖が付いた
蘭色らんいろのシフォンをまとい、笑い興じていた。
(中略)
ゲルトルード伯母さんとシルビア伯母さんは
ベニス・レース に包まれた姿で、
長いピンクの蝋燭ろうそくが灯っているテーブルで
お茶を入れていた。     
                   【「丘の家のジェーン」 4.】






   雨の週末となりました。
  しかしながら降ったりやんだりを繰り返しながら、
  朝の早い時間には上がりました。気温は相変わらず高め。

   ところで、今日は晴れたら外出するつもりでおりました。
  周知の通り、最近のお天気事情は、
  事前に詳しく教えてくれます。

   昨日の段階では午前中一杯は傘マーク。
  今回は当日でも対応出来るように、
  柔軟な姿勢で臨んだつもりですが、やはり駄目ですね。

   心のどこかに(今日は外出しないという事が)
  インプットされてしまったのでしょう。

   それでも一度は外出着に着替えたのですが、
  結局、やめる羽目に。最近は、こんな事ばかりです。

   尤も、お天気さえ良ければこんな事はありません。
  現金なものですね。










【ビーズのバッグとレースのバッグがお供】




   さて、前置きを長々と
  記してしまいましたが、
  こんなどうしようも
  ない日。

   ガラッと気分を
  変えましょう。

   取り出したのは、
  少々、季節外れですが、
  レースの肩掛けとスカート、
  そしてビーズのブラウス。

   大好きな物を眺めて
  目の保養と致しましょうか。

   ところで、
  「習慣が人を作る」
  という格言がありますね。

   事実だとすれば、
  日常生活で使う物こそ、
  吟味した方が良さそうです。

   尤も、眺めるのは
  いいけれど、引き摺る
  ほどのスカートは、
  家事には不向き。
  でも肩掛け位なら。

   ただレースは、やはり冬には寒いですね。
  ならば、レースで縁取られた肩掛けはいかがでしょう。
  それが最高級のレースで編まれた物ならば。

   ~なんて。そのつもりになるのは得意ですから。
  手作りのコサージュも映えるというものです。

舞台背景は茜色!

2014-11-28 18:30:56 | 四季のスケッチ



【「灯台下暗し」 ~ お隣の紅葉】




【「藜(アカザ)」 の晴れ舞台】








「芝生にあるあの大きな木も皆大好きなの。
誰があれを植えたのか知らないけれど、
でも、二階へ行く度に
必ず踊り場で足を留めて・・・
ほら、踊り場に風雅な窓が付いていて
幅の広い深々とした腰掛けがあるでしょう・・・
あそこへ座って暫くなりと外を眺めながら、
『誰であれ、あの木を植えて下すった人に
神のお恵みがありますようにと言うのよ』・・・」              
                   【「炉辺荘のアン」 第1章】






   暖かい小春日和が続きます。さしずめ、アン風に言えば・・。
  「その年の11月は爪先立ってやって来て、気持ちの良い
  小春日和が何日も続いた・・」 となるのでしょうけれど。

   それにしても11月の色鮮やかなこと!
  私は温暖な地に育ちましたが、
  それでも昔は、11月も中旬を過ぎれば、
  薄ら寒く、どんより灰色の記憶があるのですが。









【羊歯(シダ)も紅葉】


【こちらは 「ブラックベリー」 の葉】




   さて、庭の地面に勝手に
  生えたかそけき藜は、
  紅葉し、やがてすがれ・・。
  今では跡形もありません。

   一方、大きな鉢の方に
  (これも勝手に)生えた
  それは、今が盛り。

   しかも茜色の燃える
  背景・・と来ています。

   その正体は、お隣の
  山紅葉(ヤマモミジ)。

   藜にとっては最高の
  晴れ舞台が用意されて
  いたのですね。

   我が家の野村紅葉
  (ノムラモミジ)は、
  残す所、4分の1程度に
  なりましたが、お隣の、
  山紅葉は、まだまだ多くの
  葉っぱを残しています。

   この紅葉、二階の
  踊り場からも見る事が
  出来、格好の見物場所と
  なっています。

   居ながらにして紅葉狩りという訳です。
  そう言えば夏には、木槿(ムクゲ)のピンクの花も。
  誰も知らない、穴場中の穴場。素敵な借景です。

   一方、真っ赤な紅葉から目を転じれば・・。
  ブラックベリーや、何と羊歯(シダ)までその色を変えています。

   こちらは辛子色、錆色、柿色・・
  はたまたそれらが混ざり合った物、何色とも言えない、
  でも、秋ならではの独特の色。冬は、すぐ隣りに・・?

秋は自然の絵描きさん

2014-11-27 20:15:08 | レトロ(素敵)な空間~散策

【影は素敵な友達】


















「私は を連れて歩くのが好きなの」
彼女はエズメに言った。
「影はね、お陽さまの光の中では決して
見つからないような素敵な友達なのよ。
でも、あなたはお陽さまが好きでしょう。
私も昔はそうだったわ」
「ええ、お陽さまが好きよ」 エズメは言った。
「でも、影も時々好きよ」
               【「アンの想い出の日々(上)」 】










【早朝の空】


【黄昏前の空】







   再び快晴の
  小春日和が、
  戻って来ました。

   そんな今日は、
  光と影がくっきり。

   勿論、歩けば影は
  寄り添い、いつも一緒。
  素敵な友達ですね。

   そして空が、
  こんなにも青い事を
  教えてくれました。

   すぐ上、空の写真の1枚目は、日の出直前の空です。
  時間にして7時何分か前。2枚目は午後4時頃でしょうか・・。

   まだまだ明るいけれど、
  晩秋の夜の帳(とばり)は、アッという間ですから。





   












   さて、茜色と
  金色の散策小径。

   ~なんて言えば、
  聞こえはいいけれど、
  いつもの通り道です。

   でも、秋って、
  何と素敵なのでしょう。

   普段の見慣れた
  景色をガラッと一変して
  くれるのですから。

   ついこの間まで
  緑一色だった葉っぱが
  様々な色に彩色され、
  華となるのですものね。

   そして落葉の絨毯。
  圧巻は公孫樹の落葉。

   尤もこれらの落葉、
  最近では、敬遠されるそうですが。

   事実私自身、
  ご近所迷惑になりますから、
  せっせと掃きますが、せめてこの落葉を
  “嫌だな” と思わないようにしようと心掛けています。

   常緑樹ばかりでは、やはり味気ないですし、
  ごみ袋だって赤く染まって綺麗!
  特に紅葉の葉っぱは軽くて、サクサクして扱いやすくて。

   『アンの世界』 の樅(モミ)の葉っぱのように、
  何かに利用出来ないかしら・・?
  つい考えてしまう私がいます。

秋はクラシカル ~ その2

2014-11-26 17:37:28 | 私の手作り夢時間



【レースでウキウキ】


【真っ赤に染まった 「犬蓼」】










「『絹』 とか 『レース』 という言葉には
魔法がこもっているではありませんか?
聞いただけでもダンスへ
飛んで行きたくなります。
                【「アンの愛情」 第19章】







                             【霜に焼けた 「犬蓼(イヌタデ)」】
   昨日と違って今日は、
  重い空ながら朝から
  雨は降っていません。

   午後になってからは
  僅かながら日射しも。

   気温も晩秋とは
  思えない程、暖かです。

   庭の小さな野の花、
  「犬蓼(イヌタデ)」
  の葉が紅葉しています。

   緑の葉っぱも良いけれど、
  紅くなった犬蓼も好き。

   そう言えば、随分前に
  紅葉している犬蓼を
  道端から採集して来て、
  ドライにしたものが
  ありましたっけ。
  (冒頭から3枚目の写真)

   この何とも言えない色は、
  霜に焼けて出来るのだそうですね。

   

   






 





   さて、冒頭の写真。
  今日は、ピンクなら
  この色、アンティーク
  ピンクのレースの
  「夢ポーチ」 を。

   【先日】 の続きに
  なりますね。

   今回、手前の物が
  出来上がりました。
  (後ろは市販品)

   レースは糸も布も、
  兎にも角にもレースと
  名の付くものは大好き。

   前述の、
  ジェムシーナおばさん
  ではありませんが、
  レースには魔法が
  こもっていますものね。

   身に付けるまでもなく、
  眺めているだけで、
  ある時は夢見る少女、又、ある時は貴婦人に。

   おまけに19世紀の世界だって、
  時空さえも容易に越えられるのですから。

   散歩の時、小脇に抱えるのも良し、
  バッグに入れるのも良し。雑多な物が入ります。

   取り出す度に優雅な気分。
  「たかがレース、されどレース」 と言った所でしょうか・・。

落葉舞い、時移ろい

2014-11-25 18:27:17 | 四季のスケッチ
















その年の 11月 は日光を出し惜しみした。
寒い風が葉の落ちた銀色の枝の
楓林を吹き渡り、窪地には
ほとんどいつももやが立ち込めていた・・・・・
霧のような優雅な不思議なものではなく、
父の言う 『じめじめした、暗い、陰気な、
しずくの垂れる、霧雨のような靄』 であった。                   
                 【「炉辺荘のアン」 第19章】








   こちらは予報通り、
  雨となりました。

   冷たい雨では
  ありません。

   寧ろ、暖かい雨
  と言っていいでしょう。

   ただ日射しがない分、
  気温の割には少々、
  寒く感じます。

   雨の方は朝方、
  激しい時もありましたが、
  日中は、やんでいる
  時の方が多かったように
  思います。
  今も降っていません。

   しかしながら、朝方の
  雨で、紅葉の葉っぱは
  大分、落ちました。

   (それでもまだ半分
  くらいは残っています)                 

   それにしても路面は、おびただしい落葉の華。
  “綺麗!” と見惚れている場合ではありませんね。

   11月も後、数日。『アンの世界』 と違って、
  こちらは日光に溢れた11月だった・・と言っていいでしょう。

   滅多にかかる事はありませんが、(こんな日にだけかかる)
  低い里山にかかった靄(もや)も、それはそれで優雅ですし。

   ところで先日は、紅葉は青空が似合うと言いましたが、
  今日のような曇天、いいえ真珠色の空もなかなかです。

   周囲が灰色でも紅葉の “紅” が鮮やかで、
  これも “和の趣き” なんて思ってしまいます。

   この紅、鮮やかさ、華やかさだけではなく、
  同時に哀愁も帯びていますものね。

   これも和の持つ奥深さかも知れません。
  四季のある日本って、いいですね。

和のロマンティシズム

2014-11-24 18:27:08 | 私の手作り夢時間













・・・静かにベッドから起き出し、
窓辺へと爪先立つまさきだって近付いた。
太陽はまだ顔をのぞかせていなかったが、
東に見えるトウヒの丘の向こうの空は、
一面薔薇色の朝焼けに染まり、
金色の薄い雲がところどころに棚引たなびいていた。                    
                    【「アンの想い出(下)」】








   小春日和の快晴の空が続きます。
  尤も暫く続いた、この良い天気も今日までとか。
  明日は、どうやら朝から雨になりそうです。

   お天気は、本当に有り難いですが、
  空気が乾いていましたから、丁度良いかも知れませんね。














   さて最近、どういう訳か
  和の物に、ほっと寛ぎを
  感じてなりません。

   以前にも述べましたが、
  押入れの中の、
  おびただしい布地の山。

   その中には数こそ多く
  ありませんが、勿論、
  和裂(わぎれ)も
  含まれています。

   今回は、その裂端
  (きれはし)を使って
  ポシェットを
  作ってみました。

   尤も、小さい袋物
  ですので、これ位では
  布地の山は、微動だに
  しませんが。

   いいえ、それどころか
  嵩(かさ)は、寧ろ
  増えたようにも感じられ。
  切り刻んだからでしょうね。

   今日は、先日の 【和のしつらい】 での、
  テーブルセッティングが、まだそのままです。
  それを利用して写真を撮ってみました。

   ついでに、一度も履かないままの、塗り下駄も並べて。
  和裂の袋、帯、和蝋燭、そして下駄と・・。
  こんな和の物に囲まれ、妙にほっこりしている私がいます。

日溜りの薔薇時間

2014-11-22 18:15:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編







【薔薇尽くし ~ ケーキ皿は 「香蘭社製」】








ディックは、台所から、
紅茶ポットとトーストの皿と瓶詰めのジャムを
お盆に載せて運んで来た。
それから、部屋の隅の食器棚から
皿とジョッキを取り出した。
どちらもマリアンおばさんが
長年愛用していたもので、
皿の縁にはひだ飾りが施され、
脇には 薔薇の蕾 の模様が描かれており、
ジョッキにはクリーム色の
直線模様が入っていた。        
                   【「アンの想い出(下)」】






   起床時は昨日と違って東南の空は鱗雲でしたが、
  間もなく雲、一つない快晴に。

   そして、昨日以上の暖かさとなりました。
  小春日和が続きます。

   ちょっと庭に出て、うろうろしていましたら、汗ばむ陽気に。
  “そうだ、こんな日は、外でお茶を・・”
  ~と相成りました。










【クローセ編みの 「襟レース」】





     となれば・・。
    つい昨日のように思いますが、5日振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。

     実は先日、友達から 「薔薇の蕾」 の模様の
    ティーカップを頂きました。



   友達、曰く。
  「薔薇の蕾と言っても
  チューリップのよう
  なのよ。気に入って
  くれるかどうか
  分からないけれど」

   いつも私が
  「薔薇の蕾」 とばかり
  言っているものですから
  思い出してくれたようです。

   いえ、いえ・・。
  薔薇の蕾でさえあれば、
  何でもいいのです。

   【香蘭社製】 に薔薇の蕾
  模様のものがありますが、
  開いた薔薇あれど、
  蕾のものは他では
  ほとんど見た事
  ありませんから。

   そんなこんなで。
  戸外でのお茶は今年、
  最後になるかも知れません。
  いつもの特等席に陣取りました。

   そうそう、薔薇の蕾模様のカップは、「Y・サンローラン」 です。
  サンローランと言えば、薔薇で有名ですものね。

   そう言えば、「菫模様」 のカップも、サンローランでしたっけ。
  『アンの世界』 に通じているのでしょうか・・?

   「アンの手作り本」 なるものに、スーザン お得意の、 
  クローセ編みの襟レースを見つけました。

   日溜りの薔薇時間は結構、有意義なものでした。
  それにしても、戸外で頂く食事って、美味しいですね。

キューピットの矢が当たった花

2014-11-21 18:58:58 | 香る庭の花綴り





【俯く姿も可愛い 「三色菫(パンジー)」】









「・・・『見て見て、パンジー の顔って
珍妙だと思わない、スーザン?』
あの子はそう言っていましたよ。
『珍妙 』 って意味は良くわかりませんけど、
確かにパンジーには顔がありますよ。
ええ、確かに、本当ですよ」                     
                  【「アンの想い出(下)」】







   今日は全く雲のない空で明けました。珊瑚色の空。
  終日、快晴、日本晴れ。

   庭の紅葉(もみじ)が 青い空に鮮やかです。
  紅葉は本当に青空に映えますね。

   午後になりますと、ス~ッと帯状の雲が。
  勿論、日溜りは春のよう。今日も小春日和です。











【まだまだ元気な 「ペチュニア」】



                                      【ペンタス】
   さて、11月も残す所、
  後、10日ですね。 

   『アンの世界』 と違って
  こちらの世界は、まだまだ
  色鮮やかな花が健在です。

   勿論、夏の花、
  ペチュニアも。

   尤も全部ではありません。
  生き残るのは、
  ここでも生命力の強い、
  僅かな花だけ。

   そうそう、右の花、
  ペンタスも結構、
  花期の長い花です。 

   そして、いつの頃から
  でしょう、三色菫(パンジー)
  が秋も初め、9月になった
  途端に花屋さんの店頭に
  並ぶようになったのは。

   今では秋から翌春まで咲く、
  すっかり息の長い花になっています。

   今日は、そのお馴染みの花、三色菫の話題を。
  三色菫は和名ですが、実際には七色以上の色がありますね。

   今日の例文に見るまでもなく、
  この花は、見ようによっては人の顔に見えますね。

   いつも俯(うつむ)いていますから、
  愁いのある花にも見えますが、思いの外、
  愛敬があって、ユーモラスで。思わず笑みがこぼれます。

   そう言えば、随分早くてせっかちですが、
  あのバレンタインデー。

   ヨーロッパではクッキーなどに添えて、
  この花をプレゼントする事が多いとか。
  ギリシャ神話から「愛の花」 とされているようですね。

   花言葉も、「私を想って下さい」「物想い」 等。
  三色菫は、ロマンティックな秋にも似合う花ですね。 

落葉が主役!

2014-11-20 18:05:08 | 四季のスケッチ















その色を熟れたこけももに例えた事があった。
これは、熟れたこけももブルーベリーズ
どんな色か知らない人や、
あるいは、思い出せない人には
詩的に聞こえないかも知れない ――
光の具合で、暗い紫色になるかと思うと、
又、澄んだ灰色になり、しかも光線によっては、
夜明けの牧場に咲くすみれのような、
おぼろな色にもなるのである。      
                     【「アンの友達」 5.】







   一応、日の出は見ましたが、
  今日は少々、朝寝坊の太陽だったようです。

   おまけに気紛れ。
  しかしながら、午後になってからは、
  その機嫌も治まったようで、今度は堂々と姿を現して来ました。

   そうなれば日溜りは春のよう。
  あの厚い雲、一体、どこに行ったのでしょう。
  太陽の有り難さをつくづく感じます。













   さて毎日、
  裏のお宅からは
  ハラハラと柿の葉が
  落ちて来ます。

   大きいのや小さい
  もの、はたまた
  虫食いのものも。

   でも、それらは
  様々な色を含んでいて。

   おまけに名前を
  付けようもない色も
  滲んでいて又、それが
  大層、面白くて
  子供のように拾って
  いる私がいます。

   そう言えば今日、
  生協から富山の鱒寿司
  が届きましたっけ。

   紅葉した大きな柿の葉を
  お寿司の下に敷きましょう。

   柿の葉寿司もあるほどですから、
  お寿司との相性も良いでしょうし。

   丁度、小腹も空いて来ましたし、良いタイミング。
  熱いほうじ茶をお供に。

   夕食前に、こんな事では駄目ですね。
  でも 「食欲の秋」、仕方ありません。

不思議な和み

2014-11-18 23:56:38 | 四季のスケッチ



【一段とすがれ行く 「藜(あかざ)」】




【こちらは今盛り】










蜂蜜色の秋の日射しがエイベル爺さんの
戸口の周りの、真紅や琥珀色こはくいろかえで
さんさんと注がれていた。
(中略)
彼は自分の犬や猫に劣らず温もった
日光を浴びるのが好きで、
こうして日向ぼっこをしている時には
ほとんどいつも茂り合う楓のこずえ
上遥か遠くの 晴れ渡った青空を、
戸口からじっと眺めているのであった。                  
                    【「アンの友達」 3.】







   雲の多い、昨日と同じような空で明けた今朝。
  尤も日の出は、しっかりとありましたけれど。

   そして日中は、青空が戻って来ました。
  こうなりますと、蜂蜜色の日溜りが心地良いですね。
  頬に当たる風は昨日より少々、冷たい気がしましたけれど。









【インウォールクラータ】



                                 【膨らんだ水仙の芽】
   さて、早くも水仙の
  芽が膨らんでいるのを
  見つけました。  
  (見つけたのは4、5日前)

   今年は金木犀の開花が
  早かったように水仙も
  早いようですね。

   確か例年より2週間位、
  早いようです。

   今年の冬は、どんな
  冬になるのでしょう・・?
  厳しい寒さ? それとも・・。

   ところで先日に続き、
  はじけているのは、
  インウォールクラータ。

   濃いピンクが
  鮮やかです。

   そうそう、
  今日も藜の事を。

   もう何度もブログに
  載せましたが、明らかに、
  すがれつつあるのが分かります。(冒頭から1、2枚目の写真)

   この藜、今年はどういう訳か大木にはなりませんでしたが、
  野趣に富んだ、かそけき姿には魅了されます。

   繊細な葉っぱの紅葉も好き。
  そして、これからは “すがれ行く美” も楽しめます。
  これには不思議な和みを感じます。