【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春の寂寥

2008-03-31 16:41:03 | 四季のスケッチ




   昨日の雨は上がり、
  今日は概ね晴れの
  天気になりました。

   ただ、ちょっと
  天気が不安定なようで、
  少し風も出て来ています。

   これが、
  「桜まじ」 なのでしょうね。

   それにしても、
  花冷えが続きます。

   昨夜などは、
  ずっと暖房をつける始末。
  折角、開きかけた桜も、ちょっとびっくりしているでしょうね。

   さて、春は花盛りで、人々の心も浮き立つ季節です。
  でも、そんな春には、ちょっぴり異質な
  白楽天 のこんな詩を見つけました。

   秋と言うのなら分かるのですが、春には珍しいですね。
  でも、世の中がピンクに染まり、心弾む季節だからこそ、
  悲しみに出会った時、孤独感は一層増すのかも知れません。

   その一句は、こんな風に始まります。(武部利男 カナ訳)
  (カナ訳ですので、本来は、カナなのですが、
  読みにくいので漢字も入れました)

   戦争や災害は、何とか避けられても、
  年を取るのは、避けられないと、詠った詩のようです。

   全体に悲しみの漂う詩です。(途中略)
  でも、後の詩には、とても勇気づけられますね。
  ここでも、“道” です。

               



               送春
    
    三月三十日  春は去り  
    日もまた暮れる
    恨みつつ  春風に聞く
    明日は  君は  もういないのか

    人生は 旅人のよう
    両足は 歩みを止めず
    日一日 先へと進む
    先々に 沢山の道

仮面の笑顔・・?

2008-03-30 16:51:26 | リラのお気楽ユメ日記




   こうして太陽は、
  顔を覗かせましたが、
  一面真珠色の空に
  なりました。

   先日も感じたのですが、
  今日も太陽に環が、
  かかっています。

   朧(おぼろ)月ならぬ、
  朧太陽・・?

   それでも、
  午前中は晴れ間も・・。

   この所、花冷えが続いていましたが、
  今日は一番の冷え込みになりました。

   おまけに、いつの間にか雨も・・。
  冷たい雨。そうそう、「桜雨」 ですね。

   ただ庭の花達は、相変わらず嬉しそうに咲き誇ってくれています。
  桜は、こちらは、もう少しです。
  所によって開花は幾分、違うようですね。









   「それでいてどこか人を引き付ける所があるのですね。
  いつ見ても笑ってるもんで、
  ついこちらまで笑いたくなってしまうのですよ」
                   
                            【「虹の谷のアン」 第2章】

   


   今日の花の笑顔しかり。勿論、人間だってそうですよね。
  アンも言うように笑顔に出会うと、誰だってパッと心が明るくなります。
  笑顔に出会うと笑顔を返し、みんなが何だか幸せ気分・・。

   笑顔は、誰をも幸せにする・・と思っていました。ところが・・。
  先日 (3/18日付) の新聞に、
  「スマイル仮面症候群」 なる記事を見つけました。

   その文字を見た時、最初信じられませんでした。
  それでなくても最近の精神鑑定流行り・・? 
  に少々、疑問を感じる部分もあったからです。

   そんな事もあり、斜に構えて記事を読んでいた事は否めません。
  記事によれば・・。

   最近の若い女性の間では、皆に受け入れられたい、
  評価されたいと、笑顔を演じているうちに、それが常態となり、
  素顔との区別がつかなくなるそうなのです。

   そのため自分の素直な気持ちが出せず、ストレスが溜まり、
  やがては、身体の変調を来してしまうのだとか。

   しかも、過労やストレスでどんなに参っていても、
  そんな時だからこそ、笑顔が増えると言うのですから、厄介です。

   その上、絶えず笑顔でいるために、本当は大変な事になっていても、
  家族や周辺の人にも気付かれにくく、早期発見が遅れるとの事。
  何より当の本人さえも気付かないのですから、事は深刻です。

   一度、マニュアル化された笑顔が、脳にインプットされてしまうと、
  今度は、元に戻らない・・という訳です。

   私などは、ただ、ただ驚くばかりですが、それは、
  これから益々増える傾向にあると言います。

   成熟した社会に起こる病気なのでしょうが、
  「男は度胸、女は愛嬌」 なんて諺 (ことわざ) も、
  やがて死語になってしまうのでしょうね。
  いえ、もう既に。いやはや・・・

「日本の春は格別だ」~ロバート・フォーチュン

2008-03-29 16:17:47 | 心の宝石箱




   昨日と同様の空で明けました。
  花冷えが続きます。

   ただ私は、
  元々秋が好きなように、
  春は、なぜか早春が
  好きなのです。

   ですから、季節が
  立ち止まっているような
  今の季節、嫌いでは
  ありません。

   春爛漫の頃より、
  色々な期待を抱かせる、
  つまりアンの言う所の 「想像の余地」 が、沢山あるからなのでしょうね。

   



   “暖炉の火影ほかげがグリーン・ゲイブルスの台所の壁に
  踊っていた。春とは言え、肌寒い夕であった。
   開け放った東の窓からは、えも言われぬ美しい夜の諸声もろごえ
  聞こえていた。マリラは炉辺に座っていた ――”

                                      【「アンの愛情」 第22章】

   


   尤もこの描写は、『アンの世界』 では、5月の事です。
  日本の気候とは1ヵ月、いいえ2カ月位、違いますね。







          
 
   



   ところで、話はガラッと変わって・・。
  今日の新聞に、こんな記事を見つけました。
  題して、「日本の春は格別だ」。

   と言っても、こんな風に言ったのは日本人ではなく、
  イギリス人のロバート・フォンチュン です。

   “どこの国でも春は美しいが、日本の・・・” と続きます。
  しかも、幕末の頃の日本の春を評して。

   



   “日本人の国民性の著しい特色は、
  下層階級でも皆、生来の花好きであるという事だ。・・・
  もしも、花を愛する国民性が、
  人間の文化生活の高さを証明するものとすれば、
  日本の低い層の人々は、イギリスの同じ階級の
  人達に比べると、ずっと優って見える。”
 
                              【「幕末日本探訪記」 三宅馨訳】

   


   今回のロバート・フォンチュンと言い、前回の駐日仏大使、
  【ポール・クローチル】 と言い、その昔、外国人が絶賛した日本人。

   最近の国内の出来事には、心を痛めますが、まだまだ再生する余地は、
  残されていますよね。日本人を信じたいし、ついつい期待してしまいます。

きっと来る朝 (あした)

2008-03-28 17:12:03 | 四季のスケッチ




   朝はこんな空で明けましたが、
  今日も、概ね晴れの
  天気となりました。

   昨日同様、
  夜のうちに雨が
  降ったようです。

   葉っぱに水滴を受けて
  木や草花もキラキラと
  輝いています。

   雨上がりの植物って、
  活き々として瑞々しくて、
  ハッとする程、美しいですね。
  しばし、見とれていたものです。

   ところで我家からは幸い、明け行く
  夜明けの空を見渡す事が出来ます。

   その空も、秋から冬は刻々と変わりますが、
  春から夏になると・・途端に、穏やかになるから不思議です。

   と言えば、聞こえはいいのですが、
  所謂(いわゆる)変化のない空。

   そうなれば現金なもので、朝の空の写真も、
  自ずから減ってしまうという訳です。

   とは言っても、日本の夜明けの空ほど、
  表情の豊かな国は、ないそうですが・・。

   さて、前置きはこの位にして。
  その一連の、夜明けの空の名称は、
  暁 → 東雲 → 曙 → 朝ぼらけ → 朝 と移り変わるそうです。

    は、夜明け直前の、まだ暗い頃。
  東雲しののめ は、東の空に明るさが僅かに動く頃であり、
  次第に明け行く空は、

   そして、仄かに明るくなった空を 朝ぼらけ
  あした で、すっかり夜が明けるという訳です。

   それにしても、夜が明けるまでに、
  これだけの言葉を持つ日本という国。

   最近、あまりいい話題がありませんが、
  素晴らしいと思いませんか?

   昔から明け行く空を眺め、人それぞれ、
  様々な感情が行き交った事でしょう。

   落ち込んでいた人が、その空を見て、
  どれだけの勇気や希望を貰った事でしょう。

   喜びも悲しみも、全て包み込んでくれる空。
  どんなに暗闇でも、夜明けは必ずやって来るのですものね。



   写真は、例の庭に咲いた野の花です。
  リラ版 「風の鈴」。

   あまりにもの可愛らしさに、
  手元に置きたくて手折って来ました。

   花入れは、薩摩切子のぐい呑みが、
  丁度良い大きさです。

   ところが・・この花には、
  何と香りがあったのです。
  こんなに・・か細くて、
  繊細で、小さな小さな花に・・。

   又々、尋ねてしまいそうです。
  「あなたのお名前は・・?」 と・・。

風の旋律

2008-03-27 17:50:20 | 香る庭の花綴り


 


   




   昨日、夜半に降った雨は朝には上がり、
  今日は朝から太陽が顔を出しました。
  それにしても昨日、今日と花冷えの一日となりました。

   毎年、この時期の暖かさに惑わされ、
  つい、このまま暖かくなるのでは・・。

   ~なんて錯覚し、灯油を買い忘れていたものです。
  慌てて灯油を買いに走り・・。今年は、その備えは万全です。






 


   



   “―― 香り高い、、象牙のような 白水仙 、炎のような チューリップ
  妖精の枝のような ブリーディング・ハート
  ピンクと白の混ざった、早咲きの、刺の多い、匂いの良い、
  小さな一重の 薔薇 であった。・・・”
               【「アンの友達」2.】



   若干の花の違いはありますが、
  我家の小さな庭にも、『アンの世界』 同様、
  次から次へと春の花が咲き始めました。

   「ヒヤシンス」 の青紫の花には、心を癒され、
  白い 「姫ウツギ」(卯の花) の花には、
  見ているだけで、心洗われます。

   おまけに両者とも、素敵な香りまで伴って・・。
  自然の芳香って、いいですね。

   かと思えば、明るい色の花には心踊らされます。
  思わず、スキップでもしたい気分。

   せめて・・と、毛糸のセーターを脱ぎ、
  先日の映画で高島礼子が着ていたような、
  水色の花柄のワンピースに、白いカーディガン
  という春らしい格好がしたくなったり・・。春ですね!!

   「春は、何もかも新しいわ。
  春そのものが、いつも真新しいんですものね。
  毎年、春は変わっているのよ。
  前の年と、そっくり同じと言うのは一つもないわ。
  必ず何か特別のものを持っていて、
  独特の美しさがあるのよ。・・・」

                               【「アンの愛情」 第9章】

   


   ところで、もう一度ヒヤシンスの事。
  こちらは、毎年何もしなくても咲いてくれます。甘い香り。
  何と言っても色は、この青紫色ですよね。

   このヒヤシンス、和名は、「風信子」。
  まさに、香りが風によって運ばれるさまを表わしていますね。

   ~なんて、去年も同じような事を記したような気がします。
  花言葉は、「しとやかな可愛らしさ」、「初恋のひたむきさ」 とか。
  何だか深窓の令嬢のような・・そんな花ですね。

道・径・路

2008-03-26 18:28:27 | レトロ(素敵)な空間~散策




   起床時は、真珠色の
  空でしたが、今日も
  概ね、晴れの天気に
  なりました。

   と言っても、昨日程の
  見渡す限りの青空では
  ありません。

   それに、ちょっぴり
  花冷えです。
  桜の季節特有の・・。



   そうそう昨夜のお月様は、
  春らしい “朧月”。

   碧白く、神々しささえ
  感じるお月様もいいけれど、
  幻想的な雰囲気の、
  このお月様は、
  大層優しげです。

   勿論、そのお月様を
  左手に、眺めながら
  眠りに着いた事は、
  言うまでもありません。

   今日も、
  春の香り漂う道を辿って来ました。
  アンではありませんが、“辿る”・・この言葉は本当に素敵ですね。
 







   


   「道って、面白いものじゃない?・・・」

   「真っ直ぐな道ではなく、行き止まりがあったり、
  こんぐらがっていたりして、その向こうに美しいものや、
  思いがけないものが隠れていたりする道の事よ。
  あたしは、元から道の曲がり角が好きなの。」

                        【「アンの幸福」 第2年目2.】(引用③)

   


   アンの言うように、道って、本当に面白いですね。
  いつも見慣れた景色なのに、“こんな古い洋館が・・!?”
  というものがあったり、はたまた、昔ながらの日本家屋・・。

   一つ筋を変えただけで、見知らぬ世界に・・。
  これは、昨日も記しましたね。

   そろそろ桜も咲き始めました。
  こちらは、品種は違うようですが、ほぼ満開です。
  道を辿ると、色々なものに出会います。

   「ソメイヨシノ」 は、後もう少し・・。
  桜吹雪となる前に、是非淡いピンクの花びらに会いに・・。
  いいえ、花吹雪も素敵ですが・・。

あの道この道

2008-03-25 19:57:27 | レトロ(素敵)な空間~散策




   朝早い時間こそ、
  霧に霞んでいましたが、
  時間の経過と共に
  晴れて来ました。

   ご覧のように、
  雲一つない青空です。

   それにしても、
  空が霞むと、
  すわ “黄砂・・?”
  ~なんて思う私が悲しいです。

   元々春は、“霞みか雲か・・”
  と昔から言うように、
  絹のヴェールが空にかかるのは、至極当然の事ですのに・・。

   




   “・・・教会の婦人会からの帰り道、
  マリラは、老いた者にも悲しむ者にも、
  若い者、幸福な者の差別なく春がもたらす喜びで、
  胸が時めくのを覚えた。――
   春は陸地に広がり、その深い、大地から湧き上がる喜びに、
  ものに動じない中年女のマリラの足取りも、
  つい軽く速くなるのだった。・・・”
                   
                          【「赤毛のアン」 第27章】








【雪柳】                         【古木の銀杏の木】




   春ですね! 
  マリラも心弾む春。

   だからという訳では
  ありませんが、
  私も陽気に誘われて・・
  ついつい道草して
  帰ってしまいます。

   見上げた空・・。
  この時期には、珍しく
  何もありません。青、蒼・・。

   それは、終日続きました。
  彩 (いろどり)、溢れる道。

   最初に梅が咲き、次に桃。
  そして、ワクワク、ドキドキ。

   そしてフィナーレを飾るのは・・。
  いよいよ待ちに待った、桜の季節の到来です。

   こちらは、だまだ蕾がほとんどですが、
  それでも少しだけ開花しているのも見つけました。
  満開の花を咲かせるのも、もうすぐそこですね。

   桜はなぜに、こんなにも人々の心を
  ざわめかせ? 打つのでしょう。

   桜の季節は、人それぞれ・・様々な思いが、
  重なっているからなのでしょうね。

   旅立ち、別れ、出会い。
  そよ風、青い空、淡いピンクの花びら・・。

   咲くのも見事なら散り際の美も、これほどのものはありませんものね。
  今年は、どんな桜と出会えるでしょう。今から楽しみです。          

映画 「犬と私の10の約束」~犬と人間の “絆”

2008-03-24 19:05:25 | 映画の香り




   昨夜の雨は上がり、今日も日中は、
  晴れ間の出る暖かい天気と
  なりました。そんな中・・。

   映画 「犬と私の10の約束」
  を観て来ました。

   この映画も予告編の段階から
  絶対に観ようと決めていた
  ものです。

   そう言えば・・。
  音楽と犬の映画と言うと、
  必ず観ている私。



   別に意識してそうしている
  訳ではないのですが・・。

   今日の映画の主人公は、
  勿論犬。

   ゴールデン・レトリーバー
  の “ソックス” です。

   前回の映画
  「マリと子犬の物語」 でも、
  芝犬の “マリ” の可愛らしさ
  に惹き付けられたものですが、
  今回も全く同様です。

   可愛いだけでなく、犬がこんなにも愛情深く、
  人間と深い関わりを持つという事を
  改めて教えてくれたような気がします。
  同時に犬と人間の絆の強さも・・。

   この映画は、北海道の函館に暮らす14歳の少女、
  あかり(福田麻由子)の家に、1匹の子犬が、
  やって来る事から始まります。

   母親(高島礼子)が犬を飼うにあたっての、
  「10 の約束」 (下記) を教え、
  あかりと犬の “ソックス” の生活が、始まります。

   母親の急死の後、ソックスがいかに、
  あかりの支えになったか、容易に想像出来ますね。

   尤も、14歳からその後の10年間 (犬の寿命) は、
  あかりにとっても、多感な時期。
  ソックスを疎ましく思った事だってありました。  

   成人したあかりを演じるのは、田中麗奈。
  父親役は、豊川悦司。優秀な外科医。
  医大の助教授からあかりのために開業医になるのですが・・。

   人生を揺さぶる、様々な出来事に出会います。
  でも最後には、どんなにかけがえのない
  大切な存在であったかに気付くのです。

   ところで、映画的にはどうなのでしょう。
  犬は申し分なく、可愛いのでいいのですが・・。

   私は、犬を飼った事がないので、よく分かりませんが、
  飼い方が中途半端なような気がします。
  (室内で飼ったり、室外だったり)

   そして、マナー的にも首を傾げる所がありました。
  でも、犬が可愛かったので、良しとしましょう。

   最後に。「千の風になって」 の犬バージョンとも言える、
  犬から飼い主へのメッセージという形で、犬が私達にして欲しい、
  10 の約束事を記して置きます。(パンフレットより)







          
        【犬の十戒】(10の約束)


 1.私と気長に付き合って下さい。
 2.私を信じて下さい。それだけで私は幸せです。
 3.私にも心がある事を忘れないで下さい。
 4.言う事を聞かない時は、理由があります。
 5.私に沢山話しかけて下さい。
 6.私の方が強い事を忘れないで下さい。
 7.私が年を取っても、仲良くして下さい。
 8.あなたには学校もあるし友達もいます。
  でも、私にはあなたしかいません。
 9.私は10年位しか生きられません。
  だから、出来るだけ私と一緒にいて下さい。
 10.私が死ぬ時、側にいて下さい。
  そして、どうか覚えていて下さい。
  私がずっとあなたを愛していた事を。

小さな花の笑顔

2008-03-23 16:49:11 | リラのお気楽ユメ日記


   




   今日は、白く霞んだ空で明けました。白い空。
  ひょっとして、これは黄砂かも知れませんね・・?

   スギ花粉は、ピークを過ぎましたが、今度はヒノキ花粉とか。
  “それと黄砂のダブルパンチにより、症状は更に悪化する・・”
  ~とは、昨日の夕刊の記事から。

   幸い、私は花粉症ではありません。
  と言っても友人は、それまで何でもなかったのに2年前から発症との事。
  それを聞いて以来、毎年ヒヤヒヤしているのですが・・。

   ところで昨夜の満月、丁度そのお月様を左手に見ながら、
  月明かりで眠る事が出来ました。

   以前にも1度、記した記憶がありますが、
  その都度、場所と時間を変えるので、
  滅多に、こういう機会はありません。

   それでも、“月光に包まれて眠る・・”
  ~なんて、何と素敵なのでしょう。

   そんなこんなで気分だけは、たっぷり
  “ロマンティック気分” に、浸らせて頂きました。

   さて冒頭の写真。
  以前にも載せましたが、今丁度、庭に咲いている野の花です。
  少しだけですが、咲いている領域も広げたようです。

   



   「あのね、あたしは例え、あおいの花でも一つ一つに
  ハンドルが付いている方が好きなの。
  手がかりがあって、余計親しい感じがするのよ。・・・・・」
          
                                      【「赤毛のアン」 第4章】

   「・・・アイロンをかけている間、ダイアナと小川の所で
  見つけた新しい島に何ていう名前を
  付けようかって考えていたの。
  そりゃあ、たまらなく素敵な所なのよ。・・・・・」

                                  【「赤毛のアン」 第20章】

   本当に小さくて可愛い花なのですが、生憎名前を知りません。
  なので・・アンの如く、名前を付けてみました。
  尤もアンが付けた、“ポニー” などのハンドルネームとは違いますが・・。

   「オオイヌノフグリ」 が、「星の瞳」 だという別名に因んで、「星の鈴」・・?
  それは、先の 白い花 に譲る事にして、「風の鈴」 と、命名? する事に。
  ~なんて・・童心に帰って、ちょっと遊んでみました。楽しいですね。

春、麗(うらら)

2008-03-22 18:15:13 | リラのお気楽ユメ日記

【「ふくろうの時計」 は信楽焼】


   



   朝から雲一つない空になりました。
  昨日の風が嘘のような穏やかな行楽日和です。
  こんな日こそ、どこかに出掛ければいいのですが・・・。

   それでも、昨日までは出掛けようかな・・
  ~なんて、思っていましたのに、パス。

   ちょっと場所が遠いのも億劫になっています。
  結局、近所のスーパーだけ。
  以前は、こんな事などなかったのですが・・・。

   そうそう、今日のタイトルの 「麗(うらら)」。
  これは、「うらうら」 が、縮まったもののようです。
  心の中に何もない、爽やかな状態。まるで、今日の空のようです。

   そして、青い空と言えば、今の時期、「雲雀」(ひばり) ですね。
  雲雀は、雲の間から鳴き声が聞こえる事から 「雲雀」 なのだそうです。
  鳴き声は、「ピーチク、パーチク」 ではなく、「ピパリ、ピパリ」。

   それにしても、漢字って有難いですね。
  「雲雀」 から訳なく、どんな鳥か、想像出来ますもの。

   前述の雲の間から・・と言うのもそうですし、
  この鳥は、雀(すずめ) に良く似た、
  (ほんの少しだけ大きい) 鳥なんだそうです。

   当て字と言われれば、それまでですが、
  一生懸命に漢字を考えられた先人達。

   最近、平仮名重視 (勿論、立派な日本語ですが)
  の傾向にある事を少々、勿体ないと思うのです。






 
【ノースボール・ヒヤシンス】




   そうそう、昨夜はお月様が綺麗でした。
  そう言えば、今日は満月でしたね。

   満月には薔薇が似合うそうですが、
  そろそろ例の薔薇、開いてくれないでしょうか。

   それとも、今日という日を
  待っていてくれたのでしたら・・。

   “月光で開く薔薇” なんて、
  それはそれはロマンティックなのですが・・。

   でも、こんな風に薔薇ばかりに、
  気を奪われていてはいけませんね。
  いつの間にか小さな庭にも
  春の花が咲き、球根は芽吹いて来ました。

   そろそろ紫外線にも気を付けなければいけませんのに、
  ついつい庭で過ごす時間が長くなっています。

   今日は、黄色い蝶も姿を見せました。
  写真を撮ろうとすると、すぐに逃げてしまいましたが・・。

   



   「あんたは、自分の旦那様よりも、
  庭の方を大事にするのですね。・・・」
   「あたしの庭は、大変あたしに親切なんですもの。」

                                  【炉辺荘のアン」 第14章】 

   


   意地悪な、メアリー・マライアおばさん
  の非難を軽やかに交わす、アン。こうでなくっちゃ。
  言うまでもなくアンは、花と庭が大好きなのです。