【萩焼の花瓶に】
「・・・苦しくはあったけれど、
何かとても貴重なものをあたしに
与えてくれたような気持ちなの。
そう出来るとしても、あたしは二年前に
逆戻りして元のあたしに返りたくはないわ。
何もあたしが素晴らしい進歩を
したなんて考えているんじゃないの ――
(中略)
あの頃でもあたしには心があったと思うの。
でも、それを知らなかったの。
今はその事を知っているのよ ――
たいした事だわ ――
この二年間、
辛い思いをしただけの価値があるわ。
そうは言っても」
【「アンの娘リラ」」 第22章】 |
こちらは、天気予報通りの
空となりました。
この一週間は見事に
曇り & 傘マーク。
案の定と言いますか・・
いよいよ梅雨入りとか。
例年より10日も早いそうです。
雨の方は、パラパラ程度。
しかしながら、やけにムシムシ
すると思いましたら・・。
湿度は丁度、60%。
この位が身体のためには
一番いいそうですが、
これまでがこれまででしたから
随分、高く感じます。
そう言えば、昨日辺りから
蕾だったドクダミが白い花を
開花させています。
つぶらな瞳をパッチリ開けている
その姿は、愛らしくていじらしくて。今日は、萩焼の花瓶に。
こんな風に十分、観賞に耐える花でもありますが、
こうしてお部屋に置けば、消臭剤としても活躍しますものね。
別名を 「十薬(ジュウヤク)」 と言う通り、
お茶だけではなく、様々な効力のある薬草でもあります。
さて、巷では今、橋下発言に揺れています。
国内外、はたまたテレビなどでも非難の嵐。
慰安婦問題の詳細は、ネット等で調べれば一目瞭然ですので、
ここでは省きます。と言っても氏の発言。
賛同する所もありますが、疑問符も。
それに私自身、ある種のマッチポンプだったのでは・・
という疑念も、心のどこかにありますから複雑です。
昨日の 「テレビタックル」 を見ても感じた事ですが、
もう完全に歴史は一人歩きをしていて、戦慄を覚えました。
なぜに政府は、ここまで放置していたのでしょう。
その都度、間違いは間違いとして、しっかり訂正し、
発信していれば・・と悔やまれてなりません。
思えば、自虐史観と日の丸を忌み嫌う、日教組による教育。
道徳を軽んじ、経済にうつつを抜かしている間に、
ひどい事になっているではありませんか・・。
尤も、政治家が悪い、誰がなっても同じ・・等など、
その政治家を選んで来たのは、私達国民なのですけれど。
それにしても昨日の 「タックル」 の保守陣営の論客たちは、
ほとんど何も言えない体(てい)たらく。
唯一、小林某氏が保守陣営? に陣取って一人、
気を吐いていましたが、時の総理を 「安倍、安倍」 と呼び捨てにするは・・で。
その姿には品性の欠片(かけら)もなく、唖然としたものです。
やくみつる氏に至っては、
「日本が例え、アメリカの領土になっても
中国の領土になってもいい。戦争だけはイヤ・・・」 と。
戦争は誰だってイヤです。
しかしながら、アメリカはともかく、中国の領土になれば、
少なくとも日本人は迫害され、無事ではいられないと思いますけれど。
それこそ、歴史が証明しています。
色々な考え方があるのは民主主義国家なので当然ですが、
文化人として影響力の高い方の発言にしては、またしても疑問符で、
これからの日本を思えば・・暗澹(あんたん)たる気持ちになったものです。
とは言え、私自身も、ついこの間までお花畑の真ん中にいましたものね。
一応、保守を自認していながら、前回の麻生政権の頃には、
あろう事か、テレビと一緒になって非難していましたから。
今ではテレビが放映していない、
数々の功績を知り、心から恥じてはいるのですが・・。
(良い事は放送せず、悪い事だけ放送。所謂、偏向報道)
それは、G20 や G8 等、世界の首脳の中で
輝きを放っているのも見ても分かります。
そうそう、今日の引用文は今の私の心を
無理矢理、当てはめたものかも知れません。
文中の二年前は、民主党政権時代でしょうか・・。
実際には三年半前ですが。
もう決して戻りたくはありませんが、
あの時代があったから今がある・・と思う事にしています。
まだまだ遅くありませんね。日本が沈没しませんように。