【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

さらば、夏の日

2008-08-23 17:22:22 | 趣味の器(壺)~その他


   夜半から降り出した雨は、
  朝にはやんでいました。
  
   でも、今日は降ったりやんだりの
  生憎の天気・・。

   しかしながら、あの夏の日の
  激しい雨とは違って降っているか、
  いないような静かな雨です。小糠雨。

   従って今日も過ごし易くなっています。
  これからは、一雨ごとに
  秋に向かって行くのですね。

   ・・と、ここまでは、午前中の事。
  午後になってからは、お日様も照って来て。
  でも、天気は相変わらず不安定です。

   雨にも関わらず、朝顔は今日も元気。
  真っ白な朝顔が花開いたかと思えば、目の覚めるような青色も・・。

   ただ、冒頭の写真の朝顔だけには、いつもバッタが一緒なのです。
  逃がしても逃がしても、又次の日にはやって来ます。
  他の色の朝顔には、全然、寄って来ませんのに・・。余程、お気に入りなのですね。



    さて、こんな日は、お茶でも・・と、
  思っていましたら・・。「ピンポ~ン!」。
  又々、お隣さんです。
  
   奥様がご実家に帰っていらしたとの
  事でお土産を・・。
  何でもご実家は長野と新潟の県境とか。

   何と言う、グッドタイミング!! 
  早速頂いたのは、言うまでもありません。
  黒蜜をかけて頂く、きなこ餅です。美味!!

   そうなると・・。蝋燭を立て、和の雰囲気で。
  今日のような日には蝋燭が良く合いますね。

   そして庭からは、これもアンよろしく
  お花も採って来ました。手持ちの花瓶へ。

   急須は、南部鉄瓶、茶碗は萩焼を
  取り出して来ました。(お茶の色が薄いのは、光の加減です)  
  そうそう、蝋燭と言えば・・。

   “ジェーンはランプより蝋燭ろうそくの方が好きだった。
  消え方がいかにも、優美である。
  薄く煙が棚引き、蝋燭の芯は、くすぶり、ちょっと荒々しい
  目配せをしてから、こちらを暗闇の中に残す。”
       
                                   【「丘の上のジェーン」 第22章】

   100年前は、ランプの油も蝋燭も非常に貴重です。
  この ジェーン も、使い差しの蝋燭を何本も取って置いて、
  急な時の夜の勉強に備えています。

   一方、こちらは癒し? のために。
  でも、蝋燭一つにもこんな思い入れがある事を知って、ちょっと嬉しくなりました。
  それにしても、“消え方の美” ってあるのですね。

   細い棚引く青い煙は、確かに優美です。
  私がお香を好きなのも、案外、そんな所にあるのかも知れません。