【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

薄紫のシルエット

2014-08-30 19:31:51 | 香る庭の花綴り

【「紫苑(シオン)」 ~ 人気者】


【「藪蘭(ヤブラン)」】






野菊
秋の野道の 野紺菊のこんぎく
幼い恋の 夢を見て
野菊のようなと 見つめ合う
淡く優しき 野菊の二人

山道小道 柚香菊ゆうがぎく
夕暮道で 揺れて咲く
野菊の二人の シルエット
綿摘み籠も 揺れている

田圃たんぼ畦道あぜみち 嫁菜よめなの花よ
春の若菜を 小籠に摘んだ
幼い二人の 思い出語る
野菊の如き 君なりや                
               【伊藤左千夫 「野菊の墓」】







   優しい空で明けた今朝。
  今日は晴れの予報でしたし、
  明日が傘マーク・・となれば、思い切りお洗濯を。

   良いお天気だったのですが、やはりと言いますか・・。
  午後になってパラパラと雨。

   幸い、すぐにやみましたが、お盆以降、
  一日中お天気というのが、なかなかありません。

   しかしながら、相変わらず気温はもう秋。
  今日は湿度もありませんから、爽やかです。

   

   






【自然の曲線美 ~ 蔓性植物】




   さて、『アンの世界』 でも
  すっかりお馴染みですね。

   私にとっては以前から
  憧れの花、紫苑。

   今、盛んに蕾を
  付けています。

   尤も今は、
  開花は1輪ずつ。

   まだまだ株が若い
  せいかも知れません。

   ところで、NHKの
  朝の連続テレビ小説、
  「花子とアン」。

   いよいよ佳境に
  入って来ましたね。

   そのドラマと、
  今日の野菊(紫苑)が
  重なってしまって。
  勿論、時代背景も。古き良き時代。

   この野菊、これまで漠然としか考えていませんでしたが、
  その種類は数多いですね。勿論、今日の紫苑も含まれるでしょう。
  白もありますが、やはり薄紫色の、それを連想します。

   その紫苑にも例の如く名前を付けました。
  その名は、「薄紫の貴公子」。

   何かと言えば、「貴婦人」 とネーミングする私ですが、
  この紫苑だけはなぜか貴婦人ではなく、貴公子なのです。

   そうそう、すぐ上の写真の蔓性植物。
  名前は分かりませんが、こちらも自然の贈り物。

   リース(土台)に出来ますから何だか嬉しくて。
  もっと伸びれば籠だって。うんと伸びて欲しいです。

匣(はこ)の中の小さな魔法

2014-08-29 18:28:18 | ハーブと香り雑学



【灯りが恋しくなる季節 ~ 銅製ランプ】











魔法 の方はどうかい、ジェーン?」
魔法だって?
ここには魔法が身動きが出来ない程
詰め込まれていた。       
               【「丘の家のジェーン」 15.】







   朝、早い空は曇っていましたが、
  「朝曇りは晴れの元」 という言葉通り、
  日中は良いお天気に。気温の方も、ゆうに30度を切っています。

   とは言え、まだ8月ですから、このまま秋に一直線・・
  という事はないでしょうが、随分、過ごし易くなったものです。

   ただ夕方になって、パラパラと小雨が・・。
  やはり今日も雨! それにしても今年は良く降りますね。




   さて(昨日もそうですが)
  今日などは、こんな
  オレンジの灯りに全く
  違和感がありませんね。

   尤も私は盛夏にだって、
  蝋燭を灯しますけれど。

   ところで、こちらの
  ランプ、実は銅製。

   磨きませんから、
  こんな焦げ茶色に
  なってしまいました。

   でもそれはそれで、
  古風な味と言いますか、
  趣きが出て・・。
  一人、悦に入っています。

   そうそう、壁の
  小さな戸棚。

   今は、ウィスキーの
  小瓶を並べていますが、
  ある時はエッセンシャルオイル、
  又、ある時はポプリと・・。

   色々、手を変え? 品を変えて楽しんでいます。
  これらの匣(はこ)の中には小さな魔法が一杯、詰まっています。

花と香りのエッセンス

2014-08-28 20:17:37 | ハーブと香り雑学





【レースで、おめかし・・?】









ジェーンは月のない夜が好きだった。
こういう夜の方が牧場の
秘められた気分に近付けるからであり、
闇夜には美しい神秘的な物音 がした。                   
               【「丘の家のジェーン」 25.】







   束の間、空気に “秋” を感じた昨日。
  今日は早くも雨となりました。

   午前中は、ごく弱い雨が降ったりやんだり。
  午後になって、やっと安定して来ました。
  それにしても今年は雨が多いですね。

   ただ気温だけは昨日以上に下がり、早くも秋!
  特に朝晩は過ごし易くなりました。

   そう言えば、虫の演奏会に出演する、
  その数も、いつの間にか増えて来たようです。

   “闇夜には美しい神秘的な物音がした” 
  確かに! 納得です。











【薔薇の吐息】





   さて今日は、
  手描きのランプを
  ちょっとだけ
  イメージチェンジ。

   そう、大好きな
  レースを加えました。

   と言っても、
  元はレースの襟。

   それをランプに
  着せてみました。

   これだけで随分、
  ロマンティックな気分に。

   今日は、ぐっと
  涼しくなりましたし、
  オレンジの焔だって、
  それこそ、ウェルカム。

   となれば芳香浴を。
  庭からレモンユーカリ、
  ローズゼラニウムなどの葉っぱを採って来ました。

   ところでレモンユーカリ。
  小さな葉っぱ、たった2枚だけですのに、
  エッセンシャルオイル顔負けの香り。

   これまでの仄かな香り・・どころではありません。
  以前求めた事のある、「ユーカリシトロネラ」 の香りそのもの。
  十分、代用が効きそうです。何だか得した気分。

   そうそう、以前にもアップした 【薔薇の吐息】
  今度は、こちらの品を試してみる事に。

   前回のものは1日に3粒でしたが、
  こちらは1粒で良いとの事。おまけに1瓶で2ヶ月分。

   色もローズ色から琥珀色に変わりましたが、
  こちらの方がより芳醇な気がします。2ヶ月後が楽しみです。   

狭間の季節の涙と華やぎ

2014-08-27 17:07:07 | 四季のスケッチ



【まるで切絵細工の 「インウォールクラータ」】


【老いた 「半夏生」】


【午前 6 時半の空 ~ 羊雲】









「雨は降らないわよ ――
インディアン峠の上にもくもく出ている
あのふわふわした薔薇色と白の入道雲の外、
雲は一つもないもの。
ああいう雲を見る度に私、わしのような翼で
舞い上がってあの雲の真ん中へすーと
舞い降りたい気がするのよ」       
                  【「エミリーはのぼる」 第12章】







   今日は、写真のような趣きのある空になりました。
  やっと本来の秋間近の夏空が戻って来ました。
  そして、久し振りに雨の心配のない空に。

   同時に目覚めてから雨戸を開ける前の、
  ちょっとしたワクワク感も。

   つい先程、「ツクツクボウシ」 が、
  ひとしきり鳴いていましたが、今の季節にピッタリですね。

   そう言えば、「クマゼミ」 の声。
  4日前を最後に、バタッと聞かなくなりました。

   思えばあの日、朝から狂おしい程の鳴き声。
  やはりあれが最期だったのでしょうね。

   








【樹木の涙 ~ 薔薇の病葉(わくらば)】 





                                   【「茄子(ナス)」の葉っぱ】
   さて、今日の庭で
  感じた事。

   日向(ひなた)と
  日影がより色濃くなり、
  くっきりして来ました。

   まだまだ暑いけれど、
  この空気、この匂い。

   この季節独特の
  お日様の匂い。
  そう、それは秋の匂い!

   そんな中、一たび
  植物に目をやれば・・。

   虫に食われ、
  それでも、まるで
  切絵細工のような
  芸術性を垣間見せる、
  インウォールクラータ
  の葉っぱ。

   一方、秋を待たずに
  赤や黄色に変色して
  しまった薔薇の葉っぱ。

   原因は、やはり虫や、暑さ、風通しの悪さなど様々です。
  所謂(いわゆる)、病葉(わくらば)と呼ばれているもの。

   「別(わ)くる葉が変化した」 という説や、
  「脇枯るる若葉」 から取ったという説等など・・。
  語源は色々あるようですね。

   こんな正常とは言えない、これらの葉っぱ。
  それでも精一杯の華やぎを見せている事に感動します。

   そうそう、今は切絵細工さながらの、
  インウォールクラータの葉っぱ。

   これは季節が進みますと、見事に再生します。
  植物の再生能力も見逃せません。お楽しみに。

愛しくて恋しくて ~ ピンクの薔薇

2014-08-25 17:58:58 | 薔薇の追憶







【優しい空 ~ 午後3時】









ついに 8月 の最後の週になった。
(中略)
古い生活の流れが新しい流れへと
急速度に変わって行くのを見て、
アンは幸福のただ中にいながらも、
一抹の淋しさを覚えた。
「変化というものは、
嬉しいものではないが、結構なものだよ」
ハリソン氏はものを
極め尽くした人のような口の聞き方をした。                   
                  【「アンの青春」 第30章】





   昨日の雨は朝には上がっていました。
  午前中は薄日も射していましたが、午後になって結構、激しい雨が。

   幸い、すぐに上がりましたが、夜には再び降るそうです。
  なかなかお天気、安定しませんね。
  それでも午後3時頃には、こんな優しい空が広がっていました。

   それにしても昨日は良く降りました。
  午後から降り出した雨は、夕方から夜にかけて、
  雨足もひどくなり、肝を冷やしました。

   我家は高台にありますので、
  これまで水害の事は、ほとんど考えた事はありませんでしたのに。
  良い変化ならいいですが、こんな変化は有り難くありませんね。






   さて、つい一週間前にも
  微笑んだ、淡いピンクの
  薔薇が又々、開花。

   そう言えば・・。
  こちらの薔薇にもまだ
  名前がありませんでしたね。

   濃いピンク、所謂、
  薔薇色の薔薇が
  【初恋の記憶】・・。

   となれば今度は、
  「淡い恋の追憶」 なんて、
  いかがでしょう・・?

   「恋の記憶」 とか 「追憶」、
  詩的な単語の大安売り。

   でも、ロマンティック
  ですから良しとしましょう。

   ~なんて自分で言って
  いれば世話はありませんね。

   そうそう、これらの薔薇、
  剪定を忘れずに。確か、8月終わりから9月にかけてでしたね。
  (蔓薔薇は来年2月頃) 大きな花を咲かせるために。

再び染まる 「秋色大人色」

2014-08-24 16:31:51 | 私の手作り夢時間



【秋色エプロン】







エバン夫人は命がけで
「アイルランドの鎖」 模様の
掛け布団を縫っているし、セーラの方は
殉教者じゅんきょうしゃのような顔をして
又別の 「ライジングスター」 模様の布団の
菱形の布をぎ合わせているところだった。
セーラは何にも増して
パッチワークが嫌いだったが・・・・・               
                  【「アンをめぐる人々」 9.】






   午前中は雨こそ降らないものの、鬱陶しい天気。
  何とか我慢していた空も午後になって降り出して来ました。
  全国的に大気の状態が不安定のようですね。

   今日は雨の降っていなかった午前中も、
  千客万来だった昨日と違って至って静かな庭。
  そう言えば・・。

   昨日はあれだけ姦しかった蝉の声も今日は全くしません。
  そろそろスッキリした青空が恋しいです。








 






   さて、すっかりお気に入りの 「秋色大人色」、この言葉。
  今日は朝から リンド夫人? 
  の部屋に籠(こも)ったものです。

   今日は、柄にもなくエプロン作りですから、
  本当は、ミス・コーネリア と言った方が、
  いいのかも知れません。(一部、パッチワーク)

   尤も、5000枚もの布を使って布団を作り上げる
  リンド夫人の事、エプロン作りだってお手のものでしょう。

   こちらのエプロンは所謂(いわゆる)、
  前掛けと呼ばれるもの。

   手持ちの焦げ茶色の布を剥ぎ合わせて。
  後は、これも大好きな、たっぷりのフリルを付けました。

   そうそう、これもたっぷりのポケットも忘れずに。
  (使わない時は、ウォールポケット兼用)

   お昼も今日は、簡単にここで頂きましょうか・・。
  今度はポアロ気分・・?

   やはり今日も 『アンの世界』 と、
  『クリスティーの世界』 が同居しているようですね。いやはや・・。

狭間の季節の賑わい

2014-08-23 18:16:18 | 四季のスケッチ














駒鳥ではもっと運が良かった。
(中略)
まだほんの雛鳥ひなどりぐらいのが
戸口の段々にいるのを発見した。
背中は灰色でぶちの胸をしており
目は輝いていた。
最初から炉辺荘の人々全部に
全面的な信頼をおいている様子で、
シュリンプでさえ例外ではなかった。    
              【「炉辺荘のアン」 第24章】






                                【晩夏の入道雲】
   昨日、未明から
  降り出した雨は、
  朝には上がって
  いました。

   しかしながら、
  今日も大気は
  不安定なようですね。

   尤も早朝、
  パラッと降っただけで、
  その後は太陽も。
  (写真は午後3時の空)

   ただ気温はそうでもないのですが、湿度が高く、
  不快指数は上がりっ放し。昨日以上の蒸し暑さになっています。














   さて、そんな今日。一体、どうしたのでしょう。
  今日は、朝早くから蝉(クマゼミ)が、盛んに鳴いています。
  まるで最後の夏を惜しむかのように。

   その代わり今日は、ツクツクボウシは一度も。
  昨日はあんなに鳴いていましたのに。
  こんな事もあるのですね。

   とは言え、今日も庭には常連の揚羽蝶を初め、千客万来。
  揚羽蝶はお気に入りの、やはりセージの花に。
  じっとする事なく、花から花へと飛び回っています。

   そして小鳥。
  『アンの世界』 のように駒鳥ならいいのですが、鳩・・。

   でも想像の翼を広げれば、いつだって駒鳥にも。
  「想像の余地」 は、ここでも自由自在です。

秋色大人色の珈琲タイム

2014-08-22 18:20:08 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編














「今年の夏は何と楽しかったのだろう」
と、アンは思った・・・・・
その後から、いつか上グレンの
ハイランド・キティおばさんが言った事を
思い出して、微かに胸に痛みを覚えた・・・・・
「同じ夏は二度と来ませんよ」
全く同じという事はあり得ないのだ。
又、夏が巡って来るだろう・・・・・                    
              【「炉辺荘のアン」 第35章】










【午前6時の空】







   こんな空で明けた今朝。
  今日も30度を越す暑さとなっていますが、
  趣きのある空は、ひと際、秋が身近に感じられます。

   そう言えば蝉(セミ)の鳴き声。
  今日も聞こえていますが、最近は朝から
  ツクツクボウシが鳴くようになった事に気付きます。

   暑さも今日までと言いますし、
  秋の足音は着実に近付いているようです。









【富山銘菓 「神通橋」 ~ 舟形最中】







     さて、連日の 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 開店。
    相も変わらず気儘なカフェですね。
    勿論、空想上ですが。

     「大きくなったら何になる・・?」
    子供の頃は溢れる夢に満ちていましたね。
    いつしか、そんな夢も一つずつ萎み・・。




   そして、いつの間にか、
  「どうせ」 とか、
  「今更・・」、
  そんな否定的な言葉が
  常套句になって
  しまったものです。

   しかしながら世の中は、
  長寿時代に突入。

   今からだって好きな事
  を始めるのに、決して
  遅くはないのですよね。

   集めた珈琲カップと手作り品に囲まれた、
  笑顔が行き交う喫茶店・・そんなお店。
  ~なんて。

   そうそう、今日は季節を先取りして? 
  早くも秋色、琥珀色の世界に籠りました。

   お茶請けは、富山銘菓 「神通橋」。
  舟形の最中です。

   何でも橋渡しの縁起最中として、
  様々な席に用いられるそうです。美味です。    

昼下がりのエスプレッソ

2014-08-21 17:28:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













見渡す限り、膝まで埋るひょうで、
真っ白になっており、軒下や、
階段の所へ吹き寄せられたのが
小山のように積もっていた。
(中略)
惨憺さんたんたる被害が明らかになった。
畑や庭の青いものは一切、
根こそぎ駄目になり、林檎の木は
花だけでなく、大枝や小枝まで
捩じ切られていた。
(中略)
「こんな事はプリンス・エドワード島、
始まって以来の事だよ。
私が子供の時、ひどい荒れがあったけれど、
とてもこれには及ばなかったよ。
きっと、恐ろしい被害があったのだろうよ」
                   【「アンの青春」 第24章】











【午前6時の空】








   こんな空で明けた今朝。
  昨日ほどの眩いばかりの青空ではありませんが、
  概ね晴れの天気になっています。
  引き続き、今日も残暑は厳しいものになっています。

   ところで、広島の土砂災害、大変な事になっていますね。
  最近、あちこちで局所的な、それも、
  明らかに異常な集中豪雨が発生していますね。


   山を削り、山肌を縫うように開発された住宅地・・。
  再三、耳にするこの言葉。勿論、我家だって例外ではありません。

   「明日は我が身」。
  今こそ、この言葉を思わずにはいられません。












     さて、話はガラッと変わって。
    随分、久し振りとなりました。
    およそ1ヶ月振りですね。

     『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
    夏休みももうすぐ終わり・・という晩夏の昼下がり。


   夏の思い出に心を遊ばせるのは、
  “1杯のエスプレッソの、深い味わいと香り・・”
  ~なんて。

   そうそう、思い出・・なんて記すものですから、
  つい昨日が、ブログを始めて8年目に突入した事を、
  心ならずも思い出す羽目になってしまいました。

   実は 【去年】 の段階で、記念日扱いは取りやめにする事に。
  おまけに8年目・・ともなりますと、新鮮さは消え、
  惰性的なブログになっている事も痛感しています。

   以前のように毎日の更新でもありませんし、
  相も変わらず、ノーテンキで、変わり映えしませんものね。

   しかしながら、細々ではありますが、続けて行くつもりです。
  どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

晩夏の優しい余韻

2014-08-19 18:01:21 | 四季のスケッチ



【青い余韻】


【晩夏の盃】









暫くは後にして来た昔ながらの
懐かしいもの全てに思いをせていたが、
やがて思いは先の方へと回り、
前方に控えている
懐かしいものへと飛んで行った。
(中略)
「家へ帰るのが嬉しいとは幸せな事だわ」                   
                  【「炉辺荘のアン」 第3章】












【早朝の優しい空 ~ 午前6時頃】




   今日も厳しい
  残暑になっています。

   日の出と同時に
  カンカン照り。

   それでもそこここに、
  秋の気配を感じています。

   それはもっと前の・・
  夏の盛りにも感じて
  いたもの。

   しかしながら、お盆の
  終わった今は、それはより
  顕著になって来ています。

   日の出が遅くなり、
  (逆に日の入りは早く)
  遥か頭上にあった太陽は、
  少しずつ斜めに。

   勿論、いち早く “秋” を
  教えてくれた庭の植物
  たちは申すまでもありません。

   








 











   さて典型的な夏の花、「朝顔」 と四季咲きの 「薔薇」。
  暑さをものともせず、断続的に咲き続けています。
  尤も咲き方には、それぞれ特性がありますけれど。

   ただ、これら花たちも、この季節になりますと、
  その色合いも優しく感じられてなりません。
  多分に感覚的なものもあるのかも知れませんね。

   とは言え、色合いは気温や湿度、日射しの強弱にも
  影響するそうですから、単なる感覚的というだけはでなく、
  それ自体の色も微妙に変化しているのでしょうね。

   そうそう、今日の 『アンの世界』
  ちょっと前までは実家に帰りますと、(実家の方が良くて)
  その後、元の生活に戻るまで随分、引き摺っていたものです。

   最近になって、やっと家の方が良くなりました。
  随分、遅い目覚め? ですね。