【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

はじける梅雨色 ~その2

2018-06-28 17:55:38 | 四季のスケッチ

















今日は蒸し暑い1日となっています。梅雨ですから当然と言えば当然ですが。
そう言えば、WCの行われているロシアもかなり蒸し暑いそうですね。

そうそう、ドイツは、一体どうしてしまったのでしょう。
昨夜は、大勝ちすると思って見始めたのですが、韓国にゼロ封。
覇気が全くなくて、よもやの予選敗退。こんな事ってあるのですね。

一方、日本は予選突破をかけて今宵、ポーランド戦。
午後11時キックオフ。せいぜい頑張って応援する事に致しましょう。

ところで10日前の地震。お陰様で被害はありませんでした。
ライフラインが無事だった事も大きいです。

壁に掛けてある10個余りの古時計も所狭しと飾っている額類も
何一つ落ちる事はありませんでした。

縦揺れだったせいなのでしょうか・・?
何事もなかったかのように元の場所に収まっている事が奇跡のようにも思えます。

何でも今回の地震は、「ガツンと一撃」 タイプで、
阪神大震災は、「龍がのたうち回る」 タイプだったとか。
余震が少なかった事も幸いでした。

さて今日の写真。この季節、恒例の 『朝の美人』 こと朝顔です。
目にも涼しい青色系の和と洋の朝顔。
楚々として繊細な感じが好きなのかも知れません。

そして 「半夏生(ハンゲショウ)」 と 「ブルーサルビア」 も仲間入り。
こちらも今、満開です。









【「半夏生(ハンゲショウ)」】


【ブルーサルビア】

遊ぶ季節

2018-04-06 18:25:08 | 四季のスケッチ



【1週間前】


【今日の 「木香薔薇(モッコウバラ)」】







どこから吹いて来るとも知れぬそよ風が、
露に濡れた若い羊歯しだの強い香りを載せて、
二人を迎えた。
夕闇の立ち込めた遥か向こうには、
木々の枝越しに、青い窓の家の
台所の灯が楽しそうに輝いていた。 
    【「赤毛のアン」 第10章」】 








今日は、生憎の雨となりました。
少しだけ残っていた桜も、これで完全に終わりでしょう。

それにしても花の命の短いこと!
季節の息吹をまざまざと身体に感じる今日この頃です。

ここ何日か大変暖かでしたから、陽射しがない分、今日は寒さを感じます。
尤も、室温は20度あるのですが・・。

初夏のような気温があったかと思うと、今度は(明日から)ぐっと下がるとか。
こんな風ですと、何かに急き立てられているようで落ち着きません。


さて、つい1週間前は蕾だった木香薔薇が、1輪、2輪・・と咲き始めました。
桜もそうですが、今年は昨年より大分早い開花です。(昨年は5月の連休が満開)
花々は、ゆっくり長く・・がいいですね。

そして大好きな青系の花も。
「ローズマリー」 と 「花韮(ハナニラ)」 が満開です。 










【ローズマリー】




【「花韮(ハナニラ)」】

青の記憶

2018-03-09 17:00:28 | 四季のスケッチ









この溝みぞは年を経るに従って益々美しくなり、
割れ目からは苔こけや草が生え、春も早い頃から
底の方に 紫色のすみれ が一杯咲き、
秋には隅々すみずみに紫苑や秋のきりん草が
見事に咲き誇るのであった。
  【「虹の谷のアン」 第4章】

        







ふと気が付けば既に3月。
その間、日本勢が大活躍だったオリンピックも終わり、
とりわけ厳しかった冬も、そろそろ終わりを告げようとしています。

早速ですが、こちらは今日も生憎の空模様。
昨日のように春の嵐こそ吹いていませんが、鬱陶しい曇り空です。

さて、冒頭の写真。
今年は随分、顔見せが遅かった菫(すみれ)です。
例年なら2月には咲いていたと思うのですが、これも寒さの影響なのでしょう。

寒さの影響と言えば、それはローズゼラニウムにも。
年月を掛け、大株になり、花もたわわに咲いていたのですが、
今年は又、一からやり直しです。

そうそう、庭の片隅にクリスマスローズの蕾を見つけました。
寒いからと言って家に引きこもってばかりもいられませんね。

春の訪れは、やはり気持ちをウキウキさせてくれます。
生協でもう一つの青い花、紫苑の苗も求めた事ですし、楽しみです。








【クリスマスローズ】

正月の音

2018-01-06 16:00:14 | 四季のスケッチ














明けましておめでとうございます。
ご無沙汰ばかりの昨今ですが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

いつの間にか新年も6日。明日は、早くも 「七草」 ですね。
いつもの事ながら、時の経過の早さに驚いています。

ところで、いつの頃からでしょう。
お正月が、何の変哲もない昨日の続きになってしまったのは・・。
少なくとも子供の頃は、違っていたような気がします。

「もういくつ寝るとお正月・・
この唱歌そのままに待ち遠しかったのも然(さ)る事ながら、
明らかに朝の目覚めから違っていましたっけ。

前日までの喧騒は嘘のように、し~んと静まり返っていて、
子供心にも新しい年を迎えた事を実感したものです。

実際、目に入る景色も、サラサラと木々に吹き渡る風の音さえも
昨日までとは違った新鮮なものに感じられ・・。
その不思議な感覚は、今でも鮮明に思い出されます。

その後の一連の儀式? にもワクワク、ドキドキ。
晴着を着て初詣、はたまた年始の客等々・・。
がらりと日常と違っている事に価値があったような気がします。

尤も回想は、常に甘美なものかも知れませんね。
時代と共に変遷して行くものでしょう。

最後になりましたが、庭の水仙が年末から咲き始めました。
そうそう、嬉しい事に今年は白薔薇も。
水仙と薔薇・・芳(かぐわ)しい二つの香りに年初から癒されています。

朽葉降る音

2017-09-11 23:32:18 | 四季のスケッチ

【まだ葉の残っている 「半夏生」】


【「紫陽花」 の虫食い葉】


【元気に咲く夏の花 「ハイビスカス」】








 風が吹く。
 どこから来るか知らぬ風がすうと吹く。
 黄ばんだ梢こずえは動ゆるぐとも見えぬ先に
 一葉二葉がはらはら落ちる。
 あとは漸ようやく助かる。                 
   【夏目漱石著 「野分」】 








こちらは昨日、今日と少々、蒸し暑くなっています。
尤も、9月に入ってからは思いの外涼しくて。

「今年は例年とは違うわ」 ~なんて思っていたものです。
これでも今年は概ね過ごし易かった夏に入るのでしょう・・。

さて、夏と秋の狭間(はざま)の今頃の季節、晩夏。そして続く白い秋。
渡る風も白く秋は密やかに、そこはかとなく忍び寄るので、
色に例えれば白なのでしょう。

旬の季節とは違った趣がありますね。
滅びの美学とでも言いましょうか・・。

まだまだ朝顔やハイビスカスなどの夏の花も
変わらず咲いてくれていますが、気のせいか愁いと言いますか・・
翳(かげ)りのようなものを感じます
一方、半夏生(ハンゲショウ)のように様相を一変する植物も。

葉を白く染め、まるで蝶のように優雅だったそれも、
黄色や茶色になった葉をはらはらと落とし、
今では棒切れのように佇んでいます。

毎年の事ながら一番最初に秋を教えてくれる植物です。
(写真は比較的葉の残ったもの)

そして見事に虫に食べられた紫陽花の葉。
そう言えば、紫陽花の葉って毒ではなかったかしら!?
どうやら紫陽花の葉だけを食べる虫がいるそうですね。

最後に野の花、「海老草」 と 「水引草」。
海老草は花瓶に挿したら、その日のうちに発根。

これにはびっくり。即、野の花認定です。
それにしても凄い生命力ですね。怖いくらいに。










【「海老草(エビソウ)」】


【「水引草(ミズヒキソウ)」】

黄昏の刹那

2017-08-09 17:01:27 | 四季のスケッチ














 今は黄昏時たそがれどきです。そう言えば、「黄昏」って、
 いい言葉じゃないこと?
 あたしは夕暮れよりも好きだわ。
 ビロードのような感じで、陰影をたたえて、
 そして ―― そして ―― 黄昏らしいんですもの。                     
   【「アンの幸福」】 







日本各地に甚大な被害をもたらした台風5号。
やっと日本列島を抜けたようですが、今日も暑くなりました。

「・・夏ノ暑サニモ負ケヌ」 ようでありたいものですが、なかなかです。
“せめて部屋のしつらえ、身づくろいをきちんとする”
等を心がけるとしましょうか。

そう言えば、「部屋は散らかしていると暑く、
片付いていると涼しい」 ~は、昔から母の口癖でしたっけ。

それでも若い頃は反発していましたが、
さすがにこの年になると納得しています。

さて、今日の写真は昨日の黄昏の空。
俄(にわ)かに手元が明るくなった気がして慌てて窓を開けると、
茜(あかね)色の空が広がっていました。

気が付けば、立秋も過ぎて・・。
春からここまでほとんど変化のない空でしたが、
これからは徐々に趣きのある空に変わります。

思えば空を見上げるのも随分、久し振りな気がします。
季節の境目があまり感じられなくなった昨今だからこそ、
移ろいを感じられる感性だけは、いつまでもなくしたくないものですね。  

「朝の美人」 三重奏

2017-07-08 18:10:08 | 四季のスケッチ















 鏡の前で一生懸命、
 アンの話し振りや、
 表情、仕草などをその通り、
 真似するのだった。
 (中略)
 あの上品な顎あごの起こし加減、
 星のように、さっと輝く目の表情、
 風にしなう枝のような歩き方の
 コツを身に付けられるであろう。
 (中略)
 「でも、あたしは綺麗でなくてもいいから、
 お嬢さんのような姿になりたいですわ」
 (中略)
 アンは笑い、自分に捧げられた賛辞の
 いい所だけを受け取り、
 有り難くない所は捨て去った。         
  【「アンの青春」 第27章】 








こちらは晴れ。厳しい暑さになっています。
しかしながら、九州地方の土砂災害、大変な事になっていますね。

最近は雨の降り方が尋常ではなく、心配していた矢先の出来事です。
どこで何が起きても不思議ではない・・。

どうやら、百年どころか千年に1度の事が
起きていると言っても過言ではなさそうです。

しかもこれだけではありません。ミサイルだって飛んで来る・・。
暗澹(あんたん)たる気分になるのも詮方(せんかた)ない事でしょう。












   




さて、話はガラッと変わって。
いつの間にか、七変化の紫陽花は終焉を迎えようとしています。

「額紫陽花(ガクアジサイ)」 の中心をぐるりと囲んだ
花びらが、上を向いて来ました。

尤も紫陽花には、立ち枯れた姿にも風情があります。
これからはその変化にも心を配ると致しましょう。
一方、朝の美人こと朝顔は、これからが本番。

西洋朝顔(ヘブンリーブルー)は、
早くから咲いていましたが、いよいよ日本朝顔も仲間入り。
私は、華奢で繊細な朝顔が大好きなのです。

こんな朝顔を見ると、なぜかアンを思う私。
花も然(さ)る事ながら、“さみどり” の葉っぱも美しいですものね。

涼色が主役!

2017-06-29 18:17:17 | 四季のスケッチ
















 しかし、雨は降りやんだ。
 降り出した時と同様、不意に降りやみ、
 太陽が濡れた木々にきらきらと輝いた。
 (中略)
 急に辺りは驚くほど爽やかに美しくなった。        
  【「アンの幸福」 第2年目.2】 









天気予報では今日は1日中、曇り。
しかしながら、(降っていない時の方が多いのですが)
ごく弱い雨が降ったりやんだりしています。
その合間には薄日も射して。

兎にも角にも、お洗濯日和でない事だけは確かです。
尤も、梅雨空ですから仕方ありませんけれど。
ただ今年は、ここまで飽き飽きするほど雨が降る・・という事はありません。

そんな嫌になるほどの雨の後、急に雲が途切れ、
“嘘のように晴れ上がった空” なんてものが、
意外に好きだったりするものですから少々、複雑な気分です。










【今年も忘れずに咲いた 「半夏生(ハンゲショウ)】




  そんな今日この頃。
  庭の紫陽花は先日より
  更に青さを増し、
  この季節の風物詩でもある
  「半夏生(ハンゲショウ)」
  が葉っぱを白く染めて
  来ています。

  こうなると梅雨も
  後、もう少し。

  今年もいよいよ折り返し
  地点に達するのですね。

  思う事は毎年同じですが、
  植物達は一体、どのように
  して季節を知るのでしょう。

  日々、生活している私達
  でさえ戸惑うような昨今の気候。

  大きく変遷している中で、
  毎年、同じ場所に咲いて
  くれている事に感謝です。
  しかも至極、当然の如く。

  そして朝の美人こと朝顔。
  尤も最近は品種改良されて
  朝だけではありませんが。

こちらもかつてないほど花芽を付けています。
涼色朝顔、楽しみが増えました。   

青い交響曲 ~ その2

2017-06-24 18:25:25 | 四季のスケッチ





【青色、藤色咲き乱れて】









 高尾加代子ははさみを持って庭へ降りると、
 一面に咲き乱れている紫陽花を眺めた。
 雨上がりの庭にはまだ露が残っていて、
 陽の光の中でキラリと輝く。
 気に入った紫色の花を数本切り取って、
 加代子は座敷へ戻った。
 チョコガラスの花瓶に、
 その紫陽花は、とてもよく似合った。
   【山村美紗作 「京都化野殺人事件」 より】 







   

こちらは今日も晴れました。
前回のブログにも記した通り、ずっと続いた晴天は、
1日だけ雨が降ったものの、その後は今日まで再び晴れています。

ただ、明日からはズラリ傘マークが並んでいます。
梅雨に入ってからは初めての事。大雨にならない事を祈るばかりです。

さて、庭の紫陽花。
なぜか 「山紫陽花(ヤマアジサイ)」 とばかり思っていた私。

実は、「額紫陽花(ガクアジサイ)」 かも知れません。
いいえ、額紫陽花に間違いないでしょう。

そう言えば、随分、昔になりますが、
このブログにもそんな風に記した記憶が・・。

ともあれ、前回は咲いたばかりで色も淡いものでしたが、
あれから1週間余り。日々、青味を増しています。
  
山紫陽花は、独立した種と認めず、
亜種という説もあるようですが、
額紫陽花は、日本固有の品種ですものね。

だからこそ、耐えに耐え、生き残ったのかも知れません。
そう思えば、愛らしく思えるから不思議です。

ところで、下の写真は、3日前の雨の日の紫陽花。   
紫陽花は雨が似合いますね。
そこには今日の描写文と似た光景が広がっていました。













萌える季節

2017-02-20 18:43:08 | 四季のスケッチ













 庭は・・(中略)
 見たところ死と悲しみのような
 葉のない木が立っていた。
 けれどもそれはただ見たところだけだった。
 命の血は木々の心の中にある。
 やがて、青い葉とピンクの花の
 花嫁姿で自分達を装うだろう。
 そして一番沢山に吹き溜りが
 重なっている所に横たわっている小金は、
 やがて朝のラッパを吹くだろう。              
      【「エミリーの求めるもの」 第16章】








厳しい寒さもここ何日かは緩んで来ました。
今日は生憎の空模様。とは言え、久し振りのお湿りです。
そのせいか、太陽が降り注いだ昨日よりは幾分、寒く感じられますが。

ところで庭の地植えのローズゼラニウム、何度か降った雪にも耐え、
枯れないで頑張ってくれています。葉っぱは、黄色くなりましたが・・。
この分なら春には、たわわにピンクの花を付けてくれる事でしょう。

今の季節、枯れ木のように見える木の枝(リラや桜)にも、
ちゃんと新芽が用意されているのに気付きます。
寒さのために、ついつい引きこもっていた私の目にすら新鮮です。

そうそう、白薔薇がふっくらと・・綻び始めました。
今更ながら蕾の時は、白薔薇の片鱗もありませんね。
でも、春はすぐそこ。待ち遠しいですね。  









 







【はじける笑顔】

【羽田空港ロビー】










ちょっと前の写真になりますが、笑顔の写真を。
笑顔って、いいですね。トランプ大統領も安倍首相も絵になります。

それに空港ロビーでの麻生財務大臣初め、皆の笑顔も。
この写真を見た時、会談は上手く行くと思ったものです。

それにしても、相も変わらず、メディアのトランプバッシング。
最近ではメディアとは逆の事を考えるようになりました。
どこもかしこも偏向がひどいですものね。

余計なコメンテーターはいりません。
ニュースだけを淡々と正確に流す放送局が欲しいと切に願います。