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こんな空で明けました。
いつの間にか老いてしまった月。
今月も、どんな月だったか
思い出せない程、毎日が
慌ただしく過ぎ去った気がします。
今日も大層暖かく、
過ごし易い1日となっています。
となりますと戸外がいい・・。
いつもの場所へ一目散です。
ちゃんとしたガーデンテーブルではない、
庭の隅っこの大きな壺の上の、ここが好き、一番いい・・。
人間の落ち着ける場所って、
又、感情というものは、何とも言いようのない不思議なものですね。
そうそう、昨日の薔薇の花びら・・とうとう散りました。儚い命。
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東野圭吾作 『天空の蜂』。
何とこの本の帯には・・。
“姿なき敵が乗っ取った
極限の心理戦。
自衛隊の大型ヘリと爆薬と子供を
乗せて原子力発電所の真上に。
東野圭吾が描いた
最大の国家危機”
~とあるではありませんか。
折しも時を同じくして、
日本の周辺が大層騒がしいと
あっては、興味をそそられるのに、
たいした時間はかかりません。
ただこの作者、
(本当にお恥ずかしいのですが)
私にとっては全く初めての作家。
しかしながら・・初めて故の “どんな文体、作風なのかしら・・?”
等など・・素朴な疑問が浮かびます。
尤も何年か前に公開された映画、『手紙』 の原作者だという事位は知っています。
この映画は結構話題にも上りましたし、私も観に行きましたから。
それにしても、私が読む本と言えば・・昔の本ばかり。
本文中に携帯電話・・なんて、初めてではなかったかしら・・?
それでも、かれこれ5年も前の本ですけれど。
今日は、近くの小学校だか中学校だかで、何やら行事が行われているようです。
風に乗って、(踊っているらしい?)スピーカーから流れる音楽も・・。
そんなこんなで・・あまり集中出来たとは言えませんが、
4分の1位は読んだかも知れません。おまけに雨も降り出して来て。
それを機に引き揚げましたが、ともあれ久し振りの、ハラハラドキドキ・・。
熱中出来そうです。その中で心に響いた文章を・・。
本当の恐怖に直面した時、(幸いにもまだ出会った事はありませんが)
身体も心も弛緩して・・現実のものとは捉えられない・・そんなものかも知れません。
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(中略)今回にしてもそうだった。 大変な状況だと頭では分かっているのだが、 どこか現実離れした気分がしてならない。だがそれが怖かった。 楽観していられる根拠など、何一つないのだ。 根拠だと思っているのは、 「昨日まで安全だったから、今日も明日も安全だろう」 という幻想に過ぎない。 室伏は自分の神経が狂ったままである事を自覚し、 いいようのない焦りを覚えた。(中略) |
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