【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

年満つる日の交々(こもごも)

2009-12-30 17:41:17 | リラのお気楽ユメ日記

【金の成る木】

   朝方は随分冷えたものの、こちらは今日も、概ね晴れの天気になりました。
  ただ昨日と違って、抜けるような青空ではありません。白い空。

   冬に白い・・なんて申しましたら、普通雪ですが、勿論違います。
  晴れているのに白い空。不思議です。

   毎朝の、空を眺める “わくわく感” が、やっと戻って来た・・と、
  思ったのも束の間、愛用のカメラが壊れる羽目に。   
  昨日から慣れないカメラで、撮っています。(ピンボケですね)

   さて早いもので、今年も今日を除くと明日1日を残すのみとなりました。
  本当にこの 1年アッという間で、我ながらそのスピードの速さに驚いています。
  
   しかもそのスピードたるや、年々速度を増しているように思えるから厄介です。
    ひと夏を 「1年」 と置き換えれば、今の私の気持ちにぴったりです。 

   “・・・アンは微笑し、溜息をついた。
  幼いリラには長く思われる四季が、アンにはあまりにも速く過ぎて
  行くようになって来た。又 ひと夏 終わった。・・・”

                                         【「炉辺荘のアン」 第29章】

   そんな柄にもなく、感慨に耽っている今日・・。
  たった1輪ですが、「金の成る木」 の花が咲いている事に気付きました。  

   それにしても、【蕾を付けて】 から開花まで本当にゆっくりですこと!
  いいえ、こうして花芽を付けるまでも 10年近くかかったのですもの、
  こんな事くらい、驚く事でも何でもありませんね。

   しかしながら・・年月の過ぎる速さとは対称的な木です。
  “慌てず、騒がず・・” 「泰然自若(たいぜんじじゃく)」 とでもいうのでしょうか。
  この木の性格を垣間(かいま)見たようで、頼もしくなります。
  
   それだけでなく、尚且(なおか)つ私にも教えてくれているような・・。
  人間も、こうでなくてはいけませんね。

   こんな他愛もない事をしたためていましたら・・ザ、ザ~ッと雨。
  今、慌てて洗濯物を取り込んで来ました。

   今年最後のブログは、ロマンティックの欠片(かけら)もない、
  こんな生活感たっぷりのもので終わろうとしています。
  勝手ながら、今日で今年のブログ納めと致します。

   皆様、この1年、拙いブログにお越し下さり、本当に有り難うございました。
  新年は、4日から再開しようと思っています。
  
   どうぞ、良いお年をお迎え下さいね。
  そして来年が素敵な年でありますよう、心からお祈りしています。
  それでは、ご機嫌よう~!              

冬に咲いた小さな春

2009-12-29 18:00:18 | 香る庭の花綴り


   朝の早い時間こそ、
  灰色の雲間から太陽が顔を出し、
  いかにも冬空・・
  といった様相でした。ところが・・。

   その邪魔をしていた雲、
  一体どこへ消えてしまったのでしょう。

   全く影も形もありません。
  360度、何もない青空が
  広がっています。魔法の空。
  
   そして冬日和。ピーカンの空。
  それは夕闇を迎えた今も変わりません。
  東の空には、ほぼ満丸のお月様も白い、透明な光を投げかけています。

   さて、小さな庭ですが、
  ここに来て自由に動ける感動を
  味わっています。

   そして冬枯れの中に見つけた
  小さな春・・。

   今朝は1輪だけですが、
  開花したラベンダーを発見。
  かと思えば・・

   今年もあの紅葉の傍で、
  思い切り背丈を伸ばしている
  薔薇も。
  
   そう、“あすなろ” のように自分も紅葉ではないかと錯覚しているのではないかとさえ思える、
  あの 薔薇 です。良く見れば、こちらも開花寸前。

   空が曇天の時には、これらの花たちも伏し目がちで? ほとんど目立ちませんが、
  今日のような晴天の時には俄かに胸を張り、誇らしそうにも見え・・。
  花たちは、やはり太陽・・お日様が大好きなのですね。

   そうそう、ラベンダーで思い出したのですが・・。
  今回、外壁の色を私の一存で思い切って、バニラ色からこのラベンダー色にしました。
  それは、もう一つ大好きな花・・紫苑色? でもあるのです。~なんて。

   実は、これ思いの外、気に入っています。光線の具合によって微妙に変わるのです。
  朝の光では、白ではないかと思える位、白っぽい色に・・。

   時間の経過と共にその色はだんだん深みを帯び、
  蜂蜜色の太陽から夕闇迫る頃には淡紫色から紫色? へと変わります。

   ただ屋根の色が気に入りません。もう少し濃い色でも良かったような・・。
  小さな色見本で決める難しさですね。
  
   しかしながら・・ここでも 『アンの世界』 に、
  次のような記述を見つけました。私にとって力強い味方? と言っても過言ではありません。

   「気にしなさんな、アン。
  大概、ペンキというものは、1年ごとに、嫌な色になって行くものだが、
  あの は最初から嫌な色なんだから、
  冷めて行けば、却って、綺麗になるかも知れないよ。
  それに屋根はちゃんと葺いてペンキを塗ってあるから上等だ。・・・」

                                           【「アンの青春」 第9章】

   青を緑に変えれば・・我家です。
  こうなれば、ハリソン氏 の言葉のようになる事を祈るのみです。

師走の静寂

2009-12-28 18:28:58 | 四季のスケッチ


   起床時は空一面の雲。
  それもその筈、路面や木々の葉っぱは、しっとりと濡れています。
  
   どうやら朝方、雨が降ったようですね。思いの外、暖かい朝。
  起床時の居間の気温は14度。その後、太陽も。かと思うと、ザ~ッと来て。
  
   “さぁ、さっさと片付けて・・” ついこの所の毎朝の癖で、
  今のうちに・・と、妙に気持ちが逸(はや)っている私がいました。
  
   “そうだわ、今日からはいらっしゃらないんだわ・・”
  ふっと気が抜けた? 気分。そして意外な? 気分。

   人間って、勝手ですね。
  あれだけ工事の終わる日を待ち望み、鬱々とした日々を送っていましたのに。

   ただ毎朝、「ピンポン~!」 と同時に、
  「お早うございます。今日もよろしくお願いします」 「ハ~イ!」
  夕方は夕方で、「ご苦労さま! お気を付けてお帰り下さいね」 「ハ~イ!」

   こんな些細な事も、これはこれで一つの生活のリズムになっていたのですね。
  今日は静かです。改めて気付かせて頂きました。
  


   さて、野暮用で出掛けた、帰り道。いつものように私は廻り道です。
  いざ写真を撮ろうと思いましたら・・電源が入りません。

   ウンともスンとも言わないカメラ。
  朝は、空の写真を普通に撮りましたのに。本当に突然・・。

   バッテリーの寿命? とも思いましたが、どうやらそうではなさそうです。
  それにしても最近のものって、どうしてこんな風に、“いきなり” なのでしょう。

   何らかの兆しがあって、騙しだまし使っていて・・
  最後に壊れるというのなら分かるのです。少なくとも昔のものは・・。
  何だか・・そんな事も無性に懐かしくて。
  
   冒頭の写真は、10日前のものです。
  今日もほとんど変わらない姿で、そこに佇んでいました。
  
   尤も今日は、青空と冬の太陽の光に溢れていましたが・・。
  その上、直前に降った雨で、木々の枝や葉っぱはきらきら輝き・・。
      
   普通に写真を撮って、これも又、当然のようにアップする・・。
  それがいかに貴重な事だったのか・・。
  日を置かず、又々、痛感する日となりました。いやはや・・。 

ちょっと浦島太郎気分!?

2009-12-27 17:33:57 | リラのお気楽ユメ日記


   久し振りに真珠色の空で
  明けました。

   今日は太陽の
  お出ましはありません。

   それにしても・・。
  昨日の霞みのかかったような
  空が黄砂だったなんて。

   “まるで春のよう・・”
  と思い、それが幻想的だなんて
  記しながら、一抹の不安。

   杞憂が本当になったのですね。
  今日も午後からは晴れて来ましたのに、その空は霞んでいます。
  ひょっとして黄砂かも・・と思うと、気持ちは複雑です。

   ところで。今月10日から入った外壁工事、やっと終わりました。
  昨日の午後、足場が外され、今日は最後の点検と後始末。
  やっと籠の鳥状態から抜け出せ、晴々気分です。

   これまで何度か記しましたが、
  ちょっとサンダルをつっかけ、庭に出る・・。
  例え短い時間でも花を眺め・・水をやり・・。

   こんな何気ない、普段ならほとんど意識しない、
  ちょっとした行為が、どれだけ気分転換になり、
  癒やされていたのか・・思い知らされました。

   さて、その久し振りの庭。
  暫く見ない間に冬枯れの様相で驚きました。
  ちょっと浦島太郎気分。

   ただ、そんな中にあって 「水仙」(冒頭の写真)が、
  かぐわしい芳香を辺り一面に振りまいていたのが救いです。

   あれだけ爛漫に咲き誇っていた
  「セージ」 は、最早ドライフラワー状態。

   唯一、「ヒマラヤ雪の下」 だけは、
  あの時以上にその数を増やして開花中です。

   話が前後します。前述の工事の方。
  家の壁だけでなく、その辺に転がっている
  用具のペンキまで塗って下さいました。

   錆付いて、もう捨ててもいいと思っていた、
  ロート・ライアンの鉢置きは元より、古びた籐の椅子や花台、
  これも鉢置き代わりに使っていたお酒やビールのケースまで。
  お陰様でロート・ライアンや籐製品は新品同様になり、大感激。  

   お酒のケースに至っては気になっていた
  酒名の文字が消えただけでもラッキーですのに、
  アイボリー・ホワイトの素敵な置き台と化しました。

   このケースは大層丈夫ですので、
  こうなりますと庭用の椅子にも。素敵なクッションを乗せて・・。

   この方は、家の壁も機械は一切使わず、手塗り一辺倒。
  厚く塗れるので、仕上がりも耐久性も機械と比べると全然違うそうですね。

   そうそう屋根。
  屋根が汚れて黒っぽくなっていましたので、
  グリーンである事すら忘れていたものです。

   そう言えば、我家も 「グリーン・ゲイブルス」? 
  綺麗になって気付きました。     

しつらいを誘う翳りの “和”

2009-12-26 15:17:15 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   クリスマス明けの今日は、
  こんな幻想的な空で明けました。

   週間予報では、そろそろお天気、
  崩れる頃でしたし、昨日の予報でも
  曇りでしたが、何と太陽が・・。

   でも、新聞を取りに降りた時、
  路面が濡れていましたので、
  弱い雨は降ったようです。

   その上、起床時の気温は15度!
  日中も、この季節にして小春日和です。
  そして気が付けば・・。
  
   今年も後、何日もないではありませんか・・。
  とうとう、残り1週間を切ってしまったのですね。
  1年前の今頃の事が、つい昨日の事のように思い出されますのに。

   ここでも、(フィリパ の言葉ですが)次の言葉を思います。
  「ひゅーと唸りを立てて」 飛び去った。            【「アンの愛情」 第9章】

     さて、クリスマスも終わり、ケーキにも飽きた所で、しっとりと?
    『カフェ 「薔薇の詩(ポエム)』 の開店と致しましょう。となりますと・・。
    今日は、“和”ですね。

     思えば、クリスマスのきらびやかな “洋” にも少々、食傷気味です。
    ただ、蝋燭は今日も登場です。尤も和蝋燭もありますけれど。
    これだけは、私自身の癒やしに欠かせないものになっています。
    
     当然、今日のカップは土物で。
    今日は、朱色の帯をテーブルセンターにしましたので、同系のカップを。

   ご覧のように素焼風のカップです。
  ただ頂き物ですので、
  焼物は、どこの物か分かりません。

   それにしても日本っていいですね。
  “洋” に飽きたら洋の飲み物である
  珈琲をこんな風に “和” の器で
  頂けるのですから。

   この “和” は、
  お正月まで続くのですね。

   これから暫く、せいぜい “和” に
  浸るとしましょうか・・。            

硝子の女王たち

2009-12-25 16:35:35 | 煌きの硝子(ランプ含む)


   クリスマスの朝は、
  快晴の空で明けました。

   気持ちの良いほど
  何もない空です。

   今朝は、ほんの少しですが、
  霧もかかり、幻想的な
  雰囲気の朝に。

   真っ白い雪とは比べ物に
  なりませんが、それでも
  せめてもの神様の粋な
  計らいのような気がします。

   こちらは  ある年の
  『アンの世界』 のクリスマスの
  日の朝の一駒。皆さんのクリスマスは、どんなものでしたか・・?

   “・・・嵐は夜のうちに治まり、
  朝になると丘の人目につかない、
  雪の窪みを赤い葡萄酒のように冬の朝日が染め出した。
   子供達はみな星のように目を輝かせ、
  期待に燃えながら早くに起きた。・・・”
       
                   【「炉辺荘のアン」 第13章】


   さて、今日も私は硝子です。
  プラス、小さな電球と蝋燭。

   この所、本来の役割とは
  別の使い方に夢中。

   仄かな光を放つ電球を
  色々な場所に忍ばせるのです。
  
   階段の踊り場に。
  はたまた廊下の隅っこに。

   ポプリを入れていた硝子の器が
  ランプに変身したかと思えば、
  硝子の花瓶も趣のある行燈(あんどん)風の “らんぷ” に。

   【前回】 も登場したこのらんぷ、敢えて平仮名にしましたが、
  “ちょっと大正ロマン風・・” なんて、思いの外、気に入っています。

   そう言えば 「薔薇のポプリ入れ」 だって、光を通す事によって、
  全体的にはブルーだった色を個別に、魅力的に
  浮かび上がらせてくれていますもの。

   それだけでなく、殺風景だったコーナーが立体的に、
  尚且つ特別な場所に思えたり・・。

   そして、この偶然の産物にいたく感激している私がいます。
  本当に単純ですね。

   冬至から早3日。
  心なしか・・ほんの少しばかり日が長くなったような気がします。

   今度は、1日、1日・・日が長くなって行くのですね。
  希望の灯り・・ですね。きっと。         

ちょっと小粋にクリスマス

2009-12-24 17:23:17 | 趣味の器(壺)~その他


     クリスマスイブの今日も、快晴の空で明けました。
    朝は、かなり冷え込みましたが、日中は過ごしやすい天気に。

     こちらは毎年の事ですが、「グリーン・クリスマス」 です。
    本当は今夜こそ、『アンの世界』 のように、
    雪になると嬉しいのですが・・その気配は、更々ありません。

     “炉辺荘の人々は空しく雪を待ち臨んだ。
    ・・・ 略 ・・・ だんだんと午後の時間が経って行き、
    みんなが雪なしの、すすだらけの 『緑』 のクリスマス でも
    仕方がないと諦めかけた時、誰かが窓の外を見た。
    すると羽根のように大きな白いものが降って来たのが
    目に入った。
    「雪だ! 雪だ! 雪だよ! 
    やっぱりホワイト・クリスマスだね、
    母さん」 とジェムが叫んだ。・・・”
      
                              【「炉辺荘のアン」 第13章】

   さて、今日はクリスマス・イブ。
  蝋燭を灯し、ケーキを頂いた後は、
  ワインタイムなんていかがでしょう。
  いいえ、ワインの方が先かも。

   ワイグラスと言えば、硝子ですが、
  偶にはこんな陶製の物もいいですね。
  こちらはの器は、「古伊万里」 です。

   硝子の物とは違って、
  舌にまろやかな味わいになるとか。

   さあ、大急ぎで
  夕食の準備をしなければ・・。        

虹色の夢硝子

2009-12-23 19:08:18 | 煌きの硝子(ランプ含む)

【ボヘミアングラス】



   今日は、こんな朝を迎えました。
  久し振りの朝の空の写真。

   やっと一部、シートが外され、
  2階のベランダから空を眺める事が
  出来るようになりました。

   外壁工事、思いの外、
  時間がかかっています。

   実は、今時本当に珍しいのですが、
  塗装を機械ではなく、
  手作業でやって下さっているのです。

   ともあれ、空を見る事の出来る喜び。
  たったそれだけの事ですが、普段通りの生活が出来る事が、
  どんなに素晴らしい事か、改めて感じています。

   ましてや、これが地震や洪水などでライフラインが失われたら・・。
  ここでもやはり、(もう何度も引用していますが)
  アンの次の言葉に尽きますね。

   「結局、一番、幸福な日というのは、
  素晴らしい事や、驚くような事、
  胸の湧き立つような出来事が起こる日ではなくて、
  真珠が一つずつ、そっと糸から滑り落ちるように、
  単純な、小さな喜びを
  次々に持って来る1日1日の事だと思うわ」
       
                                 【「アンの青春」 第19章】

   淡々と営まれる、普段通りの生活。
  それがどんなに幸せで有り難い事か、
  しっかりかみしめて生活しなければ・・
  ~なんて思っています。




   さて連日、これでもか・・とばかり、
  硝子のオンパレードですね。

   今日も漆塗りのお碗を
  探したのですが、出て来ません。

   代わりに出て来たのが
  クリスマスの電飾。

   その電飾を例の如く、
  硝子の花瓶に入れてみました。

   あら、あら不思議。
  アッと言う間に、
  クリスマス用のランプ完成です。

   上の写真、右二つの花瓶は、
  「ボヘミアングラス」。
  チェコスロバキア製です。

   毎日慌ただしく過ごしていましたら・・
  明日はもうクリスマスイブなのですね。
  
   今年ばかりは、たいした自覚のないまま、
  時が過ぎて行ったような気がして、
  呆気に取られている私がいます。
  
   その、あまりにもの早さに、
  心と身体が追いつけないような・・。
  後、1週間もすればお正月なんて、信じられません。

   今日は詩をご紹介致します。





              自分は今こそ言はう

     なんであんなに急ぐのだろう
     どこまで行かうとするのだろう
     どこで此の道がつきるのだろう
     此の生の一本道がどこかでつきたら
     人間はそこでどうなるだらう
     おお此の道はどこまでも人間とともにつきないのではないか
     谿たに間を流れる泉のやうに
     自分は今こそ言はう
     人生はのろさにあれ
     のろのろと蝸牛ででむしのやうであれ
     そして休まず
     一生に二度と通らぬ道なのだから慎んで
     自分は行かうと思ふと  

                      【「風は草木にささやいた」 より 山村暮鳥(ぼちょう)】   

ワイン色に染まった時間

2009-12-22 18:05:28 | 煌きの硝子(ランプ含む)


   
   


   こちらは今日も快晴です。
  最近、空を眺めていませんので、ゴミ出しの時、しみじみ・・・。

   こんな風ですから、
  ふいにどなたかにぶつかりそうになりました。
  何と、お隣の奥様。アレッ!? イメージが全然違います。

   「どちらのお嬢さまかと思いましたわ」
  「美容院に行って来たの!」

   ~何と、その場でクルクル~ッと
  回られたではありませんか・・。

   それにつられて髪も揺れ・・。
  気持ちまで、すっかり若返られたようです。

   それにしても昨夜から今朝にかけて冷えた事!
  どうやらこの冬、一番の寒さだったようです。

   昨日のブログで、寒さは底をついた・・
  ~なんて申しましたが、1日違いだったようですね。
  夕方の天気予報によれば、昨日より5度も気温が高いそうです。






   ところで今日は、「冬至」。
  申すまでもなく、
  1年で1番昼が短く、
  夜が長い日。

   こんな日は暖かくして、
  それこそ蝋燭でも灯して
  ゆったり心豊かに長い夜を
  過ごしたいものですね。

   【硝子(薔薇)の
  蝋燭立ては耐熱。写真右】

   “小ドナルドの家では
  客間に灯が灯っていた。

   カーテンが赤いので、
  夜、カーテンを引くと、
  光が 薔薇色
  なるのだった。”

       【「丘の家のジェーン」 41.】

   この薔薇色・・という言葉には、なぜか心が浮き立ちますね。
  偶然ですが、我家のカーテンも赤っぽいワイン色です。
  それこそ、オレンジの光が当たると薔薇色になります。


   となれば、
  薔薇色の光に包まれて
  ワインでも頂きましょうか・・。

   薔薇色とワイン色。
  そして蝋燭のオレンジ。

   三つの色に染まるなんて、
  何と贅沢なのでしょう。

   今日のグラスは、
  「佐々木硝子」 製。

   GOLD で薔薇の絵が
  描かれています。     

焔の幻想 Ⅲ

2009-12-21 16:30:16 | 煌きの硝子(ランプ含む)

【右:「NARUMI GLASS」】

   
   



   こちらは今日も快晴の空で明けました。
  一時のあの寒さ・・どうやら底をついたようです。
  そう言えば、新型インフルも、ガタッと減少したようですね。

   このまま消滅して行ってくれればいいのですが、
  本格的な冬は、まだまだこれからですものね。
  そうは問屋が卸さないでしょうね。

   ところで、100年前の 『アンの世界』 でも、気候が変わった事への不安が、
  折に触れ綴られている事は、以前にも記しました。

   その頃から今で言う、温暖化現象が少しずつ現れていたのでしょうか・・
  それとも、どの時代でも感じる単なる不安なのでしょうか・・?

   “「この頃じゃ母さん、
  昔風の冬は来ないらしいね?」 と、
  ウォルターが暗い顔をした。
   というのは 11月の雪はとっくに消え去り、
  12月中グレン・セント・メアリーは
  黒いくすんだ地肌をさらしており、
  それを縁取る灰色の湾には氷のように
  白い泡の渦巻く波頭が点々としていた。
   港が丘陵地帯の金色の腕の中で煌めき渡る
  晴れた日は僅かしかなく、
  後は渋渋した強情な日々が続いた。・・・”

              【「炉辺荘のアン」 第13章】


   さて、前置きが長くなって
  しまいました。

   私は・・と言いますと・・。
  今日も、オレンジの灯りに
  どっぷりです。

   でも、この写真で見る限り、
  オレンジと言うより黄色ですね。

   今日も蝋燭ではなく、
  小さな電球です。

   それも、こんな蝋燭の形をした・・。
  電池式です。  


   ちょっぴりアンティークな革の
  スーツケースの上に。

   これですと気楽に
  廊下の隅などに
  置いておけます。

   夜など結構、
  幻想的な雰囲気に。

   こちらの蝋燭式のそれは、
  こんな透明な硝子より
  色付きの物の方が良かった
  ようです。でも、それは
  次の機会に。