【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

手仕事の温もり

2012-12-28 18:08:08 | 私の手作り夢時間








今夜は雪になりそうです
あたしは雪になりそうな晩が好きです。
風は 「小塔や木々」 の間を吹きすさみ、
あたしの居心地の良い部屋を一層
居心地良くしております。
最後の金色の葉が今夜、
柳から吹き散らされる事でしょう。   
            【「アンの幸福」 最初の1年4.】


   こちらは早くも鉛色の重い空で明けました。
  こんな空ですから、寒さがひと際身に沁みます。

   それでも何とか持ち堪(こた)えてくれていましたが、
  ポツポツと雨。冷たい雨です。

   どのくらいの時間、降ったでしょうか・・。
  つい先程、お隣に回覧板を持って行きましたが、既に雨はやんでいます。
  しかしながら、外は冷蔵庫の中のように冷えていて。

   雪が降らないのが不思議なくらい。
  『アンの世界』のように、今夜は雪になるかも知れません。
  尤も私は雪になりそうな晩は、苦手ですけれど。







   さて、既に出来上がって
  いたものの、写真アップが
  遅くなってしまいました。
  (以前の写真は 【こちら】

   ランプを再利用した、
  「写真立て兼、蝋燭立て」 の上に
  掛けるレースが仕上がりました。

   これまで手持ちのレース
  (肩掛けマント等) を
  掛けて楽しんでいたのですが、
  本来の使用目的の度に
  取り外さなければなくなり、
  専用の物が必要になって来ました。

   不思議な事に、使用頻度の
  少なかったそれが、重宝され
  始めた途端に、この有様です。
  何だか可笑(おか)しくて。

   ところで、レースは真っ白
  だった物を紅茶で染めました。

   尤も、オレンジの灯りで
  その色は定かではありませんね。

   それにしても折角の白をわざわざ汚す?
  事もないのですが、何分にも掛ける物が古いものですから。

   紅茶の分量にもよりますが、古めかしくなってしまいました。
  これぞ、アンティークレース・・? (という事にしておきましょう) 
  そうそう、レースと言えば・・。

   先日の京都の、とあるお店。
  喫茶店だったでしょうか、細長い格子窓に
  吊り下げられていたのは、何とドイリー。

   本来の目的ではない使い方、
  しかも素敵な使い方にハッとさせられたものです。

   そしてもう1つ、大きめの四角い硝子鉢。
  私などは、せいぜい大きな蝋燭用の蝋燭立てにしているくらい。

   それを横に立て、葉っぱ中心のポプリを麻紐で縛り、
  額のようにしつらえてありました。

   「押しても駄目なら引いてみな」
  縦にしたり横にしたり。ちょっとした発想の転換。
  手持ちの物も工夫次第で楽しめますね。




 


   


   この1年、大変お世話になりました。
  本日を持ちまして、本年のブログ納めと致します。

   どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さいね。
  来年もどうぞ、よろしくお願い致します。それでは、ごきげんよう~! 

日出(いず)る国、日本

2012-12-27 23:53:23 | リラのお気楽ユメ日記






朝の空の珊瑚の下に座って
ただ狂おしい、美しい、忘れられない、
馬鹿らしい夢を見るのは
何という楽しい事だろう。
(中略)
「世は常に暁なれ」
(中略)
日の出前の魔法のような瞬間に
全てのものは美しかった。                   
           【「エミリーの求めるもの」 第14章】


   今日も快晴の空で明けました。
  しかもその空は、「移り目の刹那」 もなく、
  寄せて返す波の雲もありません。

   尤も、日の出前の空こそ、
  上記の文、さながらだという事を付け加えて置きます。

   昨日以上に安定した空、冬日和・・。
  ~なんて思っていたのですが、午後に入って一面の雲。

   尤もいつもの事で、程なくその雲は切れ青空に。
  何とも思わせぶりな空です。

   さて、いよいよ自民党安倍政権、始動しましたね。
  品格のある爽やかな総理の姿に、これまで重く垂れ込めていた
  暗雲が、サ~ッと晴れたような気がします。

   とは言え、周知のように、内外には数々の困難が待ち構えています。
  容易な事ではないかも知れませんが、今度こそ、
  その力を存分に発揮して頂きたいものです。

   経済も然る事ながら、何もかも待ったなしの状態ではありますが、
  我々国民も焦らず、長い目で見守って行きたいものです。

   ところで来年は巳年。巳=蛇。
  蛇と言えばお金。景気良くなって欲しいですね。

   その上、来年は伊勢神宮(20年に1回)と
  出雲大社(60年に1回)が同時に遷宮されるそうですね。
  これは史上初めての事とか。

   「お伊勢さん」 で有名な伊勢神宮は、
  日本人の心の故郷(ふるさと)であり、全国の神社の総本社ですね。

   日本人の総氏神、「天照大神(あまてらすおおみかみ)」 をお祭りし、
  日本人の祈りの聖地となっています。

   一方、縁結びの神様で有名な出雲大社。
  こちらは全神様の故郷(ふるさと)となっています。
  特に10月(神無月)は、全国の神様がこちらに集まるのですものね。

   安倍総理にとっても又、日本にとっても
  とても明るい船出のような気がします。切なる願いも込めて。  

ぶらり京の師走

2012-12-26 17:11:27 | 散歩道の日溜りカフェ

【町家のレストラン】


【意匠を凝らした店内】


空気中にはぴりっとした霜の気配が漂い、
シュルーズベリー港を見晴ら眺めは素敵だった。
周囲の林は間もなく起こる何事かを
待ち受けている ――
少なくともそうとしか私の感情を
表現する事は出来ない ――                
                  【「エミリーはのぼる」 第7章】


   雲、1つない快晴の
  空で明けました。

   暫くすると一体、
  どこから・・? 
  と思う程の空一面の雲。

   それはまるで
  寄せて返す波のよう。
  (写真は返しつつある雲)

   その後は青空にぽかぽかと
  白い雲が浮かんでいます。
  今度は海に浮かぶ帆船・・?

   例の如く 「想像の余地」 は自由自在。それにしても・・
  そんな空を冬の日溜りの中で、ボ~ッと眺めている私。
  しなければならない事は沢山ありますのに・・。



【他に 「突き出し」 と 「ご飯、味噌汁」 付き】


   さて、昨日は友人に
  付き合い、師走の京都へ。

   別に、これと言った
  目的がある訳ではありません
  から、雑貨店を見て回ったり、
  ただぶらぶらと。

   とは言っても外は寒いですから、
  する事は限られます。

   食事をしたりお茶を飲んだり。
  後は、デパートのぶらつき・・。

   写真は町家を改造した
  レストランです。

   最近、多いですね。
  でも、しっとりと落ち着いて、
  京都らしくて大好き。

   そうそう、錦市場近くの
  輸入雑貨店で見つけた
  素敵な薔薇のクッション。

   別の友人が車の中に
  置いていた物と全く同じ物。

   こちらのお店で・・?
  元々、京都の方だから、
  きっとそう! ~なんて。
  なぜか、わくわく。

   ところで昨日は珍しく
  「見てるだけ~」 に徹した私。

   素敵な譜面台(鉄製)があり、
  心、動いたものですが、
  2つもいりませんものね。

   ちょっとアンティークな
  ブリキの如露があれば
  欲しかったのですが・・。

   ただ、お店のレイアウトなどは
  随分、参考になりました。

緑のクリスマス

2012-12-24 16:42:16 | リラのお気楽ユメ日記

【友人から届いた、スパークリング・ワイン】


【手作りのクリスマスツリーと共に】


「この頃じゃ母さん、
昔風の冬 は来ないらしいね?」
と、ウォルターが暗い顔をした。
(中略)
炉辺荘の人々は
空しくクリスマスの雪を待ち望んだ。
(中略)
今やクリスマスの前日となると
万事準備は整った。
ウォルターとジェムが窪地から持って来た
樅の木は居間の隅に立てられ、
戸口や窓には赤い蝶リボンを
大きく結んだ緑の花輪が掛かっていた。・・・
だんだんと午後の時間が経って行き、
みんなが雪なしの、すすだらけの、
『緑』 のクリスマス でも仕方がないと
諦めかけた時、誰かが窓の外を見た。
すると羽根のように大きな白いものが
降って来たのが目に入った。
「雪だ! 雪だ! 雪だよ!
やっぱりホワイト・クリスマスだね、母さん」
ジェムが叫んだ。                 
                【「炉辺荘のアン」 第13章】


   刻々と変わる冬の朝の空。
  その空は、まさに三島由紀夫の言う 「移り目の刹那」。

   こんな風に空を彩り、天空ショーを繰り広げていた雲は、
  いつの間にかどこかに行ってしまって。

   いつの間にか視界に入る空は、
  雲、1つないものになっています。(但し午前9時半の空) 

   





   さて今日は、クリスマス・イブ。
  列島各地、今年は
  ホワイト・クリスマスの
  所が多いようですね。

   残念ながら、こちらは相変わらずの  
  『緑』 のクリスマスです。

   尤も、前回の
  ホワイト・クリスマスが、
  いつだったか・・記憶すら
  定かではありませんけれど。

   とは言っても外は、
  今年1番の寒さ。

   今年ばかりは、
  ホワイト・クリスマスに
  1番近い年だと思うのですが・・
  それでも降りません。

   ましてや 『アンの世界』
  普段、雪のない私達でさえ
  こうなのですから、ジェム の喜びは、いかばかりだったでしょう。

   そうそう、冒頭の写真。
  静岡の友人から先日、届きました。

   今日の日のために大切に取って置いたものです。
  毎年、この時期に送って来てくれて。(確か去年は苺)
  有り難い事です。

ティータイムのお友だち

2012-12-23 17:40:17 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編

【「ウェジウッド」 のお茶 & カップで】





グリーン・ゲイブルスの土曜日と日曜日は
にぎやかな用事で一杯だった。
プラム・プディング の下ごしらえをしたり、
クリスマス・ツリー を家に運んで来たりした。
クリスマス・ツリーはキャザリン、アン、
デイヴィー、ドラの4人で森へ探しに行った。
美しい小さな樅の木で、
それはいずれこの春伐採されて耕される
筈になっているハリソンさんの小さな
開墾地にあるので、アンもようやく
切り倒す気になったのであった。  
                【「アンの幸福」 第2年目6.】
 





   「天皇誕生日」 の今日、こんな朱鷺(とき)色の空で明けました。
  そして辺りが俄かにオレンジ色になると、いよいよ太陽の登場です。

   いつも思うのですが、冬の太陽は力強く、
  ドクドクと脈打つ鼓動のようにも感じられ。
  まるで生き物のように思える瞬間です。

   ところで朱鷺色。日本語ならではの美しい言葉ですね。
  単にピンクと言うより、どれだけ素敵な事か。

   少々、衰退気味? とは言え、こんな美しい言語を持つ、
  日本という国に生まれた幸せを思います。



【実は人形の 「ティー・コゼー」】


     さて、前置きが長くなってしまいました。
    今日は昨日のクッキーもありますから・・・
    薔薇色の陽が射す冬の午後のティータイムと致しましょう。

    そんなこんなで。およそ10日振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店です。

   今日は折角ですので、
  ウェジウッド尽くしに。

   と言っても昨日頂いた、
  紅茶とクッキー、後は、
  カップと後ろの硝子の
  写真立て(紅い薔薇)ですが。

   こんな事にでも便乗しませんと、
  最近無精になっているせいか、
  同じカップばかりですので。

   カップは、ウェジウッド、
  「ガーデン・メイズ」。
  既に廃盤品になっています。

   ところで、着せ替え人形の
  ティー・コゼーが出て来ました。

   お茶が冷めないように、
  ティー・ポットにかぶせて置く
  ティー・コゼー。

   買った事すらすっかり忘れ、
  今の今までしまい込んでいた物。
  しかも着せ替え人形になっているなんて。

   着せ替え人形・・何と楽しいのでしょう。
  子供の頃、大好きだったものです。
  年甲斐もなく、難なく童心に戻ってしまいます。

   今日の格好は普段着ですが、段のスカートもあります。
  ただ色が気に入りませんけれど。それこそ、手作りすればいいですね。          

師走に春の香り

2012-12-22 17:40:27 | リラのお気楽ユメ日記







レイチェル夫人とマリラがいい気持ちで
座っている間に、アンはお茶を入れ、
熱い ビスケット をこしらえたが、
そのビスケットがいかにもふんわりと、
真っ白に出来上がっていたのには、
さすがのレイチェル夫人も感心したほどだった。               
                    【「赤毛のアン」 第30章】


   


   昨日、夕方から降り出した雨は朝には上がっていました。
  と言っても寝坊した休日、
  「ピンポ~ン」 で慌てて起床したのですが・・。

   いつ降り出してもおかしくないような
  重苦しい空が続いています。それは1日中。

   ただ、こんな空ですが気温は高め。
  尤もクリスマス寒波が、すぐそこに控えているようですけれど。







【アンもポアロも愛したクッキー?】 



   


   さて、「ピンポ~ン」 の主は、
  友人からの贈物を届けてくれた宅配業者。
  紅茶、珈琲(丸缶)、クッキーセットが届きました。

   ウェジウッドの淡いブルーの缶は私の大好きな色。
  (写真はオレンジの灯りのため色が変わっています)

   この色は心が癒されると同時に、
  春の訪れを感じさせてくれる優しい色。

   ~なんて。やっと冬が訪れたばかりですのに・・
  秋の名残りも、まだまだ感じられる昨今ですのに気の早いこと!

   いいえ、それより何より月日の経つのが早い事を
  1番嫌がっている私ですのに。矛盾していますね。

   今日のティータイムではお預けでしたが、
  クッキーは、バターの風味が程良く効き、
  しっとりとした口当たり。イギリスらしい素朴な味わいです。

   因みに 「チョコレートチップ」 と
  「トラディショナルショートブレッド」 の2種類です。
  アン や名探偵 ポアロ も愛したクッキーに違いありません。   

春待草

2012-12-21 17:31:17 | 四季のスケッチ

【「チェリーセージ」 ~ 葉っぱまで赤くして】


【「犬蓼(イヌタデ)」 ~ 最後の煌き】

「わしは下に行って船を枕木に
引き上げなけりゃなりません。
風が出て来たでな。
今夜の空に気が付きなすったかな?
いわし雲空マツカレルスカイ馬の尾雲 メーアステイル
高い船にもをかけさせる
ですわい」                
              【「アンの夢の家」 第24章】


   こんな空で明けた今朝。
  昨日ほどの雲一つない空では
  ありませんが、趣きのある空。

   その後、ゴミ出しの時見た
  北の空は、淡い水色の空に
  一面の鱗雲。

   同じ鱗雲だった
  先日の空とは又、一味違い、
  思わず見とれたものです。

   そろそろお天気も下り坂・・
  と言うのも頷けます。




   さて、今年はかなり寒い
  12月ですが、まだまだ
  彩りが感じられる庭に
  なっています。

   お隣の山紅葉は、まだまだ
  紅い葉っぱを付けていますし。

   (我家の野村紅葉は既に
  終わっています)

   冬枯れのものとそうでない
  もの、半々位でしょうか。

   そんな中、いつもそこに
  咲いていますから、
  当たり前のように思っていた
  ゼラニウムは、未だ花盛りです。

   勿論、一時よりは
  花芽を減らしていますが・・。

   でも1年中そこに咲く花、
  感謝ですね。   



【ユリオブスデージー】


【檸檬色に葉を染めた 「紫陽花」】


【インウォールクラータ】


【「苺(イチゴ)」】


   再三記していますが、花も然る事ながら葉っぱの美にも心、
  奪われます。紅葉するもの、黄葉するもの、はたまた、それらのミックス。

   自然の成せる業に未だ、驚嘆の日々です。
  最後の煌き。まだまだ目が離せません。 

王女の木

2012-12-20 19:19:27 | 路傍の花~道草

【金の蝋燭】





エミリーは・・・(中略)
そことその周辺に立っている
全ての美しい古木 ――
ことに、自分が熱愛している木々 ――
南の隅の野生の桜の一塊ひとかたまり
ロンバーディの3人の王女たち、
小川の道に立っている
1本の乙女のようなあんずの木、
庭の真ん中の杉の大木、
ずっと先へ行った所の銀色の楓と松の木、
もう一方の隅で、いつも賑やかな微風に
媚態びたいを見せている合歓ねむの木、
そして <のっぽのジョン> の
藪に並ぶ1列の頑丈な、
白ブナの木々を愛した。 
               【「エミリーはのぼる」 第1章】


   今日は、雲一つない快晴の空で明けました。
  そのせいなのでしょうね、放射冷却で、
  朝の気温は、より厳しくなりました。

   日中は、太陽がその光を出し惜しみしない分、
  暖かくなりました。日溜りは春のよう。

   ~なんて、このフレーズ、もう何度目でしょう。
  でも、日射しがあるって本当に有り難いですね。
  太陽の恩恵に感謝です。






   『アンの世界』 の王女の木、ロンバルディポプラではありませんが、
  秘かに 「王女の木」、「金の蝋燭」 とも呼んでいる、
  冒頭の写真の木 「メタセコイア」。
  ここは久し振りに訪れた 「アン気分に浸れる場所」。

   もう一つの王女の木、リラ版 【ポプラの木屋敷】 に立っていた、
  ポプラが切り倒されてしまいましたので、
  私の生活範囲の中では、王女の木は、たった1本になってしまいました。

   今年は、ちょっと遅かったようですが、
  かろうじてオレンジの葉っぱが残っていてくれて。
  従って 「金の蝋燭」。

   去年は 【8日前】 に訪れています。
  まだ葉っぱは、ふさふさですから、命名も 「金の松明(たいまつ)」 と。

   葡萄酒色の梨の葉っぱに心奪われたのは、
  ついこの前のような気がしますのに。

   今は、すっかり葉を落とし、冬枯れの様相です。
  春を待つ果樹園ですね。  

香る草の不思議な魅惑~その2

2012-12-19 16:22:16 | ハーブと香り雑学






古い我家はきらめく雪を屋根に頂き、
灯ともる窓々は宝石のように輝いており、
さながら クリスマスカード の絵のようだった。
               【「エミリーはのぼる」 第16章】


   お昼前頃まで雲が多く太陽はその光を少々、
  出し惜しみ。それは典型的な冬空。

   しかしながら、午後にはその雲も晴れ、
  冬日和になっています。

   起床時はそれ程でもなかった気温も、今ではぐっと下がったよう。
  庭ではまだまだ頑張って花を咲かせてくれているものもありますが、
  俄かに冬枯れの様相を見せて来たものも。

   チェリーセージやボックセージは頑張っている花ですが、
  マリーゴールドやステビアは、いつの間にか冬枯れ状態に。

   毎朝、庭に出てそれらを摘み、
  紅茶と共に頂いていた割にはうっかりしていました。
  刈り取って乾燥ハーブにして置けば良かったのですが・・。






   さて、年賀状もあらかた
  書き上げましたので、
  午後の時間、ちょっと一休み。

   昨日は、ポプリで香りを
  楽しみましたが、
  今日は、生ハーブの芳香浴を。

   前述のステビア等と違って、
  1年中葉っぱが緑の
  ツリージャーマンダー、
  ローズマリーを摘んで来ました。

   後、未だ元気なローズ
  ゼラニウム、チェリーセージも。

   いつの頃からか、この方法に
  すっかりハマっています。

   香りが仄かで優しいのです。
  決して思わせぶりではなく、
  あくまでも控えめ。
  香りに邪魔される事もありません。

   そうそう、1年で1番日が短いこの季節、蝋燭は欠かせませんね。
  『アンの世界』 のように実際に目に見える景色は、
  クリスマスカードには程遠いですが、そこは陶器の家に蝋燭を灯して。
  ここでも 「想像の余地」、大活躍です。 

香る草の不思議な魅惑

2012-12-18 19:30:16 | ハーブと香り雑学






ウィローミアの向こうには
「すみれの谷」 がある ――
アンドリュウス・ベルさんの
大きな森の陰にある小さな、
青々とした窪地に付けた名前だ。
「無論、今はすみれなんかないわ」
アンはマリラに話した。
「でも春になると数え切れない位
咲くってダイアナが言うのよ。
ああ、マリラ、目に見えるようじゃないの?」                  
                  【「赤毛のアン」 第15章】


   雨こそ降らないものの、1日中、重苦しい空だった今日。
  太陽が日光を出し惜しみしていた割には、日中は暖かいものでした。

   ただ今晩辺りから寒くなるそうですね。
  つい先程、庭に出ましたら風がやけに冷たく感じましたから、
  そろそろ、その予兆はあるのかも知れません。




   さて、マリラの紫水晶を
  「これはきっとすみれ達の
  魂に違いないわ」

  と讃(たた)えるほど誰よりも
  すみれを愛している アン

   私も例に洩れず、
  すみれは大好きです。

   今日は、すみれではないけれど、
  夏の間に溜まったポプリを
  レースの雑花香袋(サシェス)に
  詰めました。

   一時、ポプリ作りはやめようかと
  思ったのですが、ついつい・・。
  やはり好きなのでしょうね。

   ポプリを作る時もそうですが、
  こんな風に花びらで遊ぶ時も
  なぜかわくわくします。

   又、サシェスも素材を変えれば
  色々楽しめますものね。
  レース、チュール、フリルのリボン・・。勿論、こちらも心、弾みます。




   今日の写真は階段の
  踊り場のコーナーの一角。
  ここはポプリコーナー。

   そして小さな引き出しには、
  プチドイリーのレースの
  収納場所に。

   そしてこちらの写真は、
  春を待つ
  「匂い菫(ニオイスミレ)」。
  その領域を拡大して嬉しい限りです。