【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

花の雪が降り立つ庭

2010-04-30 17:05:17 | ハーブと香り雑学

【小手毬(コデマリ)】

   連日の快晴が続きます。
  しかしながら、日中に比べて朝晩の温度差の激しいこと!
  今朝などは放射冷却なのでしょうね、随分寒く感じられたものです。

   いいえ、今日は又々、昼間もヒンヤリ。
  もう1枚、カーディーガンを引っ掛けました。

   さて、ここ2、3日、慌ただしさにかまけて庭の草花との対話は? なし。
  僅かな時を経ただけですのに、今朝などは一変の感。
  お天気が良く、急に春らしくなったせいか、嬉しくて一気に・・となったのでしょうね。

   4月の雪 はいやね。
  キスされるものと思っている顔を
  ぴしゃっと打たれたようなものだわ」
          
                                       【「炉辺荘のアン」 第22章】




   今年の春は本当に寒くて、
  『アンの世界』 同様、
  4月に雪が降った地域は、
  かなりあったようですね。
  でも、「花の雪」 ならいいですね。
  
   (注:白く咲いた花を
  雪に見立てていう言葉)

   という事で、わが家の庭に
  舞い降りた、4月最後の花の雪。
  ズラリと顔を揃えてくれました。

   青い花もそうですが、
  白い花にも心、癒やされます。
  
   青い花が、そのまま今現在の心の
  荒波をス~ッと静めてくれるなら、
  白い花は、サ~ッと心を空っぽにしてくれるような・・そんな気がします。

   ところで右上の写真の花。
  小さくて可愛い、鈴蘭に似た花は、「ブルーベリー」 の花です。
  今年初めて咲いてくれました。

   そう言えば今年は、「金の成る木」 にも咲きましたし、これで2度目。
  3度目の正直で 「リラの樹」 にも・・~なんて、虫のいい事を考えております。
  そうそう、そのリラの樹も花の色は白なんですもの。

   ところで、つい3日前にも記した、「紫華鬘(ムラサキケマン)」 の事。
  一頃の花の盛りは過ぎましたが、ここに来て草丈を伸ばし、根を大幅に張っています。

   『アンの世界』 の 「けまん草」 ではなく、毒草と知ってから・・
  どうにもいけません。何だか、怖くなってしまって・・。
  尤も、同じ毒草の 「蔓日々草」 は平気なのですが・・。
  
   先日も記しましたが、私は毎朝ハーブを摘み、紅茶と一緒に頂いています。
  もし間違えて口に入れてしまったら・・と。

   折角、根付いてくれた 「紫華鬘(ムラサキケマン)」 には申し訳ないのですが、
  ハーブの周辺だけ抜かせて頂きました。

   でも、ついこの間までは僅か15、6㎝の背丈でしたのに、今では50㎝にも。
  野草のたくましさには本当に驚くばかりです。

ヴィクトリア女王~世紀の愛

2010-04-28 18:26:36 | 映画の香り


   未明まで降り続いた雨は、
  朝には上がっていました。
 
   と言うより、“朝から太陽”。
  再び雲一つない快晴となりました。
 
   定番の “空気がピカピカ光っている”
  状態も健在です。
  
   たったそれだけの事ですのに、
  いつもの庭が随分、新鮮に見えます。
  
   そんな日は、
  ついつい長居してしまいますが、
  今日は早めに切り上げました。
  それと言いますのも・・。

   今日は、英国・アメリカ合作映画、
  『ヴィクトリア女王~世紀の愛』 を
  観に行く予定にしていましたから。

   全国的には昨年末、封切られたようですね。
  やっと我街で封切られる事となりました。遅れる事、4ヶ月です。

 



   映画は、7つの海を支配し、英国を 「太陽の沈まない国」 と
  呼ばれるほどの世界最強の帝国に押し上げた、
  ヴィクトリア女王(エミリー・ブラント)の若き日の愛の物語です。

   何より、ロマンス小説そのままの、
  アルバート公(ルパート・フレンド)との
  美しい愛の物語に驚かされます。
  
   と言っても、王室の権力争いや、
  マスコミが書き立てるスキャンダルは、
  いつの時代も一緒ですね。

   真の絆を結ぶまで数々の波乱と困難を乗り越えながら、
  2人は、純粋に愛を育(はぐく)んで行きます。

   私は英国を初め、このような王室物語が大好きなのですが、
  このヴィクトリア女王の事については、以前のブログでも書き込みました、
  【こちら】 の本でも読んだ記憶があります。

   その本には2人の肖像画が描かれているのですが、
  アルバート公は、映画そのままにハンサムです。
  
   どうやら、ヴィクトリア女王の一目惚れだったようですね。
  実際の女王は、相当に我儘(わがまま)で自分の感情をむき出しにする性格。
  
   それを優しくたしなめ、理想的な君主に教育して行ったのが、アルバート公でした。
  容貌の方も、美人には程遠いとも。

   とは言え、映画の女王は美しく高潔です。
  映画を観るまでは、映画 『ある侯爵夫人の生涯』 のキーラ・ナイトレイを私自身、
  引きずっていましたが、エミリー・ブラントも素敵です。

   ヴィクトリア女王については後年、黒服をまとい、
  白いレースをあしらった、写真があまりにも有名ですね。

   しかしながら映画では、様々の素敵なドレスが楽しめました。
  青いドレス、黄色いドレス、外出着・・。
  
   薔薇の花が、必ず効果的に・・素敵に飾られています。髪に、帽子に、ドレスに。
  宮殿の室内装飾と共に、こんな所も目の保養とさせて頂きました。

   


   
     明日(29日)は、ブログをお休みさせて頂きます。
    勝手を申しますが、どうぞよろしくお願い致します。

    

蒼い午後

2010-04-27 16:50:16 | ハーブと香り雑学


   良いお天気、長続きしません。
  今日は早くも雨模様。
  その雨は、降ったりやんだり。
  
   ただ今日は少々、風が強く、
  今も視線の先に見える、
  「蔓日々草」 が右に左に大きく
  揺れているのが見えます。

   昨夜の気象予報士の言葉、
  「明日はしっかりした傘を持って
  お出掛け下さい」 とは、
  こういう事だったのですね。



   さて、雨、暗い、寒い・・なんて、
  言ってはいられません。

   アン のように、
  こんな日でも楽しい気分に
  ならなくては・・。

   そう、 “堅く決心して
  楽しまなければ” なりませんね。

   となれば・・蝋燭!
  この灯りも久し振りのような
  気がします。

   と言う訳で今日はタイトル通り、“青” にこだわってみました。
  実は昨日、冷蔵庫の中にマロウの花びらを見つけましたから。
  もう1年以上も前の物。でも、ほとんど変わっていません。

   このマロウティー、入れ立ての時は、目の覚めるような青色だったのですが、
  写真では、もう一つです。(前回は、【こちら】
  
   前回(昨年)は、しっかり青色が写し出されていますね。
  カップも、こんなカットグラスでない方がいいようです。

   硝子のカップの青は、(青いと言うより紺色ですが)
  周りの物を映し込んでいるのではありません。
  尤も、時間の経過と共にレモン色になって来ましたけれど・・。

   ところで、私は毎朝のように紅茶を頂くのですが、
  この所、葉っぱを伸ばして来た庭のハーブ(ミント、レモンバーム、ヨモギ等)も、
  摘んで来て一緒に入れています。

   そして、そこに生えている、おびただしい数の紫華鬘(ムラサキケマン)の
  葉っぱを見るにつけ、お茶にならないかしら・・~なんて、思ったものです。
  
   調べてみた結果は、何と毒草でした。
  因みに毒成分は、「プロトピン」。全草毒だとの事。
  口に入れた症状としては、「眠気」、「嘔吐」、「呼吸麻痺」、「心臓麻痺」 等など。

   庭に咲いているものだからと言って、しっかり良く見て摘まないと、
  とんでもない事になりますね。葉っぱなんて、ヨモギに似た繊細なそれですもの。

   又、今回調べる事によって、この 「紫華鬘(ムラサキケマン)」 と、
  『アンの世界』 にも登場の 「けまん草」 は、全く別の植物だと判明しました。





     上記のように、「紫華鬘(ムラサキケマン)」 と、
    「けまん草」 は全く別の植物だと判明しました。
              ここにお詫びと訂正をさせて頂きます。      

薔薇に恋してⅣ

2010-04-26 17:10:07 | 私の手作り夢時間






   こちらは今日も “朝から太陽”、
  晴れの天気になりました。

   昨日もそうですが、
  朝晩の寒さは、相変わらずです。

   ただ昨日のように、秋を思わせるような、
  澄んだ空という訳には行きません。
  淡い雲が広がっています。

   その空は、いつの間にか真珠色に・・。
  厚い雲に覆われて来ました。
  どうやらお天気、下り坂のようですね。

   さて、一番最初に開いた
  黄色のフリージア。

   その後、青、ピンク、赤・・と順番に開き、
  最後に今日、やっと白が開きました。

   思えば昨年秋、球根を植え、
  一番最初に蕾を付けてから3カ月余り・・。

   今それらが全部開花し、
  大家族の様相になっています。

   ゆっくり確実に一家を構成したサマを、
  ずっと見守って来たようで、その感慨を深くしています。


   アラッ!? 
  今日も話が逸(そ)れましたね。
  本題に戻りましょう。

   今度は、
  バッグに薔薇の花が咲きました。

   思い立って、ちょっと
  ドライフラワーを入れてみました。

   バッグとして使わなくても
  花瓶として使えますね。

   “ちょっぴり、カントリーっぽくて、
  なかなかいいわ・・”
  ~なんて、自画自賛しています。

   元々、処分しようと
  思っていた物ですので気楽です。

   このバッグ、古い物ですが、
  アコーディオン式になっていて、
  結構物が入るのです。

   兎にも角にも日の目を見たバッグ。
  私だけのオリジナルバッグになりました。    

青の奇蹟

2010-04-25 16:10:16 | 香る庭の花綴り


     昨日同様、起床時の気温は真冬並みとなりました。
    でも今日は、朝から雲一つない素晴らしいお天気。

     「日本晴れ」 という表現は、秋独特のものですが、
    そんな風に言いたいほど。そう、胸を張って。

   空気は冷たいけれど、空気は凛としていて爽やかです。
  ふと、『アンの世界』 は、こんな風ではないのかと、思いを馳(は)せました。

   「ああ、小父さん、素敵な朝ね。
  神様が、ご自分でただ楽しみのために描いた、
  絵のような世界じゃないこと?・・・ 略 ・・・
        
                                         【「赤毛のアン」 第18章】



   さて、今年のように寒い春ですと、
  赤や黄色の暖かい色合いの花が
  恋しくなりますね。
  
   と言いながら・・
  敢えて青の花を取り上げています。

   青、蒼、碧、藍・・・プラス、
  紫色も含めて青系が大好きな私。
  そんな中で・・。
  
   「ラベンダー」 は今盛り。
  「ペチュニア」 も、そろそろ顔を
  出して来ました。(冒頭の写真)

   今日の写真にはありませんが、
  春浅い頃から咲いている
  「蔓日々草」 は、今も元気一杯。

   ただ、「匂い菫」、「雪の栄光」 等が
  そろそろ終わりでしょうか。

   それに変わって、
  「ツリージャーマンダー(テウクリム)」、
  「西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)」 が、いつの間にか開花。

   特に西洋十二単の背筋をピンと伸ばした、
  その凛々(りり)しい姿に、こちらも思わず姿勢を正したりして。

   こんな風に真っ直ぐ上に伸びる花、俯く花、はたまた寄り添って咲く花等など・・
  それぞれ独自の世界があり、興味は尽きません。

   そうそう、前述の 「西洋十二単」 の花。
  この花は、蔓を伸ばして横に横に増えて行きます。
  
   それは、大層嬉しいのですが、通り道を塞ぐようになって来ました。
  勝手な私は、いつかの 「カンナ」 と同様に、お願いしてみたものです。
  
   何と今年は、後退して道を空けてくれているではありませんか。
  願いを聞いてくれたのですね。感謝です。

   そして、庭の野の花も様相が変わりつつあります。
  一時、庭を席巻(せっけん)した 「けまん草」 に代わって、
  リラ版 「ピンクの瞬き」 こと、「塔花」、「ナガミヒナゲシ」 が
  蕾を付けて来ました。楽しみです。

夢運ぶトレーⅥ

2010-04-24 16:53:16 | 私の手作り夢時間

【薔薇のランプと洋梨】

   今日のお天気は、
  晴れ・・との予報だったのですが・・。

   午前中は時折、
  太陽は顔を覗かすものの、渋々・・。
  
   午後になって、やっと青空。
  今は、青い空に白い雲が、
  ポカッと浮いています。

   それにしても寒いこと!
  起床時の気温は13度ですから、
  まさに真冬並みです。

   日中も、あまり上がりません。
  勿論、朝からストーブを点けて
  いますが、灯油もここまで。

   灯油が残り少ないという
  赤い表示が出る事、既に3時間近く。

   ここまで使った事はありませんが、
  結構、時間の余裕ってあるのですね。

   この際、最終的にどの位持つのか、
  確認して置くのも良いかも知れません。

   こんな中、つい先日、小手毬が開花したと思いましたら、
  小さな花が集まって咲くのが似ている、ランタナも・・。

   「ランタナ」 と記していて・・ふと、「ランタン」 を連想。
  “アラ、似ているじゃない・・心にぽっと灯りが灯ったのはこのせい・・?” 
  ~なんて。こうなれば、何でもいいように結び付けてしまいましょう。



   さて、薔薇にこだわって薔薇ばかり咲かせて来た私。
  この辺で気分転換です。と言っても、私自身はちっとも飽きてはいないのですが・・。

   以前、“トレーは終わり” ~なんて、記した気がするのですが、
  ひょっこり出て来ました。素材は、漆塗りです。良くある黒と朱の物。

   少々、勿体ない気がしたものですが、
  かなり使い込んでいましたし、汚れていましたから。

   このように塗り直してみて、改めて木製の物である事を確認。
  合成樹脂、所謂(いわゆる)、プラスチック製ですと、絵の具が載りません。
  よしんば塗ったとしても簡単に剥(は)がれ、トレーとして使い物になりません。

   あくまで塗れるのは、木製、鉄製品に限ります。
  そうそう、布も大丈夫です。ただ、描きにくい事、この上もありませんが。

   そして今、並行して使わなくなった革のバッグに薔薇を描いていますが、
  革は随分、描きやすいです。布に比べますと天と地の差。
  処分する前に一考の余地がありそうです。

   話が逸(そ)れました。
  今日は、久し振りに洋梨にしてみました。
  実はこの洋梨、結構好きなのです。それにしても・・。

   新しく色を塗り直しましたのに、相変わらず古めかしいですね。
  いいえ、アンティークでしたね。
  
   一応トレーとしましたが、そのままランチョンマットにもなるという優れ物です。
  アラッ!? 昨日もお顔を隠していたベアー、今日も・・。
  どうやら、相当の恥ずかしがり屋さんのようです。

無邪気なティーパーティー

2010-04-23 15:03:55 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


   昨日の雨は上がりましたが、一昨日のように、すっきり青空・・という訳には行きません。
  何とも重い空が広がっています。おまけに寒いこと!

   昨夜の天気予報では、「明日のお出掛けには防寒対策を忘れずに・・」 ですって。
  もうすぐ5月になろうかと言いますのに・・。別の意味で、「今、何月・・?」 状態です。

   そんなお天気の影響もあるのでしょうね。
  今年は、チューリップが随分、長持ちしています。
  これまででしたら、せいぜい1週間位の命でしたのに。
  
   花が開いて、もう終わりかな・・? と思っても、
  夕方になると又、閉じて・・という事を繰り返しています。


  
     例年なら、とっくの昔に終わっているチューリップ。
    そんな、頑張って咲いてくれているチューリップにあやかって、
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店と致しましょう。

     こんな風に、何だかんだ理由を付けて・・本当に気儘なカフェ。
    庭からデージーも摘んで来ました。それにしても・・
    
   このデージー、本当に愛らしくて。
  見ているこちらまで思わず笑ってしまうような可愛らしさです。

   「・・・ 略 ・・・いつ見ても笑ってるもんで、
  ついこちらまで笑いたくなってしまうのですよ。・・・ 略 ・・・」

                                         【「虹の谷のアン」 第2章】
    
   そうそう、押入れから趣味が違うと、しまい込んでいた、
  ベアーが抱いた、チューリップのランプも取り出して来て、準備完了です。
  アラッ!? 折角の可愛いお顔が見えませんね。

   「楽しもうと堅く決心さえすれば、大抵いつでも楽しく出来るのが、
  あたしのたちなんです。勿論、堅く決心しなくちゃだめよ。・・・ 略 ・・・」

                                            【「赤毛のアン」 第5章】

    重苦しい天気も、決心次第で、
   何のその・・ですね。

    カップも、いつもと違って、
   こんな可愛い物を用意しました。
   (ナルミ製)

    たまには、メルヘンティックな
   気分もいいかも・・ですね。     

詩のような春の一日

2010-04-22 17:25:37 | 路傍の花~道草

【ピンクの絨毯】




   昨日の穏やかな空は、
  一転して雨模様。
  
   それも断続的に、かなり
  強い雨になっています。

   起床時の気温こそ17度でしたが、
  その後も上がりません。
  体感的には、肌寒ささえ覚えます。

   さて、今日のタイトルにも
  致しましたが、昨日は、
  “詩のような春の1日” でした。

   淡い水色の空の下(もと)、小鳥が歌い、目の前にはお花畑。
  ここは、リラ版 「恋人の小径」 を少し奥に入った所。
  
   それにしても例年でしたら、とっくに耕されている筈。
  今年は随分、遅れているようです。

   “ブレア・ウォーターで今日の午後、
  風に吹かれた、いい匂いの草の間から苺を摘んだ。
  この仕事は、永遠の青春に似た思い を与えた。・・・”

                                    【「エミリーの求める者」 第12章 6.】

   エミリー のように、お花を摘んだりはしませんでしたが、
  こんな、蓮華畑は童心に帰れますね。
  確かに、“永遠に似た青春の思い” を与えてくれます。

   そう言えば、どなたかが仰っていらっしゃいましたっけ。
  “年齢は取り戻す事は出来ないけれど、若さは取り戻す事が出来る” と・・。

【田辛子(タガラシ)】  ・  【紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)】

↑ 【牛繁縷(ウシハコベ)】



   例の如く、ここは「想像の余地」 だけは、たっぷりあります。
  人通りがほとんどありませんので、お弁当なんて持って来ても素敵。
  
   そのお弁当は、大きな樹の下で広げるのがいいですね。
  幸い、大きな樹には事欠きません。
  籐のバスケット、キルトの敷物は絶対です。春ですね!

古人(いにしえびと)も愛した花

2010-04-21 19:47:17 | リラのお気楽ユメ日記

【小手毬(こでまり)】

   昨日の雨は上がりました。
  起床時の気温は昨日より
  1度上がって19度。快適な朝です。

   勿論、こんな日の定番である、
  空気は・・ピカピカ光っています。

   そして今日は、やけに鶯の声。
  美しい声を辺り一面に
  振りまいています。

   明日は、もうお天気
  崩れるそうですものね。
  
   束の間のお天気を精一杯、
  謳歌しているのでしょう。

   “・・・扉口から吹き入る
  涼しい快い微風そよかぜは、
  庭から幻想的な匂いと、
  リラやミス・オリバーやウォルターが笑ったり、
  喋ったりしているつたの垂れ下がった一隅の楽しそうな
  賑やかな声のこだまを運んで来た。・・・”
            
                                        【「アンの娘リラ」 第1章】

   昨日はまだしも、つい2、3日前
  まで寒かったものですから、
  まだまだ涼しさを求める事は
  ありません。
  
   日中は窓を開けていても、
  ほとんど寒さは感じません。

   でも、日が落ちると、
  途端に肌寒くなって来ましたから。

   さて、冒頭 & 2枚目のの写真。
  先日、ツンとした、
  小さな花芽を付けた小手毬。
  今日、開花しました。

   雪柳に似た小さな小さな花。
  それが丸く集まり、小さな手毬の
  ように見える事から付けられた名前。

   この花にはもう一つ、
  「鈴懸け」 という別名があります。
  所謂(いわゆる)「鈴懸けの花」。
  何とロマンティックな名前でしょう。

   我国への渡来は古く、(中国原産)
  既に、万葉の時代から庭で楽しまれていたと言います。

   ところで鈴懸けと言えば・・。
  「鈴懸けの径」 という古い歌がありますね。
  
   こちらの 「鈴懸けの樹」 は、プラタナスです。
  後、あまり巷では見掛けませんが、「鈴懸け草」という青い花を咲かせる花も・・。



   ところで、ふと見上げた空に変わった雲が・・。(右上の写真)
  私には、大きく翼を広げた鳥がくちばしを下に向けているように見えたものですが・・。

   「変わった雲ですね。竜巻のように渦を巻いている・・」
  カメラを向けていましたら、そんな風にお声を掛けて来られたオジサマ。
  雲は、見る者によって様々です。面白いですね。   

花占いの花

2010-04-20 17:05:17 | 香る庭の花綴り




   天気予報通り、
  早くも雨となりました。

   断続的な雨。
  寧(むし)ろ、止んでいる時の方が
  多いのかも知れません。

   起床時の気温は18度。暖かい雨。
  ただ日射しがない分、
  私には幾分肌寒く感じられますが・・。

   そんな中、何とコスモスが開花。
  しかも他にも蕾を沢山付けています。

   コスモスだけは相性が悪く?
  これまで何度も育てては、
  駄目にしていた私ですのに。
  不思議な事もあるものですね。

   さて、そんなこんなで・・。
  庭の花(地植え)に気持ちを
  奪われている間に、玄関側の鉢花の方は、すっかりご無沙汰です。

   毎年の事ながらこの季節、三色菫は鉢からこぼれんばかりに咲き、
  まだ浅い春にいち早く咲いたデージーは、同じく身を乗り出さんばかり。
  そんな花達を何気に、ボ~ッと眺めていたものです。
  
   「映画の世界」 などでは、これらの花をさり気なく髪や洋服の胸に挿したり・・。
  なぜか、そんなシーンが脳裏をよぎっていました。
  
   案の定、こんな記述を 『アンの世界』 に見つけました。
  こんな遊び心って、いいですね。やはり素敵です。
  
   “・・・ 略 ・・・ 黄色い 三色菫 が1輪、髪から抜けて
  敷居の外へ 金色の流れ星のように 落ちて行った。
  ・・・ 略 ・・・ ミス・オリバーがこの秘蔵っ子の髪に飾るために
  三色菫の小さな花輪を編んでやったのだった。”

                                       【「アンの娘リラ」 第3章】

   ところで、「デージー」 も 「マーガレット」 も恋占いの花として有名ですね。
  花言葉もデージーが、“あなたと同じ気持ちです”、
  マーガレットに至っては、そのものズバリ “恋を占う・真実の愛”。

   「コスモス」も、“乙女のまごころ” ですから、それらしき花ではありますね。
  それにしても花びら1枚、1枚、「好き・・、嫌い・・」 なんて呟きながら、
  心を込めて引き抜き、風に飛ばす・・。

   何とロマンティックなのでしょう。
  時代が変わっても、こんな気持ち・・大切にしたいですね。