【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

盛夏の中の “小さな秋”

2008-08-01 17:34:12 | 四季のスケッチ


   早いもので今日から8月ですね。
  今日は、太陽こそ出ていますが、
  先日までのギラギラ、
  灼熱の太陽とは違います。
  柔らかい真珠色の空からのもの。

   写真の薄~い水色の空は、
  正午のものです。
  何と、優しい空の色でしょう。

   日中は、気温もかなり高くなって
  いるのですが、こんな淡い空と、
  その空にぽっかり浮かぶ白い雲を、
  ボ~ッと眺めていると、しばし、
  暑さを忘れます。心なしか、空もちょっぴり高くなったような・・。

   先日も記しましたが、8月の異称、
   「葉月」 の語源は、葉落ち月からとの事。

   旧暦では、7月から秋ですので、
  8月は、まさに秋の盛りという事でしょう。

   他にも 「初来月(はつきづき)」 【雁(かり)が初めて来る月】、
  「稲葉月」 【稲の茂る月】、「秋風月」、「木染月(こそめづき)」 等など・・。
  秋に関する言葉が並んでいます。

   そう思いますと・・。
  昨夜は、虫の声も少しですが聞き、一時に比べて日も短くなり・・。

   まだまだ暑いけれど、早くも近づく秋の気配を
  そこはかとなく感じてもいます。

   一方、『アンの世界』 の8月は・・。
  日本の8月とは違い、爽快な気候である事が伝わって来ます。
  日本なら、さしずめ北海道でしょうね。

   “西のもみの丘の際から吹き下ろして来る、涼しい風が、
  取り入れの済んだ畑を抜け、ポプラの間をさらさらと渡って行った。
   果樹園の上に、ただ一つ星が輝き、
  蛍が「恋人の小径」 の羊歯しだや小枝の間を縫うように飛んでいた。
   話しながらそれを眺めていたアンは、
  風や星や蛍がみんな一つに溶け込んで、何か言うに言われない、
  美しい魅惑的なものになっているのを感じた。”
         
                                    【「赤毛のアン」 第22章】

   今日の冒頭の写真も、名前も知らない草? 
  です。いつの間にか庭に・・。

   紅色に染まった葉っぱが、なぜだか愛らしくて・・
  引き抜かないでいます。

   半分だけこれも染まっていますので、もう一つの名前を
  「半夏生」 ならぬ、「半秋生」? としてもいいかな・・? 
  ~なんて思っています??