【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

針休めの針仕事

2016-05-26 16:01:21 | 私の手作り夢時間


 










   昨日、今日と、これまでのカラッとした天気とは、
  異質なものになっています。

   今日は薄曇り。
  それは、昨日以上の蒸し暑さとなっています。

   そう言えば、庭のどくだみが白い十字の花を付けて来ました。
  真珠色の今日の空に、この白は似合うような気がします。

   どくだみは繁殖力が旺盛。
  それ故に敬遠される方も多いようですが、どくだみ茶を愛飲する
  私にとっては、この季節独特の旬の贈り物となっています。














   

   さて、「針休めの針仕事」 と題して作ったのは、
  布で作った小さな猫の小物入れ。大好きな藍の布で。

   巷では空前の猫ブームとの事ですが、こんな猫で私も仲間入り。
  尤も、どちらかと言えば、私は犬派。それも柴犬に限ります。

   でも、布の猫なら大丈夫。
  と言いますか、これまでもかなり作っています。

   ランチョンマット、ドアストッパー、ぬいぐるみ等など・・。
  自分でも意外ですが(グッズとしては)好きなのかも知れません。

   そうそう、針休めと言うからには肝心の 「針仕事」 がある筈ですね。
  今、作っているのは黒いレース編みのジャンスカ。

   針は針でも、こちらはレース針ですが。後、少しで出来上がりです。
  ただ、スカート丈が微妙。いずれにしても残りの糸と相談です。

昭和を誘う風

2016-05-24 18:20:58 | 散歩道の日溜りカフェ


 














古風な部屋だった。
天井には太い黒っぽいはりが渡され、
部屋相応にどっしりした古めかしい
家具が置かれている。                     
           【アガサ・クリスティー作 「火曜クラブ」】










   雨が降りません。カラッ、カラッ。
  この所、暑い日が続いていますが、まだまだ我慢出来る暑さです。
  何せ、湿度はゆうに50%を切っていますから。

   ただ、今週末には暑さに湿度が加わるそうですけれど。
  そうなると、いよいよムシムシ・・の夏、到来ですね。

   さて、買い物帰りに、いかにも昭和の雰囲気を
  醸(かも)し出している、喫茶店へ行って来ました。

   商店街の中にありますが、いつも通る道とは1ブロック
  外れた場所にあるため、これまで気付かなかったお店です。

   小さな喫茶店。
  「純喫茶」 の看板も、いかにも昭和らしいですね。近所の友人と。

   お店の中も思った通り、レトロ感満載。
  ただ、メニューは少ないです。

   珈琲と紅茶、後、サンドイッチでしたっけ。
  カップは、ナルミですね。友人のは、ノリタケの苺柄。

   そうそう、珈琲のお味は・・。これぞ、昭和の味?
  聞く所によれば、こちらのお店、50年近くやっておられるそうです。

洗練された美の秘訣

2016-05-21 16:01:16 | 薔薇の追憶













楽しい親しみ深い家々が花に囲まれており、
花は側を通ると、
「ごきげんいかが?」 と声を掛ける。
木々は手を振り、黄昏時には窓が目配せする。          
                    【「丘の家のジェーン」 1.】









   今日も五月晴れとなりました。
  日射しが強いので外は暑いのですが、湿度がありません。
  従って緑陰や室内は、ヒンヤリ。

   おまけに、色取り取りの薔薇は満開!
  その芳香と共に、“風薫る5月” の真骨頂ですね。
  そして、とりわけ緑の美しさ。

   小さなわが家の庭だけでなく、目の前の里山の萌える青葉も。
  こんな時、俄かに神の存在を感じます。
  普段は、ほとんど縁のない人間ですが。























   さて、再び薔薇を。今日は珊瑚色の薔薇を。
  それにしても五月晴れの空と薔薇は、良く似合いますね。

   こうして薔薇を見ていると、古今東西、
  薔薇に魅了される人々が多い事も頷(うなづ)けます。

   今年は、(わが家では)例年になく薔薇が豊作ですが、
  散歩中、垣根越しに見る他家の庭の薔薇も目に付きます。

   素敵な目の保養になりますね。
  大好きな薔薇の季節を謳歌しています。   

光と風と緑陰と

2016-05-18 20:13:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編














暖かな、黄金色の雲の浮かぶ
心愉しい午後であった。
(中略)
扉口から吹き入る涼しい快い微風そよかぜは、
庭から幻想的な匂いと、リラやミス・オリバーや
ウォルターが笑ったり喋ったりしている
蔦の垂れ下った一隅いちぐうの楽しそうな
にぎやかな声のこだまを運んで来た。                   
                    【「アンの娘リラ」 第1章】









   こちらは連日の五月晴れです。それにしても朝の冷えたこと!
  日中は快晴という事もあって気温は上がりましたが、
  湿度がありませんから爽やかです。カラッとした暑さ。

   とは言え、朝と日中の気温差は15度以上も。
  相も変わらずのこの寒暖の差、どうやら今年の特徴のようです。

















     さて、こんな良き日。光と風に誘われて。
    本当に久し振り、戸外でのティータイムとなりました。
    となれば、『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、オープンと致しましょう。

     東のこの場所は、午後になると日陰になるので、
    お茶を飲んだり・・そう、寛ぐのに格好の場所となっています。

   それにまだ蚊はいませんし、今が最適な季節かも知れませんね。
  そうそう、昨年よりその数こそ減りましたが、
  ジャスミンの花は、未だに健在です。その芳醇な香りにも包まれて。

   お茶を飲んでいるその時も、
  ジャスミンの小さな白い花がヒラヒラと舞って。
  プラス、美味しい珈琲。これって、結構贅沢な時間かも・・。

   それをポプリにするべく、せっせと拾い集めている私がいます。
  因みに今年は薔薇が豊作のせいか、薔薇のポプリも多数。
  そんな他愛もない事だけれど、嬉しくて。小さな幸せです。    

薔薇酔いの後

2016-05-17 17:56:28 | 香る庭の花綴り





【カモミール】


【「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」】







「あのね、マリラ、何かを楽しみに待つという事が
その嬉しい事の半分にあたるのよ」
とアンは叫んだ。
「その事は本当にならないかも知れないけれど、
でも、それを待つ時の楽しさだけは
間違いなく自分のものですもの」
                  【「赤毛のアン」 第13章】










   昨日夕方からの本格的な雨は、朝には上がっていました。
  おまけに昨日は、梅雨時のような蒸し暑い天気でしたが、
  今日は再びカラッとした五月晴れと朝のヒンヤリ感も戻って来ました。

   ところで、ついこの間まで地肌が見えていた庭。
  いつの間にかドクダミや半夏生などがビッシリ。
  まだ白くなってはいませんが、いずれにしても楽しみです。












【初夏の貴婦人】




   さて、いくら薔薇好き
  とは言え、連日では
  少々、食傷気味ですね。

   今日は薔薇とは
  真逆の小さな花を。
  題して 「風に舞う花」。

   薔薇もいいけれど、
  ほっと出来る、
  こんな花も貴重です。

   冒頭の1、2枚目の写真。
  似ていますが、先ず、
  花色が違います。

   白と淡いピンク。
  そして斑入りと。

   そしてカモミール。
  薔薇とは違った意味で
 大好きな花です。

エレガンスをまとった薔薇 ~ その2

2016-05-12 20:51:51 | 薔薇の追憶











【夢見る薔薇】










「あら、早咲きの小さな薔薇が
1輪咲いているわ。美しいこと。
あの花は自分が薔薇なことを
喜んでるに違いありませんわね?
薔薇が話せたら素敵じゃないかしら。
きっと素晴らしく美しい話を
聞かせてくれると思うわ。
それに ピンク は世界中で
一番魅力のある色じゃないかしら」                  
                  【「赤毛のアン」 第5章】









   今日はカラッと晴れた、五月晴れとなりました。
  風薫る5月というのは、こんな日を言うのでしょうね。

   昨日は一日中、ぐずついた天気で肌寒く、
  今朝も、この時期にしてはヒンヤリ。

   しかしながら日中は暖かくなりました。
  天気予報では暑くなるとのことでしたが、
  それ程でもありません。私などには丁度良い気候。

   ところで5月は私の誕生月。
  もはや、心から喜べる年ではありませんが、
  薔薇の咲き乱れる5月で本当に良かったと思っている今日この頃です。















   さて、相も変わらず
  薔薇で引っ張ります。
  今日は、ピンクの薔薇を。

   ピンクと言えば、
  言うまでもなく、
  アン が大好きな
  薔薇ですね。

   優しい気持ちになれる
  ピンクは誰からも
  愛される色でしょう。
  勿論、私も好き。

   中でも淡いピンクの
  オールドローズが。

   一口にピンクと
  言っても様々な色が
  ありますね。

   (尤も、ピンクだけに
  限ったものでは
  ありませんが)

   この奥深さ、味わい深さが
  薔薇の一番の魅力なのでしょうけれど。

   これらの薔薇に、かつて 「夢見る乙女」、
  「ピンクの少公女」 ~ なんて名前を付けた私。
  こんな薔薇への時めきは永遠です。

エレガンスをまとった薔薇

2016-05-09 19:20:08 | 薔薇の追憶



【キラッ、キラッ】
















   こちらは、またもや雨となりました。
  薔薇の咲き誇るこの季節ですから、
  この雨は、薔薇雨とでも呼びましょうか。

   静かに降る雨・・この雨から薔薇の香りがしたら・・。
  つい、こんな夢想をしている私がいます。

   雨に弱い花は多々あれど、薔薇に至っては、びくともしません。
  それどころか、雨さえも味方につけて、その美しいこと!
  さすが、花の女王と言われているだけの事はありますね。
















【満面の笑みの金色の薔薇】








   さて、連日の薔薇。
  今日は、生憎の天気ですが、薔薇に囲まれていると、
  アラ、アラ不思議、心、楽しくなります。

   薔薇の季節の今は、蕾でワクワクしたのも束の間、
  やがて綻び、開花。そんな花の美しさも然る事ながら、その香り。

   切り取って、お気に入りの花瓶に活ければ、
  部屋中が薔薇の芳醇な香りに包まれます。
  一日中、優雅な薔薇の香りを独り占め状態という訳です。

   そうそう、明日は薔薇色の薔薇が開花しそう。
  アンティークピンクの薔薇も、次から次と蕾を付けていますし、
  もう暫く、薔薇に浸っていられそうです。

薔薇、その美の普遍性 ~ その2

2016-05-07 17:56:08 | 薔薇の追憶
















「薔薇を買いに行きなすったのよ・・・・・
金色の薔薇 を55本よ、スーザン・・・・・
好きな花は黄色い薔薇だけだと
言いなさるのを聞いた事があるの」                   
                 【「炉辺荘のアン」 第14章】









   昨日の雨は上がりました。
  今日は日射しがありますので、昨日程ではありませんが、
  それでも引き続き、ヒンヤリ感は否めません。

   そう言えば今朝のニュース。
  「暖冬だった今年の冬は・・」 とのナレーション。

   確かに私もこの冬が、厳冬だったとは思いません。
  でも、寒暖の差がとりわけ激しかったような。
  それは日単位どころか、1日のうちでも。

   今年よりもっと寒い冬でも十分、戸外でも年を越していた、
  大株になっていたローズゼラニウムが、
  ジグザグの天候には付いて行けなかった・・。
  ある意味、見かけ以上に植物は繊細ですね。













【花瓶に】




   さて、薔薇第2弾。
  今日は金色の薔薇です。

   金色と言って
  思い出すのはどうしても
  あの マライア小母さん

   皮肉屋さんでアンは
  勿論の事、スーザンさえも
  苦手にしていましたっけ。

   因みに金色の薔薇が
  マライア小母さんなら
  ピンクはアン、真紅は
  レスリーでしたね。

   先程、見て来ましたら、
  朱鷺色の薔薇も花芽を
  付けていました。

   そうそうバニラ色の
  薔薇、「白い貴婦人」 は、
  既に満開です。早速花瓶に。

   一気に薔薇の芳香に
  包まれ、幸せ気分も満開です。

薔薇、その美の普遍性

2016-05-06 18:05:28 | 薔薇の追憶













   起床時は曇り空でしたが、天気予報通り雨が降り出しました。
  静かな雨。気付けば雨が・・という状態です。
  その雨も今はやんでいます。(午後5時現在)

   ただ、こんな天候のせいか昨日までの初夏の陽気は、
  すっかり影を潜めてしまいました。

   こんな時、軽く上に派織る物が必要です。
  以前、編んだレースの 【ボレロ】 を取り出しました。
  思えば、(編んだのは)丁度、1年前なのですね。

   こんな物でも何も派織らないよりはましで、
  いいえ、十分暖かく、重宝しています。
  それにしても今年は、なかなか夏用にシフト出来ません。




















   さて、どういう訳か今年は大株になっていた
  ローズゼラニウムをほとんど駄目にする始末。

   おまけに辺り一面に、香り立つ芳香を
  楽しみにしていた、ジャスミンもイマイチと来て・・。

   それでも、さすが香りの王様と言われている、ジャスミンの事。
  例年ほどではありませんが、その芳しい芳香は健在です。

   一方、薔薇は、いよいよ花の盛りを迎えようとしています。
  そう言えば、5月は薔薇の季節ですものね。
  こちらは、前述の花の不作を補う如く、例年以上の花付き。

   待ちに待った一番薔薇は、思わず見とれてしまう、
  癒しの色、淡い藤色・・アンティークピンクの薔薇。
  思い切り開いたそれは、直径15㎝にも。

   寒暖の激しかった今年の冬の気候、
  ひょっとして薔薇向きだったのでしょうか・・?
  何はともあれ、薔薇が元気なのは嬉しい事です。 

見せる緑の館

2016-05-01 20:50:18 | 散歩道の日溜りカフェ
















「この道には
きっと家があるという気がするの・・・・・
ある種類の家が・・・・・
写真にお誂え向きなのがね」
(中略)
まもなく1軒の家に出た ――
おまけにごく写真向きの家だった。   
                  【「アンの幸福」 第2年目】







   今日から5月ですね。その第一日目は快晴となりました。
  立春から数えて八十八日目の今日は、八十八夜。

   この季節は、草も木も盛んな生命力に満ち満ちています。
  それに八十八夜という言葉も響きも素敵ですね。

   何と言っても日本の自然をすっぽり
  包み込んでいるという優しさがありますから。

   とは言え、その自然、最近は牙を剥(む)く事も多いですけれど。
  出来るだけ穏やかな自然であって欲しいのですけれど。

   ところで、冒頭の写真。
  急な坂を下り切った所にある、大好きな館が、
  すっかり緑の蔦(つた)で覆われていました。

   真っ赤に色付く秋の蔦も趣きがあっていいけれど、
  緑もいいですね。目に眩しくて。

   こちらは、お店のようですが、いつの間にか私の中では・・。
  物語の中の・・そう、令夫人が住む 「蔦屋敷」 になっています。
  兎にも角にも 「想像の余地」 がたっぷりなのです。

   





















   こちらは前述の建物とは関係ありませんが、
  一人で行って来ました。帰り道、少々、小腹が空きましたので。
  ついこの間と思っていましたが、何と3年振り。

   【前回】 は食事だけで珈琲は別のお店に行きましたが、
  珈琲も美味。随分、流行っているお店です。

   何より従業員の教育が行き届いています。
  カウンター席もあって一人で気軽に入れるのもいいですね。
  もう一度、来たいと思わせるお店です。