【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

季節を映す小径

2015-06-30 18:52:38 | 路傍の花~道草



【白い宴 ~ 「姫女苑(ヒメジョオン)」】


【「赤紫蘇(アカシソ)」】








 「どうして 『昨日』 は帰って来ないの、ウィラ?」
ああ、どうして帰って来ないのかしらね、ジムス?
(中略)
昨日が帰って来たらいいのに!
けれども、 『昨日』 は決して戻らないのよ、
ジムス坊や ―― 
『今日』 は暗い雲に包まれているし ――               
                    【「アンの娘リラ」 第27章】








   昨日は、梅雨とは
  思えないような
  カラッとした天気
  でしたが、今日は
  少々、蒸し暑く
  なりました。

   それでもまだ
  午前中は(真珠色の
  空ながら)太陽が
  顔を出す時間も。

   しかしながら、
  やはり梅雨ですね。

   午後3時半頃から、ポツポツと雨が降り出しました。
  そうなれば、いつもの肌寒さを覚え・・。

   ところで写真の空は、昨日のもの。
  季節を忘れそうな澄んだ青空に白い雲がポカン、ポカン。
  本当に久し振りの空の写真です。









【「藪萓草(ヤブカンゾウ)」】




   さて、久し振りの
  道草も昨日のもの。

   奇しくも
  昨日ばかりになって
  しまいました。

   最近、本来の
  ものぐさ気質が、
  幅をきかせて
  来たようで、   
  道端の草花など、
  ほとんど無視状態。

   時に、“アッ”
  とは思っても、
  サ~ッと通り過ぎて
  いたものです。

   道草どころか
  立ち止まる事さえ
  忘れていました。

   出掛けても、
  家から目的地までの道だけ。

   しかも最短距離をひたすらに。
  アン の言う 「曲がり道の浪漫」 など、どこ吹く風・・という訳です。

   一念発起? して、いつもの道から脇道に。
  案外、開拓し尽くしていたと思っても、
  そうでない道もありますね。

   先日は薄紫色の春紫苑(ハルジオン)が目に付きましたが、
  白い姫女苑(ヒメジョオン)があちこちに。プ~ンと香りも。

   そうそう、藪萓草と共に赤紫蘇も見つけました。
  人気のない道端に自生。

   藪萓草も薬草なら、赤紫蘇も名だたる和製ハーブ。
  ちょっとだけ頂いて来ました。早速、庭の片隅に。
  根付くといいのですが・・。   

時めいて緑! ~ 花より団子

2015-06-28 19:35:18 | 香る庭の花綴り

【ブラックベリー】


【ミニトマト】








 美しい炉辺荘の芝生が掘り起こされて
じゃがいもが植え付けられたのを見て、
スーザンは大層悲しんだ。
それにも関わらず、
自分の手塩にかけた
牡丹ぼたんの花壇が生贄いけにえにされても、
スーザンは一言も文句を言わなかった。                  
                 【「アンの娘リラ」 第30章】









   こちらは今日も晴れました。
  カラッとしていて、全く梅雨らしくありません。
  これで後、3日もすれば7月とは・・。

   やはり今年は寒いのかも知れませんね。
  未だにパンジーが花を付けていますし、
  その花も大きくて元気ですから。

   例年なら首を長く伸ばした後、
  小さくなって終わりだったのですが。


















   さて、今年も緑のカーテンを窓際に。
  以前は、スーザンと同じで花一辺倒だったのですが、
  緑のカーテンブームからゴーヤや胡瓜に挑戦。

   尤も地植えではなく、鉢植えです。
  今年からはミニトマトも。

   少量ですが、既に胡瓜やミニトマトは収穫。
  自家製の物って、食物本来の甘みがあって美味しいですね。
  病みつきになりつつあります。

   昨年はこれまで見た事もない大きな虫が付いたり、
  葉っぱは、穴だらけになったものですが、
  今年は今の所、大丈夫です。

   珈琲カスのお陰・・と思っているのですが、
  果たしてどうなのでしょう。

   そうそう、ブラックベリーは地植えです。
  フェンスに這(は)わせています。
  大分、熟れて来ました。黒くなったら食べ頃です、 

時めいて緑!

2015-06-27 17:25:57 | 香る庭の花綴り



【ボッグセージ】


【天まで届け】


【希望 & 祈り】









 小径に沿って薔薇が咲いていた。
空中は綾なす音楽に満ちていた。
家の裏手のもみの木立で
風が一つの調べを奏でているかと思うと、
砂州さすでは波が別の調べを奏で、更に、
かの小さな青白い婦人が近くで眠っている
遠くの教会の鐘が
又別の楽の音を奏でていた。                    
                 【「アンの夢の家」 第21章】








   昨日は珍しく一日中、断続的に降り続いた雨。
  その雨も、今朝には上がっていました。

   とは言え、(今日もそうですが)
  今年は梅雨独特の蒸し暑さがありません。

   寧ろ、ここまで肌寒さを覚える日の方が
  勝(まさ)っています。
  どうやら、エルニーニョ現象のようですね。

   37度にも上がった、あの酷暑の夏は願い下げですが、
  かと言って冷夏も困りますね。













   さて、空梅雨気味
  とは言え、6月の庭は
  目まぐるしく変わります。

   再び薔薇の蕾が。
  蕾は、希望と祈り。

   オッペン化粧品の
  薔薇園で求めた、
  薄紫色の薔薇の蕾も。
  楽しみです。

   それにしても6月が
  こんなにも緑豊か
  だったとは。

   しかも雨に洗われ、
  一層、輝いています。

   それもこれも、
  木香薔薇を絡めようと
  購入した、
  アーチフェンスのお陰。

   実は毎日、これに
  どれだけ絡まったか、
  見るのが楽しみなのです。

   前回も記しましたが、最初から購入して置けば、
  それに合わせて苦もなく誘引出来ましたのに、
  時既に遅し。

   既存の場所から無理矢理引っ張って来て、
  それでもスカスカ状態だったものです。
  (以前の写真は 【こちら】

   僅か20日余りの間ですが、
  結構、伸びた気がします。凄い生命力!

   ところで蔓(つる)を曲げるという作業は、
  理に適(かな)っているそうですね。

   真っ直ぐ伸ばすより曲げる事により蕾が付き、
  花付きが格段に良くなるのだとか。

   ただ、ミス・マープルの家のように家の壁に這わすのは、
  湿度の高い日本では無理なようです。素敵ですのに。

   風通しが悪いので病気になったり、
  家そのものが傷んでしまう事があるそうですから。

饒舌 & 笑顔の食事会

2015-06-24 18:07:28 | 散歩道の日溜りカフェ





【バイキング & カフェレストラン 「NIGHT&DAY」】








   ここ2、3日、梅雨の晴れ間が続いています。
  尤もごく短時間ですが、パラッと来る事もありますが。

   今年は今の所、蒸し暑さに悩まされる事はありません。
  動き回れば汗ばむ事もありますが、概ね快適です。








【LIVE Kitchen】









   さて、今、
  ハワイに住む
  叔父夫婦が
  来日中です。

   一昨日の事、
  食事会に出掛けて
  来ました。

   これまでは叔父夫婦
  だけでしたが、今回は
  サンフランシスコに
  住む従妹夫婦と
  その子供達も一緒。

   総勢10人での
  会食となりました。

   いつもでしたなら
  「美々卯」 や叔母の
  好物のちゃんこに
  繰り出すのが常ですが、
  今回は子供達に
  食物アレルギーが
  あるという事で、
  食材が選べるバイキングを希望。
  (前回は、【こちら】

   そんなこんなで。
  「ホテル阪急インターナショナル」
  内のバイキング&カフェレストラン、
  「ナイト & デイ」、利用となりました。

   皆さん、結構、「美味しい、美味しい・・」 と
  喜んでくれ、たらふく召し上がっていたようです。

   ただ私は・・と言えば、お喋りや、それに伴う、
  愛想笑いもしなければならないし・・で、何だか上の空。
  出来ればもう一度、お口直し? したい気分です。

   そうそう、従妹の旦那さん。
  顔は日本人だけれど、アメリカ生まれのアメリカ育ち、
  さすが精神は、アメリカ人ですね。

   歯の浮くようなお世辞を臆面もなく、スラスラ・・。
  心の中で、“嘘ばっかり・・”

   ~なんて思っていても嬉しいものです。
  歯の浮くような・・は、ちょっと困りますが、
  日本人も見習わなければならない所は多々ありますね。

   例によって抜けていますが料理の一部です。  
  美味なのは間違いありません。









内と外の香り空間

2015-06-21 23:51:08 | ハーブと香り雑学












 樅の梢の上の北の空は
琥珀色と薄緑色をしていた。
空気は涼しかった。
(中略)
「時々夕方になると、
この庭に幻影のような不思議な匂いが
漂って来ますね」 と、オーエンが言った。                    
                 【「アンの青春」 第25章】









   起床時こそ雨が降っていましたが、
  その後、晴れました。

   昨日までの、どうしようもない肌寒さは解消。
  ただ、夕立後、再び空気は涼しくなりました。

   寒かったり暑かったり。
  太陽は顔を出しているのに、ザ~ッと来たり。

   尤も、こんな不安定な天候を含めて、
  梅雨という事なのでしょうけれど。






   





   さて、目まぐるしく
  変化する6月の庭。

   かつてこれほど
  この季節の庭を
  意識した事が
  あったでしょうか。

   一雨ごとに
  植物は元気になり、
  ハッとするほど
  瑞々しさを増して
  います。

   緑がこんなに
  鮮やかだったなんて。

   そしてどこから
  ともなく漂う香り。

   それは、ひと頃に
  比べれば、ゆうに
  倍以上も増えた、
  ローズゼラニウムや
  ローズマリー等など・・。

   ハーブのお陰に他なりません。
  薔薇も再び蕾を付けて。

   ~なんて、ここまでは屋外の自然の香り。
  屋内では、久し振りにお香を焚きました。

   今日のお香は、貴田沈清堂の 「香の杜」。
  ジャスミン、百合、マグノリア、ネロリ・・。

   プラス、「老山白檀」 まで調合された贅沢な香り。
  この香りにすっかりハマってしまいました。

   これまでインド、中国、色々なお香を使ってみましたが、
  気品のある繊細な香りは、やはり日本製が一番ですね。

安らぎの庭

2015-06-20 18:36:36 | ハーブと香り雑学



【日参する揚羽蝶】




【青の安らぎ】












 アンは・・・(中略)
土曜日の仕事に取りかかる前のひと時を、
6月 の朝日を燦々と浴びながら立っていた。
(中略)
「こんな日に1日中何もしないで
いられたらいいのにね」
アンは柳でさえずっている
瑠璃駒鳥ブルーバードに話しかけた。      
                   【「アンの青春」 第25章】







   


   こちらは再び梅雨の晴れ間。
  尤も雨だった昨日さえ、ほとんど降っていませんけれど。

   本当に今年の6月は、空梅雨のようです。
  おまけにここ2、3日は梅雨寒も。

   今日は、いくらかましですが、
  結構、暑かった5月とは対照的な6月です。









【ブラックベリー】




   さて、連日のように
  やって来る揚羽蝶。

   夕方には3頭も
  連れ立って。

   珍しく、ツリー
  ジャーマンダーに
  止まっています。

   既に薄紫色の花は
  終わりましたが、
  こちらも香りは健在。

   セージとは違った、
  スパイシーな香りを
  放ちます。

   一方、この季節に
  なるとお馴染みの
  光景は白い蝶の舞い。

   所謂、半夏生の
  葉っぱですが、
  夜目にも白く浮かび
  上がり、見事です。

   『アンの世界』 に限らず、
  探せば、美はどこにだってありますね。

   そしてブラックベリー。
  今年は蜜蜂のお陰で、実物が大豊作? の様相。
  ジャムまでは行きませんが、かなり収穫出来そうです。

小さな花、セージの和み

2015-06-18 17:51:21 | ハーブと香り雑学





【セージ揃い踏み】


【より青く・・】






 説明しきれない、美しい薔薇、
微妙なもや、銀色の月光、
紫水晶のような忘れられない黄昏時たそがれどき
雨の進軍 、ラッパを吹くような風の響き、
紫の花や、星屑ほしくず
神秘と音楽と魔術の1ヶ月だった。                  
             【「エミリーの求めるもの」 第13章】








   朝の早い時間こそ、雨は降っていましたが、
  その後は全くと言っていいほど、降っていません。
  一日中雨・・の予報が外れています。

   時折、薄日も射していますが、
  今日は少々、肌寒くなっています。
  風がありますから余計にそう感じるのかも知れません。

   今年は、これまでの所、空梅雨気味。
  上記の描写は、一年のうちで一番美しい季節、
  『アンの世界』 の6月。

   少々、苦しいかも知れませんが、
  今年に限れば、『アンの世界』 に似ていない事もないかと。

   いいえ、無理矢理思い込もうとしているのかも。
  それでもいいのです。
  これまでなら、想像だにしない事でしたから。

   さて、冒頭の写真は、観賞用のセージの揃い踏み。
  尤も、食用にもなるセージの開花は、
  もう少し後のようですけれど。

   これら、ハーブの小さな花には心が和みます。
  特に青系の花。この季節は最高ですね。
  
   それにしても日々、植物の生長には驚かされます。
  僅か一日ですが、明らかに伸びているのが分かります。

   木香薔薇や蔓薔薇のビューンと伸びた、
  蔓の誘導をするのが、これ又、楽しみ。

   植物は手を掛ければ掛けただけ、
  期待に応えてくれますものね。

お取り寄せの豊かな時間 ~ その2

2015-06-16 18:02:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編



【やなか珈琲】








   数日続いた梅雨の晴れ間は、今日の午前中で終了。
  尤も、ポツポツ、パラパラ・・程度の雨が、
  降ったりやんだりしている程度ですが。

   時折、日も射したり・・。
  何だかおかしな天気です。

   こんな天気ですから当然、湿度も高く、
  大層、蒸し暑くなっています。
  これこそ、典型的な日本の梅雨ですね。

   さて、冒頭の写真。
  「やなか珈琲」 の豆が届きました。

   「マンデリン~ラウトタワール」 など、
  深煎り中心の物を。

   あれから新しいお店にしようか、
  色々迷ったのですが、結局、こちらのお店に。

   14日(日)の夕方に注文して、
  今日(16日)の午前9時に 「クロネコ」 で届きました。

   こんな風に対応が迅速なのも気に入っている一つです。
  後、宅急便が 「クロネコ」 なのも。
  これらも重要な要素ですものね。

   焙煎日が昨日(15日)ですから、
  頂くのは、3日位経ってからが良さそうですね。















   こちらは近所の友人からのお土産。
  山形のさくらんぼうです。ご主人の出張先からとの事。
  今晩、頂きますネ~。      

ここだけカントリー

2015-06-15 23:56:35 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編












   梅雨の晴れ間も今日で4日目となりました。
  今年の6月は、空梅雨傾向・・だそうですが、
  どうやらその通りのようですね。

   降ったとしても一日中、降り続くというのではなく、
  今の所、雨も少量。

   とは言え、ここ何年かとみに鋭角的になって来た
  天候が、変わったとは思えません。
  いつ牙をむくのか・・。

   出来れば勘弁して貰いたいものですが、
  常に警戒は必要ですね。 








     さて、ご近所の方から、
    こんな素朴なお菓子を頂きました。
    (冒頭から3枚目の写真)

     先日、ローズゼラニウムの株分けを
    して差し上げたお礼だとか。

     そう言えば、「駄菓子だけれど」 ・・
    と恐縮していらっしゃいましたっけ。



   いえ、いえ、
  そんな事は、
  ございません。

   噛めば、パリパリと
  小気味良い音がする、
  この手のお菓子、
  大好きなのです。

   同時に昭和の香りも
  満載ですものね。

   となれば、恒例の
  お茶に致しましょう。
  『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。

   そうそう、調子に乗って珈琲を飲んでいましたら、
  600グラムがアッという間になくなってしまいました。

   そんなこんなで。
  珈琲にも飽きたところで、今日は花梅茶を。

   となれば、当然 「和」 でしょうが、カントリーっぽく。
  尤も、雑然とした雰囲気になってしまいましたけれど。

   厚ぼったい土物の湯呑は、
  タイ製だったでしょうか・・。こちらも素朴な器です。

センティッドガーデン ~ 香りの園

2015-06-14 17:05:05 | 四季のスケッチ





【今日の 「紫陽花」】










 「青い、成長して行くものを相手に
のんびり仕事をし、毎日可愛らしい
新芽が出るのを見守っているのは
創造の仕事に手を貸しているような
ものだと思いますわ。
丁度今うちの庭は信仰に似ていますわ ――
希望しているものの、実質ですわね。
でも、ちょっと待たなくてはなりません」
                  【「アンの夢の家」 第18章】







   梅雨の晴れ間、3日目。
  しかしながら時折、太陽は顔を出すものの、
  昨日よりは雲の多い空になっています。

   ところで現金なもので、
  ローズゼラニウムの花が終わると、
  蜂は随分、その数を減らしました。

   一時は庭に出るのも躊躇(ちゅうちょ)していましたが。
  その分、今度は蝶が縦横無尽に舞っています。
  尤も、蝶は蜂と違って大歓迎ですけれど。













【今日の 「半夏生(ハンゲショウ)」】




   さて、やはり・・
  と言いますか、
  セージが大好きな
  揚羽蝶(アゲハチョウ)。

   先日は仕方なく?
  紫陽花の上でしたが。
  早速、やって来ました。

   尤も、厳密には
  ブルーサルビアですが。

   でも、セージの
  仲間ですものね。

   そう言えば、
  ここには正真正銘の
  セージも植え、
  一時は相応に
  君臨していましたのに。

   でも気が付けば、
  ブルーサルビアに
  取って代わろうと
  されています。

   「ブルータス、
  お前もか!」 の心境。

   ここでも、ローズゼラニウムと
  同様の事が起こっているではありませんか。

   所謂(いわゆる)、弱肉強食の世界。
  弱いものが淘汰(とうた)されて行きますね。

   ところで今日の 『アンの世界』
  今、まさに私がそれ。

   アーチフェンスに絡ませるべく、
  木香薔薇の新芽を今か、今か・・と待ち望んでいます。

   尤も、気儘(きまま)な新芽ゆえ、
  あらぬ方向に伸びたり・・。誘導するのも楽しい作業です。