今朝は、ほんのり桜色の
空で明けました。
何と優しい空なのでしょう。
思わず見惚れてしまっていました。
そう言えば昨夜のお月様。
僅か一夜にして頭上高くなって
しまい、お月様を眺めながら
眠りに就くという、これ以上ない
優雅なひと時は、あっけなく
幕を閉じる羽目に。
それでも、銀色の月明かりに包まれて、
眠りに就く事が出来、ロマンティック気分は健在。
ほっとしている私が? います。
“・・・月は上り、既に辺りの景色に魔法を織り成していた。・・・
窓の右手には、樺の若木が爪先立って、
丘の上に顔を出そうとしていた。
柔らかいビロードのような影が羊歯の間で動いていた。”
【「丘の上のジェーン」 第16章】
“周りを見回せば、楽しい事が一杯あります。・・・・・
生きているだけでも、何と幸せな事でしょう。”
これはつい先頃、お亡くなりになった、ターシャ・テューダ の言葉です。
彼女の憧れた生活様式は、19世紀。(1830年代)
どうしても、『アンの世界』 と重なります。
“人生は短いのだから、思う存分、楽しまなければ”
~と、これも彼女の言葉。
それが信条ですから、祖父母の代から受け継いだ
アンティークの食器を、しまい込まずに日常使いし、
1830年代の貴重な古いドレスを普段着にしたと言います。
こんな事なら真似出来る・・
と取り出して来たのが、上の写真のお皿。
アンティークでも何でもないけれど、
叔母から貰った土物の大切な物です。かなりの厚みも。
(残念ながら作家の名前は、聞いたのですが忘れてしまいました。)
こんな物でも私にとっては、かなりの勇気が必要なのです。
でも、しまい込んでいても、仕方ありませんものね。
先ずは軽食から使ってみます。