今朝の目覚めは、ぐラッと来た地震でした。
1度で治まりましたが、それでも地震って嫌ですね。
思わず、時計を見ましたら 6時半。
今日も、相変わらずの夏空が広がっています。
そして蝉の鳴き声も・・。
そうそう、蝉と言えば・・。
「ジッ、ジッ、ジ~ッ・・」 と鳴くのもあれば、「シー、シー」 も。
去年は聞いた、「ミン、ミン・・」 は、今年は、
まだ一度も聞いていません。
それにしても、この暑さ。
こう暑いと、『アンの世界』 の8月が、つくづく、羨ましくなります。
何と美しいのでしょう。しばし・・『アンの世界』 を・・。
“まどかな 8月 の懐かしいグレン村は何と美しいのだろう!
木陰を連ねた古い家々、耕された牧草地、静かな庭。
西の空は、さながら大きな金色の真珠であった。
遥か下の港は、明るく射して来た
月光で砂糖をまぶしたようだった。
辺りは、妙なる物音に満ちていた ――
眠そうな駒鳥の鳴き声、薄暮の樹木を渡る風の
素晴らしい悲しげな柔らかな呟き、
優美なハート型の葉を揺るがせながら、
銀のような囁きを交わしている、ポプラのさらさらいう音、
少女達がダンスへ行く支度をしている部屋の窓から
聞こえて来る、愉しげな若々しい笑い声。
世界は気も狂いそうに、美しい音と色彩に浸っていた。”
【「アンの娘リラ」 第3章】
ところで、「マロウ」 の花びらを入れて、
「花氷」 なる物を作ってみました。
氷を入れた飲み物は頂きませんので、
見た目の涼しさを求めて・・。
少しは、涼しく感じられるのではないでしょうか。
と言っても、この程度の量では、せいぜいお香が
終わる、30分位しか持ちませんが・・。
でも、溶ければ、今度はこのように、
「水中花」 になります。
マロウの花びらが水に染まって
ブルーになるのは、お茶と一緒です。
先日の 「打ち水」 もそうですが、
エアコンのない昔は、
夏の暑さを何とかして乗り切ろうとしたのでしょうね。
先の 「花氷」 や 「水中花」 も、そうですし、
音では 「風鈴」 や 「鹿威(ししおどし)」、
たらいに水を張った 「行水」 等など・・。
夕方、日が沈むと、打ち水をし、団扇(うちわ)を持って、
各々(おのおの)の家の前に、椅子を持ち出したりして、夕涼み。
思わぬ話に花が咲き・・。
こんな風にして、地域の人とのコミュニケーションが、
自然に取れていたのでしょうね。
それはそれで、ある種の煩わしさもあったと思いますが、
少なく共、部屋の中に閉じこもって、テレビやゲームに
興じるよりは、遥かに健康的であったかも知れません。
ところで、こちらは午後4時頃から6時半頃まで
凄い雷と雨でした。朝は、地震、夕方は雷。
一日のうちに、怖いものの、NO1とNO2に遭遇しました。