【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

花の香りにクラッ・・!

2007-03-31 15:59:10 | ハーブと香り雑学
   今日は、こんな空で明けましたが、
  昨夜は思いの外、冷えました。

   そのせいもあって、
  空気が澄んでいたのでしょうね、

   ふと見上げた夜空には、
  大層綺麗な星と月が、
  輝いていました。

   その上、昨夜のお月様は、
  ちょっとはにかんでいるようにも見え・・
  可愛らしく? 感じたものです。

   いつもはそんな風に
  感じたことはありませんのに不思議ですね。





   春になって、ヒヤシンス、ポピーと・・。
  私の小さな庭でさえ、
  そこはかとなく花の香りを
  感じるようになりました。

   こちらでは、もうそろそろ終焉を迎える沈丁花も、
  かぐわしい香りを未だに放っています。
  それも、お向かいの家のが・・。

   そして、精一杯咲いてくれた花は、
  今度はポプリへ。
  姿を変え、楽しませてくれるのです。

   もう暫くしましたら、
  ラベンダーや、チェリーセージで
  一杯になり、今から待ち遠しい限りです。
  ラベンダーは、ぼつぼつ花芽を付けて来ました。

 


   「春になると、わしも若い時から目指したら、
  詩人になっていたか知れんと思うことがあるですよ。」
     
                                   【「アンの夢の家」 第18章】

 


   ~・・とは又々、アンの友達 ジム船長 の言葉です。
  詩は無理でも、詩集でも紐解いて、久し振りにボードレールでも・・
  なんて思ったものですが、私は、やはり春より秋の方ですね。



   ポプリ作りは、花びらを集め、そのまま花の
  香りを楽しんだ後は、いよいよ香り付けして
  熟成させなければなりません。

   香り付けで重宝しているのが、
  スーパー等でも売っているスパイス類です。
  特にシナモンは、お助けです。

   主となる香りを決めたら、集めた花びらに、
  オイルやスパイス(形ある物)を混ぜ合わせます。

   1ヶ月程度冷暗所に置いて熟成させましたら、
  自分だけの香りの出来上がり。
  そして、好みの瓶やサシェスに。

   初めは “エッ!?”
  という香りでも心配ありません。

   熟成させることによって、
  本来の香りをより引き出してくれます。

   ポプリの香りも永久ではありませんが、
  敢えて言うなら、その儚い所が魅力なのかも知れません。





 


   


   友人が博多の 「明太子」 を届けてくれました。
  明太子というと 『福太郎』 が、大好きなのですが、
  好物なので殊の外、嬉しいです。
  温かいご飯に・・想像しただけで、食欲が増しそうです。   

花にウキウキ

2007-03-30 16:46:29 | 香る庭の花綴り
   明け方、凄い雨と雷で、目が覚めました。
  そのせいで今朝は、
  空気が洗われたような空になりました。

   「・・・世界がお顔を洗ったわね?」 
  先日のダイのこの言葉、
  今朝こそ、一番ピッタリなのかも知れません。

   アンが、春になると終日、
  庭に出ていることは、昨日も記しましたね。
  それは、アンの友達 ジム船長 も負けてはいません。




   「・・・見る ―― 触る ――・・・それでもう花は、
  気違いみたいに育ったですからね。
  人によっては、そういうことを心得ているですよ ――
  あんたもそうらしいですな、ブライスの奥さん。」
 
                                  【「アンの夢の家」 第18章】

 


   ちゃんと花の育て方のツボを押さえていますね。
  確かに花は、裏切りません。
  手をかければかけた分、ちゃんとそれに応えてくれます。

   それに庭で、活花で、はたまたポプリやドライフラワーと・・。
  それこそ、豊富な楽しみ方があります。





   
   
 小さな水色の花を                     正統派の青紫のヒヤシンス
 付けたローズマリー



   クローバーに、こんな小さな花! 
  確かピンクもあったと思うのですが、気のせい?

   それにしても、あの水色の可愛い小さな花が、
  「オオイヌノフグリ」 だなんて・・。

  


   「最初、名前を付けた人が、
  全然想像力がなかったか、又は
  あり過ぎたのか、どちらかよ。・・・」


   

   さすが、アン!! 上手いこと言いますね。
  そうそう、ヒヤシンスって、漢字にすると、
  「風信子」 なんだそうですね。
  「カゼ ノブコ」 なんて読んでしまいそうです。

   何だか面白いですね。
  最近、やけに平仮名が流行っているようですが、
  漢字って、イメージが湧いて素敵です。

野の花の囁き

2007-03-29 20:09:57 | 香る庭の花綴り
    
            夜明けの空               1時間後の日の出

 昨日の夕方、ちょっと外出した際、頭の上にはもう白いお月様が・・。
いつの間にかそれは、「上弦の月」 からもう2日経ったお月様なのでした。
(因みに満月は4/3)

 今朝は、いかにも春といった空になりました。
そろそろ天気も下り坂とのことですが、何とか今日一杯は持ちそうです。

    写真は、昨日の道草で手折って来た、
  例の 「姫踊り子草」 です。
  小さな花びらがピョンピョンと軽やかに舞っているようです。

    アンではありませんが、最近、ついつい庭で
   過ごすことが、多くなりました。

    花びらを摘む目的で外に出ても、目に付く草を抜いたり、
   花の様子を眺めていたりするだけで、
   思わぬ時間の経過を見ます。

    でも、これって要注意。
   春の紫外線はお肌の大敵ですものね。
   程ほどにしなければ・・。

 「・・・完成した庭って、本当に面白くないでしょうよ、スーザン。
自分で働くのではなかったら、庭の意味がないわ。
あたしは草取りをしたり、掘り返したり、植え替えたり、
模様替えをしたり、刈り込みをしたりしたいのよ。
自分の好きな花を天国でも欲しいわ・・・ しゃぐま百合 より、
あたしの 三色すみれ の方がいいわ、スーザン。」

                                        【「炉辺荘のアン」 第5章】

 尤も私は、アンほど庭に対して熱心ではありません。
と言うより、足元にも及びません。

 そして しゃぐま百合 も、どんな花なのか知りませんでしたので、
ネットで調べてみました。 

 なるほど、オレンジ色のグロテスクな花ですね。 
「美の崇拝者」 の アンですから、到底我慢出来ないでしょう。
私も三色すみれは、大好きです。すみれ(ヴィオラ)は、もっと好きですが・・・。

 そうそう、スーザン は、アンの 「炉辺荘」 で働くお手伝いさん。
アンと違って現実的な性格ですが、料理も上手く、(特にフルーツパイは絶品)
アンの片腕になってよく働く女性です。

 ただ リンド夫人 や ミス・コーネリア嬢 とは、ウマが合いません。
何となく想像つきますね。

   こちらの 「仏の座(ホトケノザ)」 は、我家の近くの
  ものです。まだ全然開花していません。

   地域によってもバラツキがありますね。
  こちらは、高台なので、寒いのは確かです。

   昨日の可愛い、小さな花の名前、分かりました。
  「カラスエンドウ」 と 「オオイヌノフグリ」 だそうです。
  又々、めぐみさんのお陰です。めぐみさん、有り難う!!

春風に誘われて・・

2007-03-28 23:01:03 | 路傍の花~道草
   昨日の雨も上がり、
  今日はとても春らしい陽気になりました。

   天気予報では、懸念していた黄砂も・・?
  との事でしたので、覚悟? 
  を決めたのですが、
  ほとんど気付かないものでした。

   今日も駅からの帰り道・・。
  こんなお天気の日は、
  どうしても寄り道したくなります。

   それでなくても・・最近の私は、
  常にデジカメをバッグに忍ばせているものですから、
  いい被写体はないかと、あっちにキョロ、キョロ、
  こっちにキョロ、キョロ・・・。

 


   “・・・小川が流れ・・・・・
  海へと傾斜している千草畑の香りが漂い
  ・・・・・庭があった。
  アンは通りすがりの庭の一つ々に、足を止めて眺めた。
  庭に対するアンの興味は、尽きることがなかった。
  表題に 『庭』 と いう字が入ってさえいれば、
  その本を買わずにはいられないのだから、と 
  ギルバートがいつも言っていた。”
              
                    【「炉辺荘のアン」 第18章】

 


   そう言えば・・私もこんなアンと、
  ほとんど似たり寄ったりの状態と言えるかも知れません。
  でも寄り道の甲斐がありました。↓ は、「雪柳」? ですよね。 

   「この木何の木、気になる木・・」 ~  
  こんな大きな「雪柳」に出会うことが出来たのですから・・・。






 



   この木は 【恋人の小径】 を
  少しだけ辿って行った先にあります。

   写真からも分かりますように少々、
  荒れています。側のソテツも伸び放題。
  
   でも、遠くからでも人目を引くほど、
  今の季節は、白い森化? 
  しているように見えます。

   この木の下でお花見でも出来そうな程、
  綺麗ですのに、ひっそりと・・。
  でもだからこそ自由に、のびのび咲いているのかも知れません。




   一方こちらは、昨日初めて
  名前を知った 「姫踊り子草」。

   情報源は、ここでも、
  アンのグリーンゲイブルズ 
  を思わせる場所に、
  お住まいの
  【めぐみさんのブログ】 です。

   「ヒメオドリコソウ」 とだけ
  記してあったのですが、
  漢字は、私の勝手な想像です。

   ともすれば、見過ごされてしまいそうな、
  名前も知らない・・これらの小さな花は、可憐な野の花。

   しかもそこら辺にどこでも咲いている路傍の花だなんて、
  こうして眺めていると、俄かには信じられませんね。





 
 

“三色すみれ” のカップ

2007-03-27 17:32:33 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
   今朝は又、一面灰色の空で明けました。
  昨日は、やっといつもの空が戻ったと喜んでいたのですが・・・。

   でも、こんなことばかり言っていられませんね。
  どこからか、アンのこんな言葉が聞こえて来そうです。

 


   「・・・朝はどんな朝でも良かないこと? 
  その日にどんな事が、起こるか分からないんですものね。
  想像の余地 があるからいいわ。・・・・・」




    “その日にどんなことが起こるか分からない・・・” 
  本当にそうですね。

   迂闊うかつにもこの言葉、
  私はこれまでずっと “素晴らしい出来事”
  位にしか捉えていませんでした。

   でも、今回の 「能登半島地震」 のように、
  逆のこともあり得る訳ですね。
  いいえ、人生にはそちらの方が、どれだけ多いことか・・・。
  そう言えば・・。




   「辛いことや悲しいことは、
  じっとしていてもやって来るけれど、
  楽しいことは、こちらから出向かなければ出会えない」
 

   トルストイでしたか・・? こんな言葉がありました。
  そうそう、前述のアンの言葉も次のように続くのです。

 


    「でも、今日雨降りでなくて嬉しいわ。
  お天気のいい日の方が、辛いにしても我慢しやすいし、
  元気にしていられますもの。・・・・・」
 
                                     【「赤毛のアン」 第4章】

  


 
         【三色すみれのカップ】                   【バルトーク】




   午前中は、何とか
  持ち堪えていた空も
  午後にはとうとう降り出しました。

   朝から連日、美しい歌声を
  聞かせてくれていた鶯も、
  気が付けば、いつの間にか
  いなくなったようです。

   ちょっとサイクルは早く
  なりましたが、その鶯の声を
  背景に、珈琲タイムを・・
  と思っていたのですが・・・。

   今、庭には「三色すみれ」が、
  盛りです。

   これまで 「すみれ」 のカップは、
  2度ばかりこちらで紹介しましたが、
  よもや、このような「三色すみれ」のカップを持っていようとは・・・。

   取り敢えず、今の 「すみれの季節」 に間に合って良かったです。
  (写真の 「すみれ」 のポプリは、今年2個目です)

   鶯の声を背景に・・の、ロマンティックな、もくろみは、
  もろくもはずれてしまいましたが、その代わりに取り出したのは、
  いつもとガラッと趣向を変えて 『バルトーク』 です。

   それと言うのも、一度は来月、地元に来るので、
  観るのをやめた映画、『善き人のためのソナタ』が、
  今上映中の劇場で金曜日に千円で観られることを知り、
  気持ちが動いたことに他なりません。

   ナチスとバルトーク。ハンガリー人でありながら、
  彼もナチスに追われ、アメリカに亡命したのですものね。
  曲は最後の作品となった、『管弦楽のための協奏曲』 を含んでいます。

   (もう一曲は 『弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽』) 
  ジェイムズ・レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団の演奏です。

春の香り

2007-03-26 17:18:39 | 香る庭の花綴り
   久し振りに、すっきりした空で迎えた今朝。
  こんな空を見ると、3日前のあの空は、
  一体何だったの・・? と思えて来ます。

   それにしても、昨日の 「能登半島地震」、
  だんだん詳細が明らかになるにつれ、
  その規模の大きさに今更ながら驚かされます。

   でも、不幸中の幸いと言うか、
  その割には人的被害が少なくて、ほっとさせられます。

   “いつどこで地震が起こっても不思議ではない”
  と、言われている昨今ですが、それを実感していながら、
  どこか他人事でいた私に、今回の地震は、
  大きな警鐘を鳴らしてくれたような気がします。



  「ホー、ホケキョ・・!」 すぐ近くで・・と言うより
  すぐ側で鶯の鳴き声を耳にし、慌てて庭に・・・。

   生憎、その姿は見逃してしまいましたが、
  代わりについに開花したヒヤシンスの花を
  発見しました。(例の薔薇は相変わらずです)

   僅か 4日前 には、まだ開いていなかったので、
  きっとこの暖かさに誘われたのでしょうね。

   一帯に、甘い芳香を漂わせてくれていました。
  おまけに、風に乗って沈丁花の香りも・・。
  こちらはお向かいの家からです。

   二つの香りが混じりあって、それは又、不思議な香りでもありました。
  “春の香り” を胸一杯に吸い込んで、春を満喫です。
  まだまだ、アンには遠く及びませんが・・・。

 



   「・・・青い成長して行くものを相手にのんびり仕事をし、
  毎日可愛らしい新芽が出るのを見守っているのは、
  創造の仕事に手を貸しているようなものだと思いますわ。
  丁度今、うちの庭は信仰に似ていますわ ――
  希望しているものの、実質ですわね。
  でも、ちょっと待たなくてはなりません。」

                                  【「アンの夢の家」 第18章】





 
 

 


   お隣さんが、明日引越しとのことで挨拶に来られ、
  頂いた物です。奇しくも 『春の』 だなんて。

   早速、頂きましたが、本当に春の香り? 
  が詰まっていて、美味でした。どうぞ、お元気で・・・。 

時間が止まった場所

2007-03-25 17:55:12 | 旅気分・夢気分
   昨日の雨は上がりましたが、午前中はすっきりしない天気でした。
  朝、石川県沖で地震がありましたね。

   丁度、階下にいたのですが、
  一瞬 “気のせいかな!?” と思ったものです。

   ほんの少しですが、揺れを感じたような気がしたのです。
  震度6強だったそうですね。
  被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。

   昨日は、昼間はそれほどでもなかった雨。
 夜は、私の望みを叶えて? よく降ってくれました。

 



   “・・・雨の笑い・・・・・雨の囁き・・・・・ポタポタ、しゅうしゅう、
  ざあざあ、叩きつけ、踊り、飛沫を上げる4月の雨。”
  
                                  【「炉辺荘のアン」 第14章】

 


   「世界がお顔を綺麗に洗ったわね。」 
  と、言ったのは、アンの双子の娘の1人、ダイ ですが、
  同じように雨上がりの後・・・

 


   「・・・空気がぴかぴか光っているじゃあないの。
  すっかり雨で洗われたせいね。」
                 
                    【「虹の谷のアン」 第21章】

 


   アンの世界 の子供達は、さすが、みんな言うことが違います。
  確かに雨上がりの後は、木の葉も花も嬉しそうです。






 






   今日も買い物の帰り途、ちょっと冒険? をしてみました。
  自転車がやっと通れる位の細い路地。

   それでも、初めての道ですから、興味は尽きません。
  微かな不安も入り混じった複雑な気持ち・・。

   そして・・又、今日も 「忘れられた家」 
  を見つけてしまいました。
  アンではないけれど、こんな家を見ると切なくなります。

   まだそれほど、長い時間が経過した訳でもなさそうです。
  家より高くそびえた木々・・。
    
   その一つに檸檬レモンが1個・・・。そこに限りない憂愁を感じます。
  隙間を縫うように、花々も咲き乱れています。

   お花が好きで・・檸檬や柿の木も植え、
  当然のことながら毎日の暮らしが、淡々と営まれていたのでしょう。

   気紛れで入り込んでしまった異空間ですが、
  様々なことを考えさせられました。
  (↑写真は道端に咲いていた菜の花)

きらきら光る~Ⅱ

2007-03-24 16:45:07 | 私の手作り夢時間
   「ホーホケキョ・・」 と、美しい鶯の鳴き声で目覚めた今朝。
  サッと開けたカーテンの向こうは、今日も一面の灰色の空でした。

   今朝は曇り空なので、当然と言えば当然なのですが、
  こちらはここ2、3日、空がありません。

   “智恵子は東京に空が無いといふ・・” の書き出しで始まる、
  高村光太郎の 『智恵子抄』 の1節ではありませんが、
  これでは、ちょっとそんな気分にもなろうというものです。

   昨日も感じた違和感。
  昨日の天気は明らかに春独特の 「霞」 とは違ったものでした。

   昨日も、“黄砂では・・?” なんて思ったものですが、
  テレビも今朝の新聞も隈なく探しましたが、
  その記述すらありません。

   改めて、黄砂だとしましたら・・。
  “迫り来る化学汚染の恐怖・・?” なんて、
  週刊誌の見出しが躍りそうです。

   でも、少なく共、昨日の私のように 「幻想的・・」 だなんて、
  ノーテンキなことは言っていられませんね。







 



   心配性の 従妹アーネスティン病 は、
  この位にしないと、きりがありませんね。

   今日のような鬱陶しい天気や気分を追い払うには・・・。
  そう、キラキラ、大好きな光物が一番です。






 


 



   私はどちらかと言うとビーズは、編んだり、縫い付けるのが好きで、
  (ビーズ刺繍と言うにはおこがましい)このようなアクセサリー類は、
  残った物で簡単に済ませます。

   本当に、テグスにビーズをただ、通したというだけの
  簡単な物ですので、これまで発表は控えていたものです。

   それでも結構、作品が溜まってしまいました。
  数が多いだけの代物ですが、光り物は、それなりに綺麗ですね。

   外は、僅かに小ぬか雨が降っています。
  先程から空が俄かに明るくなりましたので、
  てっきり雨はやんだのかと思っていたのですが・・・。

   



   「ああ、母さん、世界がお顔を綺麗に洗ったわね?」 
                                     【「炉辺荘のアン 第14章】   
 
 



   これも、アンの子供 ダイ の言葉なのですが、
  ダイの言う通り、今日ほど、雨がザ~ッと
  降って欲しいなんて願ったことはありません。
  大気中の塵や埃を綺麗さっぱり洗い流して欲しいのです。 

春色のカップ

2007-03-23 16:39:59 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編
   今日は昨日と違って暖かい朝を迎えました。
  ただ、昨日以上の霞がかかり、本当に絹の
  カーテン越しに外を見たような・・。
  そんな日の出となりました。

   いいお天気なのに、青空が望めません。
  でもそれはそれで、幻想的な風景ではありました。

   そして、今年初めて「ホーホケキョ!」 
  と、鶯(ウグイス)の鳴き声も・・・。

 


   “そよ風が絶えず遊び、
  小鳥の歌は夜明けから日暮れまで響き渡っていた。・・・・・”
               
                              【「炉辺荘のアン」 第24章】

    「春があまり美しいので、
  眠って少しでも逃がすのが嫌だわ。」

                                    【同 第23章】



   本当に今日は、こんな形容が
  ぴったりの長閑(のどか)な
  春の一日です。

   ここの所、薔薇のカップが
  続きましたので、今日は、
  いかにも春らしい、こんな
  優しい色合いのカップに
  してみました。

   このカップは、現在のように、
  まだ韓流ブームになる以前の
  韓国旅行のお土産に頂いた物。

   肉厚で、とてもしっかりした、
  作りになっています。

   そのせいか、口は広いのに、
  珈琲の冷めるのは、わりと
  ゆっくりのような気がします。

   無地ではなく、葉っぱの地模様が
  あるのですが、ご覧になれるでしょうか。






そこにある幸せ

2007-03-22 16:46:41 | 香る庭の花綴り
   今日も昨日同様、快晴の空となりました。
  ただ違うのは、薄らと絹のカーテンが、
  かかっていることかも知れません。

   そして・・朝こそ冷えましたが、
  今日は予報通り、暖かくなりました。









 



   「ああ、母さん、今日は春のような匂いがするわ。」
  「母さん、春ってわくわくする季節ね。」
    
                               【「炉辺荘のアン」 第22章】

 


   これはアンの娘、ナン の言葉ですが、確かに春の匂いって、ありますね。
  私も空気の中に、独特の匂いを感じました。

   例年、2月にも、“春の兆しの匂い” 
  とでも言うのでしょうか。その匂いに接しています。
  今年の2月は暖かかったのですが、それでもそれは健在でした。



   気紛れなお天気の神様が、やっと運んでくれた“春”。
  アンではなくても精一杯、満喫したくなります。

   すみれは相変わらずですが、少しずつ
  新しい花も加わって、賑やかになって来ました。

   


   「1年のこの季節には、あたしは
  自分の言うことには、
  何にも責任はないんですのよ。

   このことは、この辺の人は、皆知っているんです。
  あたしは元から春になると
  少し気違いじみて来るんですの。
 
   でも素晴らしい気違いですのよ。
  あの砂丘の上の霞が、踊る魔女のようじゃありません? 
  あの水仙に気がお付きになって? 
  あんなに見事に咲き揃った水仙は、炉辺荘では
  今まで一度もありませんでしたわ。」
        
                              【「炉辺荘のアン」 第14章】



   アンの言う素晴らしい気違い・・分かる気がします。
  それにいつも思うのですが、アンは “今” を
  とても大切にし、楽しんでいます。

   水仙しかり、春しかり・・。
  “今年の春は今迄で一番美しかった”
  とか、“こんなに見事に咲いた水仙は初めて” 等など・・。

   “あの頃は良かった”、
  “あの時は幸せだった・・” とは、大変な違いです。

   今の幸せと、過去の幸せ・・。
  今の幸せに気付かないなんて、何とも勿体ないですね。