【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

アナログの温もり

2015-01-07 20:42:22 | 音聴箱









   昨日の雨は上がりましたが、
  今日は少々、時雨(しぐれ)? 気味の天気です。
  と言っても一度、ザ~ッと来ただけですけれど。

   ただ太陽が顔を出した時と翳(かげ)った時の差が大きく、
  (今にも雨が降りそう)一人でやきもきしていただけの事です。





   薔薇色の日が射す、
  年の改まった、
  冬の日の午後。

   そんな今日は、
  レコードプレーヤーを
  取り出しました。

   人間とは
  おかしなものですね。

   レコード全盛時代
  には気になった雑音。

   この雑音が消えたら・・
  どんなに願った事でしょう。

   勿論、今では雑音
  一つない音色を
  聴く事が出来ますね。

   初めは感動物だった
  その音。

   いつの頃からでしょう。
  金属的なシャカシャカ音が気になるようになったのは・・。

   それとほぼ時を同じくして、
  昔聴いたレコード音を思い出すようになりました。
  心を包みこんでくれるような、どこか懐かしい優しい音。

   今日は洋楽を。1960年代のドーナツ盤。
  ダニエル・ビダルとコリーン・ラベットの唄。

   こんな風に記すだけで既にアナログ的な
  雰囲気に浸っている私。不思議です。

   ましてや音楽を流せば、耳に心地良い音。
  ほっこり寛げます。 

疾走する哀しみ

2012-04-04 18:35:18 | 音聴箱











こうして自分の部屋に1人いるのが私は好きだ。
鼠たちも楽しく過ごしているなと
思うと嬉しくなる。
又私の小さな所有物からも
非常な喜びを感じる。
これらの物は他の誰にも
何の意味も成さないのに、
私には特別な意味を持っている。
(中略)
ここへ来るや否や
私は自分の王国へ入った事になる。
ここで本を読み ―― ここで夢想に耽り ――
窓辺に座って空想を詩に形作って
行くのが好きだ。        
                    【「アンの青春」 第6章】


   




   昨日は台風並みの強い低気圧が日本列島を縦断しましたが、
  皆様の所は如何だったでしょうか。

   この時期、こんな嵐は初めての経験です。
  それにしても最近、初めての事が何と多いのでしょう。

   その低気圧一過、一気に快晴とは行きませんでしたが、
  少しずつ・・お昼ちょっと前ぐらいから回復。
  今は東南の空にお月様が、くっきり出ています。
   









   




   ところで、一気に駆け抜けたこの爆弾低気圧。
  私の中ではなぜか、モーツァルト、
   「交響曲第40番ト短調」 を思い描いたものです。

   尤も、その根底には昭和を代表する文芸評論家、
  小林秀雄の言葉にありますが・・。









   



   今日のタイトルの 「疾走する哀しみ」 は、
  第4楽章の氏の有名な評言です。雑踏の中で鳴る40番。

   天才たる所以(ゆえん)の発想ですが、
  大勢の中だからこそ、却って際立つ孤独(哀しみ)。

   何となくですが、分からないではありません。
  ただ自身が、あまり幸せな時ではないのかも知れませんね。

   そんなこんなで昨日の吹き渡る強風は、
  あの有名な旋律を物哀しく奏でているように思われ・・。

   久し振りに、じっくりこの曲を聴いてみたくなりました。
  スコア片手に。

   40番は、ブルーノ・ワルター指揮のものが
  聴きたかったのですが、ここでも又々、見つかりません。

   レコードは見つかりましたけれど。
  代わりにバレン・ボイム指揮、ウィーン交響楽団の演奏で。

   そうそう、レコードジャケットの絵は、ロランの
  「踊るサテュロスとニンフのいる風景」 でしたのに、
  写真、全然写っていませんね。うっかりです。

   モーツァルトにとって、ト短調という調性は、
  特殊な感情を持っていると言われていますが、
  第25番(小さいト短調の交響曲)と共に
  独特の味わいがあります。

   周りに手持ちのグッズを並べて18世紀のヨーロッパ気分。
  「想像の余地」 の大切な産物です。

21世紀の 「昭和行」

2012-03-27 18:50:18 | 音聴箱







邦子は、もうさっきから歩廊ホームに立っていた。
(中略)
反対側の歩廊から、丁度発車する列車が
あるので、人のざわめきが起こった。
そして、その列車が出たと思うと、
入り違いに、邦子の前の線路へ
下関発の急行が突き入って来た。
              【吉屋信子作 「良人の貞操」】


   

   今日も “朝から太陽”、そして雲一つない空となりました。
  1日中快晴の空は、久し振りのような気がします。

   ただ、起き抜けの寒かったこと!
  この処の寒さに、ついうっかりしていましたが、3月も後、僅かなのですね。
  いよいよ春本番を迎えようとしているなんて信じられません。

   一方で、日はいつの間にか高くなり、
  部屋の中程まで入っていたそれも今では、その半分にまで後退。
  着々と季節が巡っているのが分かります。






   

   朝の寒さとは打って変わって、すっかり暖かくなった今日。
  そんな私は、いそいそとなぜか旅支度。

   列車の発車ベルが、けたたましく鳴り響いています。
  どうにか間に合いました。途端に列車は滑るように歩廊(ホーム)を出て行き・・。

   今私は車上の人。そして行先は何と 「昭和」。終点です。
  どうやら、真夏の夜の夢ならぬ、「春の真昼の夢」・・? 
  ~なんて。

   最近の私は、ご存知のように、
  吉屋文学にハマっていますので、すっかり昭和漬け。

   おまけに今日の引用文は松本清張の 「点と線」 を彷彿させるような
  東京駅のプラットホームの描写と来ています。そんなこんなで。
  ちょっと遊んでみたという訳です。悪しからず。

   そうそう、歩廊 がホームというのも新鮮です。
  【因みに麵麭焙器(トースター)、髪刷子(ヘアブラシ)等など】

   ただ、歩廊でホームはいいな・・と思ったものですが、
  麵麭焙器(トースター)なんて、当て字もいい処ですね。

   面白いけれど読めません。
  でも、外来語の漢字がいかにも昭和、それも初期という感じで好きです。

   そんな私ですから今日は当然の如く、セピア色の部屋に一直線。
  聴く曲は勿論、昭和の歌を。本を読んで感動した、【わが愛を星に祈りて】
  尤も、ドーナツ盤ではなく CD ですけれど。通販で求めました。   

私だけのアナログ・ルネッサンス

2012-02-14 15:53:15 | 音聴箱














苦い 2月 の気候に何事か起こった。
2月 は何と ひねくれた月 なんだろう。
(中略)
恐ろしい吹雪が吹き荒れていて、
風は山の上の木々を追いかけている。
私は木々の向こうでは
プレア・ウォーターは真っ白な砂漠の中の
悲しい黒いものだという事を知っている。
けれども外の大きな暗い風の夜は
ぱちぱちはねる火の燃えている私の小さい
部屋を居心地良くして、あの1月の美しい夜
よりももっとこの世に対して私は満足した。
             【「エミリーの求めるもの」 第16章】


   




   昨日と違って今日は、暖かい雨となりました。
  それもその筈、昨日より3度も高い気温。

   午前9時頃には一旦は、やんでいた雨も、
  お昼前には再び降り出しました。
  どうやら今日は、1日こんな天気のようです。

   朝は暖かいと思った気温も、
  日射しがないせいでしょうね、時間の経過と共に底冷えも。
  今日も私は、ストーブの前から離れる事が出来ません。

   それにしても2月は、ジグザグな月ですこと!
  『アンの世界』ひねくれた月 ほどではありませんが・・。












   さて、こんな雨の日は・・。
  私の大好きな、どこまでも
  セピア色、屋根裏部屋雰囲気
  満載の、こちらの部屋に
  籠(こも)っています。

   定番の蝋燭ランプに火を灯し・・。
  今日は仄かに香る、
  アロマキャンドルと致しましょう。
  爽やかなシトラスの香り。

   そうそう今日の楽譜は、
  ビル・アーウィンを
  取り出しました。

   あまり馴染みはないかも
  知れませんね。オルガン曲です。

   先日のショパンは・・
  ちょっと易しくて、興味半減。

   クラシックからジャズに移行は
  珍しくいいな、と思ったものですが・・

   結局、自分で編曲出来るように
  ならなければ駄目ですね。

   何と言ってもアドリブの世界。
  譜面通り弾いても・・
  ~なんて。イケナイ、イケナイ・・。

   又々、私のいつもの虫が・・。
  でも、何だか物足りなくなってしまって。   

スウィングの翼に乗って~その2

2012-02-11 16:12:18 | 音聴箱







ピアノの上の1輪挿しに、
その庭の冬薔薇が挿してある。
淡いクリーム色の花の影が
漆黒のピアノのふたに映っている・・・。
譲二はつと立つと蓋を開けた。
緋羅紗ひらしゃの鍵盤覆いをじゃけんにはねのけて、
馬の歯を並べたような象牙ぞうげの鍵盤を
指1本でポンポンと打ってみる・・・・・
              【吉屋信子著 「安宅家の人々」】


   「建国記念の日」 の今日は快晴の朝となりました。
  春とは名のみの厳しい寒さ・・と記したのは、つい昨日の事。

   その一方で、近付く春の足音がひたひたと迫りつつあるのも感じます。
  まず日溜りの日射しの柔らかさ。そして日が長くなった事。

   あの老いた月の日々、午後4時半ですら薄暗くなっていましたのに、
  今では午後6時でも明るい・・。
  そして今日は、かなり暖かくなりました。




      さて、探していたオスカー・ピーターソンの
    楽譜が出て来ました。

     ただ、彼のレコードはあるのですが、CDを持っていません。
    私は CD を何度も聴き、感覚を掴みますから、
    CD がなかったら、お手上げ状態。

   CD に合わせてピアノを弾けるようになりましたら、
  一応仕上がり・・という方法を取っています。

   いいえ、“取っています” ・・ではなくて、
  “取っていました” ですね。もう何年もジャズは弾いてはいないのですから。  

   所謂(いわゆる)、コピー & モノマネの類(たぐい)。
  でも考えてみれば、それでいいのですよね。

   文法なんて分からなくても英語が喋れるように、
  スケールなんて拘らなくてもいい・・。
  理論は、後から着いて来ますもの。

   ~なんて、つい思ってしまいます。詮方(せんかた)ない事ですけれど。
  もっと若いうちに、そんな風に割り切れていましたら・・。

   そんな時、「鏡に微笑みかけて」 の楽譜を見つけました。
  これには確か CD があった筈・・と探し出したのが上の写真です。
  求めたのは楽譜が先だったのか、CD が先だったのか・・。

   そう言えば、クラシックの名曲が収められているから求めたのでしたっけ。
  ショパンの 「ノクターン」、リストの 「愛の夢」 等など・・。

   例えば、ショパンの 「ノクターン」。
  一部を本来のクラシックで弾いて、途中からジャズに変化させる・・

   不定期に行なっている、子供たちのピアノ発表会などで
  弾くにはいいかも知れません。何だか楽しくなりました。

スウィングの翼に乗って

2012-02-08 19:18:58 | 音聴箱




雪が降った。(中略)
微光が雪の中にこもっている。
雪空はあくまで暗澹あんたんとしているのに、
地上の雪あかりが、
1日のうちのどの時刻でもない、
不思議な特別な時間を照らし出している。
向こうの家の裏手の万年塀には、
雪がちぐはぐになった
コンクリートの羽目毎はめごとに留まっている。
        【三島由紀夫著「天人五衰」~「豊饒の海」第4巻
 




   昨日より一転して寒くなると
  言っていた今日。

   しかしながら起床時の気温は、
  昨日程の暖かさではないにしても
  10度は軽く越えています。

   “な~んだ” 北国の方には
  本当に申し訳ないのですけれど、
  ちょっぴり拍子抜けして。

   しかしながら気が付けば 
  こんな空。

   当然の事ながら雪が、
  音もなく降る事を知りました。

   尤も、それはほんの束の間。
  勿論、積もるなんてあろう筈もなく、
  まるで狐につままれたようです。

   そんなこんなで・・こちらの雪は、
  これまで記して来たような有様ですので、
  上記の雪景色の描写とは程遠いものになっています。

   でも、しばしその気分に浸る事に致しましょう。
  それにしても相も変わらず、三島由紀夫の文章は名文ですね。






   さて、昨日は本当に久し振り SP版でのジャズを楽しみました。
  曲目は、オスカー・ピーターソンのピアノによる、「A列車で行こう」。

   雑音だらけのものでしたが、
  それが却って古い時代のアメリカの雰囲気を醸(かも)し出していて。

   その楽譜(ピアノ)を持っていますので探したのですが、
  (確かオレンジの表紙だった筈)見つかりません。

   諦めてオルガンの楽譜を引っ張り出しました。(生憎、A列車ではありません)
  ハモンドオルガン(アメリカ製)で。(過去記事は 【こちら1.】【2.】

   尤も私の場合、こちらはクラシック用に購入したものです。
  でも、ジャズと言えばハモンドオルガンですよね。
  とは言え、ジャズなんて久々。

   楽譜を見てその通り弾いても本当のジャズではない・・
  ~なんて、やめてしまったのですが、あのまま続けていればと後悔。
  私って、いつもこうなのです。勝手に理屈をこねて納得して。

   ともあれ、楽しくなって昨夜は夜通し弾き続ける羽目に。
  今日も今からこもります。

幸せ広がるシャンソンの世界

2011-08-12 17:22:17 | 音聴箱




ミス・マープルはすっかり物想いに耽っていた。
・・・・・ 編み針こそ絶えず動かしてはいたが、
心は編物の方にはなかった。
             【A・クリスティー作「復讐の女神」】


   今日も厳しい暑さとなりました。
  「ジッ、ジッ、ジッ」 と蝉の啼き声は相変わらずです。

   変わった事と言えば、裏庭に生息している? 黒い蜻蛉、
  羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)が南側にも進入して来た事でしょうか。
  尤も何か遠慮しているかのように、おずおずなのですが・・。

   そして今日も夕立。
  昨日は、パラパラと降った程度で、すぐにやみましたが、
  今日はいきなりの大雨。雷を伴って30分も降ったでしょうか・・。
   






   さて私は、映画 『しあわせの雨傘』 以来、
  すっかりその 【音楽】 の虜(とりこ)に。となりますと・・。
  同じ、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画 『シェルブールの雨傘』 抜きには考えられませんね。

   そんなこんなで先日、そのCDを買い求めて来ました。
  音楽は何かをしながらでも聴けるからいいですね。
  勿論、最初は真剣に聴きますが・・。

   そうそう、今日やっと先日の 【映画】 で惚れ込んだ、
  レースの肩掛けマントを編み始めました。
  それこそ、CDを聴きながら。それにしても今日の引用文には思わず苦笑。

   私もミス・マープルと同じで編物をすると、
  なぜか色々な事を考えてしまうのです。

   それでも編み針は動いているのですが、時には編み目を間違える事も。
  特に大きな円形のテーブルクロスの場合には悲惨です。
  兎にも角にも、ミス・マープルが 「同類」 である事は間違いないようです。

古風な映画館

2011-08-05 16:00:16 | 音聴箱






ミス・マープルは海岸の遊歩道を渡り、
アーケードの脇の丘の方へ上がる
フォアー通りを歩いて行った。
この辺りは 古風な店 ばかりだった。
毛糸と手芸用品の店、お菓子屋、
ヴィクトリア朝風の婦人装身具、服飾専門店、
その他似通った店が並んでいた。
        【A・クリスティー作 「スリーピング・マーダー」】


   今日は再び真珠色の空で明けました。一昨日、昨日と2日続けて最高気温34度。
  今日は、ひとまずその暑さからは解放されました。

   ただ不安定な天気になっています。
  変わらないのは蝉の声。今日も一心不乱に啼いていたものです。





   さてこの処、毎日のように映画 『しあわせの雨傘』、
  サウンドトラック版を聴いています。
  
   先日の映画と相まって、その余韻も然る事ながら
  聴いているだけで幸せな気分になります。映画のタイトル通りですね。
  
   それにしても、こんな感覚はハリウッド映画にないものです。
  それに 古風な メロディーもあって。
  そして後半部分には、あの 「冬ソナ」 の間奏に似た部分も・・。

   ところで、このフランス映画を初め、最近、
  特に観たい映画が目白押しだった、地元の映画館。
  その映画館が9月末をもって閉館との事。昨日、文書で届きました。

   シネコン全盛の中で、館独自の特性を出していて気に入っていたのですが・・。
  それこそ、昭和の面影を残す商店街の真ん中にあって、(でもシャッター街ではない)
  館自体も 古風な 映画館でした。でも、とても人情味のある温かい映画館。

   そう、もう随分前になりますが西田敏行主演の映画、
  『虹をつかむ男』 を彷彿させるような映画館。

   そう言えば、前々回だったでしょうか・・。
  朝1番とは言え、観客がたった2人だけ。
  
   何だか申し訳なくて。“大丈夫なのかしら・・” と思った矢先でした。
  頑張って貰いたいからパンフレットなど極力買い求めるようにしていたものです。
  尤も、それらにも全てポイントが付くというおまけ付きなのですが。

   時代の波・・と言ってしまえばそれまでですが、
  こんな映画館がなくなる事の寂しさの方が強い私です。
  
   次、ポーランド映画、『ショパン~愛と哀しみの旋律』 は絶対に観るつもりですが、
  こうなれば、イギリス映画 『赤い靴』 も行こうかしら・・? 

レースの肩マント

2011-08-04 16:36:06 | 音聴箱






「年を取り過ぎていますかしらね、シャーリーさん?
私はみっともない格好をしたくないけれど、
前からビーズの 肩マント を欲しくて
たまらなかったのですよ。
あれこそ所謂いわゆる洒落しゃれたものだと
いつも考えていたのです。
それに今又流行はやっていますからね」
(中略)
「年を取り過ぎて自分の着たいものが
着られないなんていう法はないわ。
年を取り過ぎていなすったら、
それを着たいとはお思いにならないでしょうからね」
                   【「アンの幸福」 第2年目】


   起床時は雲の多い空でしたが、今では青空に綿のような白い雲がポカン、ポカン。
  午前中は、ひとしきり蝉が啼いていたものですが、今は嘘のようにピタッとやんでいます。

   その代わりに今度は、アゲハ蝶や蜻蛉がひらひら舞っています。
  蝶や蜻蛉って、暑くても平気なようですね。





   さて、私は今日も昨日の映画の余韻に浸っています・・。
  ~なんて嘘。今日は少々、勝手が違っています。
  
   昨日も記しましたが、あの素敵な・・ナンネルのレースの肩マント? 
  が目に焼き付いて離れません。

   折しも 『アンの世界』 にビーズとレースの違いこそあれ、
  同様の記述を見つけたものですからたまりません。それにしても・・。
  そうですよね、「肩マント」。いくら何でも 「暖簾のような替え襟」・・はありませんね。

   実は映画、いつも朝1番に観に行く事にしているのですが、
  昨日に限って午後2時台という時間に出掛けたものですから初めの方、
  不覚にも居眠りしてしまって。

   モーツァルトの初期の音楽ですからハープシコード中心の優しい音色、
  おまけに映画館の暗さと、程良い空調・・。
  眠るのに、これだけ整っている空間はありませんものね。
  
   そんなこんなで埋め合わせのためもあって、パンフレットとCDを求めたのですが・・。
  先日の 『しあわせの雨傘』 のCD、その時買わなくて後悔しましたから。

   特にパンフレットの方は、レースの肩マントの写真が載っているかと。
  しかしながら期待したものはどこにもありません。
  でも、目に焼き付いていますから良しとしましょう。

   上記の引用文もそうですが、当時の女性って優雅ですね。
  襟ぐりの大きく開いたドレスには、レースの肩マント・・今回ヒントを与えて貰いました。
  それだけでも観に行った価値があるというものでしょう。 

秋のエチュード

2010-10-22 18:13:18 | 音聴箱






【さようなら・・】
   時折、太陽は顔を出すものの、
   一面、真珠色の空になりました。

   今日も暖かく、暑からず寒からず。
     大層、過ごし易い気候に
       なっています。

       それでも秋ですね。
     「1日花」 のハイビスカスが、
    2日目の今日も、すこぶる元気。

    尤も、さすが午後になりますと
      萎んで来ましたが・・。
      (写真は午後1時頃)

   さて、冒頭の写真。
  こちらの甘い顔は、ショパンでしょうか・・。ショパンと言えば、「ピアノの詩人」

   ピアノ室に掛けていますが、かなり大きな額ですから、
  普段はその前に物を置いてしまい、下3分の1位は常に隠れている有様です。
  それらをどけたり、埃を掃(はら)ったり・・思わぬ大掃除に。

   今日、この額を掲載しましたのは・・。
  いつも素敵な絵を描かれ、こちらにもコメントを寄せて下さっている、
  Koheiさんが 【モーツァルトの肖像】 を描いたと、お聞きしての事。

   単純な私の事、“私も、ショパンの額を持っている・・”~なんて。
  勿論、手描きではありませんし、何の関係もありませんが、
  音楽家や楽器、楽譜の絵って結構好きなのです。

   そうそう、ショパンとベートーヴェンの額、同じ位の大きさに見えますが、
  ショパンの額の方が 1.5倍位、大きいです。念のため。