【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

震える薔薇

2020-02-09 19:25:15 | 薔薇の追憶











 若い 2月 の気候に何事か起こった。
 2月 は何とひねくれた月だろう。
 この数週間の天気は
 確かにマレー家の伝説にかなっている。
 恐ろしい吹雪が吹き荒れていて、
 風は山の上の木々を追いかけている。                  
     
【「エミリーの求めるもの」 第16章】







すっかりご無沙汰していました。
あれよ、あれよと言う間に年は改まり、はや2月。
いつの間にか立春も過ぎ、2月も半ばになろうとしています。

一時に比べると随分、日も長くなり、光には春の気配も。
しかしながら、ここに来て時折雪も舞う、この冬一番の寒さになっています。

ところで今一番の心配と言えば、新型肺炎。
1日でも早く終息して欲しいのですが、今の所その気配は見えません。

これまでも度重なる災害に見舞われましたし、今回はこのような病気まで。
次から次へと心配の種は尽きませんね。

私達に出来る事と言えば、こまめに手洗いをする事と外出時はマスク、
そして出来るだけ人込みを避ける・・。

一般的な風邪予防と一緒ですが、この位の事しか出来ません。
とは言え、この危機を何とか乗り切りたいですね。









さて、この季節、大好きな朱鷺色の薔薇が1輪咲きました。
今ではすっかり葉を落とした紅葉の間から。

しかしながら、淡いピンクのいかにも早春の風情と言った薔薇が
心なしか寒さに震えているようで。

今朝は少しですが、雪も舞っていたので早速切り採って花瓶に。
お部屋に、そして心の中にも一気に春が来ました。
「薔薇効果」 って凄いです。

ピンクのハーモニー

2019-05-20 16:45:18 | 薔薇の追憶

















 「あら、早咲きの小さな薔薇が
 1輪咲いているわ。美しいこと。
 あの花は自分が薔薇なことを
 喜んでるに違いありませんわね?
 薔薇が話せたら素敵じゃないかしら。
 きっと素晴らしく美しい話を
 聞かせてくれると思うわ。
 それに ピンク は世界中で
 一番魅力のある色じゃないかしら」                  
           
【「赤毛のアン」 第5章】







さみどり(早緑)の若葉が、まるで花のように風に揺れていたのは、
ついこの間のような気がするのに、今日眺めると、
庭中がわっさりと濃い緑に覆われてしまっています。

ただ、ここ2、3日風が強く、今ではドライフラワーと
化してしまった木香薔薇やジャスミンの花びらの花吹雪。

おまけに、午後から雨の予報。
まだ降ってはいませんが、これらの花はそろそろ見納めなのかも知れません。

一方、そんな花々と入れ替わるように緑の中にひときわ目を引くのは、
ピンクの花。そう、ピンクの薔薇やローズゼラニウムなど。

勿論、ハーブ系ではない定番のゼラニウムもしっかりと咲いています。
ほんわかピンクの優しさに心が和みます。












令和に咲く麗花 ~ その2

2019-05-13 16:52:36 | 薔薇の追憶
















 5月の日々は毎日美しく過ぎて行き、
 フォア・ウィンズの海岸は緑色になり、
 花開き、紫色になった。
        
【「アンの夢の家」 第31章】










気持ちの良い五月晴れが続きます。
こんな五月晴れをこれから “令和日和” とでも言いましょうか・・。
私にとって大のお気に入りの「令和」。

その令和の始まりは、5月から。
5月は私の誕生月(11日)でもあり、しかも名前に和という文字を頂いています。
そんなこんなで親近感が湧くのかも知れません。

奇しくも令和の始まりの5月は薔薇の季節でもありますね。
その令和の雰囲気にピッタリの薔薇が今、次から次へと咲いてくれています。

今年、いの1番に咲いたのは紅薔薇、
そしてアンティークピンク、ショッキングピンクと・・。

そうそう、写真はありませんが、朱鷺色(ときいろ)の薔薇も。
こちらは朱鷺の如く、上に上に‥と遥か頭上に。
続々と蕾を付けているので次の機会にアップするとしましょう。















令和に咲く麗花

2019-05-09 18:22:21 | 薔薇の追憶





【令和の紅い薔薇】








【「ジャスミン」 と 「木香薔薇」 のコラボ】








 アンは窓の外を見た。
 空中には魔術が漂っていた。
(中略)
 芝生に垂れ下がる柳は柔らかに降り注ぐ
 黄金の雨のようだった。             
            
【「炉辺荘のアン」 第28章】









昨日、今日と少々、ヒンヤリしていますが、五月晴れの天気が続いています。
そんな中、(木香薔薇は盛りを過ぎましたが)今、ジャスミンが花盛りです。

尤も、今年は低い気温の日もあったせいか、
かろうじて、木香薔薇とジャスミン、二つの花のコラボも楽しめています。

毎年の事ながら、この季節には心ウキウキ。
純白の繊細な花びらからは想像も出来ないような芳(かぐわ)しい芳香。
開け放たれた窓からは香る風が・・。この季節だけの特権です。

加えて5月は薔薇の季節。
今、続々と開花中で、まさに空中には魔術が漂っています。
そう、こちらは香りのコラボですね。

春立つ日の薔薇1輪

2019-02-05 17:16:37 | 薔薇の追憶












 その木に咲いたたった1輪の薔薇だった。
 (中略)
 エミリーは出来るだけ長く、
 その小さな薔薇の花を花瓶に入れて
 書斎のテーブルに置いた。                  
      【「エミリーの求めるもの」 第20章】 








平成最後の年、平成31年(2019)も1月はアッという間に過ぎ去り、
はや2月に。このブログも、1月は全休してしまい、今では開店休業状態。
それでも訪れて下さっている方々に感謝申し上げます。

節分、立春も過ぎ去ると一気に春めいて来た気がします。
尤も、この時期ですから気温の寒暖差は激しいですが。
意外にも2月は好きな月です。

冬と春の狭間。厳しい冬から春の兆しが感じられる季節。
この移り変わりが、なぜか好ましく、
「春立つ日」 というだけで心が仄かに温かくなるのです。

そんな今日。(水仙と山茶花を除き)久しく冬枯れだった庭に深紅の薔薇が咲きました。
それだけで庭がパッと華やかに。まさしく薔薇効果です。

今回は、エミリーのように切り取るのはもう少し後にしましょう。
もうしばらくは、このまま楽しむつもりです。

炎暑に咲く麗花

2018-08-06 17:06:05 | 薔薇の追憶










                  
                  





 暑さのために大自然の全てが、
 まどろんでいる 黄色い8月 の午後だった。              
    【「赤毛のアン」 第13章」】 









連日、半端ない暑さが続いています。今日もあっさり35度を越え。
そんなこんなで庭にさえ出る気もせず、1日中、エアコンの効く室内に入り浸り。

それでも、この炎天下、久し振りにピンクの薔薇を見つけた時の喜び。
灼熱の太陽の下でも凛とした花姿。
他の植物は、暑さのためうなだれていますのに。

さすが薔薇!! 思わず背筋を伸ばしている私がいました。
兎にも角にも一服の清涼剤となりました。

そうそう、暑さにも負けず連日のように訪れていたアゲハ蝶。
写真を撮る気にもならず、硝子戸越しにボ~ッと眺めていたものです。

今日は、薔薇のお陰で重い腰が上がりました。パチリ。
やはり蝶は、青いセージが好きなようですね。  









薔薇園しませんか

2018-05-31 17:49:49 | 薔薇の追憶








 









 美しい事。
 あの花は自分が薔薇な事を喜んでるに
 違いありませんわね?
 薔薇が話せたなら素敵じゃないかしら。
 きっと、素晴らしく美しい話を聞かせてくれると思うわ。
 それにピンクは世界中で一番魅力のある色じゃないかしら。      
            【「赤毛のアン」 第5章」】 









生憎の雨となりました。降ったりやんだり。
やんでいる時間もかなりあります。

今日のような空を見ていると本当に梅雨空という気がします。
九州や四国は既に梅雨入りしたようですし、今年は早くなりそうですね。

さて、ついこの間、木香薔薇やジャスミンの花に堪能したものですが、
いつの間にか庭中が、わっさりと緑に覆われてしまった気がします。
木香薔薇のアーチ周辺は、ちょっとした森? のよう。

そんな中、少々、ピークは過ぎたものの、変わらず咲いているのは薔薇。
今日は白薔薇(白い貴婦人)と朱鷺色(ときいろ)、ピンクの薔薇を。
我家の小さな薔薇園です。

そうそう、嬉しい誤算。今年は紫陽花が凄い!!
例年にないほど花芽を付けています。他に朝顔も。
夏に似合う青い花もいよいよ登場です。













召しませ香り! ~ 薔薇編

2018-05-09 18:13:38 | 薔薇の追憶







【まるでビロード細工のよう】








 楽しい親しみ深い家々が花に囲まれており、
 花は側を通ると、
 「ごきげんいかが?」 と声を掛ける。
 木々は手を振り、黄昏時には窓が目配せする。      
     【「丘の家のジェーン」 1.】 







GWも終わり、5月もはや、10日になろうというのに、
昨日、今日と季節が逆戻りしたような肌寒い1日となっています。

夏のような暑さになったかと思うと、今度はその逆。
こんな気候のせいか、巷にはコンコンと咳をしている人も目立ちます。
皆さんも体調には、呉々もお気を付け下さいね。

とは言え、5月は薔薇の季節。小さな庭にも今、薔薇が盛りです。
薔薇は季節が来れば、毎年咲きますが、それでも年によってばらつきがあります。          

香りの王様、ジャスミンは少々、不作でしたが、
有り難い事に薔薇は豊作。嬉しい悲鳴を上げています。











【公爵夫人の薔薇】




【淑女の薔薇】







今日は深紅の薔薇を。色も若干違って、真っ赤と深い赤。
(尤も、写真ではあまり分かりませんが・・)
自分では真紅と深紅で区別していますが、果たしてどうなのでしょう。

そうそう、過去ブログでは花びらが大きくカールしてるのを 「公爵夫人の薔薇」、
そうでないのは、「淑女の薔薇」 ~なんて呼んでいましたね。

今年は朱鷺色の薔薇が例年以上に蕾を付けています。
薔薇に囲まれるって、いいですね。                 

秋のピンク

2017-11-27 18:53:38 | 薔薇の追憶





【自然からの贈り物】






【ミニ薔薇 ~ 「ピンクの小公女」】







 小春日和 の日光の魔術に浸った一週間が続き、
 寒さが身に沁みる夕べには母は
 炉格子の焚き付けにマッチを擦り、
 スーザンは夕食に焼き馬鈴薯ばれいしょを添えた。        
   【「炉辺荘のアン」 第29章】 








今日は雲一つない快晴となりました。
晩秋なのに、暖かく気持ちの良い小春日和です。
そんなこんなで一日中、日光の魔術に浸っていました。

さて早速ですが、今日の花。
ピンクは春のイメージがありますが、
それだけに秋のピンクは、格別なものがありますね。

今、我家の裏庭(西)には、自然からの嬉しい贈り物、
擁壁(ようへき)一面に可愛い丸い形をしたピンクの花が咲いています。

一つ、ひとつの花は小さいけれど、沢山集まって枝垂(しだ)れる姿は圧巻です。
それが今年は反対側の東にも移動。こちらはまだ少しですが、小さな花を付けました。

そして薔薇。
一口にピンクと言っても様々な色がありますが、
誰からも愛され、人を幸せにする色と言っても過言ではありませんね。

俯(うつむ)いて蕊(しべ)を見せるものあれば、
一方で香りを抱え込むように、ぽったりと咲く薔薇。

今は季節柄日持ちが良いため、蕾が綻(ほころ)び、
花びらがパラりと散るまで長いこと楽しませてくれます。
(北朝鮮問題など)周辺がきな臭い昨今、こんな時間は貴重です。



















漂う高貴な香り

2017-10-30 19:07:07 | 薔薇の追憶







【雨の中に佇む 「公爵夫人」】








 雨が降って・・・降って・・・降りぬいた。 
 「世界がもう一度乾くことがあるかしら?」
と、ダイが絶望してうめいた。
そのうちに小春日和の日光の魔術に浸った
一週間が続き・・・・・        
     【「炉辺荘のアン」 第29章」】 








台風22号が通り過ぎて今日は、一気に寒くなりました。
早くも 「木枯らし1号」 が吹いたそうですね。

それにしても2週連続、それも日曜日の台風襲来。
今回はそうでもありませんでしたが、前回21号の時は、
玄関から庭にかけて落ち葉にビッシリ覆い尽くされていました。

今年は例年になく雨の多い10月でしたね。
「よく降りますね」 は、春先から梅雨にかけての季節の言葉でしたのに。
本来の安定した天気と乾いた大気の恵みの11月であって欲しいものです。

そんな中、再びリラ版 「公爵夫人の薔薇」 が開花。
(昨日の写真なので雨に濡れています)

秋薔薇である事、おまけに雨に洗われて空気が澄んでいるので、
より芳香を強く感じます。早速、花瓶に。

そうそう、リラ版 「白い貴婦人」 も後少しで開花。楽しみです。
格調高いこれらには、余計な言葉などいりませんね。