【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

キラキラポーチに時めいて

2014-01-31 18:56:56 | リラのお気楽ユメ日記









「・・・ミス・エイダはにこにこしながら、
どうかその方たちが
私の美しいクッションの上に
座らないようにして下さいねと言うのよ。
あたし、気を付けますって約束はしたけれど、
でも、それじゃあ、どこに座ったらいいの?・・・」                
                     【「アンの青春」 第3章】
 









【まるで月のような太陽】





   昨日の雨は上がりましたが、
  こんな風におずおずと遠慮深そうに明けた今朝。
  今日も、まるでお月様のような太陽です。

   しかしながら、思い切り顔出したその後は、
  気温も上がり、もうすっかり春の様相に。
  今日で最後ですが、まだ1月なのですね。










   さて、今日のように春めいて来ますと・・。
  やはり気分は浮き浮き。キラキラ物だって求めたくなります。
  何てったって、「光の春」 というくらいですもの。そう言えば・・。

   作っただけで満足してしまい込んでいた、
  「キラキラポーチ」 がありましたっけ。
  尤も、こんな事、私にとっては日常茶飯事ですが・・。

   そんなポーチを今日は、取り出しました。
  ビーズの小銭入れもいくつかあったと思うのですが、
  見つかりません。完全にどこかにしまい忘れています。

   手作りの物、特にビーズ物は、つい汚れるからと
  勿体ながったり、入れ替えがめんどうで、そのままだったり。

   一体、何をしているのでしょうね。
  今日の ミス・エイダ、そのままではありませんか。

   せめてこうして目の届く所に置いて、お披露目です。
  勿論、これからは使いますが、眺めているだけでも楽しいですものね。

遠い花火

2014-01-30 23:14:08 | リラのお気楽ユメ日記











夏の輝き、黄昏時の銀色、月光の下の奇蹟、
雨の日に作るえくぼの輪、みんな美しかった。
今はこの暗い、陰気さを愛した。
どういう訳か周りの陰気な、
人待ち顔の景色の中には ――
あたかも、これは咄嗟に
彼女が思った事なのだが ――
あたかも 春が来るのを
恐れているかのような
―― 
突き刺す如き悲しみが漂っていた。     
               【「エミリーの求めるもの」 第10章】





   昨日の快晴の空から今日は雨となりました。
  もう少し季節が先の雨でしたら、
  一雨ごとに暖かくなるのでしょうが、
  まだ、そんな時期ではありませんものね。

   その代わりに此の雨は、PM2.5という、
  有り難くないものを連れて来るようです。

   かの国では、どうやら鳥インフルエンザも
  人から人感染しているようですし、困ったものです。

   ところで今日の引用文。
  言葉通りに取れば、春は待ち望みこそすれ、
  訪れる事を恐れる気持ちは毛頭ありません。

   でも、今日の引用文には、
  行間に漂う以上の深い意味がありますね。











   さて、衣類や雑貨も然る事ながら
  結構、溜まると言えば本。

   いつものように整理して
  いましたら、こんな楽譜が
  出て来ました。

   所謂(いわゆる)、
  「冬ソナ」、「美しき日々」 等、
  初期の日本で放送された、
  韓国テレビドラマの主題歌、
  及び挿入歌のピアノ版。

   一旦は、捨てる方の束に。
  でも、ちょっと思う事もあり、
  再びその中から取り出して
  来たという訳です。

   でも、こうして改めて
  楽譜を手にしますと・・。

   今更ながら、当時の
  自分が思い出されます。

   出版は2004年とありますから
  もう10年も前になるのですね。
  「十年一昔」 とは良く言ったものです。

   先日も記しましたが、この「冬ソナ」だけは
  CDを初めとして脚本まで求めましたっけ。
  その上、楽譜まで求めていたのですね。

   ピアノで弾く事はありましたが、
  楽譜を見て弾いた記憶は、さらさらありませんのに。

   いつも適当に弾いていましたが、
  当時は空で覚えていたという事でしょう。
  改めて当時の熱中ぶりが伺えます。

   元々、このドラマを見るまで、
  全くと言っていいほど関心のなかった韓国。
  決めつけていた見識を本気で改めようと思っていましたのに。

   所詮、ドラマはドラマ。虚飾だったという事でしょう。
  虚飾は剥(は)がれ落ちて行く運命ですものね。仕方ありません。   

儚きものへの憧憬

2014-01-29 18:55:58 | ハーブと香り雑学












先年、中国へ旅行した時も、
バカの一つ覚えのように
シャンシャン』 と探し回り、
北京や上海でお香を買いあさって来たが、
日本へ帰って来て焚いてみると、
いかにも濃厚で
息が詰まりそうになって驚いた。
やはり、その国にはその国に合った
匂いというものがあるようで、
日本人には、どちらかというと、
淡い花の香りくらいが
丁度いいように思った。                      
                【高峰秀子著 「瓶の中」】






   一日中、快晴の空で明け暮れました。
  おまけに春のように暖か。朝の冷えもありません。

   早くも、ちょっぴり春の匂いを嗅いだような。
  こうなりますと・・。

   ほんのちょっぴり綻ぶだけで、一週間もかかっていた薔薇、
  昨日から一気に開いた気がします。現金なものですね。

   そうそう、白薔薇より遅れた紅薔薇も、
  ここに来て、やっと少し綻んだような気がします。






【お香入れ】



   さて毎年、この季節だけ
  なぜかハマっているお香。
  今日も健在です。

   今まで、現在ある物、
  数種類を使い回して
  いましたが、昨夜、
  ひょんな所から珈琲と
  ラベンダーのお香が
  出て来ました。

   早速、いつでも
  使えるようにと、お香入れに。

   もう使い切ったとばかり思っていましたから嬉しくて。
  それに珈琲の香りは大好きですから、欠かす事の出来ないお香です。

   ところで冒頭の写真。(土物の花瓶)
  先日は電球を入れて 「俄かランプ」 になりましたが、
  今日はお香立てに。本来のお香立てと共に。

   花瓶が本来の使い方でしょうが、
  一つの使い方に限定されるものではありませんものね。
  そんな風に考えると、何だか楽しくなります。

   そうそう、今日の例文。
  私もお香は日本製に決めています。

   最初の頃こそ、インドや中国製を求めた事もありますが、
  残香がしつこい気がして、今は全く求めていません。

   香りは儚く消え去る所が素敵なのですものね。
  香りも然る事ながら、お線香自体もきめが細かく美しい気がします。

遠い日の詩人 ~ その2

2014-01-28 18:09:28 | 薔薇の追憶


















   いつもより少々、寝坊した目に飛び込んで来たのは眩しい太陽。
  そのせいもあって、朝は殊の外、冷えました。
  冷えたと言っても、まだ1月ですから当然なのですけれど。

   それにしても今年の冬は寒いのか、暖かいのか・・。
  何だか分からなくなってしまいました。

   その後、太陽はあまり姿を現しませんでしたから、
  気温の割には寒く感じたものです。
  日中の気温は明らかに3度高かったのですが。
  








   さて、我家の 「白い貴婦人」 は
  本当にゆっくり、ゆっくり・・。

   これ以上ないほど、
  時間をかけ、丁寧にその
  ヴェールを脱がんとしています。
  (実際には6日間)

   そうそう (前回もそうですが)
  「遠い日の詩人」 なんて、
  何とも思わせ振りな・・?
  タイトルですね。

   でも アン 風に言うなら、
  既に薔薇自体が
   「詩」 ですものね。

   おまけに蕾を付けたのが
  昨年の11月ですから
  気の遠くなるような遠い日! 
  だったのです。

   ~なんて。
  こじつけもいい所ですけれど。

   まだまだ、ピンクっぽくて
  “本当に白薔薇・・?”
  ~という感じですが、その片鱗は容易に伺えます。

   それにしても冬に白い花は似合いますね。
  水仙、椿、山茶花・・。やはり雪のイメージからでしょうか。





 





   今ふと・・いいえ、突然・・「好きな色は何・・・?」 「白・・」
  そう、あの 「冬ソナ」 を思い出してしまいました。

   劇中の音楽に魅せられ、発せられる台詞(せりふ)の一言、
  一言に魅せられ。勿論、俳優にも。
  でも今は昔。そこには隔世の感があります。

   出来る事なら、あのまま魔法をかけていて貰いたかった・・?
  いいえ、調べれば調べる程、知れば知るほど嫌になる国。
  それは無理ですね。一時的な魔法はやがて褪めてしまうでしょうから。

香りの小道具~香り玉

2014-01-27 19:01:02 | ハーブと香り雑学











老淑女は・・・・・シルヴィアのために
甘草かんぞう と呼ばれた草で小さな籠を編んでいた。
その草を求めて前の日に、
はるばるアヴォンリーの砂丘まで歩いて
行ったので、たいそうくたびれていた。
それに心も重かった。  
                     【「アンの友達」 2.】






   朝の太陽は、その姿を少々、出し渋り気味。
  その後・・午後2時頃には雲一つない快晴の空となりました。

   気温の方は昨日より2度くらい低め。
  それでも日中、ストーブを消している時間がありますので、
  まだまだ暖かい方かも知れません。










   さて香りの玉と言えば、
  本来は 「ポマンダー」
  ですね。

   しかしながら、
  玉は玉でも陶器の香り玉。

   中にはポプリを
  入れています。
  (定期的に入れ替えます)

   サシェもそうですが、
  家の中のあちこちに
  吊り下げたり置いたり。

   特に冬場は窓を閉め切っていますので、
  家の中にこもった独特の匂いが嫌で、欠かせません。
  積年のそれは、空気清浄機にもあまり反応しないようですので。

   そうそう、「ポマンダー」 とはフランス語で 「琥珀の玉」 の事。
  (オレンジにクローブを刺したもの)
  本当は陶器の香り玉より自分で作ればいいのでしょうね。

   ところで香る草(ハーブ)もいいですね。
  蓬(よもぎ)、セージ・・。乾燥すると香りもより強くなりますね。
  今日も 「秋の日の名残り」 の籠一杯のドライと共に。 

青い薔薇

2014-01-26 18:26:08 | 趣味の器(壺)~その他



【たち吉】









「・・・バーリーさんのお皿はどうする気かい?」
「買いなすった値段の20ドルを弁償するわ。
大事にしてなすった先祖からの
宝物でなくて助かった。
そうだったらお金では取り返しが
つかないんですものね」
(中略)
「・・・あれほど古いお皿は
めったにないんですもの。
リンドのおばさんでさえ、
あの晩餐会に使うのに、
1枚も見つけられなかったほどですもの」                
                   【「アンの青春」 第17章】




   昨夜、9時頃から降り出した雨は、
  朝には上がっていました。それにしても暖かい!
  今日の太陽は、かなり出し惜しみしていましたのに。

   ストーブを付けていましたが、
  消している時間が多くなっています。

   ただ、この暖かさも長続きはしないようです。
  それはそうですね、まだ1月ですもの。
  先程から少々、風が出ていましたが今はやんでいます。

   さて、昨日の続き。昨日の和陶器から今日は西洋皿です。
  それにこの時とばかり、実際にはお目にかかれない 「青い薔薇」 を。

   青い薔薇は、こうしてお皿で楽しみましょう。
  多色使いの薔薇もいいけれど、
  青と白だけのシンプルな薔薇もいいですね。

   今日の引用文の如く、 『アンの世界』 では、
  お皿や茶道具など、器の話題は日常茶飯事です。

   尤も今日のお皿は全然、古くはありません。
  ただ3枚目の写真の皿は、箱がかなり古いです。
  (少なくとも昭和の物)

   言うまでもありませんが、料理は器で楽しめますものね。
  ましてや和食は、器によってより料理が引き立ちますもの。

   西洋陶器、和陶器に、はたまた日本独自の漆器、竹細工・・。
  ここでも日本人に生まれて良かった・・と思う事、しきりです。

ひと時の小粋な贅沢

2014-01-25 17:41:58 | 趣味の器(壺)~その他



【「たち吉」 のお皿】








「・・・誰も来ることになど
なっていないのですよ・・・・・
ただ、そんなつもりに
なってみただけなのです。
(中略)
それで私はお茶の会を
開く振りをしただけなのです。
お料理を作りテーブルを飾り、
母の婚礼の時の陶器を使い、
身なりも整えた訳なんですの」                
                【「アンの青春」 第21章】





   昨日同様、太陽と共に明けました。
  今日も南西の空には三日月の 「有明の月」 が。

   昨日の今日ですが、その姿はより細くなったように感じます。
  何だかはにかんでいるようにも。

   真丸いお月様もいいけれど、
  風情のある、三日月もいいですね。

   ただ、空の方は下り坂。午後には真珠色の空に。
  それでも気温は昨日以上の暖かさになっています。











   さて、性懲(しょうこ)りもなく暇さえあれば、
  部屋の整理に追われています。

   勿体ないと押入れの中にしまい込み、
  そればかりか、そのまま忘れていた・・という物の何と多いことか。

   今日は、そんな器の中の一つです。ゴールド遣いのお皿。
  ゴールドって、剥(は)がれると汚なくなりますものね。

   今日の引用文の ミス・ラベンダー のように、
  お茶の会を開く振りでもしませんと。
  それと共に、これからはせいぜい使おうと決心したものです。

   ところで、今日は円錐形のお香を取り出しました。
  時間が短いので最近はほとんど使っていませんでしたっけ。

   でも線香タイプと違って残り香は強烈ですね。
  太く短く・・という事かも知れません。大好きなバニラの香りを。

   それにしても、こちらのお香は久し振り。
  やはりと言いますか・・記憶の中の、ある懐かしい香りと重なります。
  香りも思い出の一つという事を実感します。

   蝋燭の焔もそうですが、お香の青い煙も
  心の緊張を解きほぐす、最適なアイテムですね。

辿ってキョロキョロ~町家探訪

2014-01-24 23:33:33 | レトロ(素敵)な空間~散策





【昭和の香りのお店】









「道って面白いものじゃない、ルイス?」
アンは夢見るように言った。
「真っ直ぐな道ではなく、
行き止まりがあったり、
こんぐらがっていたりして、
その向こうに美しいものや、
思いがけないものが
隠れていたりする道のことよ。
あたしは元から道の曲り角が好きなの」                
               【「アンの幸福」 第2年目2.】





   今日も何もない快晴の空で明けました。
  南西の空には三日月の 「有明の月」 も。

   今日は、すこぶる気前の良い太陽となりました。
  一日中、その姿を隠す事はありません。

   そのお陰で、(朝方こそ冷えましたが)
  日溜りは春のように暖かくて。

   その下では、コートだって重く感じるほど。
  そんな道草日和の今日。道草しない手はありませんね。

















   あれは特別暑かった
  昨年の夏・・。

   その時と同じ街道沿いの
  道を再び歩いて来ました。

   今日は、ずっと先まで
  足を伸ばして。

   ただ古風で趣きのある
  昔ながらの道、
  思いがけない曲がり角は、
  興味津々(きょうみしんしん)。

   おまけに迷路のような道は、
  いつの間にか元来た場所に
  戻ってしまっていたりして。
  うろうろ、キョロキョロ状態。

   写真は昭和の面影を残す
  懐かしいお店と町家。

   5~9枚目の写真は
  一軒のお宅です。大邸宅ですね。
  意匠を凝らした塀や屋根には大層、趣きがあります。

   今日は、そんな道に、小さなアンティークショップを発見。
  尤も、こちらは町家ではありませんが。

   生憎、写真はありません。
  と言いますか・・ドアがピッタリ閉まっていて、
  入ろうか入るまいか逡巡しているうちに撮り忘れたという訳です。
  でも今度、機会があったら行ってみましょう。  

遠い日の詩人

2014-01-22 19:20:02 | 薔薇の追憶





【飴色の葉っぱ】





私は自分の周りの冬の美しさに
心を躍らされた。
実に静かで物音がしなかった。
低い太陽は薄いピンクとヘリオトロープ色を
雲の上に投げかけた。
そして大きな銀色の月が
ディレクタブル山の上を覗きかけているのは、
いかにも私の友人らしかった。           
               【「エミリーの求めるもの」 第19章】





   今朝は、一転して何もない空で明けました。
  冬の空は日替わりメニュー。

   尤も、それだって変化と趣きがあるだけ、
  ましと思わなければなりませんね。
  来る日も来る日も、白い雪に閉ざされた世界もあるのですから。

   

   









   閉ざされたと言えば・・。
  昨年から本当に長いこと
  堅く花びらを閉じ、
  微動だにしなかった白薔薇。

   やっと綻び始めました。
  そう、リラ版 「白い貴婦人」。

   つい先日、その気配を
  感じたばかりだけに嬉しくて。

   それにしても蕾の今は、
  ほんのりピンクで、
  これが本当に白薔薇・・?
  と思うほど。

   おまけに葉っぱも
  大好きな飴色に変わり、
  まさに薔薇のマジック全開!

   この薔薇が青い蕾を
  付けたのは、確か昨年の11月下旬。

   ゆっくり、ゆっくり・・年も越し、
  時間をかけて目覚めた気分はいかがでしょう。
  あまりの寒さに驚いているかも知れませんね。

   この寒さも明日の朝までで、ひとまず峠を越しそうです。
  もう一つ、紅薔薇も続いて綻ぶ事を待っています。

オレンジ色の温もり

2014-01-21 22:58:22 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編









レイチェル・リンド夫人は
秘蔵の客間用のランプを
持ち出して灯をともした。
実を言えばそれは嫌な赤い球体の付いた、
感じの悪いランプであったが、
しかし、何と暖かな、薔薇色の、
この場にふさわしい光を
全ての物の上に投げていることだろう!
影が何と暖かく、親しげなことか!              
                 【「アンの幸福」 第2年目5.】
 











   
   今朝は肉眼でもハッキリ見える太陽と共に明けました。
  今日のそれは夕日と言うより、お月様のようですね。

   こんな太陽は、どこか弱々しげで、
  雪でも降るのか思ったものです。

   尤も、気温は昨日より2度高い朝でしたけれど。
  そんな杞憂に反し、その後も何とか太陽は出ています。






【行列の出来る羊羹 ~ 東京 吉祥寺 「小ざさ」】





     さて、お隣から何とも美味しい羊羹を頂きました。
    そんなこんなで。

     昨日の今日ですが、二日続けて
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』、開店と致しましょう。
    今日は珈琲の後、羊羹と共に熱いほうじ茶をお出ししましょう。
    ~なんて。

        





   その羊羹とは・・。
  東京は吉祥寺、
  「小ざさ」 の羊羹です。

   何でも朝10時開店ですが、
  夜中から並ばなければ
  買えないとか。
  (8時半に整理券を配布)

   一日に150個しか
  作らないと言いますから、
  それも頷(うなづ)けます。

   昔ながらの製法に拘り、
  小鍋、木炭を使っている
  のだそうですね。

   それにしても羊羹が
  こんなに美味しかったなんて。

   元々、羊羹は砂糖の
  塊のような気がして
  敬遠していた私。

   頂いたのは何年振りでしょう。
  ちょっと記憶にありません。

   目から鱗・・。どうやら食わず嫌いだったようです。
  しつこくなくて上品な甘さ。

   ところで、和菓子の空極は、
  羊羹にあるそうですね。勉強不足でした。

   今日の器は備前焼。(コップ、一輪挿し、皿)
  今日は朝の空からしてオレンジ色に染まっていますし、
  それならと・・もう一つの備前焼を用いました。

   こちらの備前は、焔のようですものね。
  本来、好きなのは茶色の方ですけれど。

   オレンジの硝子の器には電球を入れ、俄かランプに。
  そうそう、リンド夫人の感じの悪いランプ・・という訳ではありません。
  寧(むし)ろ、気に入っています。