日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

甕棺出土!

2012年06月27日 | つれづれ

いつも通っている福岡市早良区藤崎の明治通り沿いを通りかかった時、ビルとビルの谷間に見物のひとだかりが出来、埋蔵文化財の発掘作業をしているのが目に入りました。

Photo <ビルの谷間の発掘現場>

Photo_2 <発掘中の立て看板>

見ると甕棺などが一部出土し、発掘作業が行われている最中でした。今まで発掘現場を再現したものは遺跡公園などで見たことがありますが、実際に発掘中の現場を見るのは初めてです。珍しい光景にワクワクし、家に帰りカメラを持参して再び駆けつけました。

Photo_3 <発掘現場>

Photo_4 <甕棺出土>

Photo_5 <甕棺出土>

現場責任者の方の説明によると、明治から大正時代にかけて、この辺りからは弥生式土器や石棺墓が発見されたりなど、遺跡が多いことはよく知られていたそうですが、昭和52年の地下鉄工事にともない発掘調査が行われ、100基を越す甕棺墓などの埋蔵がわかりました。今回私が遭遇した発掘作業もその発掘調査の一環の様です。

この辺りは今でも海に近いですが、弥生時代はもっと海に近かったはずです。甕棺などが出土した場所は砂地で、発掘作業は比較的やりやすそうに見えました。出土場所の深さは、現在の地面から1m位下に掘った所からだそうで、かなり浅い所に埋まっているんですね~。

甕棺は死者の埋葬に使われるものなので、人骨も一緒に出土すると思われがちですが、2000年以上の時が流れているので、甕棺が埋まっている場所の環境によって違いはあるそうですが、ほとんどの場合、中に人骨は発見されないという事です。

当時の人々が食べた後の貝殻や魚の骨なども、途方もない長い時間の経過で跡形も無い事が多いそうですが、その場の条件がよければ時々埋蔵品として出てくることもあるそうです。

発掘作業をされている方々は、刷毛で埋蔵物の周りの砂を取り除きながら、丁寧に仕事を進めておられ、立ったり座ったり重労働だなと感じる仕事振りでした。

Photo_6 <刷毛で発掘作業中!>

同じ発掘現場で、江戸時代の井戸の発掘も行われていました。下の写真の少し砂地がこげ茶になっている部分がそれです。江戸時代の人々は、多分何も知らずに、弥生時代の遺跡の上に家を建て暮していた事になりますね。そして現代の私達も、下に遺跡があると判っている場合があるかもしれませんが、その上で日々の暮らしをいとなんでいるんですね~。何千年前から営々と続いてきた命の流れを思うと不思議な気持になります。

Photo_7 <江戸時代の井戸の発掘作業>

自分の身近で、2000年以上前の物が目の前に現れるなんて、壮大なロマンを感じますね~。

ps このブログの埋蔵文化財の発掘現場は福岡市早良区藤崎1丁目1番です。

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「サザエさん通り」誕生!

2012年06月24日 | つれづれ

漫画家の故長谷川町子さんが、代表作「サザエさん」の構想を練ったという福岡市早良区の海岸にちなみ、早良区西新の脇山口からよかトピア通りまでと、そこからよかトピア通りを経て福岡市博物館と福岡市中央図書館の間の道から福岡タワーまで1,6kmの市道に「サザエさん通り」の愛称がつきました。これは地元の要望を受けたもので、街の活性化につなげたいという関係者の願いからのようです。

Photo <サザエさん通り(脇山口~よかトピア通り)>

Photo_2 <サザエさん通り(よかトピア通り~福岡タワー)>

下は公民館に掲げられた「サザエさん通り」誕生を祝う幟です。

Photo_7 <お祝いの幟>

長谷川町子さんは1944年~46年にかけて現在の西新3丁目に住み、西新の海岸を散歩中にサザエさんの登場人物、サザエ、カツオ、ワカメ等を考案し、46年から地元の夕刊フクニチ新聞(92年に休刊)でサザエさんの連載を始めました。

福岡市は昔の海岸線だった今のよかトピア通りと西新通りの交差点の磯野広場に、2007年に「サザエさん発案の地」の記念碑を設置しましたが、地元住民の認知度は低かったのだとか...。

Photo_4 <磯野広場>

Photo_5 <サザエさん発案の地記念碑>

そこで、お年寄りから子供まで知っている、国民的な漫画の発案の地がここにある事を、多くの人に知ってもらいたいとの思いから、2012年5月27日の「サザエさん通り」誕生になったのだそうです。

現在、「サザエさん通り」誕生を記念して福岡市中央図書館郷土特別資料室ではサザエさん関連の文書資料の展示が行われています。

Photo_8 <サザエさん展>

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ps. 早良区の「サザエさん通り」は財団法人長谷川町子美術館、既に「サザエさん通り」がある東京都世田谷区桜新町商店街振興会のご厚意により、全国2番目の「サザエさん通り」になったということです。

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プロ野球観戦

2012年06月23日 | お出かけ

セパ交流戦が終了しリーグ戦が再開した22日、ヤフードームでソフトバンク vs 日本ハム戦を観戦しました。

Photo <ヤフードーム>

ソフトバンクは交流戦の成績が、昨年とはうらはらに12球団中11位と全く振るわなかったので、リーグ戦再開後はどうなるかと気になりながらの観戦でした。結果は2-1の僅差でしたが、勝利出来ホッとしました。

試合は日ハムの斉藤祐投手の立ち上がりを攻め、内川、ペーニャの連打で2点先取。日ハムは7回に1点を入れはしたものの結局2-1でゲームセット。今日のヒーローは山田投手でした。

Photo_5 <ラッキーセブンの応援>

Photo_6 <ヒーローインタビュー>

ソフトバンクは交流戦終盤頃から幾分調子が上向きになって来たようですネ。投手陣が、ある程度踏ん張れるようになった様な...。この調子が続くとこれからに期待が持てますけどネ。

この日の応援グッズショップ前には、16日の女子高生デーで配られたピンクユニホームの特設売り場が出来ていました。見てみると今年のピンクユニフォームは、女の子のストリートスタイルで女子高生に圧倒的支持を受けている「X-girl」とのコラボだそうで、前後に星のデザインが入っていて可愛いですねネ。

Photo_4 <ピンクユニホーム特設売り場>

前半の成績が今ひとつだったホークスは、これからチーム体制を整えて巻き返してほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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財津和夫 弾き語りミニライブ

2012年06月21日 | お出かけ

シンガーソングライター、財津和夫さんの弾き語りミニライブに、友達と誘い合わせて行ってみました。

Photo <ポスター>

場所は福岡市の西南学院大学チャペル。

チケットは格安(前売り2500円)!

彼はこの大学の出身なんですね~。

数年前に新装成ったチャペルに今回初めて里帰りミニライブ。

18:30開場、19:00開演で5時間前から並んだ人もいたのだとか...。

私達が18:00頃会場前に行ってみると下の写真の様に長蛇の列が...。

Photo <開演前に並ぶ人、人、人>

19時きっかりに開演。

西南大OBのアマチュアフォークバンド「テレベルト・グリーン」の賛助出演の後、いよいよ財津さん登場!

ギター片手の自己紹介トークの後、まず一曲。

曲と曲の間に笑いを誘うトークを挟みながら、ライブをスマートに進めていくやり方はさすが~!

これって、舞台構成作家(?)の決めた筋書きに沿って、事前に構成作家と財津さんが、トークの内容を打合せ、滑らかに次の曲にいっているのかな? あまりにも巧みなのでね~。それとも慣れかな?

途中から楽器をギターからキーボードに替え、なつかしの曲を次々に熱唱。

私も一緒に口ずさみながら、若かりし頃を思い出したり...。

そういえば廻りもほとんど同世代の仲間達!一瞬にして当時にタイムスリップするんですね~、歌っていいものですね~。

丁度時間通りにライブはお開きに。

一緒に行った友達数人と近くのお店で食事。楽しいお喋りの後、雨の中、家に帰り着いたのは11時近くになっていました!

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復讐劇を見た!

2012年06月19日 | お出かけ

「復讐劇を見た!」、こんなふうにいうと、何かただならない場面に遭遇したかの様な感じですが、なに、福岡市民劇場6月例会で「王女メディア」という平幹二郎主演の復讐劇を観劇したお話です(笑)

Photo <「王女メディア」ポスター>

パンフレットによると、この「王女メディア」はギリシャ悲劇をベースにしたもので、主役の平幹二郎さんは、今まで何回もメディアを演じ、1983年にはアテネの舞台に立ち、ギリシャでギリシャ以外の国の人間がギリシャ悲劇を演じて、初めて絶賛されるという快挙も成し遂げられたのだとか。

平さんが言われるには、ほとんどの役は公演が終われば、自身の中で消えていくものなのだそうですが、このメディア役だけは心の中に居座り続け、78歳になられた今でも別れが言えないのだそうです。それで、とうとう今回、新しい演出、スタッフで「さようならメディア」をやることになったということです。

劇のあらすじは、[妻子を捨てその国の王女と結婚しようとする夫に復讐するため、王女とその父親を殺し、2人の息子を自らの手にかけるメディア]というギリシャ悲劇をベースにしたもので、いわゆる復讐劇です。

王女メディア役の平さんは、地声で演じ、動きも女形の動きではありませんが、まったく違和感はありません。それは女性というより、すべての人間の中に潜む情念、浅ましさなどが演じられているからなのかもしれません。

王女メディアの心の動きに合わせて、効果的に和太鼓が響いていたのも印象的で、芝居全体にまとまりを与えていた様に思います。

ギリシャ悲劇がベースになっている芝居ですが、劇中では固有名詞が普通名詞に置き換えられているので、あまりその感じはしません。登場人物の衣装や舞台装置に、イメージの中のギリシャ悲劇の味が少し出ている感じがしましたが...。

幕あいも無い2時間近くの熱演は、78歳の平さんには相当応えたのではと思いますが、スタンディングオベーション(総立ちとまではいきませんでしたが)となり、掛け声もかかり、それにこたえ舞台上に何度も姿を見せられ、最後に幕となりました。はたして、平さんは「王女メディア」に別れを告げる事が出来たのでしょうかね~。

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