スイス観光最終日に、グリンデルワルトからバスでインターラーケンへ出て、ブリエンツ湖遊覧をしました。
この湖は澄んだ青い色の湖水が印象的な、又どこか神秘的な感じがする湖で、湖畔には童話の世界の様な可愛い家々が並んでいました。また湖畔のブリエンツの町にはスイス唯一の木彫りの学校があり、木彫りの里として知られているそうです。
ブリエンツからバスで1時間ちょっとでルツェルンに着きました。今回の旅行で初めてルツェルンという街を知りましたが、思いの外、印象に残る街でした。
ルツェルンは街全体がとても綺麗で、中世の面影が残る旧市街には歴史ある噴水や外壁にフレスコ画が描かれた建物が多く点在し、風情ただよう街の様に感じました。
街の中心を流れるロイス川にかかる二つの屋根付の木の橋のうち、カペル橋がルツェルンのランドマークの様でした。この橋は14世紀後半に敵の侵入を阻む防衛橋として造られたそうで、ヨーロッパ最長の木橋だそうです。橋の中程に灯台を兼ねた見張り塔がありました。残念ながら1993年に火災にあい一部を除いて焼失し、現在の橋はその後、復元したものだそうです。
ルツェルンは旧市街を中心にこじんまりとした街ですが、旧市街の北にある公園の岩壁に「死に瀕したライオン」のレリーフが刻み込まれています。これは「ライオン記念碑」と呼ばれているもので、フランス革命のさなか、パリのチュイルリー宮でルイ16世とマリー・アントワネット王妃一家を警護して殉死した786名のスイス傭兵の忠誠心を称える追悼碑だそうです。
16~18世紀、スイスは他の国々にスイス兵を傭兵として貸し出すことで国力と財力を付けていったのだそうです。なのでこの追悼碑はスイス人にとっては特別な意味があるのでしょう。
この街では3時間程でしたが、自由に街歩きをしました。四森州湖という美しい湖の向こうにはアルプスの山々が見え、街の中心を水量豊なロイス川が流れ、川には美しい橋がかかり、歴史ある旧市街の趣ある建物と現代建築が素敵に調和したルツェルンは、今回の旅行の中でも印象に残る街の一つです。
下の写真は現代建築のルツェルン駅です。駅前の広場には旧駅のファサードがそのまま今もありました。
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