先日、映画「シモーヌ(フランスに最も愛された政治家)」を見た
映画館のロビーに、
この先、1ヶ月位の間に上映予定の映画のリーフレットが置いてあり、
その中にこの「ジェーンとシャルロット」がありました。
そう言えば先々月7月半ばに
ジェーン・バーキンの訃報がTVで流れていたな~等と思いながら
このリーフレットを手に取って読んでいるうちに、
「ジェーンとシャルロット」を
観ようかな~という気持ちになりました。
ジェーン・バーキンのことは詳しくは知らないながら、
著名な3人の男性と結婚し父親の違う3人の娘を生み、
自身も世界的に有名なフランスの俳優であり歌手。
エルメスに自分用のバッグを作らせ
そのバッグはバーキンという名で
今でも世界中の人々に人気があること。
東日本大震災の発生からまだそんなに間がない頃来日し、
震災支援のチャリティーコンサートを行ったこと。
その時、多くの日本の芸能人と共に詩の朗読や
自身の代表曲「無造作紳士」などを披露している姿や
日本の芸能人とともに街頭で
募金活動をしている姿などをTVで見ました。
この映画「ジェーンとシャルロット」は
バーキンの2番目の夫、セルジュ・ゲンズブールとの間に生まれた
女優、映画監督のシャルロット・ゲンズブールがまわすカメラに、
バーキンの娘達への思いや自身の来し方を語る姿をとらえたもので、
そこには彼女の本音が出ていると思われ、
又、シャルロットの母への愛と母を理解したい気持ちも伝わって来る
なかなかいい映画に仕上がっていると思います。
バーキンの飾らない物の言い方や
娘のシャルロットの穏やかな表情も印象的で、
この映画がバーキンにとって遺作となったのも
それはそれで、よかったな~という気持ちになりました。
虹立つも 消ゆるも 音を立てずして 山口波津女