日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

秋の東北紅葉狩り ~岩手県庁(17)~

2018年11月29日 | 県庁めぐり

夕方に盛岡市に着き、暮れてしまわないうちにと岩手県庁へ急ぎました。岩手県庁はJR盛岡駅の東、約1500m位の場所にあります。この県庁舎は昭和40年に完成し、完成当時は岩手県内だけではなく東北地方で最も高層のビルだったそうです。平成27年には完成から半世紀を迎え、外観からも老朽化の色は隠せませんが、今のところ、建替、移転等の計画はないとのことです。


中に入ると受付横のロビーの一角にエレベーターが数機並んでいます。受け付けの方に展望台があるかお尋ねすると、屋上に屋外展望台があるけれど、震災以後は普通は閉められている。けれど、守衛さんと一緒でいいのなら、開けてあげますとのことでした。厚かまし過ぎるかもと思いましたが、ご好意に甘えて開けて頂くことにしました。
<受付&ロビー>

県庁屋上からの眺望はこんな感じでした。山頂に雲がかかった岩手山(2039m)がはるか向こうの正面に見えました。岩手山は盛岡市を見守っている雄大な山なのですね。


先程行って来た八幡平はどこに見えるのか守衛さんにお尋ねすると、下の写真の岩手山の裾野の向こうに、ごくごく小さく3連山が見えますが、これだそうです。盛岡市からは直線で50㎞位北西に位置するので、こんな感じに見えるんですね。数時間前に行った八幡平山頂の様子をお話すると、八幡平は今朝が初冠雪だったと教えて下さいました。


下の写真の手前の数棟のビルの後ろ辺りが盛岡市の繁華街だそう。


岩手県庁見学の後、お隣の盛岡地方裁判所の庭にある「石割桜」を見学しました。この石割桜は樹齢350年~400年だそうなので江戸時代からここにあるんですね。風格を感じましたよ。庭石の割れ目に桜の種が飛んできて芽を出し、成長とともに石の割れ目を押し広げていったものと言われていると説明板にありました。
<「石割桜」>


岩手県の面積は北海道に次いで2番目の広さで、人口約1,268000人のうち約100万人近くが北上盆地に集中しているそうです。

漁業ではアワビが全国一位の産出量、サケが北海道に次いで全国二位だそう。

県南部の平泉は平安時代末期、藤原氏が独自の黄金文化を築いた地です。

県の太平洋岸は先の東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、復興は道半ばでこれから
まだまだ大変でしょう。

<記念スタンプ>

岩手県のマスコットキャラクター「そばっち」


(県庁所在地 岩手県盛岡市内丸10番1号)

(県庁見学日 H.30.10.29)

 

 


秋の東北紅葉狩り ~十和田湖、八幡平~

2018年11月22日 |    東北(2018)

三日目は十和田湖、八幡平(1614m)を周りました。前日に散策をした奥入瀬渓流脇の遊歩道と平行に走っている、車道を通って十和田湖へ向かいました。ホテルのある焼山から十和田湖までは約14kmあり、この日は平日だったので車道を走行できたのです。

前日に渓流散策をした「雲井の滝」の前を通り過ぎ、それから先の渓流沿いを、ゆっくりドライブしました。小雨が降っていたのと朝早かったので、車も渓流散策をされている方々も少なく、美しい紅葉が勿体ないと感じる程のひっそりした早朝の奥入瀬渓流沿いでした。


もう1~2kmで十和田湖到着と思っていた時、大きな水音がして銚子大橋が見えてきました。奥入瀬渓流にはいくつもの滝がありますが、この銚子大橋は奥入瀬本流にかかる唯一の滝で、幅が広く水量豊かでなかなか迫力がありました。この滝は奥入瀬を遡上して十和田湖に入ろうとする魚を拒む、魚止めの滝とも呼ばれているそうです。ひっそりした奥入瀬渓流沿いでしたが、この滝の周りには、かなりの人が集まっておられました。
<銚子大橋>

十和田湖では遊覧船に乗って紅葉を楽しみましたが、雨は上がっていたけれどどんよりした曇り空で、紅葉狩りには今一つの空模様なのが残念でした。



十和田湖畔には、詩人であり彫刻家の高村光太郎の「乙女の像」が建っています。左手を合わせて向かいあう2体の乙女像。この像のモデルは妻の智恵子だそうですが、十和田湖の圧倒的な大自然にも負けない力強い女性像で非常に存在感がありました。おそらく高村光太郎の理想の女性像なのでしょう。
<「乙女の像」>

「乙女の像」が置かれている場所の前は、御前ヶ浜と呼ばれる美しい浜辺でした。
<御前ヶ浜


十和田湖を観光後、東北自動車道を南下し、松尾八幡平ICから八幡平アスピーテラインに入り、八幡平山頂レストハウスを目指しました。最初は下の写真の様な山全体の素晴しい紅葉を車窓から楽しんでいたのですが...。


だんだん周りの景色が違って来て、車も殆ど通らず頂上に着く頃には山肌に薄っすらと雪があり、ミゾレ交じりの雨も降り出しました。頂上のレストハウスは開店していましたが、周りにはほとんど人がいず、車外に出ると強い風と寒さで、すぐ車に戻りました。道も凍ってしまいそうで怖くなり、写真も撮らず、すぐに下山することにしました。

八幡平の中腹辺りまで下りて来て、周りを見る余裕がでてきた頃に車外に出てみると、雨も上がりキレイな虹が出ていました。ここでしばらく時間を過ごしているうちに、ふっと向うを見ると大きな「熊出没注意」の表示板が目に入り、驚いて車に戻り急いで下山しました。八幡平アスピーテラインは散々でしたね(^-^)


後から知ったのですが、八幡平はこの日の朝が初冠雪だったそうです。









秋の東北紅葉狩り ~奥入瀬渓流散策~

2018年11月16日 |    東北(2018)

蔦沼から奥入瀬渓流への道筋は見事な紅葉で、車も少なかったのでゆっくり走行しました。この辺りはブナが多いのでしょうか、黄葉の紅葉は素晴しいものでした。


割合早くホテルに着いたので荷物だけ置いて、早速奥入瀬渓流を散策しました。奥入瀬渓流とは十和田湖畔の子の口から太平洋に流れ出る奥入瀬川(相坂川)の、子の口から焼山までの約14kmをいうようです。

14kmのうち私達が散策したのは、奥入瀬らしい景観美が始まる「石の戸」から「雲井の滝」までの約4㎞でした。この辺りは奥入瀬渓流の見どころが集まる中流域で、ホテルが出してくれるシャトルバスに乗って「石の戸」まで行き、渓流散策を楽しみました。

日曜日でしたので、ホテルのシャトルバスなど限られた車しか車道を通れないらしく、深い原生林の中を流れる渓流の水音と、散策している人々の話声しか聞こえない静かな奥入瀬でした。

渓流に沿って流れとほぼ同じ高さに車道と遊歩道が作られているので、尾根や山腹の道から渓谷を眺めるのとは又趣きの異なった景観を味わうことが出来ます。また流れが速いところ、緩やかなところと次々に変化していき、散策していて飽きることがありませんでした。
<速い流れ>
<緩やかな流れ>

下の写真は、激流が岩にぶつかり砕ける奥入瀬で一番人気の名所「阿修羅の流れ」と水量豊かで美しい滝「雲井の滝」です。
<阿修羅の流れ>
<雲井の滝>

10年位前に「東北の夏祭り」ツアーに参加した時も奥入瀬を散策しましたが、その時は奥入瀬の中流域の更に一部の400m~500mしか歩かなかったので、奥入瀬の素晴しさを今回ほど感じることは無かった様に思います。深い原生林と所々に現れる苔むした岩の風情、渓流の様々な表情、渓流と滝が作り出す景観には他では見られない趣きがあり素晴しいな~と感じます。







 


秋の東北紅葉狩り ~八甲田山&蔦沼~

2018年11月13日 |    東北(2018)

二日目は青森市から八甲田山に行ってみました。ロープウェイに乗って山頂から紅葉を眺めようという計画です。中腹にあるロープウェイ乗り場まで車で行きましたが、道の両側の木々が見事に紅葉して、素晴しい景観を作っていました。



このドライブウェイは10年程前に「東北の夏祭り」ツアーに参加した時に通った道ですが、
その時は夏だったので周りの木々は緑濃く、今回とはまったく違った感じの道でした。

きれいに紅葉した道を、その美しさに感動しながら八甲田山中腹のロープウエイ乗り場までドライブしましたが、乗り場に着いてみると、何とロープウェイは運休でした。運休の理由は頂上には25m以上の風が吹いているので、ということでした。ドライブ中はそんなに風があるとは感じませんでしたが、山の頂上はそうなのでしょうね。
<八甲田山ロープウェイ乗り場>

大型観光バスも続々と訪れていて、ロープウェイが運休とわかり、皆さんガッカリされていました。でもそういうことであれば仕方ないですね。

つぎの訪問地の奥入瀬に行く途中にある「蔦沼」へと急ぎました。「蔦沼」は福岡を出発する直前に、その美しい紅葉がネット上に取り上げられていたので行ってみることにしたのです。

観光客が余り来ない静かな所の様に感じていましたが、行ってみてビックリ。駐車場には大型観光バスが何台も来ていました。

ビジターセンターの前を通って紅葉した林の小路を歩くと、すぐ小さな沼に出会いました。更に小道を急ぐと、そこにはネット上で見たのと同じ美しい紅葉の「蔦沼」が広がっていました。写真では判りませんが紅葉した山肌が湖に映って素晴しい景観でした。

<蔦沼>

こんな山の中の秘蔵の紅葉スポットとも思える「蔦沼」にも、大勢の中国人観光客が来られているのに驚きました。









志賀島ハイキング

2018年11月09日 | 低山歩き

学生時代の友達11人と志賀島にハイキングに行った。

博多ふ頭から「きんいん」号に乗り、


西戸崎を経由して約30分で志賀島。

志賀島の入り口に鎮座する志賀海神社にお参りした後、


神社境内横を左手に入る道から登りはじめると、



島の最も高い場所である潮見公園展望台(170m)に行き着く。


ここからは、360°の大パノラマが望める。

近くには海の中道が見える。

はるか向うに猫の島の相島、さらにそのずっと向うにうっすらと大島。

お天気が良い日には沖ノ島が望める時もあるそう。

この大パノラマはあまりにも雄大で距離があり過ぎて、

私の腕ではスマホ写真に納められない。

島の割烹旅館で、昼食に新鮮な海鮮定食を食した後、

海辺の道を通って金印公園へ。

ここは「漢委奴國王」の金印が発見された場所。

数年ぶりに訪れてみると、

新しく改修され、以前とは一変していた。


ここからは、9月に訪れた能古島がかなり近くに見えるし、

福岡タワーやヤフオクドームも見える。




しばらく公園で過ごした後、

干物などのお土産を買って渡船場へ。

午前中はいいお天気だったのが、午後からは雲が出始めたけれど、

傘を差すことは一回もなかった。

志賀島に行くといつも島の周りをドライブするだけで、

山道を登るとことはなかったので、

今回は一味違ったものになった。

家に帰って万歩計を見ると、17679歩だった。