日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

春の野の草花

2015年03月29日 | つれづれ

桜も5分咲き、爛漫の春はもうすぐ!

寒い冬の間は外に出かけても道端の草花に目を向ける余裕もありませんが、暖かくなると雑草の様な感じで咲いている草花にもしぜんに目がいきます(^-^) 家の近くの公園は割合整備されていますが、それでも
石垣の下などには春の草花が群生しています。

私は春の野に咲く草花の名前に疎く、タンポポ、レンゲ、シロツメグサくらいしか知りませんが、先日友人が色々教えてくれたので、記事にしてみました。

これは【ホトケノザ】ですネ。


花を囲むよう対生する葉の形が、仏の台座のように見えることからホトケノザと呼ばれるようになったのだとか。よく見ると赤紫の小さな花は可愛らしく、群生すると見ごたえがありますね~。


これは【ハコベ(ハコベラ)】です。


ハコベにも色んな種類があるようですが、小鳥がよく食べる草花だそうですネ。


これは【ノボロギク】、野襤褸菊と書くそうです。難しいですね~(^-^)


この写真は車の通りの多い道路の縁石辺りにたくさん生えていたうちの一本です。ヨーロッパ原産の帰化植物で、暖かい地方では一年中、花が見られるそうです。


下の写真の花は何でしょう? キレイですね~。名前が分かりません。公園の石垣の割れ目に咲いていました。



これらの草花はいわゆる雑草で、生えてきてはむしり取られていますが、一つ一つに名前がついています。お花屋さんで売られている花の様な華やかさはありませんが、よく見るとなかなか可愛らしく、味わいがあるものも多いようです。春の野に咲く草花の名前をもう少しよく知ると、日々の暮らしの楽しさが増すのかも知れませんネ。
 

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田辺聖子 姥シリーズ

2015年03月26日 | 読書

田辺聖子さんの作品に姥シリーズというのがあります。『姥ざかり』『姥ときめき』『姥うかれ』『姥勝手』がそれですが、主人公の歌子さんの痛快で颯爽とした人生観が心地よく楽しい小説です。

田辺さんが最初の『姥ざかり』を発表したのは30年以上前の昭和56年だそうで
、田辺さんによると、それが読者に喜ばれ力を得て『姥ときめき』『姥うかれ』と続けて書き、平成8年の『姥勝手』が最終巻とのことです。

私が最初に読んだのは40代半ばでしたが、『姥ざかり』を読んで、
なんて素敵なおばあちゃんなんだろうと瞬く間に歌子さんを好きになり、たちまち一冊読んでしまったのをよく覚えています。

『姥ざかり』では3人いる子供とは同居せず、東神戸の海の見える高級マンション8Fに独り暮らす歌子さんは76才。頭の回転が速くお洒落でかっこいい。そして毎日が楽しくて仕方がない。


枯淡の境地などまっぴらゴメン。周りに煙たがられようと言いたい放題、やりたい放題。そして「清く正しく美しく」の精神で、きれいなもの、明るいものにあこがれ、誰はばかることなく我が道をゆく歌子さん。

2作目の『姥ときめき』になると、歌子さんは77才になっている。でもおばあちゃんという雰囲気ではない。シルバーレディがぴったり。


戦後、船場の御寮さんとして頑張り子供たちを育て上げ、自身の資産もきっちり持ち、健康にも問題なし。今は優雅な一人暮しの歌子さんは、今日も色々の人と会い、珍事件も起きる。彼女の好奇心と周りの人の狼狽やお節介が面白く、いつまでもときめく心を忘れない歌子さんの大活躍が楽しい。

『姥うかれ』になると、歌子さんは78才になっている。彼女は相変わらず絶好調、とにかく忙しくカレンダーはいつも予定ありの赤丸付き。


が、しかし「姥蛍」という章では友人の春川夫人がポックリ亡くなり、つい最近まで元気に笑っていた人がもうこの世にいないという不思議さには、いつまでたっても馴れることはないという言葉が出てきて、『姥ざかり』『姥ときめき』とはちょっと趣が異なってきた様にも...。

4作目の『姥勝手』の表紙は、それまでのメルヘンチックな歌子さんから、パンツスーツを颯爽と着こなす熟年レディになっているのも楽しい。この変化は作品が書かれた時代の流行をそれとなく表しているのかも。


『姥勝手』では歌子さんは80才になっている。好きなローズ色のシルクデシンの洋服の着心地のめでたさ、やがて花咲く桜の春を待つ心はずみ、今月の宝塚の新しい出し物、など生き生き元気な暮らしぶりは変わらない歌子さん。

が、一緒に船場で苦労した前沢番頭、女衆のお政ドン、古い友人などが、櫛の歯が抜けるように旅立ち、
宝塚好きの叔母さんも大往生したらしい。

無情の嵐は、生き生き元気溌剌な歌子さんにも吹き付け、この巻はそれまでの巻にはない味わいになっている。

スタート時の『姥ざかり』では76才だった歌子さんも最終巻の『姥勝手』では80才。まだまだ元気で痛快な生き方は変わらない。

40代の半ばに最初にこの姥シリーズを読んだ時は、なんて魅力的なお年寄りかしらと熱烈な歌子ファンでした。それから何回も読みましたが、だんだん歌子さんの年令に自分が近づいて来るにつれて、自分の生き方を考えるバイブルの様な本になって来ました。

田辺さんの本は押しつけがましいところがなく、普通の人の普通の日常を描きながら、そこに人生の真実が含まれているというか、生き方を学んでしまう、そんな作品が多いですね。

ここまでくれば、ぜひ田辺さんに姥シリーズの第5巻を書いていただいて、80代の歌子さんを覗いてみたいものです。
 

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プロ野球オープン戦観戦

2015年03月21日 | お出かけ

昨夜、プロ野球オープン戦、ソフトバンクvs広島戦を観戦

開幕間近の為かオープン戦なのに満員の観客

スタメン1番はやはり本多だった(^-^)

盗塁がうまいし、オープン戦の打撃好調だからね~


3:3で迎えた5回裏、長谷川のヒットで4:3に

更にランナー二人を置いて、松田の3ランホーマーが飛び出し7:3に

これでほぼ試合が決まった

松田のホームランは今年から新設されたホームランテラスに入った


ホームランテラスとは、いわゆるラッキーゾ-ンのこと

外野が広~いヤフオクドームだけど

ホームランテラスの新設でホームランが出やすくなった



<新設のホームランテラス>


先発の摂津投手は4回までに3点を失う苦しい展開

球威がなくボールが高めに浮きがち

開幕投手に決まっているけれど、不安の残るピッチング内容だった


結局、ホークスは7回にも1点を入れ、8:3でゲームセット

ホークスはオープン戦の元気そのままに

ペナントレースでも頑張ってほしい

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2015ホークス開幕スタメン予想

2015年03月19日 | つれづれ

3月27日のプロ野球開幕まで約1週間です。そこで今年のソフトバンクの開幕スタメンを予想してみました。

今年は秋山監督から工藤監督に代わり、何だか予想が難しいような(^-^)。

まず、1番を誰にするか、ここでもう迷います。私が観戦した3月14日のオープン戦では長谷川が1番でしたが...。

オープン戦で打撃好調、俊足の本多を1番でどうでしょうか? 2番今宮、3番柳田、4番内川、5番イ・デホ。

柳田は4番に来てほしいところですが、ちょっと無理がある様な。もう少し経験を積み、選球眼も鍛えてほしいですね。イ・デホがもう少し打率がよければ4番がベストですが、あの打率ではね~。不動の4番バッターがいないのがホークスの泣きどころかも。

6番松田、7番長谷川 8番中村 9番鶴岡。 6、7、8番は何となくこうなりました(^-^) 書き出してみるとこんな感じです。どうでしょうかね~。

    1番 セカンド 本多

    2番 ショート 今宮

    3番 センター 柳田

    4番 レフト 内川

    5番 DH イ・デホ

    6番 サード 松田

    7番 ライト 長谷川

    8番 ファースト 中村

    9番 キャッチャー 鶴岡

こうして見てみると昨年とあまり変わり映えしませんね~。開幕投手は摂津に早くから決まっているようですが、全盛時代と比べて、何となく球威が落ちた様にも感じられ、不安無きにしもあらずです。

ホークスはオープン戦ではピッチャーの防御率は全球団1位のようですが、打率は最下位とまではいかないまでも下位で、この辺りが今年も苦労するところでしょう。

オープン戦では若い選手が何人も出てきました。練習を積んでこれからドームでその才能を花開かせてほしいといつも思います。

明日、20日の広島とのオープン戦のチケットを頂いたので観戦に行って参ります。開幕間近ですが、さてさて、どんなスタメンオーダーになるのでしょうか、楽しみです。   

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水前寺公園

2015年03月18日 |    鹿児島、熊本(2015)

水前寺公園はJR熊本駅からバスで西へ30分位の場所、熊本県庁の近くにあります。30年位前にも一度訪れましたが、今回も行ってみることにしました。当然ですが30年前とお庭の感じが変わっておらず、懐かしかったですね~。

この庭園は江戸時代に造られた大名庭園で、桃山様式の回遊式庭園です。細川家三代忠利公が造園を始め、その後三代八十年をかけて完成しました。東海道五十三次を模したといわれ、正面の築山は富士山を表しているのだそうです。園内に歴代藩主とガラシャ夫人をを祀った出水神社があります。



回遊式なので園内を廻れるようになっています。築山の後ろ側には梅園があり、満開の紅梅、白梅が辺りにいい香りを漂わせているなかに、細川家初代藤孝公、三代忠利公の銅像が立っていました。この銅像は最初に来た時には無かったような...。
<梅園>
<藤孝公 忠利公像>

今回は小雨が降っていましたので園内は見物客も少なく、しっとりと落ち着いた風情で、雨の公園もなかなかいいものですね。水前寺公園は正確には水前寺成趣園というのだそうです。

そういえば、熊本市出身の歌手水前寺清子さんは、姓を水前寺公園からとり、名は加藤清正公の清の一字を頂いたと、彼女自身が語っていたのを思い出しました。


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