日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

グリュイエール

2011年08月06日 |    スイス

スイスの首都ベルンからシャモニー(仏)に向かう途中、シヨン城に立ち寄る前に、もう一ヶ所グリュイエールという村に寄りました。

ここは美しい自然に囲まれた牧畜農家が大半の、スイスらしい丘陵地帯にある山里です。そして特産のグリュイエールチーズで世界的に有名な所だそうです。静かな山里ですが、世界中から沢山の観光客が訪れていました。

Photo <グリュイエール>

ほんの数分で歩けるほど小さな村のメインストリートには、可愛い土産物店やレストランが並んでいて、素敵な噴水もありました。

Photo_2 <メインストリート>

ここでラクレットというチーズ料理が昼食に出ました。下の写真の様に角型のチーズを電熱器で上から暖めて溶かし、茹でたジャガイモに付けて頂きました。チーズの味が日本のより幾分塩辛く、またあっさりしているので、いくらでも食べれそうで美味しかったです。

Photo_3 <ラクレット>

村の高台にはグリュイエール城という13世紀に建てられたお城もありました。

Photo_4 <グリュイエール城>

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7月のスイス旅行についてのブログ記事を、9編書かせて頂きました。拙い記事ですが、楽しみながら少しづつ書き綴りました。お陰様で旅行が2倍も3倍も楽しくなった様な気がします。訪問して下さった皆様有難うございました。これからも日々の暮らしを綴っていきます。気が向いたら又ご訪問下さい、よろしく(^-^) 

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シヨン城

2011年08月05日 |    スイス

スイスの首都、ベルンからシャモニー(仏)に行く途中にシヨン城に立ち寄りました。レマン湖畔のリゾートとして有名なモントルーという小さな町があるのですが、シヨン城はこのモントルーから車で数分のレマン湖沿いにあります。

シヨン城の写真としてよく知られているのは下のような写真だと思いますが、

Photo <シヨン城>

お城の正面は下の写真の様になっています。何だか穀物倉庫のような感じもしますが...。

Photo_2 <シヨン城正面>

こじんまりとしたお城ですが、意外と中は広く、地下階、地上3階でたくさんの部屋があり、しかも広くはないですが中庭までありました。城主の部屋や宴会場には立派な暖炉があり、かっての武具や調度品が置かれていました。お城の窓からはレマン湖沿いにスイスの山々が遠望出来ました。拷問室や絞首刑室もありましたよ。

Photo_3 <シヨン城室内>

【16世紀に宗教改革を推進しようとしたジュネーヴの僧院長、ボニバァールはサボイア公国の王に捕らえられ、ベルン軍侵攻によって開放されるまでの4年間(1532年~1536年)このお城の地下牢獄の5番目の柱に鎖でつながれた】

19世紀にこのお城を訪れたイギリスの詩人バイロンが、この話を聞き、「シヨンの囚人」という叙事詩を作ったため、シヨン城の名が世界的に有名になったのだそうです。

実際に地下牢獄の入り口から3番目の柱にはバイロンのサインが残っていました。

Photo_4 <バイロンのサイン>

(最初のシヨン城の写真はネットより拝借しました)

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クライネ・シャイデックの新田次郎記念碑

2011年08月03日 |    スイス

ヨーロッパで最も高い所にある鉄道駅ユングフラウヨッホ駅に行く途中の、乗り換え駅であるクライネ・シャイデック駅裏手の小高い場所に、作家新田次郎さんの記念碑があります。

Photo

Photo_2

 

 

『八甲田山死の彷徨』などの山岳小説の名作を残し1980年に亡くなった新田次郎さんは、スイスアルプスを愛し憧れ続けて、1961年、66年、77年の3度、ここを訪れられたそうです。

この記念碑がある所はアイガー北壁下のハイキングコースの入り口近くで、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山が望める素晴らしい場所です。

この記念碑を作ったのは妻の作家藤原ていさんで、お墓は故郷の諏訪市にあるそうですが、ここには遺品のメガネ、万年筆、取材ノート、磁石などを、ていさん自身が埋められたそうです。そして彼女によれば、この記念碑は精神的なもうひとつのお墓という事です。

銅版には「アルプスを愛した日本の作家、新田次郎ここに眠る」と刻まれています。

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氷河特急 & フルカ峠越えドライブ

2011年08月02日 |    スイス

ツェルマットからグリンデルワルトへの移動は、氷河特急でアンデルマットまで行き、その先はバスでフルカ峠、グリムゼル峠越えをしてグローセシャイデックに寄り、グリンデルワルトへという道順でした。

氷河特急はツェルマット~サンモリッツ間の270kmをおよそ8時間かけて走っているパノラマカーです。平均時速は約34kmで特急というより鈍行で、世界一遅い特急と呼ばれているそうですが、その分、車窓の風景を充分堪能出来ますね~。

Photo <氷河特急車内>

私達が乗ったのはその中のツェルマット~アンデルマット間(3時間)ですが、この区間は氷河の雪解け水によって削られた断崖ぎりぎりを、ゆっくり徐行しながら進んでゆくような場所もありましたが、大部分は小さな村や町ののどかな風景を遠目に見ながらの走行です。途中ウエイトレスが飲み物のオーダーを取りに来たりしました。

Photo_2 <車窓からの風景>

アンデルマット到着後バスに乗り換えて峠越えドライブに出発です。フルカ峠(2436m)、グリムゼル峠(2165m)は冬の間は雪に閉ざされて不通になり、6~9月のみ通行可能なんだそうです。

フルカ峠は、驚くようなヘヤピンカーブの道(日光のいろは坂よりすごい?)をバスでぐんぐん上がって行くのですが、一車線で、しかもガードレールも無い道(下は断崖絶壁のところもあり!)が多いです。見通しの悪いカーブの場合、ホルンの様なのどかな警笛を出して互いを確認し、対向車があればバス優先のようでした(制限しているのか対向車はあまり来ません)。 

Photo_3<ヘアピンカーブ>

周りの景色は、森林限界を超えた所まで登ると背の高い樹木は無く、薄っすら草が生えている感じで、もっと上まで行くと岩ばかりの荒涼とした風景が広がります。こんな景色の変化を楽しめるのも、この峠越えの魅力だと思います。

Photo_5 <荒涼とした風景>

途中ローヌ氷河を見学しましたが、これがフランス南部を流れる大河ローヌ河の源流だそうです。残念なことに温暖化の影響で年々後退し、私達が見学した時は溶けない様にとの配慮だと思いますが、上部を一部シートで覆ってありました。氷河の中にも入れる様になっていて、氷河って電気に照らされるとブルーなんですね~、とてもキレイでした。

Photo_6ローヌ氷河>

Photo_7 <氷河内部>

このフルカ峠越えドライブは、登るにつれて周りの景色が、日本では見られない様な景色に変わっていく事や、途中氷河を見たり、又その中に入ったりなど、なかなか楽しい変化にとんだドライブでしたが、日本に帰ってから聞いた話では、スイス山岳ドライブ人気NO.1だそうです。なるほどと思いました。

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ブリエンツ湖 & ルツェルン(スイス)観光

2011年07月25日 |    スイス

スイス観光最終日に、グリンデルワルトからバスでインターラーケンへ出て、ブリエンツ湖遊覧をしました。

この湖は澄んだ青い色の湖水が印象的な、又どこか神秘的な感じがする湖で、湖畔には童話の世界の様な可愛い家々が並んでいました。また湖畔のブリエンツの町にはスイス唯一の木彫りの学校があり、木彫りの里として知られているそうです。

Photo_6 <ブリエンツ湖>

ブリエンツからバスで1時間ちょっとでルツェルンに着きました。今回の旅行で初めてルツェルンという街を知りましたが、思いの外、印象に残る街でした。

ルツェルンは街全体がとても綺麗で、中世の面影が残る旧市街には歴史ある噴水や外壁にフレスコ画が描かれた建物が多く点在し、風情ただよう街の様に感じました。

Photo_2 <フレスコ画のある外壁>

街の中心を流れるロイス川にかかる二つの屋根付の木の橋のうち、カペル橋がルツェルンのランドマークの様でした。この橋は14世紀後半に敵の侵入を阻む防衛橋として造られたそうで、ヨーロッパ最長の木橋だそうです。橋の中程に灯台を兼ねた見張り塔がありました。残念ながら1993年に火災にあい一部を除いて焼失し、現在の橋はその後、復元したものだそうです。

Photo_3 <カペル橋>

ルツェルンは旧市街を中心にこじんまりとした街ですが、旧市街の北にある公園の岩壁に「死に瀕したライオン」のレリーフが刻み込まれています。これは「ライオン記念碑」と呼ばれているもので、フランス革命のさなか、パリのチュイルリー宮でルイ16世とマリー・アントワネット王妃一家を警護して殉死した786名のスイス傭兵の忠誠心を称える追悼碑だそうです。

Photo_4 <ライオン記念碑>

16~18世紀、スイスは他の国々にスイス兵を傭兵として貸し出すことで国力と財力を付けていったのだそうです。なのでこの追悼碑はスイス人にとっては特別な意味があるのでしょう。

この街では3時間程でしたが、自由に街歩きをしました。四森州湖という美しい湖の向こうにはアルプスの山々が見え、街の中心を水量豊なロイス川が流れ、川には美しい橋がかかり、歴史ある旧市街の趣ある建物と現代建築が素敵に調和したルツェルンは、今回の旅行の中でも印象に残る街の一つです。

下の写真は現代建築のルツェルン駅です。駅前の広場には旧駅のファサードがそのまま今もありました。

Photo_5 <ルツェルン駅>

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