今年もいよいよ押し迫ってまいりました。私の住む福岡市は例年に較べて、この冬は寒さが厳しいような気がしますが、皆様の所は如何でしょうか?
毎年、クリスマスが過ぎると、徐々にお正月準備に取り掛かる様にしていますが、一年を有意義に過ごせなかった後悔や、年末年始の忙しい日々を思い、いつの年もこの時期は何となく憂鬱な気持ちになります。もっとも大人の女性で、お正月が待ち遠しい人っていないんじゃないでしょうかね~(笑)。
お正月用の食料品等は近くのスーパーで買うことが多いですが、西新中央商店街の「西新リヤカー部隊」のおばちゃん達から買うこともあります。以前は暮れになると、この商店街は押すな押すなの人波で、通り抜けるのに苦労する程でしたが、時代の波というか、最近は近くにある数軒の大型スーパーに押され、それ程でもなくなりました。しかし毎年暮れのこの時期は、市外からの「西新リヤカー部隊」目当ての買い物客も多いのだそうです。
<西新中央商店街>
テレビで西新が出ると、必ずといっていいくらい紹介されるのが、この「西新リヤカー部隊」です。平日の午後1時から西新中央商店街は車の進入が禁止になり、近郊の農家が作った採れたての野菜、漬物、花や、魚市場から仕入れた新鮮な魚等、さまざまな商品を積んだ「リヤカーの列」が通りの真ん中にできます。
終戦後に近郊の農家の主婦による行商が、ここに集まったのが「リヤカー部隊」の始まりなのだとか。営業するリヤカーの場所は決められていて、いつも同じ人が同じ場所で営業しています。以前はもっとリヤカーの数が多かったのですが、現在では2、30台になってしまいました。
<リヤカー部隊>
<リヤカー部隊>
リヤカーの数が減るのは、「リヤカー行商」の権利は転売できず、親族にしか譲渡できない規則になっているからだそうで、「リヤカー部隊」の高齢化が進み、いずれは自然消滅してしまうことになりそうです。
「リヤカー部隊」の商品は、大型スーパーの品揃えにはかないませんが、「旬、鮮度、安さ、そしておばちゃん達の人柄」が多くの人を引き付けています。
地元っ子の私としては、「西新リヤカー部隊」の篤い人情を継ぐ若い担い手が出てきてほしいと願っているのですけどね~...。
1年間拙いブログを読んで下さってありがとうございました。お陰様で今年も細々ながら何とか更新を続けることが出来ました。来年もよろしくお願い致します。時節柄お体に気を付けて年末年始をお過ごし下さい、そして良いお年をお迎え下さい。
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