日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

台湾 ~故宮博物院~

2015年05月16日 |    台湾

旅の最終日に故宮博物館院を見学致しました。


故宮博物院は台北市の郊外、市の北東部約8kmの山あいにあります。イギリスの大英博物館、フランスのルーブル美術館、アメリカのメトロポリタン美術館、ロシアのエルミタージュ美術館と並んで世界5大博物館に数えられているそうです。

ガイドさんによると、5000年来の中国歴代王朝から伝わる青銅器、陶磁器などの美術品、文化財が約70万点収蔵されていて、常時展示されているのは2万点にすぎないとのこと。ざっと素通りするだけでも2時間はかかり、じっくり鑑賞したら2、3日は要するらしいです。

ガイドさんに連れられて入場口のホールに行くと、びっくりするほど沢山の人々が入場を待っていて、中に入るだけでもかなりの時間がかかりました。


展示会場はどの部屋も多くの人々で混雑していましたが、ガイドさんに案内されて重要な十数点の展示物については割合効率よく見ることができました。特に青銅器や清朝晩期の象牙の彫刻などはすごいな~と、感じました。

ガイドさん付きの鑑賞のあとは自由観賞でしたので、「翠玉白菜」「肉形石」に直行しました。行ってみると順番を待つ人の数が物凄い。一瞬ひるんだのですが、最後尾に並んでいると、係りの方の誘導で4、50分後には対面することが出来ました。

16、7年前に最初にここに来た時は、この二つは今と違って楽に見ることが出来たと記憶していますが、いつの間にこんなに人気の展示物になったのでしょうね~? 

「翠玉白菜」を前にすると前回と同じく、自分のイメージの中の白菜よりだいぶ小さいな~と感じます。白菜にとまっているコオロギが1匹だと思っていたのが、今回よく見ると小さいのがもう1匹いるんですね~。


「肉形石」もかなり小さなもので、この小石を肉とイメージした製作者のセンスが素晴らしい。


混雑した中ではありましたが、お目当てのものはほぼ見ることが出来ました。ツアーでの見学なので、庭園の「至善園」や喫茶室に行けなかったのが少し残念ですが...。

「故宮博物館」見学後昼食をとり、空港に直行。その日の夜、無事福岡の我が家に帰り着きました。

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3泊4日の旅行なのに9編の記事を書いてしまいました。簡潔にまとめると3、4編ですんだと思うのですが、楽しみながらのブログ綴りで、ついついこんな数になってしまいました。お付き合い下さいました皆様ありがとうございました。

気が付けば、いつの間にか季節も移ろってゴールデンウイークも終わり、新緑の美しい季節を迎えています。これからも平凡ですが日常を綴って行こうと思います。又、お気が向いたら遊びにいらして下さいませ、よろしく。

(上の3枚の写真はネットよりお借りしました)

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台湾 ~台北101展望台~

2015年05月13日 |    台湾

中正紀念堂見学後、夕方から台北101展望台に登りました。

台北101は高さ508m、地下5階、地上101階の建物で、台北のランドマークとしてそびえ立っています。名前はこの地上101階に由来するようです。建っている場所は台北市の東部で、この辺りには新しい建物が多いように感じました。
<台北101(写真はネットよりお借りしました)

2004年竣工の台北101は、
2007年にドバイのブルジュ・ハリファが出来るまでは、世界一高いビルとしてギネスブックにも認定されていたそうです。

上の写真のように、タワー上層階は8層ごとに節があり全部で8つ節があります。節は竹の節を表しているそうで、八は縁起のいい数字で竹も縁起のいい植物というわけで、中国らしい縁起担ぎの建物と言えなくもありませんね(^-^) とはいえ、スッーと立つその姿は、とてもエレガントで素晴らしいものでした。

1F~6Fは世界の高級ブランド店街、上層階はオフィスになっていているようです。また地下にはフードコートなどもあるそうです。101展望台の入り口は5Fにありました。

ここから89階の展望台までエレベーターで一気に上がります。このエレベーターは東京スカイツリーのエレベーターと同じ日本の会社製のもので、5F~89Fまでを37秒で上ります。ホントに滑らかで快適な乗り心地でした。

89Fの展望台に着いたのは暗くなってからでしたが、そこからはガラス越しに台北の美しい夜景が見えました。



91Fには天気の良い日だけ開くもう一つの展望台があり、この日は幸運なことにオープンでした。ここは
下の写真の様に完全な屋外で、高い柵にかこまれています。まわりを一周はできませんが、120度位は周れました。
<91F屋外展望台>

台北101展望台見学後に建物の外に出た時、建物全体を自分のカメラに収めようとしましたが、あまりにも高いのでこんな写真になってしまいました(^-^)


なお、台北101は愛称で、この建物の正式名は「台北金融大樓」というそうです。台北101の方が親しみがわきますね。
 

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台湾 ~中正記念堂~

2015年05月10日 |    台湾

文武廟を観光後、台北にもどり「中正紀念堂」を見学しました。

「中正紀念堂」は故蒋介石総統の業績を称える為のメモリアルホールで、彼の死後5年の歳月をかけて建てられ、1980年に完成しました。

中正とは蒋介石元総統のまたの名を蒋中正ということから付けられた名前だそうで、場所は台北駅に近い中心部の広大な敷地の中に建っています。

正門を入ると、ずっと向う(500m位)の、89段の階段の上に70mの中正紀念堂がそびえています。89段というのは89才で亡くなられたからだそうで、青い瓦と白い大理石の壁の美しい八角形の建物です。


ここに高さ6,3mの蒋介石元総統の巨大なブロンズ像が鎮座しています。お顔は柔和で、私の持つイメージとは何となく合いませんが...。


この像を見た時、ワシントンのリンカーン記念館のリンカーン大統領像と似ていると思いました。リンカーン大統領像は白っぽい大理石で出来ていて素材はまったく違いますが、とてつもない大きさや、椅子に座って高いところから見下ろしているポーズはよく似ていると思います。

蒋介石像の背後には三民主義の本質である倫理、民主、科学の文字が彫られています。リンカーン像の後には、有名なゲティスバーグでの演説が彫られていた様に記憶しています。

ブロンズ像がある部屋のテラスからは広い美しい中国式庭園が見えました。下の写真の向うの右側の建物は国家音楽庁(コンサートホール)、左は国家戯劇院(劇場)だそうです。
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上の写真のように広い中正紀念堂庭園は、
市民が集える施設が造られ市民の憩いの場というか公園の様な感じになっていました。

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台湾 ~日月潭と文武廟~

2015年05月08日 |    台湾

台湾のほぼ中央部に日月潭と呼ばれている淡水湖があります。海抜748mの高いところにある湖で、湖の北半分が太陽の形、南半分が三日月形をしているということで、こう呼ばれている様です。



湖畔の北側には文の神様孔子と武の神様関羽、岳飛を祀る「文武廟」がありました。この様に文の神様と武の神様を同廟に祀るのは珍しいのだそうです。この廟は1999年の大地震で大きく傾いたそうですが、その後復旧され現在では地震前の姿になっていました。


廟門をくぐると広い境内の両側にいる大きなユーモラスな赤獅子が、出迎えてくれました(^-^)


そして階段の向うには壮麗な極彩色の中国式寺廟が、前段、中段、後段と続いています。


前段にはの文の神様孔子が、中段には武の神様関羽、岳飛が祀られています。下の写真の様に、武廟はとてもきらびやかでした。
中段の武廟>

寺廟を移動しながら彼方の湖の方を見ると、寺廟のオレンジ色の瓦の先に、日月潭が広がり美しい眺めでした。


日月潭と文武廟を訪れた日はお天気が良い日でエメラルド色の湖水が美しく、また極彩色の寺廟が陽に映えて、台湾の代表的観光名所と言われる言葉にたがわない心安らぐ景観でした。

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台湾 ~台中の宝覚寺~

2015年05月06日 |    台湾

台中では「宝覚寺」に行きました。

このお寺は日本統治時代に創建された禅寺で、現在は古い木造の本堂を保護するために、コンクリート製の建物で覆われていて、ちょっと変わった外観になっています。
<建物で覆われた宝覚寺>

ここの境内には、金色のとてつもない大きさ(約30m)と柔和なお顔で人気の布袋様が鎮座しています。見上げると誰でも笑顔になりますね~(^-^)  布袋様の耳やおへそに触ると幸せになれるそうですが、高くて誰もそこまで届かないので、近くにさわれる小さな布袋様がいらっしゃいました。



このお寺の正門を入って左側の境内には、戦前台中で亡くなられた日本人14000人の遺骨が安置された「遺骨安置所」がありました。


又、同じ左側の境内には日本統治時代に日本軍属として戦い、亡くなられた台湾の方々、33000人の霊を祀った英霊鎮魂碑「霊安故郷」が建っています。

台座の横に置かれた日本語の説明書によると、この英霊鎮魂碑は日本軍属として靖国神社に合祀されている台湾の方々の御霊を、靖国神社の同意のもと、ここ宝覚寺境内にに招魂奉安されたものとのことです。「霊安故郷」とは“英霊よ、故郷に安らかに眠り給え”という意味で、この題字は李登輝元総統によるものでした。



毎年11月にはこの二つの慰霊碑の前で、慰霊祭がそれぞれ行われているそうです。私は宝覚寺では金色の布袋様よりこの二つの慰霊碑の方が心に残りました。

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