日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」 展

2012年01月31日 | お出かけ

福岡市美術館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」展(1月15日~3月4日)に行ってきました。

Photo_5 <ポスター>

パンフレットによると、出展作品73点(2月7日から74点)のうち、9割が日本初公開で専門家でも目にする機会が少ない貴重な作品が多数出品されているとのことでした。

Photo_2 <会場入り口>

レオナルド・ダ・ヴィンチの現存する作品は十数点と非常に少なく、そのうちの一つでも日本に来たら大騒ぎになるくらい貴重なものの様ですね。

下の写真は本展に3点出ているレオナルドの真筆の一つで『衣紋の習作』と呼ばれているものです。写真の感じとは違って、近づかないとよく見えない様なホントに小さい作品でした。

Photo_3 <衣紋の習作(ネットより拝借)>

それを着ている人は描かれてなく、衣装のみで何となくシュールな感じがしますが、そこにない体が一層リアルに迫って来るようにも感じました。

世界で最も有名な絵、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』は2点存在するという説があるのだそうです。ルーブル美術館にある1点と、もう1点が『アイルワースのモナ・リザ』と呼ばれているもので、その絵が今回の展覧会の目玉として出展されていました。個人蔵なのであまり人の目に触れる機会が無いらしく、今回が世界初公開だそうです。

上のポスター写真の中心に置かれている絵がそれで、ルーブルの『モナ・リザ』よりモデルが幾分若く描かれていて、ダ・ヴィンチによる未完成作で真筆ではないかとの説が根強くあるのだそうです。そう言われたらモデルに瑞々しい存在感があり、そうかもしれないと思えてくる絵でした。

本展には12点の『モナ・リザ』が出展されていましたが、それはダヴィンチの弟子やその周辺作家によって描かれたものです。同時代や後の世代の多くの芸術家がダヴィンチの『モナ・リザ』に影響や刺激を受け、これだけの『モナ・リザが』が描かれたんですね~。

その他、レオナルドと弟子との共作『岩窟の聖母』や、レオナルド派の作品、同時代の画家たちの作品などが多数展示されていました。

この日、午後からは福岡大学教授、浦上雅司さんの講演会、「モナ・リザはなぜ傑作か」がありました。

Photo_4 <講演会>

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税と社会保障の一体改革

2012年01月29日 | つれづれ
 
野田政権は今、税と社会保障の一体改革を最重要課題とし、消費税率引き上げを不退転の決意で推し進めようとしています。
現世代の私達が子や孫の将来世代に負担を先送りしない為、今、受けている様々な社会保障の利益を自らの世代で負担する事は、世代の責任として当然の事だと思います。
税と社会保障の一体改革、すなわち財政再建は、歳出削減と消費税率引き上げの二つのバランスを取りながら実行する事が重要だと思います。
しかし消費税率引き上げ前に取り組むべき歳出削減にあまり重点が置かれず、マスコミも最近それを取り上げないのが不思議です。民主党政権発足時に、さかんに言われていた「行政改革(行政刷新)」を実行して、公務員の天下り先の独立行政法人に多額の予算を投入し、その法人が仕事を更に下請けに丸投げする構造を改めない限り、行政の無駄はなくならず歳出削減は絶望的だと思います。
政府は1月20日に、102の独立行政法人を統廃合や民営化で4割削減し、65法人とする事を閣議決定しましたが、統廃合ではなくそこで働く人の数を減らす事が重要で、過去をみると統廃合というのは何もしない事と同じ感じがするのは私だけではないでしょう。
あいまいな統廃合や民営化ではなく、民間で出来る事は完全に民間に任せ、完全民営化する徹底的な行政のスリム化なしに、消費税率引き上げは行うべきではないと思います。
それに公務員が独立行政法人を幾つか渡り歩き、その都度多額の退職金を得るという仕組みも、非常に問題だと思います。
又、無駄や見直しの余地の多い医療体制の改革や年金制度改革の踏み込み不足など、社会保障経費全般の削減努力も不足している様に思います。
その一例が70~74歳の病院窓口での自己負担割合を、1割から本来の2割に戻すが案が民主党の反対で先送りされた事です。厳しい保険財政を考えると本来の2割に戻すのはやむを得ないと思いますが、ここにも現政権の大衆迎合主義的体質が表れている様に思います。
歳出削減努力が甘いまま、社会保障経費と消費税率引き上げが結びつくと、消費税率は高齢者の割合が増加するにつれて、今後必要以上に高くなるでしょう。
又、大幅な消費税率引き上げで深刻な景気後退に陥らない為にも、医療費等の自己負担割合の見直し、様々な社会保障経費の縮小を国民にありのまま、丁寧に説明し、理解を得る事が何より大切なのではないでしょうか?

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高塔山

2012年01月19日 | お出かけ

久しぶりに北九州市戸畑区に行った一昨日、用事を済ませた後、午後から若松区の高塔山に行ってみました。

若戸大橋を渡り若松区に入ると正面に高塔山(130m)が見えてきます。頂上までは自動車道があり、山頂は高塔山公園になっていて、展望台、無料の駐車場、遊歩道などが整備されていました。

Photo <展望台>

よいお天気に恵まれて、この展望台からの眺めは素晴らしいものでした。

真下に若松市街地と戸畑区を結んだ若戸大橋(手前が若松区、橋の向こうが戸畑区)、その下は洞海湾、その向こうに新日鉄の工場群、ずっと向こうの中央から左側に写っている遠くの山は山口県下関市です。

Photo_2 <展望台から>

展望台の北側に見える海は響灘、そこに浮かんでいる小さな島は白島の石油備蓄基地、手前には響灘工業団地の埋立地も写っています。

Photo_4 <展望台北側から>

この展望台がある高塔山公園は、桜、つつじ、紫陽花の名所としてよく知られていますが、残念ながら冬の今は何も咲いていません。でもここからの素晴らしい眺望に大満足しました。

Photo_5 <高塔山公園>

若松が生んだ芥川賞作家、火野葦平の住居だった「河伯洞」にも寄りました。「河伯洞」はカッパの棲家という意味だそうで、それは高塔山の麓の山手通りにありました。私は火野葦平の作品を読んだことはありませんが、葦平は河童が好きで、よく作品の題材に取り上げ、河童の絵も多く描いているそうです。

Photo_6 <河伯洞>

この家は、葦平の父が葦平の小説の印税で、葦平が出征していた1937~39(昭和12~14)年の間に、葦平の住居として建てました。今でも玄関には葦平の本名の玉井勝則の表札が掛かっています。

玄関からお座敷への廊下には、大きなテーブル位の大きさの桜の一枚板が何枚も使われ、当時の流行作家としての葦平の財力を知ることが出来ました。

Photo_7 <お座敷>

下の写真の右奥の洋風外観の部分が葦平の書斎で、中は完全な和風の造りでした。ここの2階の書斎で「花と龍」「革命前夜」等の名作が生まれたのだそうです。そして1960年(昭和35年)1月24日、ここで自らの命を絶ちました。

Photo_8 <縁側外観>

Photo_9 <書斎>

「河伯洞」は、今は葦平の三男夫妻が管理されていて、見学者も多いようです。そして定期的に映画が上映されたり、文学的な集まりになどに使われている様です。

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愛宕神社

2012年01月15日 | お出かけ

福岡市は寒い日が続いています。センター試験が行われる丁度今頃は、毎年寒いですね~。

運動不足解消の為、家の西方、3km位の所にある愛宕神社まで歩いてみました。

明治通り愛宕下から神社への坂道は息が苦しくなる程の急勾配です。その為でしょうか、ここに戦前、戦中にかけてゴンドラ8人乗りの愛宕神社参拝用のロープウェイがあったのだそうです

戦時中、従業員は徴兵され、ロープやワイヤー、車体までも供出せざるをえなくなり、昭和18年、開業以来15年で、多くの惜しむ声の中、ロープウェイはその姿を消したのだそうです。私も知らなかったのですが、階段下の鳥居の近くにその様な説明板がありました。日本で二番目、九州初のロープウェイだったそうです。

鳥居から階段を登ると本殿がある頂上です。街はもうお正月気分ではないですが、ここ本殿の周りにはまだ紅白の祝い幕が張ってあり、参拝者も多く、破魔矢、その他のお正月の縁起物販売、巫女さんによる祈願受付も行われていて、お正月気分覚めやらずの様でした。

Photo <愛宕神社本殿>

Photo_2 <祈願受付所>

Photo_4 <縁起物販売>

本殿があるところは愛宕山山頂なので、遮るものなく博多湾をぐるっと見渡せる景色はまさに絶景。私はここからの眺望を楽しみに愛宕神社にお参りするんですよ、毎回。春夏秋冬いつ見ても見飽きませんね~。

東を望めば百道浜、福岡タワー、その向こうに西戸崎方面、西を見れば能古島、志賀島。海が見える景色っていいものですね~(以前も同じ様な感じの写真をアップした様な...)。

Photo_5 <新年の百道浜方面>

Photo_6 <新年の左、能古の島、右、志賀島>

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木の葉モール橋本

2012年01月08日 | お出かけ

時間の経つのは早いもので、年が明けて既に一週間が過ぎました。家の中にいるとどうしても運動不足気味になるので、午後から昨年4月に開店した「木の葉モール橋本」に初めて行ってみました。

「木の葉モール橋本」は福岡市地下鉄七隈線の終点橋本駅に隣接した場所にあり、駅からの連絡通路は高架橋になっています。

Photo <木の葉モール橋本>

Photo_2 <エントランス>

「木の葉モール橋本」の運営会社はキャナルシティ博多やリバーウォーク北九州を運営している福岡地所だそうですが、シネマコンプレックスなどを備え、アミューズメント性を追求した従来の若い人向けのモールと違って、ここはファミリー向けのモールの様です。

Photo_3 <中央ホール>

「無印良品」、「ユニクロ」、雑貨館「インキューブ」等の大型店や飲食店、カフェ、大型スーパー、フードコート、ファッションアパレル店、へアーサロン、ネイルサロン、旅行社など約120店が出店し、家族連れで、ここで半日は充分時間を過ごせる感じです。

Photo_4 <吹き抜けの店内>

そして環境にも配慮したエコモールとなっており、建物の屋上には下の写真の様に、木の葉型をした台の上に太陽光発電のパネルが沢山設置されていて、これで店内の電力をある程度賄っているのだそうです。この太陽光パネルは商業施設としては九州最大規模ということです。

Photo_5 <屋上の太陽光発電パネル>

このモールのデザインはキャナルシティ博多やリバーウォーク北九州を手掛けたジョン・ジャーディ氏だそうですが、これらの2つの建物とは趣の違うナチュラルな感じの外観に仕上がっています。一つ思うのは、折角、地下鉄橋本駅に隣接した場所にあるモールなので、駅からの連絡通路は利便性を考えて、高架ではなく地下通路にした方がよかったのではという事です(多分、経済性を考えてこうなったのでしょうが...)。

「木の葉モール橋本」のある地下鉄橋本駅付近は福岡市の西のはずれで、市中心部の商業地区とはまったく離れた場所にありますが、かなりの人出で活気がありました。大型駐車場は3時間無料でした。

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