日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

「輝ける皇妃 エリザベート展」

2012年04月27日 | お出かけ

福岡市博物館で催されている「輝ける皇妃 エリザベート展」(4/7~6/17)に行って来ました。

Photo_2 <福岡市博物館>

Photo_3 <ポスター>

Photo_5 <会場入り口>

エリザベート(愛称シシィ)はオーストリア・ハンガリー帝国、フランツ・ヨーゼフ皇帝の妻で美貌の皇后として知られ、その波乱の生涯はミュージカルや映画にもなっています。

2、3年前にテレビでロミーシュナイダーがエリザベートを演じている古い映画を見ましたが、本来の快活な明るい性格が宮廷生活になじめず、少しづつ変わっていく様子が描かれていました。

エリザベートは身長172cm、体重50kg、ウエスト50cmだったそうで、今回はその驚きのプロポーションを維持したコルセット、又彼女の美しさを一層輝かせたに違いない金の装飾品、夜会用の扇子等の工芸品、愛用の家具類など、エリザベートゆかりの品々が展示されていました。

が、何といってもこの展覧会の目玉は、エリザベートの肖像画の中で最も有名な、ヴィンターハルター作の「オーストリア皇妃エリザベート」に描かれている星の髪飾り「シシィの星」(レプリカではない)で、今回が世界初公開だそうです。

Photo_6 <ヴィンターハルター作の肖像画(ネットより拝借)>

他の展示物とは違って、「シシィの星」だけは別格で展示されていました。肖像画では髪飾りは8個描かれていますが、エリザベートはその幾つかを女官達にプレゼントした事もあったそうで、女官達の子孫から宝石商の手に渡ったものの一つが、今回の展示品なのだそうです。

表示では髪飾りとなっていますが、展示品にはブローチ風の留め金がついていました。もしかしたら、プレゼントされた人がブローチに作り変えたのかも...。それに肖像画の髪飾りとは、見た感じが何となく違っているような気もします。実際のバランスを考えて、すこし形を変えて描いたのかもしれませんね。

今回の展示物は家具を除くと、そのほとんどが小さなもので、ハプスブルグ帝国の皇妃であるエリザベートの展覧会にしては、非常に質素で地味な気がしました。エリザベートの生涯は華やかさと哀しみが背中合わせだったと言われていますが、愛用の品々を見ながら彼女の日常に思いをはせました。

(展示品は撮影禁止でした。ヴィンターハルター作の肖像画「オーストリア皇妃エリザベート」は今回は展示されていませんでした。)

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佐賀県へお出かけ ~有田、伊万里~

2012年04月23日 | お出かけ

佐賀県庁を見学の後、長崎自動車道、西九州自動車道を通り有田、伊万里に行きました。

有田は磁器発祥の地として知られ、400年の歴史に育まれた古い町並みが残っていて、老舗の磁器メーカーや窯元が軒を並べています。

ゴールデンウイークに催される有田陶器市の期間中は、JR有田駅~上有田駅周辺を結ぶ道路を中心に約4キロにわたっておよそ550の陶器店が並ぶそうです。

JR有田駅から南東に少し離れた所に、有田ポーセリンパークがあります。園内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、ポーセリンパークのシンボル、ツヴィンガー宮殿で、これは18世紀初頭のドイツ・バロック建築の華といわれた宮殿を再現したものなんだそうです。

Photo_18 <ポーセリンパーク>

この宮殿の再現は、ヨーロッパの王侯貴族を魅了し、世界の陶磁器に影響を与えた有田ならではのもので、宮殿内部には幕末から明治期にかけての有田焼の作品が展示されていました。又一部は結婚式場にもなっている様です。

広々とした園内には、有田焼の体験工房をはじめ、飲食施設、喫茶、パン工房などがあり、お庭を見ながら1日ゆっくりとくつろげる施設となっています。平日なので見学者は少なかったですが、欧米、韓国、中国などからの観光客もおられました。

JR有田駅から南へ徒歩10分位のところに、佐賀県立九州陶磁器文化館があります。ここには九州の陶磁器に関する資料が豊富に展示され、江戸時代の有田陶器を集めた「柴田コレクション」、ヨーロッパに輸出された豪華な古伊万里を集めた「蒲原コレクション」は必見です。

Photo_19 <佐賀県立九州陶磁器文化館>

有田焼は近くの伊万里港からヨーロッパに積み出されていたので、伊万里焼とも呼ばれています。中世ヨーロッパの王侯貴族がこぞって伊万里焼を欲しがり、有名なマイセンの窯でもこれらの日本の磁器を模倣するほどでした。

Photo_20 <古伊万里(蒲原コレクション)

  <古伊万里(蒲原コレクション)>

Photo_24 <古伊万里(蒲原コレクション)>

伊万里は佐賀県の西側に位置し、江戸時代には陶器の積出港として栄えました。その伊万里の南にある大川内山(おおかわちやま)を訪ねました。ここは鍋島藩の御用釜で、門外不出の技術の流出を防ぐために、関所まで置かれた秘陶の里です。人里はなれた山あいの奇岩を背景に30軒程の窯元が軒を並べ、レンガ造りの窯元の煙突が風情を感じさせます。折から小雨が降りだし、背景の奇岩に霧がかかり、さながら墨絵のような雰囲気を醸していました。

Photo_25 <大川内山の町並み>

今回は福岡市(自宅)⇒佐賀市⇒有田⇒伊万里から唐津経由で福岡市に戻りました。一日の全走行距離は202kmでした。

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佐賀県庁(1)

2012年04月21日 | 県庁めぐり

佐賀県の県庁所在地の佐賀市、焼き物の町、有田、伊万里に行って来ました。

最初に立ち寄った佐賀県庁は佐賀城址にあり、逆コの字型のお堀の内側に建っています。この辺りには図書館、学校、体育館、博物館など文化施設が集中して建っていて佐賀県の要ともいえる地域です

Photo <佐賀県庁>

まず県庁受付で来庁記念のスタンプを押し、最上階、13階にある展望スペースに行ってみました。ここは佐賀市を一望出来る場所で、360度のパノラマが広がっています。県庁舎はおそらく佐賀市では一番高い建物ではないでしょうか。

Photo_11 <来庁記念スタンプ>

下の写真は展望スペースより北東方面を見たもので、お堀と県木の楠が調和してとても綺麗でした。お堀に架かる橋は佐賀市のメインストリート、中央大通りに続いています。

Photo_2 <展望スペースより北東を望む>

下の写真は展望スペースより北を見たもので、中央のビルが県警本部、右奥が市の中心部です。

Photo_3 <展望スペースより北を望む>

下は展望スペースより西を見たもので、中央より右よりのビルはホテルニューオータニ佐賀です。

Photo_4 <展望スペースより西を望む>

下は南側を見たもので、佐賀テレビのアンテナが見えます。右側は佐賀西高校のグランドと校舎です。

Photo_5 <展望スペースより南を見る>

下は東側を見たもので、逆三角形の屋根は記念体育館、その左下は県立図書館、下に一部見えているのは、県庁本館棟です。

Photo_6 <展望スペースより東を望む>

佐賀市のメインストリートは中央大通り(愛称シンボルロード)と呼ばれ、JR佐賀駅と佐賀城址を結んでいます。道幅が広い立派な通りで、電線の地中化もなされ、落ち着いた都市景観を醸し出していますが、平日の午前中だった為か、メイン通りにしては人通りが驚く程少い感じがしました。

Photo_7 <中央大通り>

Photo <JR佐賀駅>

今回の訪問で、佐賀市は華やかさは無いけれど、緑豊かで、落ち着いた静かな雰囲気の県庁所在地の様に思いました。そして大隈重信(早稲田大を創設)、江藤新平(近代司法制度創始者)、鍋島直正(文明に明るい幕末の名君)、田中耕太郎(法曹界の頂点に立つ)などの人材を輩出しているそうです

県庁で頂いたパンフレットによると、
佐賀県の人口は84,9709人(H.22.10.1の国勢調査による)とのことです。

(佐賀県庁所在地 佐賀県佐賀市城内1-1-59)

(佐賀県庁見学日 H.24年4月19日)

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音楽座 『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』

2012年04月16日 | お出かけ

福岡市民劇場4月例会で音楽座のミュージカル、「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」を観劇しました。

Photo <ポスター>

日本のミュージカルは翻訳ミュージカルが主流らしく、そんな中で日本人による日本語のオリジナルミュージカルの傑作として生まれたのが、今回の『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』のようです。そして、この作品は初演から既に20年経っていて、日本のミュージカル界が到達したレベルを確かめる事のできる作品との評価なのだそうです。

私は何となくミュージカルは苦手なので、せっかく例会に選ばれているのだし、と思いながらの観劇でしたが、歌とダンスと演劇が一体となった舞台で、なかなか見ごたえがありました。

ダンスの動きの一つ一つに切れと迫力があり、役者さん達の熱気が伝わって来ました。主役の佳代役の高野菜々さんの透き通る張りのある歌声は舞台を引き締め、観客を魅了しているようでした。又彼女の元気な関西弁もすばらしく、これからが楽しみな役者さんだと感じました。

ただ、私の理解不足から、地球から遠く離れたラス星のラス星人が登場するあたりのストーリーが今ひとつ飲み込めず、このミュージカルのテーマ「愛と生命の尊厳」がうまく伝わって来ないのが心残りでしたが...。

舞台終了後、役者さん達が観客に挨拶される為、会場入り口付近に扮装のまま並ばれましたが、どの役者さんも引き締った体型、物腰で、彼らの日頃の鍛錬がうかがわれました。

上の写真のポスターはこのミュージカルの初演ポスターで、佐藤晃二氏デザインによるものだそうです。その原画はMoMA(ニューヨーク近代美術館)のポスターコンペで一席を獲得。以来、同美術館にパーマネントコレクションとして所蔵されているとのことです。佐藤氏が作品に込めたのは、「掌にある宇宙、指から宇宙につながる光」というイメージなのだそうです。

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プロ野球観戦

2012年04月13日 | お出かけ

プロ野球が開幕して2週間あまり。

今年のソフトバンクホークスは投の柱の杉内、和田が去って、大幅な戦力ダウンが予想され、不安を抱えた中で開幕を迎えましたが、案に反して昨日まで9勝3敗の好成績、パリーグ1位と素晴らしい滑り出しでホッとしています。

昨日はソフトバンク vs 日本ハム3連戦の第3戦を、今シーズン初めてヤフードームで観戦しました。

ソフトバンクは一昨日の小倉球場での試合で、日本ハムに14:0の大差で負けているので、その影響が出なければいいがなぁ等と、思いながらドームに行きましたが、平日の為か一昨日の大負けの為か、観客の数が予想外に少なく、少し寂しい試合開始でした。

立ち上がりに不安があると言われている大隣投手は、昨日は初回から危なげのない投球で、日ハムに3塁を踏ませず、完封勝利。

7 <ラッキーセブン>

打線も4回の松中の適時打で2点を先制、7回もペーニャの2塁打で加点し、8回にも1点が入り、9階裏を待たずにゲームセット。

開幕ローテーションからペニー、ピント、新垣の3人が外れ、台所事情が苦しい中での大隣の力投にソフトバンクファンとしてはホッとする思いです。

Photo <大型ビジョンに写る大隣投手>

今日から15日までヤフードームで千葉ロッテとの3連戦。予告先発ではソフトバンクは摂津、千葉ロッテは成瀬。エース対決で締まった試合になればいいですね~

 

 

 

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