日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

カナディアンロッキーへの旅 ~カルガリー空港へ~

2013年07月11日 |    カナダ

観光はバンフで終了。最終日は成田への直行便が出ているカルガリー空港までの移動です。

何日か前にバンフの隣町のキャンモアという町が集中豪雨にみまわれたらしく、そこを通っている国道1号線が不通になっているそうで、別ルートを通って、カルガリーまで行かなければということになり、早朝にバンフを出発して、アイスフィールド・パークウエイを2日前とは逆方向に走り、途中から11号線、2号線に入り、カルガリーへと急ぎました。

早朝のアイスフィールド・パークウエイは私達のバス以外は観光バスはまだ1台も通ってなく、ハイウエイから見えるカナディアンロッキーの山々に朝日が当たって、この世の物とは思えない(大げさ?)すばらしい景色が堪能できました(写真ではそのすばらしさを捕らえきれていませんが...)。
Photo
Photo_2
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早朝だったためか、野生の熊がハイウエイ脇でエサを探しているのにも遭遇しました。ラッキー!
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11号線から2号線に入ると、今までの雪をかぶった3000M級の山々の景色から、次第に緑の牧草地が広がる景色に変っていきました。雪を被ったカナディアンロッキーの山々が、緑の牧草地のはるか彼方の地平線上にかすかに見えていたのが、いつの間にかそれもなくなり、しばらくするとカルガリー空港でした。その後、10時間近くのフライトで成田到着。その日のうちに福岡の我が家へ無事帰り着きました。
Photo_6 <カルガリー空港>

今回のカナ
ディアンロッキーの旅についての記事を6編書かせていただきました。駆け足旅行をさらに駆け足で書いたので、かなり荒っぽい記事になってしまいましたが、読んで下さった皆様ありがとうございました。これからも風まかせではありますが、日常を綴って参りますので、お気が向いたら、又お遊びにいらしてくださいね、よろしく~

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カナディアンロッキーへの旅 ~バンフ~

2013年07月09日 |    カナダ

アイスフィールド・パークウエイを通過しながら観光した後、バンフに到着。翌日はバンフの町を巡りました。

バンフは大きな町ではありませんが、カナディアンロッキー観光の拠点になる町で、世界中から観光客が集まる町のようです。もともとは鉄道会社の職員による温泉発見で静かな温泉地だったらしいですが、時代とともに今日の様な、活気のある一大リゾート地になったようです。
下の写真はバンフのメイン通り、「バンフ通り」で正面の山はバンフを代表する山、マウントランドルです。
Photo_3 <バンフ通り>

バンフ通りの南の突き当たりにあるのがカスケード・ロックガーデン。下の写真は園内にある国立公園管理事務所ですが、石造りのなかなか趣のある建物でした。園内には西洋あづま屋(?)もありキレイに手入れされていました。
Photo_4 <管理事務所>
Photo_6 <園内>

フードゥースと呼ばれる奇岩も見学しました。これは土砂で出来た山肌を水が流れ、その侵食によって出来たもので、先住民はフードゥースを巨人に見立てていたのだそう。下の写真のフードゥースの前を流れるのはボウ川です。
Photo_7 <フードゥース>

バンフの町の南方にあるのがサルファー山で、1538mの山麓駅から2285mの山頂駅までが8分のゴンドラで結ばれています。山頂からは下の写真の様にバンフの町と周辺の山々や川が望めました。写真の中央の小高い山はトンネル山でトンネル山の西側にバンフの町が写っています。トンネル山の東を流れるのがボウ川です。このボウ川はマリリン・モンロー、ロバート・ミッチャムが共演した映画『帰らざる河』の舞台となった川なのだそうです。そういえばイカダによる激流下りのシーンがあったような...。
Photo_8 <サルファー山々頂から>

グループでの観光が終わった後、しばらくバンフの町を散策しました。メイン通り、「バンフ通り」の500m位の間にオシャレなお店が並んでいます。大橋巨泉さん経営の土産物店、「OKギフトショップ」もありましたよ(^-^)。
バンフの人口は約5000人位だそうですが、観光シーズンの夏場には約6倍の人口になるのだそうです。
Photo_9 <バンフの土産物店街>

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カナディアンロッキーへの旅 ~アイスフィールド・パークウエイ~

2013年07月06日 |    カナダ

5日目の今日は、いよいよこの旅行のハイライト、アイスフィールド・パークウエイを通り、その沿線の氷河や氷河湖の観光です。

アイスフィールド・パークウェイはジャスパーからレイクルイーズへと続く約230kmの山岳観光道路。コロンビア大氷原を源とするアサバスカ氷河やクロムフット氷河など多くの氷河が点在するところからアイスフィールドの名前が付いたようです。

3000mを越えるカナディアンロッキーの山々に挟まれた氷河や豪快な滝、美しい湖などを感動とともに見学いたしました。この辺りは山岳地帯でもあり結構雨が多い地域のようですが、私達が通り抜けた日は、快晴とまではいきませんでしたが、いいお天気で、楽しく観光できました。

ジャスパーからアイスフィールド・パークウェイに入り、最初に見学したのがアサバスカ滝。雪解け水やアサバスカ川の流れを集め、大音響とともに豪快に流れ落ちていました。
Photo <アサバスカ滝>

さらにしばらく走り、カナディアンロッキー最大の見所、コロンビア大氷原を訪れました。コロンビア大氷原はロッキー山脈の中でも最大の氷域を誇る氷原なのだそうですが、温暖化の影響からかこの150年間に氷河の末端が1,5kmも後退しているそうです。

雪上車がある
ところまでバスで行き、雪上車に乗り換えです。
Photo_2 <雪上車>
Photo_3 <雪上車内>

雪の上をゆっくり走る雪上車でコロンビア大氷原へ。
Photo_4 <コロンビア大氷原>

雪上車から降り、周りの山を見渡すと氷河をかぶった山々がすぐそこにあり、ここでしばらく氷河の溶け水を飲んだり、氷原の雪に触ったりして過ごしました。この日はお天気が良かったので周りの景色がはっきり見えましたが、まったく何も見えない日もあるのだとか。陽が照って風もなかったので、それほどの寒さは感じませんでしたが、日本の真冬の防寒着での観光でした。
Photo_15 <氷河を抱いた山>

またバスに乗り換え、アイスフィールド・パークウエイを走行。
車窓には雪をかぶった3000m級の雄大なカナディアンロッキーの山々が。
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鳥が口ばしを下に向け羽根を広げて急降下しているように見える(?)、スノーバード氷河。
Photo_7 <スノーバード氷河>

氷河が砕いた岩の粒が溶け込み、空の色を反射して湖水の色が変化する神秘的な氷河湖、ペイトーレイク。
Photo_8 <ペイトーレイク>

氷河湖のボウレイク。湖水の透明度の高さと山肌のラインが美しい。
Photo_16 <ボウレイク>

ボウレイクを過ぎると、まもなく車窓から見えてくるのがクロウフット氷河。今から100年ほど前には3本の氷河がカラスの足のようにのびていためこの名前が付いいたそうですが、現在は写真の様に2本しか残っていませんね。

Photo_9 <クロウフット氷河>

アイスフィールド・パークウェイの終盤近くにあるのが、レイクルイーズです。ルイーズ湖はカナダの湖の中で最も美しいといわれる湖で「ロッキーの宝石」ともよばれています。なるほど氷河を抱いたマウントビクトリアが向こうに迫り美しい姿です(下の写真ではその美しさを捕らえきれてはいませんが...)。湖を正面に見る高級ホテルが湖畔にあり、この辺りは静かなリゾート地の趣でした。
Photo_11 <ルイーズ湖>


ルイーズ湖の近くには、モレーン湖と呼ばれるもう一つの美しい湖があります。エメラルド色の湖水の色と、周りの10の峰々との対比が美しく、モレーン湖と10ピークスと言われているようです。
Photo_12 <モレーン湖>

レイクルイーズからは国道1号線を走行し、車窓からはお城のようなキャッスルマウンテンが見えだしました。そしてしばらく走ると目的地のバンフ到着でした。

Photo_13 <キャッスルマウンテン>

アイスフィールド・パークウエイの走行は、雄大なカナディアンロッキーの美しい景色とともに、車窓から野生の鹿や大鷲が見えたり、また湖の周りに咲く美しい高山植物を見たりなど、景色以外にも見どころが多く、なかなか楽しいドライブでした。国立公園内では野生動物は保護されているらしく、自然な状態で生息
しているようです。
Photo_2 <野生の鹿>
Photo_4<ワイルドローズ>
Photo_19 <トロリウス・アルビフロルス>

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カナディアンロッキーへの旅 ~ジャスパー~

2013年07月04日 |    カナダ

ジャスパー到着の翌日、ホテルから5、6kmのマリーン渓谷を観光しました。カナディアンロッキーには4つの国立公園があり、ジャスパー国立公園は一番広く、最も北にあります。

ジャスパー国立公園内のマリーン渓谷(50m)はカナディアンロッキーの中で最も深い渓谷です。マリーン川が石灰岩を浸食して出来た自然の造形美が見られ、現在の姿になるまでに1万年以上経っているといわれているのだとか。数日前の大雨のためか怖いほどの水量でした。
Photo_8 <マリーン渓谷>
Photo_22

マリーン渓谷からさらに奥に入るとメディスン湖があります。この湖は湖底から水が伏流水となってマリーン渓谷へ流れてしまい、水量が減る秋になると涸れてしまうらしく、「魔法の湖」などと呼ばれているようです。現在の下の写真でも、何だか涸れてしまいそうな気配がありますね~。
Photo_9 <メディスン湖>

メディスン湖からさらに奥に入るとマリーン湖があり、この湖は氷河をかぶった山々に囲まれたジャスパー国立公園で最も大きい湖です。ここで遊覧船に乗りました。曇り空でしたが、船が進むにつれて湖水の色が刻々と変わり、その色が周りの氷河や雪をかぶったカナディアンロッキーの山々と美しく調和して、すばらしい眺めでした。この湖はカナダを代表する景勝地になっているらしく、下の写真の真ん中の小島(?)はスピリットアイランドと呼ばれ、お札にも採用されているそうですよ。
Photo_10 <マリーン湖>

Photo_12 <スピリットアイランド>

午前中の観光の後、午後の自由時間にジャスパーの町を歩いてみました。ジャスパーは小さな町で、メイン通りであるパトリシア通りの300m位の区間に店が集中しています。が周りは雄大なカナディアンロッキーの山々で囲まれている、そんな町です。

Photo_17 <VIAジャスパー駅>
Photo_18 <ジャスパーの大通り>

夕方ホテルに戻りお庭を散策していると、野生のリスに出会いました。目の前をサッーとリスが通るのは日本でも何度か見かけましたが、エサを捜しているところははじめて見ました。可愛いしぐさに思わずパチリ。いつの間にか木の根元にある小さな穴に入っていきました。
Photo_20 <リス>

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カナディアンロッキーへの旅 ~VIA鉄道(大陸横断鉄道)~

2013年07月01日 |    カナダ

夜8時半にバンクーバーのパシフィックセントラル駅からVIA鉄道(大陸横断鉄道)「カナディアン号」に乗車しました。「カナディアン号」は太平洋岸のバンクーバーから東部のトロントまで東西4466kmを走る大陸横断鉄道で、私達はその一部のバンクーバーからジャスパー間を走りました。

<パシフィックセントラル駅>

駅の構内やホームはこんな感じです。早目に駅に着いたのでまだ人影はまばらです。
Photo_3 <駅構内>
Photo_4 <駅ホーム>
Photo_5 <列車>

この列車は翌日の夕方4時頃にジャスパーに到着予定。それまで18時間の列車の旅の始まりです。中は日本の寝台車とほぼ同じ造りで、通路の片側にコンパートメントが並んでいます。
Photo_6 <コンパートメント>

部屋の中はこんな感じ。椅子は一人掛けが2つ。トイレ、洗面台が完備していて清潔で快適な造りです。部屋で一息入れた後、パークカーでのウエルカムシャンパンのサービスを受けて部屋に戻ってみると、もうベットが組み立てられ寝台車になっていました。枕元にはスイートチョコレートが一つ。オッシャレ~!
Photo_7 <車内>
Photo_8 <寝台車>

最近日本の寝台車に乗ったことはありませんが、VIA鉄道寝台車は横揺れやゴトゴト感が少なく非常によい乗り心地でした。

翌日早朝にカムループスという駅で一時停車。多くの人が車外に出て深呼吸。
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朝食は食堂車で。4人テーブルで私達と一緒になったカナダ人のご夫妻は非常に親切で、食事のオーダーの仕方など色々教えて下さいました。朝食時にランチ券が渡され、ランチの順番は朝食の順番と同じになる仕組みの様でした。
Photo_11 <食堂車>

この列車には一部2階部分に展望車が付いた車両があり、時々ここに行って車窓からの美しい眺めを楽しみました。スタッフの方のVIA鉄道の歴史や外の景色の説明もあります。
Photo_12 <展望車>
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車窓には美しい雄大なカナディアンロッキー。
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カナディアンロッキー最高峰のマウントロブソン(3954m)が見えてきました。
Photo_18 <ロブソン山>

ジャスパーに近くなってピラミッド山も見えてきました。
Photo_19 <ピラミッド山>

18時間以上もの列車の旅でしたが、車窓から見える雄大で美しい景色を眺めたり、食堂車に行ったり、パークカー、展望車など車両を変えながら写真を撮ったりしていると、時間がまたたく間に過ぎ、あっという間のジャスパー到着でした。
Photo_20 <ジャスパー到着>
Photo_21 <ジャスパー駅構内>

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