日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

俳句で遊ぶ ~夏を詠んだ句~

2020年08月28日 | つれづれ

福岡市は連日猛暑続きで、一昨日は38度でこの夏一番の暑さでした。

日中、この暑さでは大人しく家にいる他はなく、

またまた俳句で遊ぶことに相成りました。

そこで、今回は俳人達は暑い夏をどんな風に詠んでいるのか、

覗いてみました。
よろしければ、お付き合い下さいませ。



『夏雲の 湧きて定まる 心あり』    中村汀女 

『張りとおす 女の意地や 藍ゆかた』  杉田久女

『暑く暗く 大群衆と 花火待つ』    東西三鬼

 『美しき 緑走れり 夏料理』       星野立子

『匙舐めて 童たのしも 夏氷』     山口誓子

最初の中村汀女の句は、夏雲の力強さが自分の決心を後押ししてくれた、
決心が定まったという感じでしょうか、なるほどと思いましたね。
作者の中村汀女は昭和の女流俳人の第一人者。

二番目の杉田久女の句は、彼女がホトトギス除名から一年後に
『俳句研究』に発表した句ですが、藍浴衣という季語の使い方が
キッパリと小気味よく、ホトトギス除名という句の背景を
抜きにしても、魅力的な句だと思います。

三番目の東西三鬼の句は、真夏の暑い夜に花火大会が始まるのを
群衆の中の一人として、今か今かと待っている。そんな期待に満ちた
時間を詠っています。わたしにも経験があるので、作者の
気持ちが
よくわかりますね。

四番目の星野立子の句は、ハッとする様な綺麗な句ですね。
涼しさも伝わってきて、女性ならではの句です。
星野立子は高浜虚子の娘で、虚子の後援を受けて女性俳誌
『玉藻』を主宰していました。この句は彼女の代表句と言っても
いいでしょう。

最後の山口誓子の句は、暑い夏の日に子供達がかき氷を食べています。
その冷たさ、甘さを味わう様に匙をなめながら、楽しそうに。
小さい子供に対する暖かい視線が感じられますね。



夏を詠んだ句は、どれ位あるのか想像もつきませんが、

上の五句は私が知っている夏を詠んだ好きな句です。

作者の五人はこのブログのカテゴリーの一つ、俳人杉田久女(考)の

記事を書くために調べていた時に知った俳人達で、

私にとって非常に身近に感じる方々なのです。

暇な時はこんな風に俳句で遊んでいるのですよ。

お笑いください(笑)。





夜になると雰囲気が一変!?

2020年08月21日 | つれづれ

何だか不安になる様な猛暑続きですが、皆様、お変わりありませんか。



いつもは明るいうちに歩いている散歩コースを、

昨日は、初めて夜8時頃に歩きました。

昼間は何ということはない、ありふれた景色ですが、

夜になると一変し、

ロマンチックな雰囲気に変わっていて驚きました。


川面に写るマンションの明りが美しい。

昼間見ても何も感じないマンションですが、

夜、それぞれの部屋の明りを見ていると、

あの明りの一つ一つに、様々な人々の人生があるんだな~とか思って、

感傷的になってしまうから、不思議です。

橋の中程で写真を撮っていると、川面を気持ちの良い海風が渡り、

ホントに至福の時間でした。



ここから家まで往復で約6000歩。

最近ではお気に入りの散歩コースです。







エアリズムマスク

2020年08月12日 | つれづれ

先日映画を観た帰りにユニクロに寄りました。

目的の物は買えませんでしたが、帰ろうと店内を歩いていると、

陳列ワゴンにエアリズムマスクが沢山置かれているのが目に留まりました。
<マスク売り場>

このマスクが6月にネットや店舗で販売され始めた頃は、

なかなか手に入らない状態が続いていた様で、

ブログなどでも、そのことを嘆いた記事をよく見かけました。

が、今は上の写真の様な感じで、いつでも買えるようです。

私は夏用のマスクが欲しいと思っていたので、

さっそく3枚入り990円で一つ買い求めました。


さて、家に帰ってこのエアリズムマスクを口元に当ててみた感じですが、


いつもしている不織布マスクと違って、

付けた瞬間は素材から来るなめらか感はありますが、

布なので厚みがあり、暑苦しい感じがしますね。

エアリズムという素材のイメージから、夏用のマスクと思っていましたが、

実際に当ててみると、それとはちょっと違うようです。

それにマスクが入っている袋のどこにも、夏用マスクとは書いてありません。

今まで使っている不織布マスクは布ではないので、

付けた時に頬の辺りに僅かな隙間が出来たりしますが、

このエアリズムマスクはそんなことは無く、

頬にピッタリとフイットする感じです。

このピッタリフイットする感じも暑苦しく思われるのかもしれません。

しかし、ウィルスの侵入を防ぐという意味では、

大切なことですよね。

ですが私は猛暑の今の時期に、このマスクをする気にはなれませんね~。

少し涼しくなった頃に、まだマスクが必要であれば

今までの不織布マスクよりこのエアリズムマスクの方がいい様な気がします。

本当は、新型コロナ感染拡大が次第に終息に向かい、

マスクなど必要なくなってほしいですけれどね。

そのような訳で、夏用にと買い求めたエアリズムマスクですが、

この先、感染状況がどうなるか分かりませんけど、

これから秋に備えて大切に仕舞っておこうと思っています。





映画「プラド美術館 ~驚異のコレクション~」

2020年08月07日 | お出かけ

久々に夫と映画「プラド美術館 ~驚異のコレクション~」を観て参りました。


最後に映画を観たのが
3月半ばだったので、約5か月ぶりの映画でした。

平日の昼間でしたが、館内は割合混んでいて、

私の様な高齢者が思っていた以上に多かったですね。

こういう時期なので、皆様外出したくてウズウズなのかも(^-^)



プラド美術館は2008年にスペインに行った時に見学しましたが、

見学時間が2時間足らずだったのと、ちょうど大規模な特別展が行われていて、

展示作品が普段とはだいぶ違っている様でした。

それで
見学しても何となく満足感が得られなかった思い出があります。

今回の映画はプラド美術館の歴史と所蔵する数々の絵の説明を、

ドキュメンタリー風に紹介したものでした。

プラド美術館を代表するエル・グレコ、ベラスケス、ゴヤなどの

作品は勿論のこと、レンブラント、ルーベンス、ティツィアーノや

その他の作者の作品、又、歴史と人物などが

学芸員によりバランスよく説明され、なかなか見ごたえがありました。

それに普段は非公開らしい修復室の様子も公開されていました。

アンジェリコの「受胎告知」などの修復現場も写され、

それは、とても興味深いものでした。

それにもう一つ、

リーフレットによるとナビゲーターはジェレミー・アイアンズで、

私はこの方はプラド美術館の学芸員だと思っていたのですが、

1990年にアカデミー賞主演男優賞受賞の俳優さんだそうですね。

彼のナビがこの映画を一層格調高くしている様に感じました。





感染者増の不安

2020年08月02日 | つれづれ

こんにちは。

長い梅雨が明け、今年も夏が巡ってまいりました。

夏は好きな季節でもあり、いつもの年は旅行の計画など楽しみでしたが、

今年は出かける予定も無く、つまらない夏になりそうです。

一昨日の金曜日に、どうしても行かなければいけない用事が出来て、

約4か月ぶりに街の中心部に行って来ました。


平日の昼間でしたが、

人出が思っていたよりずっと少なかったですね~。

私の住む福岡市の西部は人出がだいぶ戻ってきたな~と感じていたので、

市の中心部の人出の少なさは少し意外でしたが、

これは今、東京で感染者数が急に増えだしているのと連動して、

福岡県の感染者も増え始めているからでしょう。

検査数が増えたので感染者数が増えるのは当然とはいえ、

数が増えるのはやはり恐怖ですからね。

そしてこの日の東京都の新規感染者数は463人。

福岡県での確認は170人。

人口比にすると何と福岡県の方が多いのですね、驚きました。

しかもどの都市も感染経路不明者が、半数以上になっているそうですね。

今、行政が強い注意喚起を行っているし、

感染者数が爆発的に増え続けることはないでしょうが、

ちょっと油断すると元に戻り、更に増えることの繰り返しだと、

最後は医療崩壊になってしまうのではないかと不安を感じます。



福岡に秋の訪れを感じさせる福岡市筥崎宮の「放生会」も、

今年は神事を除いて中止になりました。

四季折々の季節が楽しめる環境に、

少しでも早くなってくれるといいのですけれどもね。