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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

南仏夢紀行 ~アンティーブ&ヴァンス&サン・ポール・ド・ヴァンス~

2012年06月11日 |    南仏

プロヴァンスをあとにコート・ダジュールの町、アンティーブに向かいました。コート・ダジュール、なんとロマンテックで優雅な響きでしょう! コート・ダジュールとは紺碧海岸という意味だそうで、南仏のトゥーロン辺りからイタリア国境までの地中海沿いの一帯をいうようです。

アンティーブのグリマルディ城はピカソ美術館になっています。戦後ピカソは、スペースを気にしなくていい、この広いお城で大作に取り組んだのだそうです。そしてここを去る時、ここで制作した作品の大半を市に永久貸与した事で、このグリマルディ城にピカソ美術館が生まれました。

Photo <グリマルディ城>

制作中の写真などは下の階に、作品は最上階に展示されていました。よく知られた大作「生きる喜び」などがここに展示されています。又ここのテラスからは地中海が一望でき、素晴らしい景観でした。

Photo_2 <ピカソ作「生きる喜び」(ネットより拝借)>

Photo_3 <テラスより>

コートダジュールの鷲の巣村の一つ、ヴァンスにも立ち寄りました。ヴァンスには画家マティスが晩年に、そのすべての装飾を手掛けたロザリオ礼拝堂があります。この礼拝堂は彼の芸術の集大成といわれ、自身でも自分の代表作と言っていたそうです。

Photo_4 <ロザリオ礼拝堂>

Photo_5 <礼拝堂入り口>

Photo_11 <礼拝堂内部(ネットより拝借)

白い床の上に、濃いブルー、レモンイエロー、濃いグリーンの選び抜かれた3色で構成されたステンドグラスの光が影を落とし、明るい空間を作り上げていました。祭壇右側の白いタイル壁には、修道衣をまとった聖ドミニクスの絵が黒い素描で描かれていたのが印象的でした。

ヴァンスから石灰岩の上に出来た町、サン・ポール・ド・ヴァンスを巡りました。この町はコート・ダジュールに数ある中世の町の中でも特に美しいと言われているらしく、ボナール、シャガールなど多くの芸術家達を惹きつけました。シャガールのお墓もこの町にあります。

Photo_7 <サン・ポール・ド・ヴァンス遠景>

町の入り口から一番奥の墓地まで、徒歩で30分位で行ける小さな町でしたが、細い通りの両側には中世からの石造りの家が続き、今はその多くがオシャレなショップになっています。

Photo_8 <中世の小道>

Photo_9 <シャガールのお墓>

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