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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

南仏夢紀行 ~ニース街歩き~

2012年06月17日 |    南仏

毎日を夢心地で過ごした今回の南仏旅行も残り少なくなり、ニースでの最後の2日間を自由な街歩きで楽しみました。

コート・ダジュールの中心地、ニースはアンジェ湾(天使の湾)に沿った街で、海岸線沿いにはプロムナード・デザングレと呼ばれる約3,5kmの遊歩道が造られています。この遊歩道沿いにはネグレスコなどの豪華ホテルやカフェ、レストランが軒を並べ、終日賑わっています。

Photo <プロムナード・デザングレ>

この遊歩道の一番賑わっている場所から2~300m北に広いマセナ広場があり、この辺りがニースの中心の様に感じました。広場の周りにはホテルやデパートがあり、トラムもここを横切っています。市庁舎などもこの近くにありました。

Photo_2 <マセナ広場噴水>

マセナ広場と遊歩道に挟まれ、東にのびる一帯がニースの旧市街で、その中心はサレヤ広場と呼ばれています。レストランやカフェ、土産物屋に囲まれたこの広場では朝市や花市が立ち、地元の方や観光客が集まり、活気がありました。

Photo_3 <サレヤ広場花市>

マセナ広場からプロムナード・デザングレへの道の片側は有名ブランド街の様で、ルイヴィトン、カルティエ、ティファニーなどが軒を並べています。

下の様な素敵な、賑やかな通りも...

Photo_4

Photo_5

この時期、日本ではまだ海で泳いだりはしませんが、日本と同じ様な気温のニースでは、もう多くの人が泳いでいて、遊歩道の下の海岸は色とりどりのビーチパラソルで埋まっていました。

下の写真の様に、ビーチパラソルやビーチチェアーがあるところはプライベートビーチで、柵の右側の何も無い所が公共ビーチです。プライベートビーチと公共ビーチは100mおき位に交互に造られている様です。公共ビーチは無料ですが、プライベートビーチは一人14ユーロと書いてありました。

Photo_6 <プライベートビーチ>

驚いた事に、ニースのビーチは日本の様に砂浜ではなく、丸い小石なのです。なので無料ビーチで寝ころぶ時は、皆さん必ずバスタオルや何か敷物を持参されている様でした。

プロムナード・デザングレから、旧市街の東側にある、城跡のある丘へ登る観光用のプチトラムが出ているので乗ってみました。

Photo_7 <プチトラム>

このプチトラムは旧市街の細い路地を巡りながら40分程かけて、城跡のある丘を登りました。丘の上からは素晴らしい眺めを独り占めできました! 右手に茶色の屋根の家並みの旧市街、左手に緩やかに弧を描く紺碧の海の広がり。あぁ~、はるばるニースまでやって来たんだなぁ~としみじみ思いましたね~。

Photo_8 <丘の上から>

シミエ地区にあるもう一つの美術館、マティス美術館にも行ってみました。マティス美術館は赤茶色の美しい建物で、古いオリーブの木が植わった公園内にあり、近くには発掘中のローマ遺跡もありました。

Photo_9 <マティス美術館>

館内は「ジャズ」などの躍動感に満ちた切り絵を集めた部屋、マティスならではの大胆な構図とクッキリした配色の絵が展示されている部屋など幾つかの部屋で成り、このブログでも触れたヴァンスのロザリオ礼拝堂を装飾する為の下絵や、壁絵のデッサン、礼拝堂の模型などをまとめた部屋も興味深かったです。そしてマティス作品の展示だけではなく、日常使っていた家具や装飾品も展示されていました。

今回の南フランス旅行についてのブログ記事を5編書かせて頂きました。何だか下手なガイドブックの様な記事になってしまった気もしますが、ご訪問下さった皆様、ありがとうございました。

特に前回の、ニース&モナコ&エズの記事には、私のブログ中、過去最高の数のクリックを頂き感激しています。これを励みに、これからも日常を綴っていきたいと思います。お気が向いたら、又お遊びにいらして下さい。

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