Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

べべとお出かけ~ポール・グリモー小型船~

2016-04-29 | キャバレール周辺案内

【2歳10ヶ月】
キャバレールから車で30分ほどの、サン・トロペ湾に面したグリモー( Grimaud )という村には、「プロバンスのベニス」と呼ばれる湖上都市「ポール・グリモー( Port Grimaud )」があります。ポール( Port )とは港の意で、ここはマリーナと村が一つになり、全長7kmの運河で囲まれた人工の町。だから驚くべき、自宅の前に自家用ヨットやクルーザーが停泊されているのです! 南仏リゾートへ行くとたいがい、マリーナがあるとその近所には近代的マンションが立ち並ぶものですが、ここはプロバンス様式の伝統建築で規制されているため、パステルカラーの街並みが美しく、また車の乗り入れも制限されています。


これまでにも何度か散歩がてら訪れたことがあったのですが、今日は「小型船」で水上からの街並み散策を楽しんでみることにしました。電気でモーターを回す、免許も要らない、いたって簡単な船を借りることができると言うではないですか。何と言っても、我が双子が「乗り物」ブームですからね、これは行かねば!


船は5人乗りですが、義両親と私たち、2歳児二人なら皆で一緒に乗ることができました。30分レンタルで25ユーロ。
さあ、海風をきって、運河の遊覧へ繰り出すぞ!と勇んでハンドルを握るパパ・・・ところが私たち、船の発着所から出るにはまず、運河にいくつも架かる橋をくぐらなければならないんですけど、それをくぐることすら難しい…。時間内に戻ってこられるのか、私たち!?
見てよ、この双子の不安げな表情!


何とか第一関門である橋をくぐり抜けると、ようやく広い場所へ出て、パパの運転も安定し始めるんですけど、今度は、この運河の町を効率よく巡回するモデルルートマップどおりに進もうと、それぞれの目印を探すのですが、あーでもないこーでもないと、義父と義母と主人で親子喧嘩が始まってヤレヤレ・・・双子、さらに無言になる。


ポール・グリモーで船に乗ってみて初めて、ここの良さを実感しました。パステル色の家の壁が水に映えて美しく、そこに白いヨットという絵柄はバカンス気分を最高潮にし、運河沿いのカフェのテラス席はのんびりと。歩いて回るよりも、「世界中から魅了される街である理由」が分かったような気がします。


最後には双子もリラックスしてきたのか、運転したいと言い出して、ハンドルを握りましたよ! ここの運河内は速度3ノット(時速5km)と制限されていますから、危ないこともありませんしね。これは人の歩く速度だそうです。


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コート・ダジュールでバカンスを!




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