フランスの☆名前つけシール

【３歳２ヶ月】
「持ち物には、着ている服や靴にも全て、名前を書いてください！」とは、幼稚園見学会（ Portes ouvertes ）での園長先生からのお言葉。
その日から「名前つけ、やらないと・・・やらないと・・・」と思いながら、とうとう幼稚園入園日前日まで来てしまった・・・私、夏休みの宿題を８月31日にやるタイプなんですよ。
何でこんなにモソモソするかと言いますと、フランスの名前つけ定番と言えば、バイアステープのような専用布テープ（おそらく洗濯しても字が落ちにくい、にじまない加工処理がされているんだと思う）に、アルファベットが型抜きされた線引きのようなものを当てて（筆記体を書くフランス人が、書き慣れないブロック体のアルファベットを書ける！）、専用ボールペンで文字を書いて（ただの油性ボールペンのような気もするけど…）、縫い付ける・・・と言うエンドレスな作業が待っているからです。


もう最後には「マジックでなぐり書きでいっか…」と思っていたところに、保育園が一緒だった子のママンから素敵なモノを教えてもらいました。アイロンシールの「セ・モン・エチケット C-Monetiquette （ www.c-monetiquette.fr ）」です。インターネット注文で48時間以内に配達され、その種類は、基本形の「自分で選んだイラスト＋名前」、それへ電話番号などを足せる「２行タイプ」、イラスト無しの「ミニタイプ」があります。可愛く仕上がり、そして、はがれない！　これ、大事だそうです。
それ以外にも見逃せないのが、住所が入れられる大判のシールタイプやら、靴専用のシールまであります。上記のアイロンシールと同様サイズのシールバージョンもあって、アイロンプリントができない水着などに活用できるとのこと。やっぱり、はがれないらしい。本当かなあ？


それで早速、注文してみたら、いやホント、可愛い仕上がりです。まだ字が読めない我が双子も、自分で決めたマークが付いているから、喜んでくれています。名前つけって、全部に名前を付けたつもりでも、後から後から名前を入れないといけないものが出てくるんですね。そんな時、いちいちアイロンを用意していられないから、このシールタイプがあれば楽だったかも・・・でも我が家は、まずはお試しでアイロンシールのみを注文したのです。
こういう「たった１つだけ…」な時は、日本からお祝いで貰った名前スタンプを利用することにしました。最初は洋服へ直接、名前を入れてしまうことに抵抗があったので、洋服のサイズが表記されているタグへスタンプを押すようにしました。ところがね～、私、洋服のタグってほぼ全部、切り落としてあるんですよ。もう～、洋服の布地から超ギリギリに切り離せたときなんて・・・快感♪
この悪癖が、こんな名前つけの時に困ることになろうとは・・・誰も教えてくれなかったよね…。仕方なく、アイロンシールをバイアステープに貼り付けて、やっぱりチクチクと縫い付けています。結局、上着などモコモコしている服にもアイロンをあてる心配があって、チクチクしてしまいましたから、裁縫ナシでは通れない!?


「じゃあ最初から、バイアステープに直書きで良かったんじゃ…」と思ってしまいますけど、自分の字の汚さを考えると、洋服に付けられた名前テープを見た時のテンションは、絶対ちがうと思う！　それから、「失敗したな～」と思うのは（そんなに真剣に思っていませんけど）、我が子の名前のアルファベットの数の多さ。よく古着をくれるテオ君の場合、彼の名前があっちにもこっちにも書かれていますけど、呼び名も「テオ」と２音ならば、スペルも「ＴＥＯ」とアルファベット３つだけだから、名前を書くのは簡単だろうなあ～。ところが我が子、２人そろって呼び名は２音だけなのに、アルファベットが６つもあって、娘の名前をプラスチックコップへ書いた時には、とうとうスペースが足りなくなってバーバパパの絵の上にかぶっちゃったから、それ以来、娘は怒っています。

クツやカバンへの仮付けには、名前スタンプは押せないから、日本の百均で買ってきたスナップ付き「ネームリボン」なるものを使っています。これ、繰り返し使えるし、思った以上に取れにくいので、クツなんてずーっと付けたままです。こういう便利グッズは、日本ならではの発想ですよね～。


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