日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

駒大苫小牧野球部事件 結局『何発』?

2005-08-30 10:32:15 | Weblog
隠されるとますます知りたくなるのが凡人の性(さが)、駒大苫小牧の野球部部長がくだんの部員を『何発』、それもどのように殴ったのか、こうであったと説明されて私は早くスッキリしたい。それが未だにはっきりしないからストレスが溜まってくる。校長が高野連に提出した書類にはその辺りのことが詳しく述べられているであろうから一刻も早く公表して欲しい。

このような報道があった。

《被害生徒の父親、学校説明に反論 駒大苫小牧暴力問題
2005年08月23日20時17分

 暴力を受けた駒大苫小牧の野球部員の父親は22日夜、学校側の会見を受けて「学校の説明は事実とあまりにも違い、がっかりした」として次のように反論した。
 ●6月の暴力行為
 平手で3、4発たたいたというのは、まったく違う。朝の練習のノックでエラーをした際に、白い歯を見せたところ、「たるんでいる」として、ノックをしていた部長がバットのヘッドで胸をこづき、さらに顔やみぞおち、腰を40回くらい殴るけるなどした。
 ●8月の暴力行為
 部長から「何杯、めしを食べたのか」と聞かれて、「3杯です」というと、「うそをつくな。おれはちゃんと見てたんだ。2杯しか食べてないべ」と言われて、正座させられた上、スリッパで頭を殴られた。ほかの部員が出たミーティングに、ただ1人参加させてらえなかった。》(Asahi.comから)

またこのような報道もあった。

《「10回はやった」と訂正 駒大苫小牧教頭が会見
[ 08月24日 22時16分 ]

 駒大苫小牧高校(北海道苫小牧市)の野球部長(27)による3年生部員への暴力問題で、同校の原正教頭は24日記者会見し、部長が事情聴取に対して「バットで押したり、手で押したことを含めると10回くらいはやったかもしれない」と、これまで「平手で3、4発たたいた」としてきた暴力行為の状況を訂正したことを明らかにした。
 また原教頭は会見後、23日に被害部員の事情聴取をした際、「(たたかれた回数を)3、4発にすれば、(新チームが)秋の大会に出られるかもしれないが、それは真実を曲げることになるよな」と圧力ととられかねない発言をしていたことを認めた。
 同校は、訂正した部長の説明でも「20回以上殴られた」という部員の証言とは依然大きく食い違っているため、24日付で弁護士とPTA役員、同校の生徒生活指導部長の3人で構成する調査委員会を設置。調査委は同日、暴力の現場を目撃した部員7、8人から事情を聴いた。》(共同通信から)

そうして最後はAsahi.comから事実関係のみを抜粋すると

《駒大苫小牧の全国優勝変わらず、部長は謹慎 高野連結論
2005年08月27日22時19分

 駒大苫小牧高の篠原勝昌校長は27日午後、日本高野連に報告書を持参し、事情聴取を受けた。野球部長は6月2日、早朝練習の態度をめぐって部員の顔を殴り、選手権大会開幕後の8月7日には滞在先のホテルで、食事のルールを守らなかったとして、スリッパで頭を1回たたいたとされる。部員は選手権大会のベンチ入りメンバーには含まれていなかった。》

いったいこれは何んだ。泰山鳴動、ねずみ一匹も出てこないのか。

私の知るのはここまで。その後はマスメディアも急に歯切れがが悪くなったような気がする。『事実の確認』こそものごとの始まりを心得ている私にとってどうも居心地が良くない。

「読者・視聴者の知る権利」に応えることが最大使命であるマスメディアにこう云う時にこそ一働きを期待したいものである。