台風26号は、三浦半島も強烈な烈風に巻き込んで、過ぎ去った。
大島など大雨・土砂崩れによる多くの犠牲者に、心からご冥福をお祈りし、甚大な被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。 日本列島は台風発生の都度、 身に降りかかる災害と共に、縁者の被害が気にかかり心やすまらない。
「うつろ庵」ではガレージ屋根の破損など、被害は程々で済んだが、庭木もそれなりの被害であった。金木犀は小枝に満開の花を咲かせ、芳醇な香りを漂わせていたが、「台風一過」、黄金色の小花が散り敷いて、目を瞠った。
早速にご紹介したかったが、甚大な被災に比べれば、時宜を控えるべきかと思われて、敢えて掲載の日時を遅らせた次第だ。
満開の金木犀と語らむと
あしたを思えど嵐は見舞いぬ
控えめに咲けども香りは馥郁と
かおりくるかも金木犀はも
吹き荒ぶ台風の風音すざまじき
身をも心も明日をも無からむ
吹き荒びおさまる後の朝かな
散り敷く黄金の小花まぶしき
香り立つ金木犀の花いまや
嵐に散れば いよよいとしき