「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「台風一過」

2013-10-20 01:47:03 | 和歌

 台風26号は、三浦半島も強烈な烈風に巻き込んで、過ぎ去った。

 大島など大雨・土砂崩れによる多くの犠牲者に、心からご冥福をお祈りし、甚大な被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げます。 日本列島は台風発生の都度、 身に降りかかる災害と共に、縁者の被害が気にかかり心やすまらない。

 「うつろ庵」ではガレージ屋根の破損など、被害は程々で済んだが、庭木もそれなりの被害であった。金木犀は小枝に満開の花を咲かせ、芳醇な香りを漂わせていたが、「台風一過」、黄金色の小花が散り敷いて、目を瞠った。

 早速にご紹介したかったが、甚大な被災に比べれば、時宜を控えるべきかと思われて、敢えて掲載の日時を遅らせた次第だ。




           満開の金木犀と語らむと

           あしたを思えど嵐は見舞いぬ


           控えめに咲けども香りは馥郁と

           かおりくるかも金木犀はも


           吹き荒ぶ台風の風音すざまじき

           身をも心も明日をも無からむ


           吹き荒びおさまる後の朝かな

           散り敷く黄金の小花まぶしき


           香り立つ金木犀の花いまや

           嵐に散れば いよよいとしき







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