「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「黄色のゴーヤ」

2013-08-25 00:57:10 | 和歌

 生垣の根元に置いた「プランターのゴーヤ」は、めざましい成長を続けていたが、数日の間に鮮やかな黄色に変色した。

 

 昨年は、図らずも大苦瓜を収穫したので、その種を蒔いた事情などを「プランターのゴーヤ」にご紹介した。あれからひと月も経たないが、毎朝・毎夕の水遣りに応えて、苦瓜の成長には目を瞠った。

 ところが、昨年の苦瓜のおよそ半分ほどの大きさに育ったところで、緑の苦瓜に変化が現れた。イボイボの苦瓜の緑が、何やら急に黄緑色に変色し、それが写真にてご覧頂けるような鮮やかな黄色に変わったのだ。

 緑の苦瓜の変身ぶりは、虚庵夫妻にとっては愕きであった。
ゴーヤに詳しい方にご相談する前に、インターネットのお世話になった。最初の情報は、「水のやり過ぎ」は苦瓜の完熟を招くとあった。完熟苦瓜は鮮やかな黄色に変色して、苦みが若干少なくなるが、独特の旨味が増すので「捨てずに食べよ」との解説だった。

 念のため更に調べたら、肥料不足や土壌の通気性なども関連するようだ。 「プランターのゴーヤ」は、何れの条件も当てはまるのかもしれない。


           朝夕の水遣りに応えてめざましい

           日々の成長 苦瓜いとしき


           図らずも緑の苦瓜黄緑に

           色変え初めにし何を語るや


           鮮やかな黄色に色変えじじばばは

           愕くばかりぞ蔓のゴーヤは


           緑なす生垣の葉に鮮やかな

           黄色の苦瓜の こころを偲びぬ


           朝夕の水遣りに応えて熟すらし

           身の丈まだしも 心いじらし


           ごく細き蔓に堪えにし苦瓜と

           あまたの語らひ交わす今日かも