「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「パゴパ」  

2006-11-07 16:17:24 | 和歌


 「うつろ庵」の門先には、鉢植えの糸杉が置いてあるが、足もとの彩りに虚庵夫人は「パゴパ」と「ミニシクラメン」を混植した。

 「パゴパ」はごく平凡な花に見えるが、名前すら知らない初見の花だった。蔓性の茎を延して、沢山の花を咲かせているので、糸杉の大鉢は見違えるほど華やかになった。鉢から溢れた蔓先を摘み取って、小さな花瓶に投げ入れたら、これもまた見事に食卓を飾って呉れている。

 今朝はニューヨークの娘からうれしい電話があった。娘はキャメロン君を伴って、クリスマスに里帰りし、夫君のジェフリーは正月早々に合流する計画だと伝えてきた。 キャメロン君にとっては始めての来日だ。小さな胸を膨らませているに違いない。

 お互いに遠く離れて生活していると、ごく稀にしか顔合わせが叶わぬが、息子家族も合流すれば賑やかな正月を迎えられそうだ。






             花あまた咲かせてパゴパも迎えるや
  
             娘家族の里帰りかな



             じじばばはあれやこれやと性急に 
 
             キャメロン迎える思いを馳せにし



             今日よりはばば様さしずも多からむ
  
             娘家族を迎える備えに