「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「団扇仙人掌・うちわさぼてん」

2006-09-17 21:50:43 | 和歌
  
 自転車で走っていたら、大きなサボテンに黄金色の花が咲いていた。

 走り過ぎてから、門先に家人が居られるのに気が付いて、とって還して声を掛けた。
「ウチワサボテンです。真夏には沢山花を付けました。」
「来週あたりには、また五つ六つは咲きますよ。」
気さくな応対につられて、虚庵居士も門の中にお邪魔して、写真を撮らせて頂いた。軒下の高い所に咲いている花は、背伸びしても届かないのを見て取って、
「ひとつ採りましょう」
と仰って、無造作に花の咲いている一枚のサボテンを、竹竿で器用にもぎ取って下さった。
ひとしきりの「サボテン談義」を聞き、花の付いた一枚のサボテンをお土産に頂戴した。
 
 帰宅したら、一枚のCD-ROMが郵送されて来た。数日前の講演会を欠席したら、講演に使ったスライドをCD-ROMに収めて、ご丁寧にも送って下さったものだ。

 早速パソコンで拝見したら、素晴らしい内容で、いたく感服した。
「ウチワサボテン」も「CD-ROM」も、「どうぞ」と下さる心意気には、並々ならぬ精進と、それに対する「誇り」があるに違いない。






             仙人掌は黄金の花を誇るらし

             針の護衛もいと堅くして



             仙人掌の花誇るらしお手製の
  
             添え木の工夫に想いを見しかも



             花にかけ講演にかけるその想ひ
  
             高くしあれば胸に迫りぬ