「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「待ち焦がれしも」

2006-01-20 00:56:58 | 和歌

 



             大寒の空澄み渡り輝くは

             膨らみ増したる綿帽子かな




             木蓮は蕾の産毛を誇るらし

             浅葱にかざす枝先ひかりて




             白妙に木蓮の花やがて咲く

             春の陽ざしを待ち焦がれしも