地図を楽しむ

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箱根北部の矢倉岳登山

2011-01-17 | 日記
箱根北部の矢倉岳(870m)に行って来ました。

参加者総勢18人、内・女性8人。賑やかないい山のぼりでした。

天気予報では、日本全国は西高東低の大変な寒気団に覆われ、例年以上の寒さ到来と報道されていましたが、幸い関東南部だけは「晴れのち曇り」で、どうにか雪もなく、ほぼ予定の登山が出来ました。

それでも、気温 0 度以下、結構冷たい風も吹き、山頂付近には少々の残雪も見られ、かつ路も凍りついていました。幸い(?)アイゼンは使わないですみましたが・・・
(実は、前々日から、手袋をしてアイゼン装着の練習をしてきたのですが、残念!)

さて、このたびの目的地は次の地域です。


この矢倉岳は、登山計画書にもありましたが、「静岡県に近く、標高は低いが、富士山の裾野から頂上まで望める釣鐘を伏せたような特異な形の山。『櫓』に似た山容から名前がついたと言われる。・・・」と言う山で、小田急の電車の車窓からも、バスの窓からも、下の写真のような釣鐘状の特異な山容が眺められました。


登山経路とその経路断面図は次の通りです。




矢倉沢バス停から矢倉岳まではほぼ一本調子のなだらかな上り坂。
所要時間1時間半。その間には下り道がないのです。

山頂には予定通りお昼ごろつきました。

本来なら素晴らしい雪の富士山が見れるのですが、生憎と山頂に雲がかかり、全貌は楽しめませんでした。


その山頂で、寒さに震えながら昼食30分。

帰りは、最初降って山伏平まで登ったら、下り坂一本。

山伏平から万葉公園を経て足柄峠、足柄関所跡を一瞥して足柄古道へ出ました。

下は途中、振り返ってみた矢倉岳の全容です。綺麗なおにぎりのような山です。



この古道は奈良・平安時代の箱根越えの道で、足柄峠を越える御殿場廻りの路です。
主要地方道とジグザク交差しながらの歩きやすい路でした。


途中にあった説明板によると、
経路は 
御殿場~足柄峠~坂本(関本)~小総(国府津)~箕輪(伊勢原)~武蔵
だそうです。
やや現在の国道246号線に近い道のりですね。

その後、大分遠回りになるのを嫌ったためでしょうか、鎌倉・室町時代には箱根峠越えの湯坂路になり、江戸時代に入って旧東海道(今の杉並木道)に変わっています。

3時頃、目的のバス停・地蔵堂へ着きました。

ここの“湯うどん”は有名ですが、立込んでもいたのでバス停近くのおでんやで熱燗一杯いただきました。これで、我が胃袋も一段落。

後は小田急の「足柄古道・万葉ハイキングパス」券(2,110円)でゆっくり新宿へ・・・。

今日も、いい日いい一日でした。めでたし、めでたし。




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