地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

上野公園を散策

2012-04-29 | 散策

上野公園を散策して

 

サクラの終わった上野公園を散策しました。

特に今日(4/28)は、雨上り後の晴天で、気温も高く、新緑が美しく映えていました。

 

親戚の夫人が都立美術館で絵を出品しているとかで、それを観る目的も兼ねていました。

西郷さんの横を通り、公園のメインストリートを、時間を気にせずのんびりと歩きました。

 

途中、シャガや山吹の花が咲いていました。
  

 

東京都美術館では第78回東光展を開催していました。
   

出展数が異常なほど多く(多分700点くらい?)、丁寧に見ていましたら、すっかり疲れてしまいました。

この東光会は、昭和8年にできたそうで、「光は東方より」から命名されたそうです。
絵は、著作権の問題がありますので掲載しませんが、
100号前後の、大きな絵が堂々と掲げられていて、見る者たちを圧倒していました。

遂に、ダウン!
レストランでビールを一杯だけ頂いて、いい気分で帰りました。

 


憧れのスイシカイドウを観る

2012-04-20 | 日記

憧れていたスイシカイドウを楽しみました

 

今年も、緑道のそばのスイシカイドウ(垂糸海棠)の花を楽しむことができました。

  

純粋に美しい!

女性の色っぽい美しさとは、ちょっと違う、純粋無垢の美しさです。
垂直に垂れた糸の先に、ぶら下がった、愛らしいうすピンクの花々です。 

朝のラジオ体操の後、カメラを取に帰って、出直して観に行きました。
 

序でと言っては、花に叱られますが、その道すがらにも
いろいろな花が咲いていましたので掲載します。

まずは、 沿道のライラック

ライラック (和名=紫丁香花=むらさきはしどい) モクセイ科の落葉樹


この呼称は英語の仮名転写に由来し、フランス語ではリラと呼ばれるそうです。

 香りがよく香水の原料。車道沿いに新しく植えられました。
 

同じように、ムクゲも植えられていました。

ムクゲ 木槿) アオイ科の落葉低木

今は、箒を逆さにしたような形で、あまり面白味のない花ですが、

夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花が咲くそうです。

夏の茶花としても欠かせない花で、
朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、2週間くらい美しい花をつけるとか。

そして、緑道に入ってまず目についたのがシャクナゲ

もう咲いていました。普通五月ころでは・・・

シャクナゲ (石楠花、石南花)  ツツジ科 
 

 そして、黄色い花が目につきました。
子供の頃、茎の中の白いハッポウスチロール状のものを取り出して遊んでいましたが、
これぞ、ヤマブキの花だそうです。 この、黄金色が垂涎の的?

 

スズラン

ハナミズキ

何れも、ちょっと早いようですね。
手入れがいいためでしょうか。 

 


リハビリを兼ねてラジオ体操を始めました

2012-04-15 | 日記

ラジオ体操を始めました

 

手術後のリハビリを兼ね、近くの公園で朝のラジオ体操を始めました。

6:30頃から始まりますので、今は明るいですが、
冬場は、日の出前の、暗くて寒いうちから始めることになります。
えらいこっちゃ!

始めたからには、続けてみましょう。

さて、公園の周りの花が咲き始めました。

サクラは散り始めましたが、それを皮切りに、いろいろな花や木々が芽を吹き始め、
うららかな、いい天気がスタートしました。
部屋に閉じこもっていては、もったいない! 
 

この花を知っていますか?
私も聞いて知ったのですが

ウコン鬱金ザクラ 別名:キザクラ

開花の時期はソメイヨシノより遅く咲くそうですから、今が盛り。

花弁が緑がかった黄色をしています。 
割合に弱いサクラだそうで、緑道にもあったそうですが、今は枯れて亡くなっています。

 

次が、ハナカイドウ

この花には、「ハナカイドウ」の名札が付いていましたから間違いないでしょうが、

その近くに、同じような花で、
ハナスホウという、よく似た花が咲いていました。

 

 

ハナスオウ(花蘇芳) 中国原産
花には花枝がなく、木の枝から直接花が咲くのが特徴とか。

この名は、花弁の色がスオウ(蘇芳)で染めた色に似ているためだそうですが、
さて、スオウ染とは・・・ ?

現代は合成洗剤でいろいろな色に衣類を染めていますが、
以前は草木染で、その洗剤にこのスオウが用いられたそうです。
あまりにも美しい色合いなので、再現したかったのでしょうか? 

ところで、近くの緑道には、垣根にカイドウが植えられてるのを思い出しました。
スイシカイドウ(垂絲海棠です。
読んで字のごとく、花が糸で吊り下げられたような、面白い、可憐な花です。
多分、もう咲いてるでしょうから、早く見に行きましょう。 

 

気になっていた木の名前が解りまっした。
ビワの木だそうでした。 

ビワ(枇杷) バラ科 常緑高木 中国原産

葉の表面のしわしわが特徴。新芽の脇には、もうビワの実の赤ちゃんが芽吹いていました。

家の庭などに植えると、縁起が悪いとか言われていたそうですが、
どうも、それは医者が流したガセネタのようです。商売の邪魔になるからでしょうか。 

近くに、白い水仙が咲いていました。公園には黄色い水仙も沢山見られました。

 

可憐な花が咲いていました。小さな提灯をいっぱいつけたようでした。

この花も名前が解らず、通りがかりの奥様方に聞きましたが、
大方の人が、「ドウダン」だと答えてくれました。
ということは、ツツジの種類なのでしょうか。

後で調べてみましたら、間違いなく「ドウダンツツジ」でした。

 ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星) ツツジ科の植物 

秋には、まっ赤に紅葉します。生け垣などによく植えられています。

 

最後に、もう花も終わってしまった「コブシ」が、1,2輪の花を残して初夏の季節に旅出した姿を撮りました。

ハクモクレンと間違えて載せたりしてごめんなさい。

 


故郷へ行ってきました

2012-04-12 | 日記

故郷・上下に行ってきました

 

親代わりをしてくれた兄がなくなったので、故郷へ行ってきました。

高校を卒業するまでの18年間を過ごした故郷ですが、

私にとっては、他に代え難い思い出の土地です。

 

上下町(じょうげ)というのは

石見銀山から瀬戸内海への銀山街道の宿場町の一つで、
かつては天領として、また石見銀山からの銀を運ぶ銀山街道の中継地点として栄えたようです。

白壁や土蔵造り、格子戸といった町並みが続き、田舎町としては大変整った街並みです。
銀山街道の指定を受けたことからか、電柱がありません。地下に埋蔵されています。
また、大地主や金融機関が立ち並び、いわゆる、遊郭やばくち場などもあったそうです。

この度、田舎の墓地を散策していましたら、
昔、遊郭で身を崩し、亡くなっていった人たちの墓らしいものを多く見ました。
丸い石だけが固まって積まれていました。
悲しい人生を送った人たちのモニュメントです。 合唱。
 

さて、街中の主な建物を紹介しますと、

まずは角倉財閥の蔵です。町のど真ん中にあり、シンボル的存在です。

明治時代、財閥の蔵として建築されたものだそうです。
戦後はキリスト教会や信用金庫として利用されていました。

この屋敷の裏には、いまも長屋門が立派に残っています。

旧警察署

明治時代の建物で、見張り櫓が当時の姿のまま残っています。

一時は花屋さんだったり、料理やさんだったりしましたが・・・



上下代官所跡 
天領であった上下の代官所が置かれていたところです。
現在は府中市上下支所が建っていますが、石垣は当時のまま残っており、
県の史跡指定を受けています。

つい少し前、発掘調査され、昔の石垣が現在のより少し後ろに、土に埋もれたまま残っているそうです。



翁座 

大正時代に建てられ、芝居や映画の上演が行われた劇場です。
当時の面影をとどめる木造建築物としては県下随一のものだそうですが、これも近く壊されるとか。
私の住まいのすぐ近くでしたので、余計懐かしく、取り壊しが惜しい気がいたします。

ここで上映された映画や芝居を見て育ったのです。
夕方になると、美空ひばりの歌などが客寄せに聞こえていました。 
 

さて、上京してのち、よく「上下」(じょうげ)という地名を、面白がって聞かれましたが、
その由来は、町の中心を瀬戸内海へ流れる芦田川水系と
日本海へ流れる江の川水系の分水嶺になっていることからのようです。
「峠」の字の「山」偏を取り「上下」と命名したとか。
街中に、その分水嶺の碑が立っています。

これからも、機会があれば、ちょくちょく尋ねてみたい田舎です。

お土産にもらったお酒の包み紙に、次のような方言が載せてありました。
お分かり頂けるでしょうか?

“だれじゃったけ~の~ いつじゃたきゃ~の~” 

“えっとでの~て ちっとがごつぉ~よのう”

“ぜっぴいっぺん きてみんしゃ~”

“へじゃ~ ぼちぼち はなえましょうかの~”

“は~もういぬるねいの まちょっとおりなさりゃ~ええのに”

“じなくそげなことことば~いうてからに”

“じねんにようなるけ~”

“だちゃ~あがらんし うだつもあがらん”

“へえじゃ~ ぼちぼちはなえまひょうの~”

“ぜっぴこんな~いっぺんきてみにゃ~”

 

以上は、上のイラストとともに、「上下ふる里包装紙」 企画・制作 いまよしマート より
 勝手に転載いたしました。宣伝にもなると思いましたが・・・。

 

東京に帰ってみたらサクラが満開でした。
  

上下にはまだまだでしたが・・・

 


新宿御苑へサクラ見物に

2012-04-04 | 散策

新宿御苑にサクラ見物に行ってきました

 

春一番が吹き荒れた次の日、高校野球決勝戦前に、新宿御苑にサクラ見物に行きました。
 

我が家を、8:30に出たためか、御苑入り口には、早く着きすぎて、付近をしばらく逍遥しました。

9:00開苑、酒の持ち込み禁止とかで、持ち物検査あり。
 

今日の散策コースは地図の赤線です。

 

入口で頂いた説明書を引用すると

「新宿御苑は、徳川の家臣・内藤氏の江戸屋敷の一部がそのルーツと言われています。
明治に入り、農事試験場を経て、明治39年(1906)に皇室の庭園となり、
戦後昭和24年(1949)に国民公園として一般に公開されました。
園内には、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、そして日本庭園が巧みにデザインされ、
明治を代表する近代西洋庭園と言われています。」
とありました。

先ず、入り口近くのヒマラヤスギですが、
豪快な巨木がサクラなどの花とよく調和していました。

 

そして、ソメイヨシノ。ここでもサクラの代表格で、半分は「染井吉野」です。

しばらく行くと、見事なシダレザクラに出会いました。
まだ、咲き始めたばかりのようでしたが・・・ 
満開の桜もいいが、咲き始めがよりいいですね。
期待感が膨らんで、夢と希望を与えてくれます。 

 

 そして、その先にボケが紅白の花を咲かせていました。
中国原産の落葉低木で、平安時代に渡来したそうです。
小さい瓜のような実をつけることから「木瓜」と名前がついたそうですが、
それを、ボケと読むとは?

私は、梅や桜の咲くころ、それに競うように春先に咲くので、
それを「ボケた奴」と罵倒したのかとと思っていましたが・・・。失礼しました。

 

 

カンヒザクラ 寒緋桜)  バラ科 
旧暦の正月あたりに咲くことからガンジツザクラ(元日桜)と呼ばれるそうです。

早咲きなのとと、下向きに花が咲くことから、交配し園芸品を作っています。
その中でも有名なのが、河津桜’です。

 

ハクモクレン

大きな木でした。コブシと違い花も大きく、大変目立つ花でした。

 

旧御涼亭

水辺の涼を楽しむ歴史建造物です。
昭和天皇の御成婚を記念した建物です。
この建物は本格的中国風建築といわれています。
日本庭園を眺める休憩所として造られていますが、
経年による老化が著しいため、現在は建物は立ち入り禁止です。

昭和3年建築だそうですから、 間もなく100年の建物です。

染井吉野と組み合わせた写真コンテストがあったようです。 

 

陽光櫻
染井吉野を改良してできた花だそうです。
花が赤く派手で、人目を引いていました。 
開花期は一般的な桜より、早く咲きます。
蕾の色は明るく、花は下向きで、 鮮やかなピンク色(緋色)の大輪の花が咲きます。

 

中の池周辺の景色です。
この辺りは日本庭園の中心地です。

 

サンシュユ(山茱萸) ミズキ科 落葉小高木
別名、ハルコガネバナとも呼ばれます。

観賞用として庭木などにも利用されています。
3月から5月にかけ、若葉に先立って鮮黄色の小花を木一面に咲かせます。

 宮崎県の民謡「稗つき節」に

♪ 庭のさんしゅうの木 鳴る鈴かけて 鈴の鳴るときゃ でておじゃれよ・・ ♪
と歌われています。
東京の兄が、酒を飲むと、よく歌っていました。 

 

 
イヌマキ (犬槇)

高木、枝は垂れ下がり、葉は細く細長く先がとがっています。
そろばんの玉になる木だそうです。

 

ギンヨウヒマラヤ  マツ科
葉が銀白色に光り、目を引きました。 

その他、いろいろな花が数限りなくあります。

今日はこの辺で、終わり。 

 

 

 

 


モクレンの花が咲いた

2012-04-02 | 散策

モクレンの花が咲き始めました

何時も散策する緑道にモクレンの花が咲き始めました。

何もなかった木の枝に、急に花が咲きそろいました。
驚くべき変化です。

昨日まで何もない、枯れ枝のような梢に、急に真っ白い花が咲き誇りました。

あまりにも急なことで、はじめ何の花が咲いたのか、驚いて近寄りました。

どうも、ハクモクレンのようです。

そうすると、
その前に、同じ緑道で見た、紫色の花もモクレンですね。

いよいよ、花の咲く春がやってきたようです。

そした、何時も見事に咲き誇るサクラも、咲き始めたようです。

ソメイヨシノの花です。

そのそばには

レンギョウの花か?

ユキヤナギでしょうか、

自然は偉大です。

人間の変化より偉大なような気がしますが・・・。

何時も休むコーヒー店の前のコブシも、満開になりました。

近いうちに、桜のメッカ、新宿御苑に行ってみましょう。
 

こんな花たちを愛でながら、わが人生も終末を迎えようとしています。

素晴らしい人生でした。

勤めていた会社の前の会長は、自分の終末を感じてか、入院する時、

“万歳!万歳!!” と、大声を張り上げて叫ばれたそうですが、

私も、同じ心境になりました。