北の丸公園に「れんぎょう」を見に行きました。
素晴らしい晴天の日の午前中、皇居・北の丸公園を散歩しました。
歩いたコースは次の地図の赤線です。 約3Km の行程です。
先ず、九段下駅まで都営地下鉄で行き、そこから、ぶらり江戸城・田安門へ。
田安門のあたりは桜の名所ですが、ちょっとまだ早すぎたようでした。
以前は、お堀端に菜の花と、花だいこんが一緒に咲いていて、桜の花とお堀の水色がマッチして、とてもきれいでしたが、今は黄色い菜の花も紫色の花だいこんもありませんでした。
どうして刈りとってしまったのかな~。
ところで、今も昔の面影を残すこの門は国の重要文化財に指定されており、
門内にはその説明板が設けられていました。
それを一部引用すると、
「・・・天正18年(1590)徳川家康の居城となり、文禄元年(1592)から大規模な改修が実施され、慶長12年(1607)に天守閣が、寛永13年(1636)に総構が完成し、大城郭としての形が整えられた。・・・
田安門は、北の丸北部に位置する升形門であり、正面の高麗門と、その右手の櫓門から成る。・・・」
とありました。
そこから、日本武道館横を通り、散歩道を歩きました。
比較的よく整備されており、植物の説明板も良く整えられていました。
先ず、サンシュウの花が咲いていました。
遠くからは、今日目的のレンギョウの花かと思いました。
そしてしばらくして、レンギョウの花に巡り合えました。
「レンギョウ(連翹)モクセイ科レンギョウ属(学名Forsythia))。・・・
繁殖力が旺盛で、よく繁る。
樹高は1~ 3m・・・、半つる性の枝は湾曲して伸び下に垂れ、地面に接触すると、そこからも根を出し新しい株ができる。
3 ~ 4月頃、2 - 3cmの黄色い4弁の花が、細い枝に密に多数開く。・・・」
とありました。
その他の花々もいろいろ咲いていました。
そして、赤レンガの旧近衛師団司令部庁舎横に出ました。
ここは、建物の部の重要文化財に指定されていて、自由に入れないと思いきや、国立近代美術館の一部として開放され、今日は 『花』 が展示されていました。
もともとは、とても一般市民の入れるところではないのですが・・・
恐る恐る、中に入りましたら、年寄りは只で見る事が出来ました。
その上、解説のハガキまで頂きましたので引用すると、
「明治43年(1910)3月に陸軍技師・・・によって建設された司令部庁舎は、2階建煉瓦造で、・・・
簡素なゴシック様式の建物です。・・・」とありました。
あまり私には縁の薄い骨董品などがずらりと並んでいましたが、
その中に 『れんぎょう』 の絵と解説が展示してありました。
「もと支那に自生せる落葉灌木にして茎の高さ一丈余に達し、・・・
早春葉の開綻に先ちて黄色四辦の花を多数に着生す。・・・」などとありました。
見て回ってるうちに、国宝級の美しい絵皿がありましたので、パチリ
そこを退去してから、
少しお腹も空いてきたので毎日新聞社の地下街でおそばとこんにゃくおでんと生ビールを頂き、大満足。
九段下駅から地下鉄で帰りました。