地図を楽しむ

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津久井湖城山公園をハイキング

2012-10-26 | ハイキング 里山歩き

津久井湖城山公園をハイキング

 

療養中の仲間のお見舞いを兼ねて、ハイキングを試みました。

脊椎すべり症の手術からボツボツ一年を経過するので、そのトレーニングもあります。

12月早々には山の仲間とハイキングをはじめますので、その予行演習もあります。

 

目的地は神奈川県立の津久井湖城山公園です。

コースは下の赤線です。距離:往復で4kmあまり、標高差は200m程度です。

 

 

このダムは純揚水式発電施設で、今のような電力不足の時は大変合理的なダムです。
電力が余った時に揚水し、必要に応じ放水するのです。
昭和40年(1965)誕生ですから、先見の明を感じさせる施設です。
春は桜、秋は紅葉ですが、今は紅葉にはまだ早いようでした。

下がダムの全景です。

 

 

さて、観光センターで一休みし、城山に向かいました。
まだ紅葉には早く、ウイークデイでもありほとんどハイカーはいませんでした。
途中で、熊は出ないかな~などと、ちょっと恐怖を感じました。
それくらい人と出くわす機会がありませんでした。

 

この津久井城は鎌倉時代三浦氏が築城し、
戦国時代には北条氏が甲斐への備えとして重要視したものだそうです。

この城も、秀吉の小田原攻めの際、開城させられたそうです。
現在残っている遺構は16世紀頃、北条氏が整備したものです。

  

 

お城の中心が本城曲輪(ほんじょうくるわ)で、一反(約1000㎡)ぐらいの面積です。

 

そこから下へ、段々になって、土蔵、米曲輪、や土塁が築かれていました。
そして敵の侵入を防ぐため急斜面の竪堀が掘られていました。相当急坂でした。

 

こんなお城は放っておいて、先へ進んだほうがよさそうに思えますが、
兵糧や戦力の高揚を思うと、そうのんきな話ではなかったのでしょう。

 

そのあと、昼食をして、お見舞いに駆けつけました。


キンモクセイを見に散歩

2012-10-25 | 散策

キンモクセイを見に散歩

 

新宿まで買い物があり、散歩がてらキンモクセイを見に行きました。

 

散歩のルートは下の地図の赤線。距離は往復で約5km。

 

初台駅の手前の児童公園そばに、ささやかですがギンモクセイが咲いていました。

キンモクセイに比べて非常に少ないようです。

 

 

解説文を抜粋すると、

「モクセイ(木犀) 別名ギンモクセイ(銀木犀)・・・本来、モクセイはギンモクセイであったようですね。

花には香気があるがキンモクセイほどは強くない。

キンモクセイより葉幅が広く、楕円形で先端は急にとがり、縁にはあらい細鋸歯があるが、鋸歯がなく全縁の場合もある。

花期は9-10月。花は白色、実は翌年の春に黒褐色に熟す。」とありました。

 

本来はギンモクセイが主で、キンモクセイはその変種だそうです。

匂いが強いせいでしょうか。私には両方同じように匂っていたように感じましたが。

わが故郷の築山にあったイガモクセイは、ギンモクセイだったのでしょうか。大きな木でしたが。

 

そして、その先にギンモクセイのトンネルが約50m位つづきます。

見事に花を咲かせていました。こんなギンモクセイのトンネルは珍しいですね。

 

 

これも抜粋で紹介すると

「キンモクセイ(金木犀) ギンモクセイの変種。

芳香はギンモクセイよりも強い。

金木犀の花は甘めでしっかりした強い香りであることから、日本において汲み取り式トイレが主流で悪臭を発するものが多かった時期には、その近くに植えられることもあった。」

とのこと。

どの家庭でも、便所の近くに、ヤツデ、アオキなどと共に植えられていました。

 

今日は行き帰りの往復でモクセイの花と香りを楽しみました。


向島百花園を訪ねました

2012-10-06 | 散策

向島百花園を訪ねました。

 

以前、サイクリングの仲間と七福神めぐりで訪ねたことがありますが、
今日はハギと東京スカイツリー観光で向島百花園を訪ねました。

 

歩いたルートは下の赤線です。

 

 

先ず、押上駅まで都営地下鉄で行きました。

線路に沿って眺めたスカイツリーの感想は、下の写真で見られるように、東京タワーより貧弱な感じでした。

工法が進み土台が簡素化したためでしょうか。

 

そこから、隅田川沿いに歩きましたが、結構な距離でした。

曰くありそうな名前の『検番通り』を通り、『言問い団子』屋を左手に見ながら、迷いに迷って目的地に着きました。
簡単にわかると思いましたが、やはりよく調べていくべきでした。

 

秋の七草を愛でるべく、多くのご婦人が散策されていて賑やかでした。

 

パンフを引用すると

「江戸の町人文化が花開いた文化・文政期(1804~1830年)に、骨董商を営んでいた佐原鞠塢(きくう)が、交遊のあった江戸の文人墨客の協力を得て、花の咲く草花鑑賞を中心とした花園として開園されました。
百花園とは、一説では『四季百花の乱れ咲く園』という意味でつけられたとされています。・・・

昭和13年(1938)、永久保存のため所有者から東京市に寄贈され、・・・」とのこと

(別の資料によると、明治以降たびたびの洪水で園は荒廃し維持も困難となり東京市に寄贈されたそうです。
隅田川や荒川の氾濫でしょうか?)

 

ここでは、やはり時節柄、ハギがあちこちに見られました。
中でも、ハギ(萩)のトンネルは見ごたえありました。

 

 

草花鑑賞を中心としているだけに、珍しい花々が咲いていました。

そのほんの一部を掲載しますと

ウメモドキ(梅擬) 
葉や花が梅に似ていることからの名称。
 

 

オミナエシ(女郎花) 秋の七草のひとつ
 

フヨウ(芙蓉) 
葉っぱがムクゲに似ていますが、こちらがちょっと大きいとか・・・ 
 

ダンゴギク(団子菊)  
花の真ん中が丸く膨らんだように見えるのでダンゴギクと呼ばれたそうです。
毒草で、犬などのペットの誤食にはご注意とありました。
黄色の他、オレンジや褐色などがあります。

 

タマスダレ (玉簾) 毒草だそうです。きれいな花には・・・


 

オカトラノオ (丘虎の尾) 
花の先が虎の尾のように垂れ下がっていることから。

 

モミジアオイ (紅葉葵)  

葉がモミジに似ていることから

 

ヤブラン (藪欄) 

 

オイランソウ(花魁草) 花魁はこんなに華やかなのでしょうか。

 

ヘビウリ (蛇瓜,別名:ケカラスウリ 毛烏瓜) 
実に珍しい瓜がぶら下がっていました。

食べられるそうですが、ちょっと苦いとか。

 

シロバナマンジュシャゲ (白花曼珠沙華)

白いのがありました。

 

ミズヒキ (水引)  私の好きな花です。
 

 

このほかにもたくさんの花があり、名前と写真が混乱しているかもしれません。

いずれにしても、天気のいい日には、是非一度徘徊されるといいと思います。

 

最後に、園内の休憩所で缶ビールを一杯。

都営の公園だけに、普通缶が350円でした。

 

その後は、白髭橋を渡り、台東区側の隅田川沿いを浅草まで歩きました。

下は、白髭橋の上から眺めた東京スカイツリーです。