脊椎スベリ症で12日間、入院していました。
目下、リハビリ中です。
そのためにすぐ横の玉川緑道をゆっくり歩いています。
最初は往復2kmの道のりを1時間かけて歩いていました。
ゆっくり歩きながら、沿道の木々の名前を言い当てていますが、なかなか難しいです。
今は冬ですから花も実もありませんし、葉も一部は全くありません。
何回も名前が分からなくていらいらし、ストレスがたまりそうです。
今日は、そのためもあり、木々の写真とその名前を整理してみました。
ケヤキ(欅) ニレ科の落葉樹
この緑道にはケヤキ、ソメイヨシノ、マテバシイ、クスノキが最も多く植えられています。
この木は大きくなると、高さ20 - 25mの大木になるそうです。
花は4 - 5月頃、葉が出る前に開花するそうで、楽しみにしています。
木目が美しく、磨くと艶が出て、堅くて摩耗にも強いそうです。
伐採してから、乾燥し枯れるまでの間、右に左にと、大きく反り返るそうで、何年も寝かせないと使えない由。
特に大黒柱に使った場合、家を動かすほど反り返そうで、大工泣かせの木材と言われています。
そのくせ、近くの火災などで蒸されると、脂分が抜けるためか、使い物にならないそうです。
クスノキ (樟、楠)、クスノキ科
別名 ナンジャモンジャ。
というと神宮外苑のナゾの木はクスノキでしょうか。折をみて行ってみましょう。
4月末から5月上旬にかけて落葉するそうですが・・・?
5月から6月にかけて、白く淡い黄緑色の小さな花が咲き、
10月から11月に、直径7~8mmぐらいの球形の実が紫黒色に熟すそうです。
樟脳の原料で枝葉を蒸して作るそうです。
特異な芳香を持つことから、「臭し(くすし)」が「クス」の語源となった由。
虫害や腐敗に強いため、古来から船の材料として重宝されていました。
小学校の教科書に、天にも届くような大きなクスノキを切り、それをくり抜いて丸木舟を作った話が載っていたように記憶しています。
ソメイヨシノ(染井吉野) 「吉野桜」ともいいます。
江戸の染井村(現在の駒込)の植木屋さん達が育てたことから、そう呼ばれています。
ソメイヨシノは種子からでは増えないそうで、いまある樹はすべて接ぎ木だそうです。
最初はどうしたのでしょう。
学校などに植えられているサクラはほとんどがこの種類です。
マテバシイ(馬刃葉椎) ブナ科の常緑高木。
この緑道にはたくさん植えられています。
珍しい呼び名ですが、葉がマテガイに似ていることから名づけられたそうです。
ちょっと見にはタイサンボクの葉に似ていますが、葉の裏が赤くないです。
シイ(椎) ブナ科の総称。
アジアに約100種類が分布し、日本はその北限です。
マテバシイと同類ですが、ちょっと形が違います。マテバシイはタイサンボクに似ています。
生臭い香りが強く昆虫がよく集まるそうです。
葉は同じブナ科のカシ類と比べ小さめで、つやのある深緑、葉の裏は金色がかっています。
果実(いわゆるドングリ)はやや小型で色が黒い。
果実の椎の実は、生でも食べられるが、軽く煎って食べるのが普通。
材は建材の他、シイタケ栽培に用いられています。
ウバメガシ(姥目樫) ブナ科の常緑広葉樹。
備長炭の原料として利用されています。和歌山県の県木。
樹形は、年老いた姥のようで、なめらかでなくごつごつした黒い幹をしています。葉は倒卵形で周辺には鋸歯があります。
樹皮には独特の縦方向のひび割れが出ています。高さは高いものだと20m近くまで成長するが、緑道のは5~6m程度の低木が多い。
ドングリの色は茶褐色。
材は緻密で硬く、水に入れると沈むそうです。
サンゴジュ(珊瑚樹) スイカズラ科の常緑高木。
初夏に小型の花がたくさん咲き、秋にはたくさんの赤い実がなります。それをサンゴに例えて名付けられた由。
なぜか、この緑道のサンゴジュの葉はみな虫にやられています。なんとかして欲しいが。
ヤマモモ(山桃) 常緑樹
名前の由来は山に生えモモの様な果実をつけることから。
枝先に葉が四方にまとまって茂っています。
緑道のヤマモモは結構高い木で、幹は太くなると灰白色の樹皮に覆われています。
古くなると縦の裂け目がでることが多いとか。
6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。果実はほぼ球形で暗赤色、表面に粒状突起を密生する。
タイサンボク(泰山木、大山木) モクレン科の常緑高木。
花期は5~7月頃。
葉の裏は毛が密生していて錆び色に見えます。その点がマテバシイと違うところです。
公園樹によく植栽され、放置すると樹高20m以上にもなるそうです。
よく分枝して剪定にも耐えるため、庭木として植えるところも多い。
モッコク(木斛) ツバキ科の常緑高木。
緑道の木はあまり背の高いものは見られませんが、大体は大木だそうです。
樹形は直立して、上で放射状に広がる形になりやすく、樹皮は灰淡褐色です。
葉は枝先に集まり、しゃもじ状。分厚く光沢があり、
日がよく当たるところでは葉柄が赤みを帯びるのが特徴。それが見分けに便利です。
7月ごろになると、直径2cmほどの黄白色の花をつけ、芳香を放つ。
ムクゲ(槿、木槿、無窮花) アオイ科の落葉低木。
今は葉もなく、箒を逆さにしたようなすがたです。
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花に欠かせないそうで、白、紫、赤などの美しい花をつけます。
朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開き、一重のもので2-3日。八重の長く咲くもので2週間くらい、一輪の花を楽しめる由。
根が横に広がらないため、比較的狭い場所に植えることができます。
ざっとこんなもんですが、新宿よりはまだ纏めていませんので、次回へ。